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5.サテライトの昔話。 その2.N88 Basic カセットインターフェースでアンテナコントロール、  22年前の記事です。  
                                                                    2009/2/10


この記事は当局がモービルハム誌に投稿したもので、1987年6月号に掲載された記事です。(モービルハム誌は現在は廃刊)
NECから初めてパソコンが発売されて数年が過ぎて、PC-8801/N88Basicが日本の主流になっていました。

データーの保存はカセットテープで行っていて、パソコンから外部を制御できるのは、このカセットデッキをON/OFFする接点出力しか
ありませんでした。

そこで、サテライトの軌道予測に合わせてカセットデッキをON/OFFする接点で、ローテーター(当時のローターはAC100V)を制御する
方法を行いました。

一つの接点出力で水平方向の右回り、左回り、アップ、ダウンを行いますので、右回りか左回りかを予め切り替えておき、後は、水平、
アップ、ダウンの3つを順番にON/OFFしています。一定時間に動いた角度に相当する時間だけONしています。

フィードバックはしていませんので、累積誤差が出ますが結構実用になりました。
送受信の周波数は、2台のトランシーバーで完全に手動なので、かなり楽になったと記憶しています。モードはSSB/CWだけでした。


 当時のサテライト
・AO-7
Aモードは29MHzの受信感度が確保できず(TS-120V,FT-101B+2SK19?)、もっぱら
Bモードを使っていた。
その点では、今のトランシーバーはプリアンプ無しでAモードの受信が出来るのは、
驚異です。
・AO-8
・AO-10
・FO-12(JAS-1)


 当時のアンテナ
マスプロ WHS32(144MHz/12eleクロス、432MHz/18eleクロス)
このアンテナはモービルハムのモニタープレゼントで貰ったものでした。
その下は28MHz/HB9CV(AO-7A受信にも使った)


 当時の無線機
FT-101+430MHzアップバーター(マキ電機)だった、と?
FT-221+U-310+2SK125(144MHzオールモード機?だった、と。)
TS-770+U-310+2SK125(430MHzオールモード機?だった、と)
TS-120/FT-101B+2SK19?+3SK???(AO-7A,29MHz受信に苦労した)





当時のパソコン(PC-8001, PC-8801) は、外部記憶装置に音楽用のカセットテープを使っていた。パソコンにはそのカセットレコーダーの起動、
停止するリレー接点が有り、それをローテーターのON/OFFに使った。カセットテープを知らない人も居るかも!。 
2011/12/12

以下は、記事のコピー


                                         下記のグラフィック表示もN88Basicで作ってます


                      (SW1の左側の接点間の接続(OFF文字の上)はミスプリです)





当時のモービルハムには、下記のようなオービット表が掲載されていました。


現在、モービルハムは廃刊のために許可を得ずに掲載しています。問題が有ればご連絡ください。
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おわり