m@stervision pinkmovies 2003


1.味見したい人妻たち(城定秀夫)エクセス

2.痴漢義父 息子の嫁と…(後藤大輔)新東宝

3.痴漢電車 快感!桃尻タッチ(加藤義一)オーピー/大蔵映画

4.小説家の情事 不貞の快楽(深町章)新東宝

5.わいせつ温泉宿 濡れる若女将(深町章)新東宝

6.変態熟女 発情ぬめり(山崎邦紀)オーピー/大蔵映画

7.猥褻ネット集団 いかせて!!(上野俊哉)国映=新東宝

8.不倫妻の淫らな午後(池島ゆたか)オーピー/大蔵映画

9.熟年の性 人妻に戯れて(関根和美)オーピー/大蔵映画

10.小島三奈 声を漏らして感じて(国沢☆実)オーピー/大蔵映画

11.悩殺天使 吸い尽くして(国沢☆実)オーピー/大蔵映画

12.やりたい人妻たち(的場ちせ[浜野佐知])新東宝

13.痴漢股ぐらのぞき(深町章)新東宝

14.いんらん肉布団 女将の濡れ具合(深町章)新東宝

15.隣のお姉さん 小股の斬れ味(荒木太郎)オーピー/大蔵映画

16.OL日記 あえぐ牝穴(森山茂雄)オーピー/大蔵映画

17.美乳暴行 ひわいな裸身(荒木太郎)オーピー/大蔵映画

18.変態未亡人 喪服を乱して(山崎邦紀)オーピー/大蔵映画

19.疼く義母と娘 猫舌くらべ(山内大輔)エクセス

20.義母レズ 息子交換(下元哲)エクセス


※2003年公開のピンク映画 全83本中、65本を観賞。 個々の作品のレビュウはこちら



a w a r d s .

女優賞

酒井あずさ「熟年の性 人妻に戯れて」「ノーパン秘書 悶絶社長室」ほか
佐々木基子「不倫妻の淫らな午後」「義母レズ 息子交換」ほか

橘瑠璃「小島三奈 声を漏らして感じて」「悩殺天使 吸い尽くして」ほか
林由美香「隣のお姉さん 小股の斬れ味」「痴漢電車 快感!桃尻タッチ」ほか
麻木涼子「痴漢義父 息子の嫁と…」「美人保健婦 覗かれた医務室」「悩殺天使 吸い尽くして」
ゆき「やりたい人妻たち」「SEX配達人 おんな届けます」ほか

新人女優賞

谷川彩「いんらん肉布団 女将の濡れ具合」「ねっちり母娘 赤貝の味」ほか
麻白(ましろ)「痴漢股ぐらのぞき」「好色くノ一 愛液責め」ほか
山口玲子「痴漢股ぐらのぞき」「SM女医 巨乳くい込む」ほか

Kaori/りる「味見したい人妻たち」「婚前交渉 淫夢に濡れて」
宮沢けい「悩殺天使 吸い尽くして」
小島三奈「小島三奈 声を漏らして感じて」
まいまちこ「ノーパン秘書 悶絶社長室」「熱い肉体、濡れた一夜」「純愛夫婦 したたる愛液」

男優賞

白土勝功/しらとまさひさ「味見したい人妻たち」「疼く義母と娘 猫舌くらべ」
「義母レズ 息子交換」「寝乱れ義母 夫の帰る前に…」「教育実習生 透けたブラウス」ほか
本多菊次朗「牝猫 くびれ腰」「不倫妻の淫らな午後」「ノーパン秘書 悶絶社長室」ほか

牧村耕次「不倫妻の淫らな午後」「純愛夫婦 したたる愛液」
なかみつせいじ「いんらん肉布団 女将の濡れ具合」「小説家の情事 不貞の快楽」
「痴漢義父 息子の嫁と…」「痴漢電車 快感!桃尻タッチ」「天井裏の痴漢 淫獣覗き魔」ほか
城春樹「痴漢義父 息子の嫁と…」「純愛夫婦 したたる愛液」
岡田智宏「わいせつ温泉宿 濡れる若女将」

監督賞

深町章「小説家の情事 不貞の快楽」「わいせつ温泉宿 濡れる若女将」「いんらん肉布団 女将の濡れ具合」「痴漢股ぐらのぞき」「天井裏の痴漢 淫獣覗き魔」「いんらん家族計画 発情母娘」

脚本賞

山崎邦紀「変態熟女 発情ぬめり」「変態未亡人 喪服を乱して」「やりたい人妻たち」「やりたい人妻たち2 昇天テクニック」

撮影賞

長谷川卓也「味見したい人妻たち」「小説家の情事 不貞の快楽」「小島三奈 声を漏らして感じて」「新・未亡人銭湯 女盛りムンムン」「十八歳、制服の胸元」「天井裏の痴漢 淫獣覗き魔」「ナース姉妹 桃色診察室」「いんらん家族計画 発情母娘」

新人監督賞

城定秀夫「味見したい人妻たち」

特別賞

広島県にお住まいの佐々木さんご夫妻 (佐々木ユメカ&佐々木日記という類まれなる美人姉妹を生産して、ピンク映画史上初の実姉妹共演作「ナース姉妹 桃色診察室」を実現させた功績に対して)


o v e r v i e w .

2003年はピンク映画の当たり年だった。なかでも新陳代謝の進むオーピー映画(大蔵映画)の豊かさが質・量ともに抜きん出ている。 ● 新東宝はベテラン・深町章が6本の作品を放って実質的に1人で番線を支えた。新東宝を支える もう一方の要であるべき国映は依然として不調がつづき、唯一、年末の上野俊哉「猥褻ネット集団 いかせて!!」で気を吐いた。新東宝の不幸はまた(東京地区の封切館である)新宿国際名画座の劣悪な映写再生環境にある。じつはこの映画館は昨秋にスピーカー設備を新調したのだがヴォリュームは相変わらず微小のまま。意味ないじゃん! エアコンの音に台詞も劇伴もSEもかき消されてしまうような最低の環境で自社の新作が上映されていることに新東宝の経営陣はなんの痛痒も感じないのか。 ● 日活系のエクセスは2003年、みずから滅亡への第一歩を踏み出した。2002年末からの製作費切詰めに端を発する、ビデオ撮り劣悪画質キネコ作品の増加、新作2本立てから新作1本+旧作2本態勢への転換、旧作Vシネマの改題公開(これも劣悪キネコだ)といった事実は、すべてピンクからの緩慢なる撤退を指し示している。まあ、こんなところでおれなどが「猛省を促したい」と書いたところで事態は変わろうはずもないが、エクセスは製作を続ける意思があるならばせめて、本数は減らしても良いから相応の予算によるフィルム撮りの新作を作ってほしい。併映されている旧作ロマンポルノとは比べ物にならぬ粗悪な新作を上映するのは劇場のためにも観客のためにもならないと思うのだが。 ● 2003年も薔薇族映画(ゲイ映画)は1本も観なかった。


※いまさらではあるが、去年の5月に途中まで書いてそのまんまになってた一昨年(2002年度)のピンク映画概況も(書きかけのまんま)アップした> m@stervision | pink movies 2002