駒ヶ岳農場

 


4月23日;最近、スナックえんどうがスーパーで売っています。甘くておいしいので早速その種を求めハウス内に蒔きその芽が順調に育っています。それから買い物ついでによったDIYでちょっと早いのですがキャベツと白菜、パセリとセロリを見つけました。虫が出ない内に自家用の野菜を作るつもりで2、3本ずつ定植しました。こちらの露地野菜の本格的な定植時期は5月20頃からです。

4月27日;昨年、農協で買った瓜の苗はちっとも甘くなく失敗でしたが、今年はみゆきが雑誌でハミウリの苗を見つけ取り寄せました。6本で800円なので苗そのものは安いのですが、九州からの航空便ですので輸送料の方が高い苗です。4月27日に到着したので早速ハウス内へマルチとトンネルを作り定植しました。こちらの朝方はまだ零下になることがありますのでその寒さにやられないようにと思いマルチとハウス内トンネルまで作ったのですが、逆にトンネル内の日中の暑さで2本が絶望的です。さらに、根本が腐って一本一本と枯れていきます。最後に残ったのは一本だけですがそれが旺盛に葉を広げ実も付けています。

5月1日;ジャガ芋の植え付け。今年は開墾したところに男爵、メイクイーン、北あかり、とよしろ、ムサマルの4種類、200個を約80uに植え付けました。小原さんにもらった堆肥が効いたのか葉が1mを越えるほど育っています。

5月17日;カッコウが鳴きました。カッコーが鳴くと遅霜の心配が無くなり野菜の露地植が出来ます。農協でトマト、ナス、キュウリ、スイカなどの苗を買い植え付けました。種から育てたズッキーニも植え付けました。

5月20日;ハウス内の苺の受粉。ミニハウスの鉄パイプを組み立てて、その下にコーンを蒔きました。昨年は半分以上も狐に食べられてしまったので、今年はあらかじめ防御策が取れるようにしています。

なぜか小さなバッタが異常発生しています。ヨモギ、イタドリ、蕗などの雑草にたかっているのですがその数がおびただしく、あぶれたのがリンゴの苗木や野菜などの葉を食べてしまいます。まずは、そういう食料となる雑草を刈ることから始め、農協に聞いてスミチオンの散布もしたのですがまだなくなりません。土地の人に聞くと、年によっていろいろな虫の異常発生があるとのことです。

5月25日;小原さんが田植えをするというので夫婦で手伝いに出かけました。長いこと生きてきましたがついぞ田植えの経験はありませんでしたので気軽に引き受けたのですがそれから一週間、小生は兵站部隊としての苗運び、みゆきは田植機が植えられなかった所の手植えをしてきました。田植えも機械で植えるようになり昔の村の共同作業もどんどん廃れているようです。このため人手がいるときは出面さん(でめんさんと呼びます)と言って、農業の手伝いを生業にしている人たちがいるのですが、みんなもう70を越す高齢者です。50歳後半の物好きな隣人は後継者にされてしまったようで来年も手伝うことになりそうです。

6月10日;ハウス内の苺が色付き始めました。今年は一斉に花が咲いたり、葉ダニがついてしまったりとあまりよくない感じでしたが、大豊作でした。

6月半ばに建築作業に戻ったので、農業が少しおろそかになってしまいましたが、順調に生育しておりズッキーニはものすごい勢いで取れ始めています。



ビニールハウスの作物


当家のビニールハウスは入居した年に作ったもので2年間ビニールを外していません。たぶん嫌地成分がだいぶ溜まっていることでしょう。それに野菜類を育てるコツみたいなのが少しずつ分かってきました。春先、まだ霜や低温が心配な時期にはトンネルやハウスが必要なのですが、その時期を過ぎるとかえってハウス内は温度が高すぎてうまく育たないのです。それからいろいろな作物を一緒に植えますと、当然暑いのが好きな奴や冷涼を好む作物が同じ条件下て育てられますのでうまくいきません。そこで考えました。こちらでは車庫として巾2.7m、奥行き4.7mのミニビニールハウスがDIYで売られています。これを作物毎に一つずつ作り、しかも小さいですから場所を移動できるようにすることも、寒い時期だけビニールをかけある程度温度が上がったら取り外すことが容易に出来ます。と言うことでDIYの安売りの時に7個入手しました。但し、今年は寒い時期(4月下旬から6月中旬くらいまで)にまだ建築作業が忙しくビニールをかけるところまでは出来ませんでしたが、キツネ対策にコーンに2個だけ組み立てました。実が付く頃にはキツネが入り込まないように網をかけるつもりです。

イチゴ

今年の苺はなぜか一斉に花を付けてしまい葉ダニがついてしまいましたので、だめかなと思っていましたら大豊作でした。ハウス内から露地ものさらには土手に放って置いたのまで実を付けましたので7月上旬まで毎日の食卓をにぎわしました。自家製イチゴジャムも一年分確保できました。


スナックえんどう

えんどうは収穫期が短いので少量を時間をずらして植えるつもりです。これは2回目です。






キャベツ、白菜、パセリ、セロリ

野菜類は虫が大敵です。今のところはまだ寒く虫がでていません。まさに、鬼のいない内に育つことを期待しているのですが...

この写真は6月11日に撮ったものです。幸い虫が出てくる前に収穫しました。



ハミウリ

初めての作物です。前文でも書いたとおり寒さ対策のハウス内トンネルがあだとなり生き残ったのは一本だけです。でもこの一本は旺盛に葉をのばしており、実も付きました。


露地畑の作物


 
4月下旬の開墾作業で150u位の畑を準備しました。まずはジャガ芋を植えました。長年草や茅が生えていたところですので良い土です。小原さんから完熟堆肥をもらいましたので、その効果があったのかとても良く育っています。ここではもらった耕耘機が有効に使えます。正面にあるのが前文で書いたミニパイプハウスです。ここにはコーンが植えてあります。苗が育つ時期にビニールをかけ、大きくなった頃に外すつもりなのですが今年はビニール掛けまで手が回りませんでした。でも、これから実が付く頃にはキツネ対策としてこのパイプハウスが役立つでしょう。5月20頃からトマト、キュウリ、ナス、ズッキーニ、枝豆、レタス、南瓜などを植えました。今年の春先は低温の日が多くあまり育ちは良くなかったのですが、ここに来てようやく育ち始めました。
 
開墾作業をして作った畑です。手前側にはまだ手つかずの茅の原がありますので、だんだんに拡張する予定です。開墾した畑のうち80uには早速、5月1日にジャガ芋を植え付けました。昨年よりは少しがんばりましたので収穫がたのしみです。

ところでジャガ芋の実を見たことありますか?地下茎になる奴ではなく花が咲いたところにつく実です。私たちも初めてでしたが、写真のようにトマトみたいなのがついていました。ほとんどの花にはついていませんのでかなり珍しいものです。
 

ズッキーニ

今年は種から育てて、グリーンとイエローをそれぞれ4本ずつ露地植しました。上の写真はその一本を実が付いている中心部を撮ったものです。とっかえひっかえ実がなり、一日で10p位に育ちます。夫婦二人では勿論食べ切れません。近所の農家にもあげるのですが、あまり人気がありません。





枝豆とコーン

昨年も枝豆は植えたのですがなぜかうまく育たず、食べられませんでした。今年こそは出来立てを食べるつもりで植えたのが順調に育っています。

左側に写っているのがズッキーニです。葉の大きさは30p位あり表面がざらざらしているので収穫するときはかなり痛いです。




蕎麦

農協の購買に種が置いてありましたので試しに植えてみました。植えたところは下の段の火山灰の上で、水保ちが悪くこのままでは他の作物を植えても育ちません。土が肥えていなくとも育つというのは本当のようです。但し、実が付くかどうかは分かりませんが。

うまくいったら蕎麦道場でもやりますか!




自家観賞用田圃

田植えの手伝いの終わりに余った苗をもらってきてにわか拵えの田圃に植えてみました。下地が火山灰ですので水保ちが悪く、いつもわき水を入れていなければなりません。わき水の水温は11度くらいですので稲の生育には適していないようです。でも、気温が暖かくなり始めると少しずつですが大きくなり始めました。

ちなみにタイトルページの前景は小生達が手伝った田圃の稲です。やはりプロの仕事は違います。プロに言わせると左の写真の生育状況は冷害やられた状態だそうです。


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