1年半前の初演時にはシアターサンモールでの公演だった、
この『LILIES』。
スタジオライフのメジャー化をつくづく感じました。
それはキャストにも言えることで。
ダブルキャストだったので、
私が観たこの回はとくに、だと思うのですが(笑)、
シモンに客演の大沢健くん、
ヴァリエに仮面ライダー(と思ってたら、違いました。
「忍風戦隊ハリケンジャー」だそうですm(_ _)m
ファンの皆さま、ゴメンナサイ(^ ^;;)で
人気沸騰・姜暢雄くんというトップコンビを配しての公演でした(*^ ^*)。
ストーリーについては一年半前のレポをお読みいただくとして(笑)、
キャストについての感想を行かせていただきたいと思います。
――ライフの皆さん、ゴメンナサイ、
やっぱり格が違うな、と思ったのが大沢健くんの演技。
実は結構噛んだりもしてたんだけど(^ ^;;、
でも感情の表出という意味では、感情と仕種がとてもリンクしていて、
だんぜん素晴らしかったです(*T-T*)。
なにげにツボだったのが、
自分の出番が終わって
(劇中劇、という形のため)舞台の端っこに座っているときに
自分の頬に流れる涙を手のひらで拭く仕種(*^ ^*)。
(ゴメンね、舞台のまん中に集中してなくて(笑))
姜くんは、…ファンの皆さんゴメンナサイ、
可愛かったけど、可愛かったけど、お尻も綺麗だったけど(笑)、
でもちょっとなよっとしすぎてたかな(^ ^;;。
大沢くんと身長が変わらないのはホンモノっぽくて素敵でしたが(笑)。
あと、声が割れてしまうのがどうにも残念。
熱演すぎて枯れてしまったのかと思ったら、
どうやらそういうわけじゃないらしい。
一番盛り上がるシーンで声を限りに叫んでるのに、
声が割れてしまうが故に、その言葉が通りづらくて…。
でも最後になればなるほど、感情の入り方がとても素敵でした☆
あと素敵だったのが、曽世海児さん演じるテイリー伯爵夫人。
伯爵夫人らしい高貴さのある態度と夢に生きる人の狂気と現実、
そしてなによりその品あるお顔立ち(*^ ^*)。
最後、ヴァリエに首を絞められて死ぬときの
ぐったり下ろす手のおろし方に、
思わず「美しい…」と
口を動かしてしまいました(たぶん声には出してないはず!(笑))。
ビロドー役だった舟見和利くんも、イヤな子役を熱演だったけど、
ごめんね、どうしても会社の後輩の男の子に見えてしまう…(笑)。
リディアンヌ、藤原啓児さんだったためか(?)、
どうもちょっとばかりイロモノっぽく思えてしまいました(^ ^;;。
だってお化粧怖いんだもん〜〜(笑)。
そのため、どう考えてもシモンがリディアンヌに恋をしたとも
思えなかったの。
言っとくけど、藤原さんの演技はとても素敵だったのよ。
ちょっと大地真央入ってましたが(笑)。
個人的には甲斐さんのリディアンヌも観たかったな☆
はすっぱなリディアンヌだという噂ですが(*^ ^*)。
それからね、ワタシ的に残念だったのが大人二人(^ ^;;。
ビロドー司教役の河内喜一朗さん、
私は基本的に彼のお芝居は好きなのですが、
彼ってとてもいい人、大人の物わかりのいい人、っていうイメージが強くて、
今回もとてもすべてを悟りきった人物像に思えてしまったのね。
だからこそ、少年時代のビロドーが言ってみればあんなに嫌な奴なのに、
こんな大人物になってるんだろうって、ちょっと分からなくて。
晩年のシモン、重松収さんに至ってはゴメンナサイ、
あの彫りが深くて何ジンだろうっていう感じの大沢健くんが、
こんなに純ジャパニーズになるとは思えない(笑)。
失礼しました(^ ^;;。
――なんか、
批判めいたことばかり書いてしまってゴメンナサイなのですが、
実際とてもよいお話だったんですよ(*T-T*)。
というかずしんと胸に響いて、
帰り道は思わず無言になってしまう、みたいな。
今日、ちょうどテレビカメラが入っていました。
もしかしたら『トーマの心臓』みたいにテレビ放映があるのかもです。
いろいろな問題があるため(笑・「気ち○い」って言ってみたりとか)
深夜ワクでしかやらないでしょうが、
よろしければ観てみて下さいませm(_ _)m。
fin
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