2000年11月26日
 全日本カレイも2回目の参加。今年は一気に頂上を狙うべく、クラブメートのばんち氏と23日から宮城入り。情報収集と実釣を重ねた。そして当日、選んだポイントは本命の渡波防波堤。今年も去年の波松に続き一番乗り波止に入る。必死で走る・・走る・・歩く・・よろける・・抜かれる。途中でクーラーを投げ捨てて目指すポイントへ急ぐ。「ああ、こんなことなら自主トレでもして足腰を鍛えておくべきだった」と思うも後の祭り。結局入りたかったポイントは確保したものの、この時点で体力の半分ぐらいは消耗した感じだ。さっそく竿をセット。午前中は大潮の引き潮。最初から釣りにならないものとあきらめている。昼頃の潮変わり以降がチャンスのはずだ。明石海峡も真っ青の急流のなか、打ち返しを続ける。竿は3本だが、オモリの消耗はびっくりするほどのハイペースだ。そうこうしていると、潮が緩み始めた。よし、チャンスは近いと仕掛けとエサをチェックして投入。その直後、潮が止まるどころか、急に激しい込み潮に転じた。あ、やばいと思ったときにはすでに遅く、右隣のキャスターに全部の仕掛けを引っ掛けられていた。2本をロスト。慌てて再投入の準備をしていると、背後で歓声があがった。60cm近いスーパーイシガレイが上がったのだ。推理はバッチリ、しかし10メートルだけ栄光とはずれていた。運もなかった。急いで戦線復帰を果たすも時すでに遅し。ごうごうと流れる潮流を呆然と見つめるしかできなかった。

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