大会宣言

 

 私たちは、本日、第5回アコムユニオン定期大会を開催し、各地で発生している一つ一つの問題を会社全体の問題として考え、これからの活動方針を確認しました。

 

 法改正に代表される外部環境の大きな変化により、貸金業界は、これまでにない変革を迫られています。

 当社でも利息返還に対応した引当金4,900億円を計上するなどした結果、昨年度4,394億円の赤字に転落、創業以来、初めて大規模なリストラ・人員整理を行いました。

 アコムユニオンは、このリストラにすぐさま対応し、雇用の確保や高水準の一時金の獲得、退職勧奨の防止に成功しています。 その結果、大きな混乱、トラブルを未然に防止することに成功しました。これは、他業界でも見られない特筆すべき実績と言えます。

 

 さて、昨年10月に公布された改正貸金業法は、業界に大きな変革を求めるものになりました。 2006年3月度の決算では、消費者金融大手4社の赤字合計が、約1兆7000億円という巨額なものになっています。 そして、業界の再編、淘汰が急速に進んでいます。上場企業といえども経営戦略を誤れば、生き残ることができない厳しい環境になっているのです。

 

 私たちアコムユニオンは今年度も引き続き「健全な発展」をスローガンとして掲げました。

 会社はいま、グループ経営改革を推し進めています。 しかし、聖域なき改革には程遠い内容であるのが現状で、多くの問題が浮き彫りになっており、見直すべきことは多々あります。

 

 私たちアコムユニオンは、経営に対し、積極的に意見することで影響力を強めていきます。 その声をより強いものにするためには組織拡大が重要になります。その為にはメンバーのみなさまの協力と団結が不可欠です。

 安心して働き続けることのできる職場づくりができるように、これからも一致団結してみんなで頑張っていきましょう。

 

 以上、宣言します。

 

2007年10月27日

連合ユニオン東京 アコムユニオン

第5回定期大会