神保町 昼食ニュース

2009年1月号

~~~あけましておめでとうございます~~~

2009年1月4日記

2008年を振り返る

 恒例で,2008年1年間の昼食の記録を別ページにまとめてみた(→神保町2008年の昼食)。
 神保町付近で昼食を食べたのは入院等があったにもかかわらず2007年より2回多い212回,店の数は史上最高だった2006年,2007年と同数の130店だった。
 したがって分散化がさらに進み,1軒の店に年間1.63回(「別格」の更科を除くと1.52回)しか行っていないという勘定になる。1回しか行かなかった(というより行けなかった)店は,2007年と同数の86店にものぼる。

 店別の回数の上位は次のとおり(*印は08年に初めて入った店):
順位 店名 回数 2006年順位 一口コメント 場所(住所は地図上での推定)
1 更科 16 1 更科本流の由緒ある店 錦町3-14/五十通り
2 かいばや* 4 新しい中華の店 錦町3-6/五十通り
2 ムガールマハール 4 2 お徳用な本格カレー 小川町3-9/五十通り
2 ふくるる 4 5 うどんからそば屋に変身 小川町2-4/五十通り
2 まるた小屋離れ 4 5(前身の刀削麺酒家) こねたタネを刀で削る(11月から休業中) 小川町3-9/五十通り
2 めん鳥 4 うどんとモツ入り親子丼 神保町2-2/東京三菱裏
2 菊水 4   人気の和風定食 神保町1-38/北神保町郵便局裏
8 Eblackほか13軒 3      

 分散化のため,ベストテンの体裁をなさなくなった。不動の1位「更科」に続き,2位は6軒が同回数。
 トップの「更科」は,この店に限って私の「2週間ルール」,すなわち2週間は同じ店に行かないというルールの適用除外にしているために回数が多いのだが,結果としては平均では2週間以上の間隔がある計算になっている。
 初めて行った店(まったくの新規開店ではないものも3軒含む)は,史上最高の49軒だった07年を下回って41軒だった。それでも毎週のように初訪問の店に行ったことになる。

◆ 開 店

 12月の初訪問は,まず,7月開店だったのにうっかり通り過ごしていた「Café会庵」(小川町3-3;前は Kinko's か何かがあった場所)。Dining GRAPPA という店名の表示もあり,夜は別の顔となるらしい(会庵は 10:00-17:30)。
 昼食は,パスタ(2種から選択)とハヤシライス(30食限定)で,¥900。鶏肉と九条ネギのスープ・スパゲティを選択した。適度に和風で良い味。量は若者には足りないだろう。

 続いては,だいぶ前からある店だが,「<十割蕎麦>和仁」(美土代町11)。実は夜は行ったことがあるのだが,ちょっと遠いので昼は行っていなかった。昼食は,普通のソバのほかに,丼が親子,鶏南蛮揚げ,天とじの3種で,丼にはそれぞれ「ミニ」があり,ソバと組み合わせるようになっている。食べたのはせいろ(更科)とミニ鶏南蛮丼の組み合わせ(¥750)で,ソバもけっこうボリュームがあり,質量ともに十分な昼食となった。

 神保町三井ビルの北側に,たぶん30年ぐらい昔からある「駒忠<神保町1丁目店>」(神保町1-39)が,11月から昼食を始めた。旭化成本社移転による昼食人口増に対応しようということなのだろうか。焼き魚,煮魚,トンカツ,肉豆腐,カキフライなど,古典的な和風の定食で,¥700均一。行ってみたときには女性客の姿もあったが,いかにもオジサン向きという感じである。

◆その他の動き

 東京パークタワー1階の「トンちゃん」は,11月ぐらいから昼の定食の種類が減って,炙り牛タンの和風シチュー,タンねぎ焼き,モツ煮込みの「3種体制」になった。

 五十通りの右側,「グレスト」が,11月末ごろ,「ガネーシャ」と改称した。店員さんによると,「お客さん入らないんで,ママさんがカレー屋に戻すっていうのよ」とのことだが,昼はもともとカレーだけだったので,あまり変化を感じない。なお,1本隣の路地に同じくカレーの「ガネーシャ・ガル」がある。

 もはや旧聞だが,靖国通りの錦華通り入口右の「三省堂自遊時間」が10月末に閉店し,文具売り場やカシオのコーナーともども本店へ吸収された。


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