m@stervision pinkmovies 2005


1.ふたり妻 寝室は淫らな匂い(荒木太郎)オーピー/大蔵映画

2.欲情喪服妻 うずく(国沢実)オーピー/大蔵映画

3.絶倫義父 初七日の喪服新妻(山内大輔)エクセス

4.痴漢電車 ゆれて密着お尻愛(加藤義一)オーピー/大蔵映画

5.外人妻×スケベな妹 丸見えエロ騒ぎ(渡邊元嗣)オーピー/大蔵映画

6.わいせつステージ 何度もつっこんで(後藤大輔)国映=新東宝

7.さびしい人妻 夜鳴く肉体(竹洞哲也)オーピー/大蔵映画

8.肉体秘書 パンスト濡らして(池島ゆたか)新東宝

9.紅い淫臭 花蜜のしたたり(渡邊元嗣)オーピー/大蔵映画

10.セックス詐欺の女 濡れてよがる(深町章)新東宝

11.若妻ひとりH 夜まで待てない(加藤義一)オーピー/大蔵映画

12.新人バスガイド くわえ上手な唇(加藤義一)オーピー/大蔵映画

13.和服卍レズ 熟女の絡み合い(新田栄)エクセス

14.人妻(裏)盗撮 背徳の情交(国沢実)オーピー/大蔵映画

15.欲情ヒッチハイク 求めた人妻(竹洞哲也)オーピー/大蔵映画

16.不倫団地 かなしいイロやねん(堀禎一)国映=新東宝

17.悶絶ふたまた 流れ出る愛液(坂本礼)国映=新東宝

18.爆乳Gカップ とろける谷間(荒木太郎)オーピー/大蔵映画

19.ミスピーチ 巨乳は桃の甘み(吉行由実)オーピー/大蔵映画

20.美肌教師 巨乳バイブ責め(加藤義一)オーピー/大蔵映画


※2005年公開のピンク映画 全81本中、67本を観賞。



a w a r d s .

女優賞

華沢レモン「援交性態ルポ 乱れた性欲」「美肌教師 巨乳バイブ責め」「欲情ヒッチハイク 求めた人妻」ほか
里見瑤子「セックス詐欺の女 濡れてよがる」「人妻 あふれる蜜ツボ」「新・鍵穴 絡みあう舌と舌」ほか

新人女優賞

矢藤あき「痴漢電車 ゆれて密着お尻愛」「美肌教師 巨乳バイブ責め」ほか
夏目今日子「欲情ヒッチハイク 求めた人妻」「悶絶ふたまた 流れ出る愛液」ほか
池田こずえ「肉体秘書 パンスト濡らして」「和服卍レズ 熟女の絡み合い」「黒下着の好きもの女医」ほか

男優賞

柳東史「さびしい人妻 夜鳴く肉体」「痴漢電車 ゆれて密着お尻愛」ほか
松浦祐也「痴漢電車 ゆれて密着お尻愛」「美肌教師 巨乳バイブ責め」「欲情ヒッチハイク 求めた人妻」ほか

監督賞

加藤義一「痴漢電車 ゆれて密着お尻愛」「若妻ひとりH 夜まで待てない」「美肌教師 巨乳バイブ責め」「新人バスガイド くわえ上手な唇」

脚本賞

小松公典「さびしい人妻 夜鳴く肉体」「欲情ヒッチハイク 求めた人妻」「援交性態ルポ 乱れた性欲」

撮影賞

創優和「さびしい人妻 夜鳴く肉体」「若妻ひとりH 夜まで待てない」「新人バスガイド くわえ上手な唇」「欲情ヒッチハイク 求めた人妻」「援交性態ルポ 乱れた性欲」「人妻姦通 お仕置き監禁責め」「恥母の名古屋帯 いじくる」

特別賞

林由美香

「2005年に最も活躍した女優」は誰の目から観ても華沢レモンだろう。2年目ながら出演ペースを鈍らせることなく、きちんとキャラの幅を広げ〈映画を救える女優〉に成長した。立派である。改めて出演作リストを見てビックリしが主演作が1本もなかったんだな。これを読んでる監督さんは、今年こそぜひ彼女の本格的な主演作を作ってあげてください。女優もう1枠はベテラン・深町章の3作で三本三様の魅力をみせてくれた里見瑤子に。「欲情喪服妻」で堂々たるファム・ファタルを演じた橘瑠璃も、じゅうぶん女優賞に値すると思うが、これを最後に業界を離れてしまったようなのが残念。 ● 新人女優賞は、アイドル女優としての資質もじゅうぶんな矢藤あきと、大人のオンナ・夏目今日子。それに、まだ熱演に見合うほど芝居が上手いとは思わぬが、その熱意を買って個性派・池田こずえに。もう1枠あれば愛葉るびも入れたかった。 ● 柳東史は浜野佐知/山崎邦紀作品のM系コメディ男優というイメージだったが、2005年はメロドラマ「夜鳴く肉体」の主役、「ゆれて密着お尻愛」の無精ヒゲのホームレスと、男っぽい新たな魅力をみせてくれた。対照的にダメダメ君のキャラが光ったのが松浦祐也。幅広い役のできる人だと思うが、やはりあのニカッという情けない笑顔が印象的。 ● 監督賞は4年目の加藤義一。発表した4本すべてがハズレなし。映画ファン、ピンク・ファン、暇つぶし──どの客層も楽しく観られるオーピーの若き王道継承者。次点はエクセス参入4年目の山内大輔。定番ジャンルをルーティンワークに陥ることなく、丁寧な仕事で娯楽映画として再生させる手腕は確か。ちなみに山内組の助監督は加藤義一が務めている。技術賞は竹洞組と加藤組を支えた創優和カメラマン。もともと坂本太作品などで印象的な絵を撮っていた人だが、竹洞哲也との出会いで初めて、内容と絵が幸福な結婚をしたと思う。最後に特別賞は〈永遠の〉林由美香。由美香さん、ほんとうにありがとう。