帯広 2025
旧国鉄広尾線・幸福駅入り口にあるモニュメント
2025年の2月に生家の隣家の人の訃報を聞き百箇日忌を過ぎたタイミングで帰郷した。
秋には従兄弟の三回忌だが秋は台風シーズンなので天候が安定している6月初旬に線香をあげに行くことにした。
本当は5月の方が良かったのだが予定が有って一週間延ばした。
6月7日(土)の朝8時、家人に駅まで送ってもらい、予定では8:33分の新幹線に乗るつもりだったが一本早い8:11の
あさまにした。
特急券を買う際に券売機で切符も一緒に買うか訊かれたので、東京まで往復で一緒に購入。
東
京から山手線で浜松町に行き、そこからモノレールだが浜松町で改札を出ようとしたらゲートが閉まってしまい、清算しようとしたらエラーで改札に回れと言わ
れ、改札口の窓口で清算しようと思ったら、同じ料金だから差額は不要だが次からは浜松町まで買うようにと注意されてしまった。
新幹線の特急券を買う際に東京まで乗るので、何も考えずに東京までとしてしまったが別に買うかSUICAにしておけば良かったか?
浜松町でモノレールに乗るのに既に入線していたが次の便にした。これに乗れば空港快速だったので早く着いたのだが...
次の便は各駅停車のせいで空いていた。
羽田に着いて早速手荷物を預けるが、昨今はセルフサービスというかカウンターに行かなくて自分で操作する。
カウンターに行っても良いのだが機械が有るのでやってみた。
タッチアンドゴーなのでバーコードを読ませてから手荷物をベルトコンベアに載せるのだが上手く取り込まれない。
そのうち見かねた係員が来てやってくれて無事に受け付けてもらえた。
慣れない人はカウンターで預けた方がスムーズに行くかもしれない。(苦笑)
保安検査も金属探知機で引っ掛かり、もう一度通ってと言われ二回目は問題無し。何が問題だったのか??
空港の中で昼飯におむすびを二個とペットボトルの水を買う。
おむすびも1個が250円とか280円と高い。
それほど高級な具が入っているわけでもないが、昨今の米の高騰と場所代のせいか...
それにしても搭乗口が遠いこと。搭乗口は17番だが北ウィングの保安検査場から入って延々と歩く。
動く歩道が有るとはいっても荷物を背負って歩くので汗をかいて、行くまでに疲れてしまう。
搭乗口に着いてやることも無いのでボンヤリと飛行機を眺めて時間をつぶす。
機体はボーイングの737-800という小さめ。昔はJASしか運行していなかったのでエアバスのA300とかA300-600Rといった300人級の機体だったが、昨今はJALとADOの二社が入っているため機体が小さくなってしまった。
席は18Cという左側の列で通路側。比較的前の方なので一番最後に乗り込む。
この席は左側は窓が無く、右側の席しか外が見渡せなかった。後で調べたら18の列の左側は唯一窓が無い仕様だった..
どうせ上空に上がってしまえば雲しか見えないから窓が有っても意味が無いが...
11:15発、12:50着のJAL575便だがほぼ満席のせいか少し遅れて離陸。
帯広空港には10分ほど遅れて到着。通路側なので荷物を出すのも降りるのも早い。
手荷物が出てくるまでトイレに寄ってから手荷物を受け取りレンタカーのカウンターに行く。
今回はニッポンレンタカー。料金をケチって軽にした。
普通車(コンパクト)と比べて千円くらいの差しかないのでメリットは少ないのだが...24時間で7,700円。
スズキのスペーシア カスタム ハイブリッド
レンタカーはスズキのスペーシア、ハイブリッドだった。昨年は函館ナンバー、今回は札幌ナンバーと地元ではないナンバー。
走行距離が200km程度という新車。
しかしナビが使いづらいというかメニューが直感的に使えない。
パーキングブレーキも電動式で面食らってしまった。
スライドドアもノブを操作すると自動で開閉するのだが、知らずに手動だと思って開閉しようと思い、思ったように開閉せずまごついてしまった。
レンタカーもクラスは選べても車種までは選べないので困ったもの。
昨今はハイブリッド車が殆どでシフトパターンが普通のガソリン車と違ったりして慣れるまでまごつくので嫌なのだ。
幸い、これは普通のシフトパターンだったので違和感は感じなかったが..
空港から生家の隣の家に到着予定の時間を連絡。奥様が亡くなったのに女性が出たので、誰かと思ったら娘さんが来ていたとのこと。
2時頃になると連絡して向かう。
空港を出て幸福駅方面に向かう。昨年も来ているのでナビは無くても走れる。
幸福駅には寄らず、大正まで行って19号を左折。この辺りは勝手知ったるコース。
19号と西三線の交差点の脇に有った中村商店は知らぬ間に閉店していて、ジュース類の自販機と郵便ポストしか無かった。
喉が渇いたのでジュースを買って飲む。
この辺りでの唯一の店だっただけに近くの人は買い物に行くにも大正か川西まで行かねばならず不便になったと思う。
19号から西三線に入り21号を右折、昔はここに私も通った小学校が有ったが今はグラウンドと体育館しか残っていない。
神社の脇に有る家に寄る。相変わらずワンちゃんが鳴いて出迎えてくれる?
ご主人が耕運機で畑仕事をしていたので挨拶し、手土産を渡して奥さん(実家の跡取り)とも久し振りに話してくる。
それから西四線に入って生家の隣の家に寄って線香をあげさせてもらって話をしてくる。昔は舗装されておらず砂利道だったが、今はこの家の所まで舗装されている。
帯広を離れて55年も経っているが昔からの付き合い。お墓に寄る前に必ず寄って行く。
それから墓参り、お世話になった集落の人のお墓を探していたら叔父と兄がやってきてお墓を教えてくれたので手を合わせてきた。
その足で同級生の実家とか家人の同級生の家にも寄ってきた。
それから従兄弟の家に向かうがナビが取説を見ないと判らない代物で途中まで行ったものの判らず、最後は持参したポータブルナビを出して探すが家が判らず近くをグルグルと回ってしまった。
たまたま家の外に従兄弟が居たのでなんとか到着。叔母も96歳とかで随分と歳を取ったものと思う。
その後でお墓で合流した叔父の所に寄って兄夫婦、先ほどの叔母と従兄弟が集まって夕飯をご馳走になってきた。
宿に向かう途中で電話が有り、見たら宿からだった。予約の時点で6時に着く予定としていたのだが7時近くになってしまい、連絡するのを忘れていたので謝罪し向かう。
それにしても宿代も高くなったもの。昨年は一泊朝食付きで6千円台だったのが今回は8,400円...
宿に着いてから近くに有るコンビニ(セイコマート)に行っておむすびとビール(サッポロクラッシックの限定版)等を買ってくる。
北海道に来た時は必ずといってサッポロクラッシックを買って飲むことにしている。
それから風呂に入る。ここはモール温泉だったか? 茶色いお湯でヌルヌルする湯。
風呂から上がってビールを飲んで早めに寝たが何回も目が覚めてしまった。
枕が変わると寝られない体質なので困ったもの。
翌朝は8時に出発。兄の所に寄って土産を渡してから動物園に行こうと思ったが通りすぎてしまい、グリーンパークの方に行ってしまった。
グリーンパークではパークゴルフだったか?やっていたが一寸だけ見て動物園に向かう。
動物園に着いて南門の駐車場から入場料420円を払って入る。
左手に観覧車等の遊具を見て入ったが、その後6月20日に観覧車の整備をしていた作業員の方が機械に挟まれて亡くなるという痛ましい事故が発生したとのこと。
しかし思ったよりも暑い。入場料は帰宅してホームページを見たらシニアは半額で入れたとのこと。
ある意味、ふるさと納税?普通の料金を払って入ってきた。
帯広動物園の南口付近
最初はキツネやタヌキの居る所から見に行った。子供の頃、この辺りは独特の臭いがした記憶が有るが変わっていなかった。
暑いので駆け足?で見てまわる。
キリンは居るが象は居なかった。(昔は居たとのこと)大きな物はバッファローくらい、ライオンは寝ていた。虎はマレー虎とのことだが近くで見たせいかライオンよりも迫力があった。
カバやサイ、ワニ等は居ない。爬虫類は好きじゃないので見なかった。キリン(アミメキリン)は見たがシマウマは何処に居たのか分からず。
小動物も行くのが億劫になって見ず。アザラシはゴマフアザラシ? 一頭だけ寝そべっていた。
ビーバーは夜行性? 見えなかった。馬は蹄鉄でも直していたのか柱に縛られて?ポニーか何か小型の馬やラマ等を見た。
エゾシカはケガ防止のせいか角の先が切られていた。氷雪の家(植村直己の記念館)も久々に入ってきた。
植村直己記念館
遊具も有るが子供連れでもないので何も乗らず。小一時間覗いて出てきた。
それから幸福駅に向かう。当初は紫竹ガーデンにも行こうと思っていたのだが暑くて疲れたので止めた。
途中、愛国駅が有ったが今回は寄らず。幸福と違って土産物店が有るわけでもないので周辺は閑散としている。
去年は寄ったが今年は寄らずに幸福に向かう。
大正を19号から来たときとは反対方向に曲がり、ナビのいうとおり? 向かうが途中でメインの通りではない畑の中の道みたいな所を走ったりして到着。
土産物を見るが特に欲しい物も無く、愛国から幸福の切符220円と不苦労(ふくろう)のストラップだけ買った。
この切符、額面は220円なのだが空港だと250円くらいで売られていた。
駅舎も中には入らず。相変わらずキップ等が貼られている。
客車も二輌有るが今回は中には入らなかった。
旧国鉄広尾線・幸福駅舎
幸福駅を後にして中札内に向かう。ナビも道の駅に設定して途中のスタンドで給油。100km弱しか走っていないので2リットルも入らず。申し訳ない気分。
道の駅の反対(道路を挟んで反対側)にある100円ショップで扇子と小銭入れを買った。
小銭入れを持って行かなかったのでズボンのポケットに入れたりしてジャマだったので...
道の駅で甘納豆等の土産を買い、レストランで昼食。
12時過ぎに出て空港に向かう。途中、中札内の物産店で土産を買って、レンタカーを返す時間が1時半なので1時過ぎには到着して返却した。
飛行機の時間を考えるとレンタカーの時間も半端になってしまう。
夜は走らないので駅まで行って朝借りた方が有効に使えるのだが、コースが市内に行く前に墓参りに行くパターンなので効率が悪いが仕方ない。
空港に着いて一休みし、手荷物を預ける。帰りもJALで574便、15:15発17:00着の便。席は行きと同じ18C。
基本的にJALとADOの二社しか入っていない路線(夏のシーズンには臨時便で他社も入るが)なのでカウンターで受け付けてもらう。
B737-800 とかち帯広空港
保安検査に行こうと思ったが前便に乗る人が列を作っていたので居なくなるまで土産物を買ったりして待つ。
保安検査待ちが空いたので検査場を通過。今回は問題無く通れた。
出発ロビーで1時間以上待つ。乗る順はグループ5なので最後。慌てることはないのでジュースを飲んだりして待つ。
JALからのLineでは当初は搭乗口が2とのことだったが、行ったら表示が無い。もう一度最新情報を確認したら3に変わっていた。
普通ならJALは3番搭乗口なのだが、何故か最初のメールでは2番になっていた...Lineに登録しておいたらLineで色々と情報が届くので便利だった。
土産物も追加で買おうかと思ったが荷物を増やしたくないのと、「わかさいも」でも買おうかと思ったが他に食指の動く物が無かったので買わず。
搭乗時間になって乗り込んだら荷物を載せる所が無い。
グループ5なので一番最後、通路側の席なのでノンビリと行ったらキャリーケースのような大物を機内持ち込みにしているから置くところが無く仕方なく座席の下に置いた。
今までこういう経験はしたことが無く、初めてだった。今回もほぼ満席、予定よりも遅れて出発。
羽田に着いて手荷物が出るのを待つ。預けるのが早かったので最初の方に出てきて助かった。
昨今は帰りは京急で品川まで行くのだが疲れたのと荷物が有るのでモノレールにした。
今回も前便が空港快速だったせいで各駅停車は空いていた。第二ターミナルから来るので混んでいる場合も有るのだが、空港快速に乗った人が多かったとみえて座れた。
浜松町から東京まで山手線に乗り、切符が東京までだったので一旦改札を出て
SUICAで入り、新幹線に乗ろうかとも思ったが各駅のグリーン券を買って乗った。
グリーン車の停止位置を探すためホームを歩き回り、一本遅らせて出発。
座って熊谷まで。
上野東京ラインになってからというもの、昔のように上野始発なら並んでいれば確実に座れたものだが不便になってしまった。
帰宅したのは8時前。暑いのと夕飯を食べなかったのでお腹が空いてしまった。
飛行機は乗るまでが大変。電車は時間が掛かるし困ったもの。