m@stervision principle and policy with profile


このサイトは一個人の主張および感情にのみにもとづいて一切の営利行為とは無縁に公開されている。


言うまでもなく、それぞれの映画に対する評価はすべて当サイトの主観的なもので、それを客観的評価であると主張するつもりはない。ただし、かなり偏ってはいるが普遍的な指標(ものさし)は一貫しているので閲覧者が映画を評価する──すなわち観るか観ないかを判断する一助にはなると思う。


映画を評価する大前提はすべての娯楽映画は平等であるという考え方であって、たとえアカデミー作品賞やカンヌ映画祭グランプリの栄誉に輝く映画であっても、あるいは歴史的に評価の確立したヌーベルバーグの名作であっても、高尚な製作意図にもとづいたノーベル平和賞にふさわしい良心的な映画であっても、つまらない映画はクズである。いっぽう(娯楽映画が踏み外してはいけないルールに即していれば)どれほど社会常識に反し、品性下劣であろうが、あるいは裸体や死体が画面を埋めつくそうが、おもしろい映画を評価する。ここではA級超大作もB級アクションもC級カルト映画もピンク映画も香港映画もVシネマもシブヤ系フランス映画もすべて等価であり、同一の指標にもとづいて評価される。


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すばらしい。10段階評価ならば10点。一食抜いて仕事/授業をサボってでも観にいく価値のある大傑作。
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とてもおもしろい。10段階評価ならば9点もしくは8点。まずはこれから観にいくべき傑作。
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ふつうにおもしろい。10段階評価ならば7点、6点、5点あたり。1時間半を退屈しないで過ごせる、入場料分の価値はある映画。観た映画のうち50%近くはこのカテゴリーだと思う。
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つまらない。10段階評価ならば4点以下の、ただ単に出来の悪い退屈な映画。消極的ネガティブ評価。
どうしようもない。10段階評価ならばマイナス1点以下の唾棄すべき映画。積極的なネガティブ評価。
評価外。映画になっていない。

なお、当サイトの主宰者は映画批評で飯を喰ってるわけではないので、はじめから時間の無駄遣いになることが明白な映画には木戸銭を払えない。したがって例えば半径500mのちっぽけな世界から一歩も踏み出さない針小棒大のチンケな日本映画や、映画館でみるよりDVDで見たほうがよっぽど画質がいいようなビデオ撮りの映画もどきや、フランス人の男女が2時間のあいだ人生だの哲学だのを語って痴話喧嘩をつづけるような映画や、蓮實某やその形骸化したフォロワーが小難しい言葉で絶賛する何のドラマもないような映画は永遠にレビュウされることがない。


更新は不定期。もともとは「映画館で観たすべての新作映画をレビュウする」というコンセプトの下に始めたサイトなのだが、ここ数年は観賞ペースに執筆意欲がまったく追いつかない状態が続いている。観た映画のうちレビュウが書かれる/書かれないの分かれ目は、単にその時点で主宰者に執筆時間があるか/無いかの違いであって、それ以上のものではない。リクエストに応じる意志はない。

Note for DVD

いまどきこんなことを言ったら反感/失笑を買うだろうことは承知のうえでなお、すべての映画(フィルム)は映画館において観るべきだと主張する。DVDやビデオでの観賞を否定するものではないし、作品や観賞者の環境によってはDVD/ビデオ以外に観る手段がないことを承知で断言するが、やはりモニターに表示されるのは映画に似たなにかでしかない。当サイトに掲載されている映画は([DVD観賞]と明記されている一部の作品を除いて)すべて映画館で観たものである。

Profile of the Webm@ster

当サイトの執筆者は1963年生まれの男性。本籍:東京都新宿区歌舞伎町一丁目20番コマ劇場前広場

2008.08.18 m@stervision [ mastervision@mac.email.ne.jp ]