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USB-FSIO + CALSAT32 を使った衛星通信用アンテナコントロールユニット             
de JA1CPA/中村
                                                             
2013/11/7
RC5**/ERC5A(クリエート・デザイン(株))対応
 
 最下段に AG-35回路図掲載                                         無線関連機器 目次に戻る


静電気対策としてパソコン本体をアースしてください。(特に冬の乾燥期は必要です)
CALSAT32を駆動中にアンテナコントロールが時々停止します。その時はCALSAT32を再立ち上げしてください。
ローテータの回転が速いと停止しないで、行ったり来たりします。回転速度を低くしてください。


CALSAT32がバージョンアップされ、暴走がほぼ解消されました。(Vr 1.5.3  2014/1/3

衛星通信の方位ローテーターRC5**/仰角ローテーターERC5AをCALSAT32でコントロールするために、Km2 Net社 U S B - F S I Oキット
を使った衛星通信用アンテナコントロールユニットを作りました。

通常のローテーターは、方位及び仰角を示す信号は、DC 0~5Vで信号源インピーダンスは約5kΩで出来ています。
しかし、このRC5**/ERC5Aは、信号源インピーダンスが100kΩと非常に高く、このままUSB-FSIOに入れると、ノイズ、静電気、電波で
誤動作する恐れが有ります。(下図右上の100kΩはRC5**/ERC5Aコントローラー内に入っている)
そのために、信号源インピーダンス100kΩを4.7kΩで終端しインピーダンスを下げると、信号が4.7/(100+4.7)=0.04489倍と小さくなります。
これをオペアンプで(100+4.7)/4.7=22.2766倍して、元の信号レベルに戻しました。(0.04489×22.2766=0.99996=1.0)

下の回路図の右下のオペアンプ部分は、(新)PICNICにも使えます。

ほぼ正常に動作しています。(詳細な角度調整等はこれからです) 若田さんが無事に宇宙へ!いよいよ! (2013/11/7 14:40)


                                                              ↑ RC5**/ERC5A(クリエー
ト・デザイン(株)のコントローラーの方位、仰角の出力電圧の出力インピーダンスは、100kΩです。
一方、この信号を入力するPICNICの入力
インピーダンスは、約1kΩです。
これを方位、仰角の出力電圧の出力インピーダンスを1kΩ以下、PICNICの入力インピーダンスを10kΩ以上にする
必要が有ります。
そのためにオペアンプでインピーダンス変換をします。
それが、上図の右下のLM358の回路です。PICNICで使う場合も、この回路を入れて下さい。
2105/2/6


 
                      外 観                               ↑ オペアンプ部分

RC5**/ERC5A(クリエート・デザイン(株))は、衛星通信専用のコントロールユニットが有りますが、現在は販売していません。
また、故障したときの修理も時間が掛かるようです。
さにら、添付されている取扱説明書(回路図)も間違いが多く検討するのに非常に困難な状況です。
そのために、専用のコントロールユニットに依存しない方法で衛星通信が出来るようにと、上記の製作となりました。

ただし、このKm2 Net社 U S B - F S I OキットをCALSAT32でコントロールすると、U S B - F S I OキットとCALSAT32間のUSB通信が
時々「断」となるためか、制御停止又はローターの回転が止まらないことが有ります。(
暴走状態になる
その時は、ローテーターのコントローラーの電源を切る必要が有ります。(
要注意

2014/1/7
CALSAT32がバージョンアップされ、暴走がほぼ解消されました。(Vr 1.5.3  2014/1/3



なお、(新)PICNICの場合は、PICNIC側のインピーダンスが約1.35kΩと低いために、オペアンプで出力インピーダンスを低くすると共に、
オペアンプの入力側も4.7kΩで終端し、4.7/(100+4.7)=0.04489倍になるので、オペアンプで (100+4.7)/4.7=22.2766倍にする必要が有りま
す。(0.04489×22.2766=0.99996=1.0)                                        
故障と断定した。2013/11/09
しかし、PICNICコネクター入力4.8Vに対して、CALSAT表示は1.45Vとなって一致しないトラブルになっています。(継続検証中)
(新)PICNICを新品と交換したら正常に動作しました。



☆参考
オペアンプ部ハンダ面

右上の基板とは左右逆

















 

  AG-35 回路図(外部電源入力追加)                      2014/9/22


                                              無線関連機器 目次に戻る

 おわり