翌日は休日であるため、NIKKA WHISKY の余市蒸留所へ。

札幌〜小樽〜余市へと向かう。

途中乗り継ぎに時間があるため、小樽の町を散歩。

小樽運河を見学した。


余市に到着。

昼食後、早速NIKKA蒸留所へ。

歴史を感じさせるたたずまいだ。



     入口にて受付を済ませて見学開始。

     社員旅行風の団体や、家族連れや外国人の旅行者など、思った以上に見学者は多い。

     ウィスキーの製作工程を順に見学していく。
 



      工程のほとんどが手づくりのウイスキー樽。樽職人の仕事は、原木の見極めから樽の組み立て、

      内側の焼き入れ(チャー)、旧樽の補修まで多岐にわたる。

      「僕はいいウイスキーをつくる。君たちはいい樽をつくってくれ。」

      これはNIKKA の創立者 竹鶴政孝が樽職人に送った言葉だ。

      この言葉を胸に刻み樽を作り続けた職人の一人が、2001年にスコットランド樽職人組合から

      「世界の樽職人15人」のひとりに選ばれることになる。
 



      蒸溜液は樽に詰められて、貯蔵庫で熟成に入る。

      蒸溜液が歳月を経て、無色透明から琥珀色に変化していく、この工程を「熟成」という。

      新樽を使う場合、ウイスキーの刺激臭を吸収するために、樽の内側を火で焼く。

      この焼き具合が、ウイスキーの熟成に微妙に影響するのだ。

      熟成には樽の材質や容積、貯蔵される際の庫内での場所、積み上げる段数、湿度や温度といった要素が複雑に作用し、

      樽から木材成分が溶け出したり、樽材を通して空気と接触することによっても蒸溜液のさまざまな成分が変化する。
 



      NIKKA の創立者 竹鶴政孝が暮らした家。

      大きすぎず、見栄を張ることなく、それでいてモダンでセンスを感じられる家。

      こんな家に住みたいものである。
 




長い工程を経て出来上がったウィスキー。

なるほど、多少の知識を得ると普段あまり飲まないウィスキーも

楽しめるような気がしてくる。


さて、お楽しみの試飲コーナー。

無料試飲もあるが、まずは有料試飲へ。

ここでは原酒25年のSINGLE CASK を飲んでみた。

・・・美味い。

サービスで頂いた12年ものとは比較にならない。


これだけ美味いウィスキーに出会えるチャンスはそう無い。

悩みに悩んだあげく、原酒25年 SINGLE CASK を購入。

  180mlで6800円。

うむ、我ながら良い買い物をしたもんだ。




こうしてウィスキーをめぐる一連の旅は終了した。

次回はぜひ「宮城峡蒸留所」を訪れてみたい。

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