一口メモ--2002/11/01--

国連食料農業機関(FAO)2002年版「世界食料不安白書」から
 ●1998〜2000年の世界の飢餓人口は約8億4000万人。その95%以上が発展途上国に集中、また7割が農村に住んでいる。毎日、飢餓と貧困で2万5000人が死亡。
●特に子どもへの被害は深刻で、5歳未満の子どもは年間600万人が死亡、うち300万人は栄養不足が原因。栄養不足に苦しむ国民が人口の35%以上いる国での、新生児の平均寿命は38歳。1億人から1億5000万人の子どもがビタミンA不足で失明の危険があり、ヨウ素欠乏で約2000万人が精神障害に。
●飢餓人口が減った国(90〜92年の平均と比較)は、1億9300万人から1億1910万人となった中国をはじめインドネシア、タイ、ベトナム、ペルー、ガーナ、ナイジェリアなど。増加した国は、インドが2億1560万人から2億3330万人、北朝鮮が380万人増の750万人、内戦が続くコンゴは飢餓人口の比率が32%から73%に倍増、イラク、バングラデシュ、タンザニアなども激増。サハラ以南アフリカで最も深刻な事態。
●2015年までに飢餓人口を半分にするとの96年の世界食料サミット合意の達成には、現実の約10倍にあたる2400万人ずつ栄養不足を改善する必要があり、FAO事務局長は「今年は飢餓削減の歩みが事実上止まっている」と、厳しく警告。
日本生協連「2001年度生協の経営統計」から
○地域生協事業高:2兆5936億円(前年比99.6%) 同組合員数:1484万人(102.3%)
○班合計:185万班(101.2%) 班組合員数:634万人(87.9%) 班組織率:30.1%(前年から4.2ポイント低下)
○個配事業高(分離管理している生協のデータ):3776億円(121.2%)
○購買生協事業形態別内訳―店舗事業高:1兆2945億円(101.8%) 共同購入事業高:1兆4290億円(103.9%)
○同商品部門別供給高―食品:1兆9399億円(構成比71.4%) 非食品:5650億円(構成比20.8 %)
○購買生協組合員1人当たり月利用高:13,850円(前年比−354円)
○地域生協1店舗平均規模:899平方b 新設店舗:23店 廃止店舗:74店 

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