2001年5月6日
『ショコラ』(ラッセ・ハルストレム監督)
有楽町プラゼールにて

白馬に乗った王子様(TAKARAZUKAの宴参照(笑))を見たあと、
サヨナラパレードまで時間があったために見た映画。
(だって、千秋楽なんて見られないもん…)
でも、おかげで王子様(=オスカル)からこの映画まで、
ずっとフランス漬けとなりました(*^ ^*)

さっき見た王子様の衝撃が強すぎ、
うまく映画の世界に入り込めるか不安でしたが(^ ^;;、
そこはやはりアカデミー賞に5部門もノミネートされるほどの作品、
笑い、泣き、とても素敵な2時間1分を過ごせました。

何よりこの作品の(私にとっての)テーマが最高!

「誘惑にうち勝とうなんて無駄なことはしてはいけない」
…私の生き方は間違っていなかった!!!(爆)

舞台は1950年代のフランスの片田舎。
戒律を守ることそのものが目的となっている
敬虔なクリスチャン・レノ伯爵(アルフレッド・モリーナ)が治める村に、
謎めいた母子がやってくるのね。
母親であるヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)は教会に来ない上、
四旬節の断食中というのにチョコレート屋さんを開いて
村人を誘惑する(笑)。
戒律を守って他のものを排除するだけじゃ満たされない心が
ヴィアンヌが来たことで変わっていくわけです。
まあ、それにはいろいろあるんだけど、それは見ていただいて。
ラスト、いろいろセコイ手を使って(^ ^;;
ヴィアンヌを追い出そうとしたレノ伯爵も結局誘惑に勝つことができず、
ヴィアンヌの店のショーウィンドーで
チョコレートまみれになってしまいます。

その時のとても恍惚とした表情(*^ ^*)。
「勝った!」と思いました(笑)。
誘惑とはうち勝つものではなく、仲良くしていくべきなんだわ。
今日の教訓。

サブ感想。
ヴィアンヌはチョコレートを売るため(?)に占いをやるんだけど、
「何が見える?」と回した占い盤を見て、
あるおばさんが答えたセリフ
「白い馬に乗った女性」には吹き出しちゃった。
…ついさっき、見てきたよ、私も(笑)。

とてもおいしそうなチョコレートがたくさん出てきたので、
終幕後私達は、トワイニングティールームで
ホットチョコレートを飲みました(*^ ^*)
しあわせ〜。
ただ以前あの店にはミント入りのホットチョコレートが
あった気がするんだけど、見つからなかった…。

fin