ジョニー・デップの大ファンである会社の後輩からの熱烈なオススメにより、
数年ぶり(爆)に映画館の門(ないけど)をくぐりました(*^ ^*)。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』、日本語にすると『カリブの海賊』。
わざわざ訳さないままのタイトルにしたのは、
訳すとねずみ王国っぽくなっちゃうからでしょうか。
やけにテンションの高いおにーさんが出てくる気分に
なっちゃいそうですよね(爆)。
実際ディズニーの映画だということを、
私はエンディングの画面で知りましたわ(^ ^;;。
ストーリーはあまり喋っちゃうとネタバレになっちゃうので簡単に。
カリブの総督の娘・エリザベス(キーラ・ナイトレイ)は、
子どもの頃に海上で助けた少年・ウィル(オーランド・ブルーム)が、
助けたとき身につけていた黄金のメダルを、
彼女の街で鍛冶職人になった彼への想いと同様、大切に持ち続けていた。
そんなある日、街がバルボッサ率いる海賊に襲われ、
なぜか黄金のメダルに執着する奴らにエリザベスはさらわれてしまう。
ウィルはちょうど街に捕らわれていた一匹狼の海賊、
ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)と手を組んで、
彼女を救い出そうとするが――!?
…というような話なのだけど、
ちゃんとすべてのネタが伏線となっていて帰結していくの。
やっぱりそういうのって心地よいよね!
ちょっとだけ展開が安易だったりするところもあって、
そこがディズニー映画っぽい気もするのですが(^ ^;;、
小ネタもちゃんとギャグとして機能していて、
ところどころ声を上げて笑ってしまいました(*^ ^*)。
しかもクライマックスでは、危うく泣くところだった。
面白かった!
中でもやっぱり特筆すべきは、
ジョニー演じるところのジャック・スパロウ!
「一匹狼」というと聞こえはいいけど、
けっこうへなちょこな性格や言動が満載で
彼の動き一つ一つから目が離せない感じ(*^ ^*)。
決してオカマなわけではないんだけど、
言ってみればクレアトールちゃん
(宝塚花組『レヴュー誕生』「クレアトールの苦悩」瀬奈じゅん)的
動きなのです(笑)。
妙にオーバーアクションだったりゆらゆらしてたり、
気がつくと口許に手を当ててたり(笑)。
もちろんそれで、ちゃんとカッコイイ部分もあるのよね。
「おお、カッコイイ!」と思わせておきながら、
でも今みっつ決まり切らないところが…
私の好きなへなちょこタイプだったのでございます(爆)。
それからウィル・ターナーを演じたオーランド・ブルーム。
『ザ・ロード・オブ・ザ・リング』を未だ観ていないワタクシとしては
(WOWOWでやった時、録画しそこなった(^ ^;;)、
基本的に「おお、ハンサムさん(*^ ^*)」という感想が先に立つのですが、
一般的な評価はいかがなものなのでしょう。
ナチュラルな二枚目さんでした。
そして、その昔観た『タイタニック』のローズ(だったっけ?)のように、
やっぱり「別にあなたには助けいらないんじゃ」と思わせるくらい
とても強いお嬢さんだったエリザベスのキーラ・ナイトレイ。
コルセットに締め付けられて気を失ったりもしたけれど、
敵とも同等に戦うし、一人で戦地に乗り込んだりもするし、
本当の二枚目英雄はこちらではないかと思います(爆)。
ああ、書きたいことは多々あれど、
本当にネタバレになってしまうのでやめておきます(*^ ^*)。
あ、でも一つだけ観る前に忠告。
あのエンディングのタイトルロールを観ずに帰ってしまう方も
多いと思うのですが、
ちゃんと最後まで観ましょう☆
小粒ながら「むむ!(>_<)」と思わせる、おまけ映像がついています。
でも本当に、
映画ってお金たくさん使えて(というかハリウッドが、か…)いいなあ。
これだけのお金と人と才能とを使ってれば、
そりゃあスゴイものが作れるよね〜。いいなあ〜。
…と、普段、脚本に編集さえ入っていないと思われる舞台(爆)ばかりを
観ているワタクシは、うらやましく思うのでございました(*T-T*)。
fin
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