2003年12月10日 19:00開演
『アンサンブル・プラネタ 
クリスマス・コンサート

於 東京オペラシティ コンサートホール

   
昨年末は紀尾井ホール、
そして今年はオペラシティ。
彼女たちも着々とメジャー化しているようです。
4枚目のCDもポニー・キャニオンから発売されたし、
そういえば、どこかのTV番組のエンディングテーマも歌っているそうな。

「天使のア・カペラ」と銘打たれた5人のヴォーカリストによる
女性アンサンブル、「アンサンブル・プラネタ」。
今年も聴きに行くことができました(*^ ^*)。
相変わらず透明な歌声でホールを包んでくれていたです。
…それにしてもオペラシティのコンサートホールを満員にするのは
けっこう大変なこと。

そのオペラシティ、タケミツメモリアルには初めて入ったのですが、
私の合唱団がよく使っているリサイタルホールと同じ、
木が表に出てきている作りのホールで、
残響の残り方が柔らかくてとても素敵でした(*^ ^*)。
クラシック音楽専用のホールなんですよね。
いつか、ここで歌ってみたいなあ。
気持ちいいだろうなあ。

さてさて、デビュー3年目だという彼女たち。
一曲目のバッハ=グノー『アヴェ・マリア』はちょっと緊張していたのか
???と思うようなハーモニーもあったりしましたが(^ ^;;、
そのあとはとても素晴らしかったです。

私が中でもうっとりしたのは
グリーグの『ソルヴェイグの歌』、
カッチーニの『アマリッリ』、
そしてバッハの『G線上のアリア』でした。
最近、個人的に「音楽と私」について考えてしまっていることもあり、
気づいたら涙ぐんでいる自分がいてドキドキ。

あとは『ブラック・イズ・ザ・カラー』が良かったなあ(*^ ^*)。
去年のコンサートレポで私が「お芝居がかった歌声のMezzo」と
評していた方(たぶん、村田悦子さん)がメロディを歌っていたのですが、
そのドラマティックな歌い方がとても素敵だった☆
惜しむらくは「the」を「ザ」と歌っていたことね(笑)。
(以前、『メサイア』を歌ったときに、
先生から「ザ」とだけは言うな、それくらいだったら「ダ」と言え、
ときつく言われていたのです(>_<))
タイトルも「ザ」と書いてあるくらいだから仕方ないけど。

ああでも本当に惜しいのは、
マイクのエコーを効かせすぎていたこと。
最後なんてハウリング起こしてたし(^ ^;;。
ちょっと残念。
彼女たちの、マイクなしの本当の響きを聴きたいものだなあ…。

今年の年末も、
いろんなところで彼女たちに会えそうです。
TVで見かけたら、聴いてみて下さい☆

fin