正しいブラッシングができている・・・というのが大前提ですが、これができてさえいれば、「出血は恐れず、痛みは避けず!」ということになります。

 痛みと出血は、それこそ歯ぐきが病気になっている証拠です。なのに、痛みを避けたり出血を恐れたりするが為に、妙に優しくブラシを当てるようにしていたのでは、歯周病が助長されるばかりか虫歯にも「なってくれ!」と言っているようなものです。

 もし、あなたの歯ぐきが歯周病に侵され抵抗力を失っていれば、当然痛みや出血を伴うかもしれませんが、それでいいのです。そのまま、正しいブラッシングをやり続けます。そうすることで痛みや出血は一時期増すかもしれませんが、そこでひるまずやり続ければ、まず出血がなくなってきて、痛みもだんだんとそのレベルが下がってきます。

 そうなれば、もうこっちのもの。そのあと健康な歯ぐきの状態を取り戻せるのは、時間の問題です。ちなみに、その度合いにもよりますが、通常2〜3週間で不快症状のピークを越えることが出来、その頃から貴方の歯ぐきが引き締まり始めるのを実感して頂けると思います。

 くどいようですが、正しくブラシを当てたときの痛みと出血は、恐れず避けず、それらがなくなるまでしっかりと当て続けてください。