つい最近知った、
ア・カペラで主にクラシックの曲を歌う女声アンサンブル。
CDを聴き、そのまっすぐな透明な声質にときめいていたのですが、
彼女たちのコンサートに行くことができました。
実は初めての紀尾井ホール。
クラシック音楽を長年やってる人間とは思えません(^ ^;;。
四ッ谷駅から上智大学の脇を通っていったのですが、
ちょうどクリスマスシーズンで、
とても素敵にライトアップされてました(*^ ^*)。
いいなあ、上智の学生さん。
今まで聴いていたCDは4人組だったのですが、
その後メンバーの入れ替え・追加があったらしく、
4人もしくは5人での素晴らしいハーモニーを聴かせてくれました(*T-T*)。
パートわけとしては、Sop.2or3人、Mezzo.1人、Alto1人
(聴いてた限りでは)。
残念ながらそれぞれのお名前と顔を一致させることはできませんでしたが、
Sop.の、一番右で歌ってた髪の茶色くてふわっとした女性の声が
まさしく天使の歌声で、
「こんな声を出せるようになりたい!」と素直に思わせました(*^ ^*)。
最近宝塚の歌ばっかり聴いて、
喉で押す癖を付けてしまっている私にとって、
彼女の声はとてもいいリハビリ(笑)。
彼女の左隣で歌ってたSop.の方はそれよりドラマティックな歌声。
その隣がAltoの方でしたが、ちょっとタカラヅカ寄り(笑)。
その左がMezzo.の方。彼女も、お芝居がかった歌声でしたね(^ ^)。
一番左は途中から入ってきてオブリガートを務めたSop.の方。
本当に皆さん、
音大卒業生らしいベルカント唱法(オペラみたいな歌い方)ではなく、
とてもまっすぐな、清楚な歌声で素敵でした(*^ ^*)。
しかもとっても正確なので、はっきりとした音階が見えるの。
殆ど彼女たちが出した2枚のアルバムCDの中に
収録されていた曲だったのですが、
私が一番惹かれたのはカッチーニの「アヴェ・マリア」。
これは私にとって、
Studio Lifeの「トーマの心臓」を思い出す
(そのお芝居の中でテーマ的に使われた)曲です(*T-T*)。
「トーマ〜」を観た後、作曲者名を知りたくて
(歌詞から「アヴェ・マリア」だということは分かっていたので)、
楽譜屋さんで「アヴェ・マリア」と名の付く楽譜を片っ端から調べたくらい、
好きな曲。
その透明で切ないイメージが強いんだけど、
女声5部への編曲もとても素晴らしくて、
ブルーグレーのカーテンが会場中を包んでいるように見えたほど。
楽譜がほしいと思わされました(*^ ^*)。
そしたら誰か5人集めて歌っちゃうのに(笑)。
それからスカルラッティの「すみれ」も
愛らしい透明さにあふれていて素敵でした(*^ ^*)。
スペシャルゲストでRIKKIさん
(奄美大島の歌姫。久石譲のお気に入りらしい)が来ていたけれど、
私としては別に…という感じだった(^ ^;;。
わざわざコラボする必要性が感じられなかったというか。
彼女の歌、島唄を聞く分にはきっと素敵なんだろうと思うんだけど。
それは私が東議秀樹を好きになれない理由に相通じるものがあります(笑)。
でも本当に素晴らしいコンサートだったのに、
唯一許せないことが。
それは客席の、ある男性。
どこにいるかは知らないけれど、
第二部最後の「主よ 人の望みの喜びよ」を歌い終わった瞬間、
その男の人はまっさきに大拍手! そして「ブラボー!!」と叫んだのです。
――ていうか、
まだ会場中に残響が残ってるじゃん!!!
音消えてないじゃん!!!!!
なにが「ブラボー!」だ!!!!!!
聴いてるのか、お前!!!!!!!!!!
第一部の一曲目が終わったときにも
(たぶんそいつだと思われる)飛び出し拍手があり、
いや〜んな気分になってたのですが、
次の曲からはそんなこともなくなり、
あ、よかった、反省したんだ、と思ってたんですね。
なのに! よりによって!!
しかも、その曲、本当に素晴らしいハーモニーで、
声の軌跡が見えるくらい
会場中をしっかりした透明な和音が取り巻いていたというのに!!!
それに比べたら、
カーテンコールで出てきた彼女たちに向かって
声をかけた女の子二人組のほうがぜんぜん理にかなってるよ!
とても微笑ましく見られたもの。
クリスマスということで、
アンコールは「荒野の果てに」。
これの編曲もとても素敵でした(*^ ^*)。
やっぱりアンコールはみんなリラックスして歌ってるので、
より伸びやかで楽しげでしたよ☆
年末、12月24日、15:00〜深夜までのBSハイビジョン&BS2での
生放送「世界のクリスマス」(だったかな、タイトル忘れた)に
出演されるそうです。
皆様、機会がありましたら、ぜひ聴いてみて下さいませ(*^ ^*)。
幸せな、満たされた心地になること間違いなしでございます。
fin
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