僕の誓い


LASプーチン






此処に来ていろいろあったんだ・・・


突然訳の分からないものに乗せられて

「人類の敵」と戦わさせられて・・・




父さんがいて・・・

誉められて喜んだり

裏切られて憎んだり




友達に会えて・・・

一緒に馬鹿やって楽しかった

傷つけたこともあった




いろいろな人に会えた・・・

僕に似た子、目の前で消えた子

「生き方」を教えてくれた兄のような人

「生きること」を教えてくれた姉のような人




あの少年・・・

初めて言葉で「好き」と言ってくれたヒト

親友だと思っていた

僕の手の中で旅立った




彼女・・・

今になって判ること

彼女を愛していた

一人の女性として

そして母として






そして・・・






太陽のような少女に出会った

暖かい

眩しかった

彼女の温もりが途絶えた時

その子無しでは生きていけないことを悟った

太陽が無ければ生きていけない









僕の望みは叶った

温もりを取り戻してくれた

その時心に誓ったんだ

この子を守り続けようと











あれから何年経つのだろう・・・

その誓いは今でも僕の中に生きている

それはこれからも破られることはない

だから君にお願いしたい

君を守る為に

僕の側を離れないで欲しい

だから・・・








僕と結婚してくれないか、アスカ



Fin

 LASプーチンさんから詩のような掌編を戴きました。
 全てが終わった後での、シンジの回想‥‥さまざまな想いが頭を駆け巡る中で、やはりアスカへの想いは特別‥‥なのですね。

 読んで何かを感じられた方は、是非感想メールをお願いします。

寄贈インデックスに戻る

烏賊のホウムに戻る