神保町 昼食ニュース

2006年4月号

2006年4月2日記

平和堂通り

神保町三井ビル前のアンズ(3月13日)
(写真をクリックすると大きい写真が出ます)

 神保町の春は,桜に先駆けて咲く三井ビル前のアンズに始まる。今年は3月10日ごろに咲き始めた。錦華公園,西神田公園などの桜が見ごろになったのは27日ごろ。その後寒かったので,少し長く花が楽しめる。

 春は卒業・就職のシーズン。今年も共立女子大の卒業生のはかま姿が華やかだった。4月にはかつては博報堂の新入社員のスーツ姿が町にあふれたのだが。

◆ 開 店・初訪問

 先月の続きで,靖国通りの平和堂靴店(元UFJ銀行の向かい)脇を入った通りを重点的に歩いてみた。

 まずひとつは,通りの右側,担々麺専門の「GSTA-MEN」(たぶん駿河台3-7)。カウンターのみ十数席で,待っている人もいる盛況だった。豆乳担々麺というのが売り物のようなので,排骨豆乳担々麺(\890)というのを食べてみた。
 辛さが選べるようになっていたので中辛にしてみたところ,中辛でもかなり辛く,汗が出た。その口直しのために,小さなゆずアイスクリームがセットになっていた。もちろん辛いだけではなく,充実した味だったが,夏にはもう少し軽い味が欲しくなるような気がする。

 次は3月6日開店の「(えびす)」に,開店数日後に行った。小川町2-6-3のビルの地下,元は「藩」という店だった場所である。昼は食べ放題のバイキング式ランチ(\1000)のみ。
 先に代金を払って入場する。けっこう奥が深くて,席数がある。おかずは,揚げ物,炒め物,煮物,豆腐,サラダ,カレーなど豊富で,ご飯,棒寿司,そば,五穀米,味噌汁,ワカメスープ,つけもの,さらにコーヒーなどもあって,きわめて立派な内容だった。食べ放題なら落ち着いて食べればいいのに,妙に気ぜわしく,急がなくてもいいのについ急いで食べることになる。おかずが次々と温かいものが出てくるので,短時間にいろいろ手を出して,たちまちお腹が一杯になった。

 通りを入ってすぐの左側,ビルの2階に2月始めに開店した「<自然派厨房> 四季菜」に行ってみた(小川町3-2-10)。「有機野菜にこだわった季節の料理と旨いお酒」というのがキャッチフレーズである。昼食は,和風野菜ポークカレー(\900),生姜焼き(\900),鮪ユッケ丼(\900),煮魚(\950)が「常任」で,ほかに日替わりがある(行った日は肉豆腐,\840)。
 食べたのは鮪ユッケ丼で,メニューの写真にあるほどユッケがびっしりではなかったが,マグロの自然な甘みを生かした味だった。夜もよさそうだ。

◆その他の動き

 3月下旬の某日,白山通りを水道橋方向へ向かって歩いていたら,右側のチェーンのカレーの店「C & C」が閉店していた。「こくまろカレー」など新興勢力の追い上げの中で安定した支持を得ているように思ったのだが。

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