ありがとう、ジャニーさん!!!
絶対観られないだろうと思っていた『SHOCK』。
いろんなところで嘆いていたら、
なんと光ちゃん(堂本光一)ファンのFさんが譲って下さいました(*T-T*)
ありがとうございます!!!
本当は『TAKARAZUKAの宴』に書こうかと思っていたくらい、
私の興味は
宝塚から外部出演で参加する樹里ちゃん(樹里咲穂)にありました(笑)。
でも、実際見終わっての感想は、
やっぱりジャニーズだからこそできるショーエンターテインメントだな、と。
なので、このページに書くことにしました。
STORYは、見る前からFさんが
「どうしようもないストーリーですけど許して」と
何度も念を押すくらい(笑)、はぁ〜? なものでした(爆)。
簡単なあらすじ(これから観る予定の人は飛ばしてください)。
ブロードウェイで酷評され自ら命を絶った兄(堂本光一)の夢を
受け継ぐコウイチ(光一・二役)率いるミュージカルカンパニーが、
いろいろな事故を起こしつつ何とか東京公演千秋楽の幕を下ろす。
しかも次の京都公演に向かう途中、
カンパニーの二番手(?)であるツバサ(今井翼)がバイクの事故で
二度とダンスが踊れないと言われるほどに足を痛めてしまった。
そんなときブロードウェイから招聘がかかり、
ツバサを心配する亡き兄の妻サキホ(樹里咲穂)を置いて、
コウイチやジュン(秋山純)たちはブロードウェイへ向かう。
ブロードウェイでの公演は
ボーイキュート(樹里・二役)などの力も借りて、大成功!
ツバサも兄の幽霊(?)に後押しされて歩くことができるようになり、
カンパニーに戻ってくる。
そしてコウイチは、一連の事故の謎を解く。
すべては現在サキホと結婚し、リョウ(錦戸亮)という子供まで持つ
マネージャー(今拓哉)が仕組んだことだった…!
悪が露見したことで狂気を現しはじめたマネージャーは
コウイチを殺そうとするも、
それを助けようとしたリョウがマネージャーを撃ち殺す。
コウイチたちカンパニーは日本に戻ることにするが、
サキホとリョウはブロードウェイに残ると告げた 。
…帝国劇場に帰ってきたコウイチ。サキホが初日の祝いに駆けつける。
――なんか、上手いなあ、私(笑)。
それらしく見えるじゃないですか(笑)。
実際はこれらの流れの間にいろいろなショーシーンが入ったりするので、
もっと訳分かんなくなってます(爆)。
でも、これは「ミュージカル」ではなく「SHOW劇」なのですよ。
ショーを観るんだと思えばぜんぜん腹も立たないし、
それどころか、客を楽しませようという心意気が満載で、
本当に楽しめました(*^ ^*)
というわけで、一つ目の「ありがとうジャニーさん!」
とはいえさすがにいろいろ突っ込んだよ、心の中で(笑)。
多くは語らないけど、三つだけ言わせて!
劇中劇の一つ目「新撰組」。
…沖田総司に「祇園の女」はいないだろう(^ ^;;
土方歳三なら別としても(笑)。
劇中劇の二つ目「ハムレット」。
「舞台を日本に代えて」と言われた瞬間、
私の頭の中には「江戸狂言『冬物語』」が駆けめぐりました(笑)。
コウイチがお兄さんのお墓に行くシーン。
光ちゃんが墓を盛ってる土を二つに、
まるでモーゼのように開けてしまったときには
シリアスなシーンにもかかわらず肩を震わせてしまいました。
しかも、中の棺桶を開けた途端、舞台中央に花が落ちてきて、立つ!(笑)。
それを少年(コウイチたちの少年時代のイメージなのでしょう)たちが
摘んでいくんだけど、それどうよ(笑)。
さらにそれを上手花道の壁に掛かったコウイチの兄の顔の画像が、
まるで鏡の精のように見下ろして喋る! コワイ!(笑)
ふう。結局長くなってしまいましたが(笑)。
でも、光ちゃんの宙づり(何回やってるんだろう? すごいたくさん)を
はじめとして、とてもスペクタクルだし、舞台装置にはお金かかってるし、
なによりジャニーさん、演出楽しそう(*^ ^*)。
本当に楽しかったです。
楽しかったことの理由のもひとつに、アドリブがあります(*^ ^*)。
けっこう自由に喋れる時間があるらしく、
いろいろ面白いことを言ってました(*^ ^*)。
しかも初回の人でも分かるようなアドリブなので、楽しいの。
樹里ちゃんまでも、(どうやらネタを準備して?)アドリブ(*^ ^*)。
ブロードウェイに車でやって来たカンパニー。
車の一部を分解すると鞄や荷物になっている、という繋がりだったのだけど、
ひとり、ジュンは車のハンドルを持ってたのね(笑)。
それを突っ込まれて、ジュン「これを背中につけて巻くと元気になる」。
「そうか〜」と受け取ったコウイチ、ボーイキュートと目を合わせる(笑)。
樹里ちゃんも狙われてるのに気づいていたのか、
「よっしゃ!」と気合いを入れ、光ちゃんもびびるほど(笑)。
そして、背中に取り付け(?)、ぐるぐるねじまきのように巻きます。
その様子もえっちらおっちらしていて可愛かったのだけど(^ ^)、
その後の樹里ちゃん!
突然怪しげな中国人になり(笑・光ちゃんたちはマギー史朗と言っていた)、
手品をしはじめた!
「この縦縞のハンカチを、このようにくしゃくしゃと丸めてひらくと、
…はい、横縞になります!」(場内大爆笑&大拍手!)
毎回違ったことやってるのかしら、このシーン。
さらに笑ったのはブロードウェイでの初日のあと、
その舞台で使った曲(コウイチの兄が作った曲)の著作権は我々にある、
と人々がやってきたとき。
その人が台詞を間違えたかなんなのか、
「歌ってはいけないよ?」と半疑問形な口調で言ったのが
客席&カンパニーみんなのツボに入ってしまい大爆笑。
ホントは笑っちゃいけないシーンなのに、
光ちゃんや樹里ちゃんも含めてみんな
顔を舞台の後ろに向けて笑っちゃってました。
しかも、それはあとのシーンにまで引きずられ、
たとえば、ツバサが元気になった証拠を見せようとしたときに、
ジャケットを脱いだら赤いTシャツの背中に、ハンドル模様が(笑)。
これもアドリブなのかな、光ちゃんが突っ込んでたんだけど、
そのときに「真似をしてはいけないよ?」(笑)。
そのほかでもいろいろと「〜してはいけないよ?」とか「〜だよ?」とか、
ずっと引きずり、「MYブーム」と嬉しそうに言ってました(笑)。
果ては樹里ちゃんまで、
「その花束、飾ってもいいよ?」(笑)。
ずっとこんな調子で、本当に樹里ちゃん、楽しそうだった。
ジャニーさんもとてもいい役を付けてくれたし、
ジャニファンもとてもイイ感じに受け入れてくれたし、
カンパニーのみんなも「楽しい姉さん」って感じで慕ってくれてたし。
それが嬉しかったなあ(*^ ^*)。
お芝居の途中で笑ってしまって、
台詞が言えなくなるほどの樹里ちゃんなんて、
今まで見たことなかったかも。
まあ、そういうのが許される「SHOW劇」だから、
っていうのはあるでしょうけど。
でもそれにしても扱いが良かった!
『レプリーク』だったか『DUET』だったかで
樹里ちゃんが着ているお衣装が25着、と読んだんですが、
ホントにすごかった!
滅多に見られない肩出しドレスからかっこいいスーツまで着ているし、
扱いも言ってみれば本当にヒロイン、もしくはW二番手。
だって、ジャニーズの名曲『アンダルシアに憧れて』を
光ちゃんや翼と一緒に歌い踊っちゃうんだよ?
めっちゃくちゃかっこよかった…(*T-T*)
それに『ニューヨーク・ニューヨーク』を大階段もどきでソロ。圧巻です。
ああ、樹里ちゃんがディナーショーやるのだったら、
これらをまた歌ってほしい…(*^ ^*)
同じ客演としてちょっと今さんに申し訳ないくらいの扱いでした。
これが二つ目の「ありがとうジャニーさん!」
もちろん、光ちゃんや翼も良かったです(^ ^)
そういえば一時期私、KinKiのファンクラブにも入ってたよね…。
ドームでしかコンサートをやらなくなってしまったので
やめちゃったのだけど。
久しぶりにナマで観た光ちゃんは、
みずからを「白馬の王子! 堂本光一です」と名乗っちゃうほど、
ますます素敵でございました(*^ ^*)
翼くんも。
私の中の彼のイメージはまだ小学生の頃の、
こ汚いガキんちょ、というものだったのですが(笑)、
いっぱしのジャニーズになっていて、
しかも歌も(口パクとはいえ)けっこう上手くてびっくりしたです。
それから秋山純くん。
彼も「濃い顔」(笑)としかイメージなかったのだけど(^ ^;;、
そしてそれは今日もネタにされてたけど
(樹里ちゃんにまで「激しい顔が移る」と言われてた(笑))、
劇中劇の口上とかとても上手くて、
それに大きいからダンスも見栄えがして、
彼は(いくつか知らないけど)これからミュージカル界で
生きていけるのではないかと思いました(*^ ^*)。
ちょっと応援しようと思った。
あと、気になってたのが錦戸亮くん。
今まで名前は知ってたけど、顔と一致してませんでした。
ちょっとタッキー(滝沢秀明)似じゃない?
可愛かったわ(*^ ^*)
というわけで、ひさしぶりにジャニーズが堪能できました(*^ ^*)
三つ目の「ありがとう、ジャニーさん!」
そうそう、今日は水曜日で宝塚休演日、ということもあってか、
上手5・6列目あたりに、ジェンヌさんがたくさん来てました。
私が分かったのは、
成瀬くん(成瀬こうき)、かしげちゃん(貴城けい)、美郷真也さん。
あとは下級生らしく分からなかった。
いっしゅんあさこちゃん(瀬奈じゅん)かな? と思う顔もあったけど、
考えてみたら髪の色が今は黒いはずなので違う人だ…。残念。
fin
|