Netscape Communicator 4.04ja
(Add. 1998.12.1 4.5ja)
Now  4.78ja

インターネット関係の雑誌を見ていたらNetscapeとMicrosoftのシエアはすっかり逆転してNetscapeのユーザー
というのは40%くらいだったか??
(WINユーザーだと、もっと少ない気がするが、考えてみればMACのユーザーだとNetscapeが未だ大半を占めている筈だし...2002年現在では1割にも満たないか?)

「ブラウザ戦争」とか言っていたが、Microsoft Internet Explorerとのシエア争い。
MSのえげつないIEの無料配布とかOSと抱き合わせによるNetscapeへの締めつけによるものと思っている。
何故、金を出してまでNCを買うのかと聞かれそうだが、最初に買ったパソコンに標準で付いていたのがNetscapeのNavigatorだったのと、当時ホームページ作成の参考書によるとIEよりもNC(NN)の方がセキュリテイがしっかりしているということと、トラブルも少ないとのことであり、長い間、Netscapeがブラウザの標準だったのだ。
Microsoftの無料配布戦略のせいと開発費の増大によりNetscapeの収支は赤字だそうである。
個人的にはMicrosoftの独占にならない様にするためにもNetscapeには頑張って欲しい。
2002年現在はNCも7になっているが、未だに4.7が好きで4.78を愛用している。
IEに特化したスタイルシート等は位置ズレとか表示が正しくされない等の不具合は存在するのだが..

IEは現在でもセキュリテイホール等の重大なトラブルが発生している。無料だけどリスクの有るソフトと有料(当時)だがリスクの少ないソフトのどちらを選ぶかである。たしかに現在のIEは機能も充実しているので、わざわざ金を出してまでNCを買う必要は無いかもしれない。
更にはNCもブラウザのみ(Netscape Navigator)は無料でダウンロード出来るようになったので、ネットサーフインのみの人には朗報であろう。(メールやホームページ作成の機能は付属していないが他のメーラーやホームページビルダを使っている人にはかえって、こちらの方が有り難いかもしれない)
1998年4月現在ではNavigatorおよびCommunicatorのStandard版は無料になっている。
2002年は7が出
ているが、私のようなヘソ曲がりな人間以外はIE6を使っていることだろう。
中にはOpera(オペラ)というのを使ってい
る人も少なからずいるかもしれない。

ブラウザだけならIE4(IE5〜6)で必要にして充分かもしれないが、私の場合ホームページを作成するのに文章の入力においてIE4に付属のソフトや大半の市販のソフトでは漢字確定時の改行キーの打鍵により改行するので、使い勝手が極端に悪化し我慢できないのである。
改行キーを押しても確定だけで改行しないのはNC4のComposerなのである。
これは漢字変換に対する考え方の違いであり、だらだらとカナを入力しておいて一括変換する方式と、文節で逐次変換する方式との差であり、前者が圧倒的に多いようなので、その影響だと思うのだが..
(実際にはクラリス・ホームページも改行キーを押して確定しても平気なのだが、イマイチ好きになれない部分が存 在するので使っていない)
最近(IE4付属)のFront Page Expressでは日本語入力は改良されて、上記の問題は改善されたようである。

インターネット関係の雑誌にNetscape Communicatorの4.04jaが2月6日に発売という情報が有ったが、発
売日には置いてないかもしれないのと、夜勤明けで疲れていたのでパスして本日購入。

定価はオープンプライスだが売値は3.440円だった。販売元はSOFT BANK。中身は取り説とCDが1枚。
それとプロバイダの無料アクセスサービス,体験版ソフト(CDに収録)にSOFT BANKのNC4の解説本(1.200 円の物)。以前の4.01jaが実売6,000円程度だったのから見ると出血大サービスというもの。
(東芝の物はオマケソフトが少ないせいか実売価格で3,000円を切っていた。)

ユーザー登録は普通だとハガキが付いているのだが、SOFT BANKのホームページで登録するようにしているため無し。

インストールする前に念のためユーザー関係のファイルをバックアップしたが心配は不要だった。
(ナビゲーターの3.0や英語版のNCを使っていた場合は消して入れ直す必要が有るそうだ..)

4.04は4.01や4.03に対して機能が変更されているらしいが、差は判らない。Netcasterは日本語に変更され
ているそうだ。(私はプッシュ型の情報サービスには必要性を感じないので使ってはいないが...)

その後、気がついたのはJAVAの実行が遅くなったことである。
起動してしまえば問題無いのだが、4.01に比べ 極端に遅くなった気がするので、自分のホームページに付けていた音楽を外した。
(JAVAを起動中は他の命令が実行出来ないため)

Netscapeのホームページを見るとJAVAの起動時間を改善した4.05がリリースされた。’98年4月末現在、雑誌の付録等で配布が開始された。

気になるJAVAの起動時間だが、私が手元のシステム(Pentium120MHz,Memory 32MB)のオフラインモ
ードで確認した結果は4.04jaが約1分、4.05jaは約40秒。
ライバルであるMicrosoftのInternet Exproler4.01では約20秒であった。
(なお、この時間は初めて起動するのに必要な時間であり、一度起動した後なら数秒で起動可である。)


Netscape Communicator 4.04ja(SOFT BANK版)の中身の概要。
左から解説本、中がCD(プログラムと体験版のソフト),右が取り説。

 NC4.05jaはWindows,MAC版が同梱である。

蛇足であるがNC4.01jaで「灯台」になったアイコンは4.04jaで「舵輪」に戻り、4.05jaでは「灯台」になってい
る。(4.06jaや4.5jaも同様、その後4.7Xは再び舵輪に戻った)

その後、4.06jaには4.5の機能の一部であるスマートブラウジングが採用され、今回,待望の? 4.5jaの正式版が雑誌でリリースされた。早いところ手に入れるにはNetscapeのサイトからダウンロードしてくれば良いのだが、時間が掛かるため電話代その他が気になり結局は安上がりの雑誌の付録となった。

一目見て、変わったのは起動画面(下図参照)

大きく変わったのはメーラーのMessengerで、画面がMicrosoft Internet ExplorerのメーラーであるOutlook
Expressと同じように画面が三分割になったこと。したがってI.Eユーザーには、特に乗り換えのメリットは無いかもしれない。私としても、取り立てて大きなメリットが有るとも思えないが受信メールの振分けや、アドレスの入力機能が向上したらしい。
画面については三分割になってもクリック一発で今までのような二分割にも出来るので、それほ
ど違和感をもつことは無いと思う。
さらに分割の比率も自由に変更出来るので、使い勝手は良くなっていると言える
だろう。

更にはインポート機能が付いたので他のメーラーからの乗り換えも可能である。
今までだとNCからIEには簡単に
メールアドレスの取り込みは出来たが、その逆は不可能だった。
しかし今回のバージョンアップでそれが可能にな
った。

メールの検索機能が強化された。検索して移動・削除が簡単になったそうなので、私のように、それほどメールの量が多くなければ関係ないが、メーリングリストに入っている人や多量のメールを交換する人には朗報だろう。

三分割されたMessengerの画面(左側がフォルダの画面、上はタイトル一覧、下はメールの本文で分割の線をクリックすれば画面を消すことが可能)

4.7xでも4.75か何かはブックマークで文字化けする場合が有るので要注意である。

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