001【NPC/分裂狩谷目撃証言】 PC狩谷

善行「最近、速いですね…。
 さっきも同じ方向から来たということは、もう一周ですか。」
瀬戸口「最後の時がきたな。
 …急げ。近くに居るぞ。
 全員に話し掛けろ。」
ののみ「ふぇ? なっちゃんは二人居るの?
 ????」
若宮「あれ、…さっきも居なかったか?
 おかしいなあ。」
石津「…あなた…半分だわ…。
 分かるもの…。
 …きっと運命が…そうさせたのよ…」
原「最近、あなたを良く見るわね…
 あちこちで。
 …どういう移動の仕方してるんだか…。
 テレポートかなにか?
 3分くらい前もあっちから来たでしょ。」
新井木「…なになに? もう気分良くなった?
 さっきまで目つきすごくわるかったよね。…?」
森「…すみません、さっきの件ですけど…。
 …どうしてそんなものが必要…え?
 全然覚えてないんですか?
 さっき確かに、弾薬ロッカーの鍵が必要って…。
 え? でも…さっき…、」


002【NPC/分裂狩谷との遭遇】 PC狩谷

本田「え…お? お?
 お、お前!
 か、狩谷が二人だとぉ?」
加藤「な…なっちゃん。」
狩谷B「…そうか、良心だけを切り離して分離したな…OVERSめ。
 田神の、言った通りか…。」
狩谷A「…。」
坂上「OVERS? OVERSシステム?」
狩谷B「はっ、だが丁度いい。
 これで、あしきゆめと、よきゆめの、どちらが人間に…ふさわしいかぁ!
 この一戦で決めてやるぅぅぅ!」
 [プシュー、ガシャン!]
芳野「ほ、本田先生!
 士魂号が、士魂号が…かっ、勝手に動き出して…。」
狩谷A「僕が呼びました。離れて。
 万物の精霊が、集まってきますから。」
芳野「え、え?」
加藤「なっちゃん!」
狩谷B「来いよ! もう一人の僕よ!
 世界に二人の狩谷 夏樹は要らないだろう!」
狩谷A「行くぞ!もう一人の僕よ!
 世界に何人自分が居ようと構わないが、いつまでも絶望しているのはたくさんだ!」


003【教師/ラストバトル突入】 PC狩谷

本田「な…なんだなんだ?
 …幻獣!? 幻獣だとお!」
坂上「…新型…いや、竜だな。」
芳野「ほ、本田先生!
 士魂号が、士魂号が…かっ、勝手に動き出して…。」
坂上「校庭に…ですか。ええ、見えてますよ。
 離れたほうがよさそうですね。本田先生も。
 リューンが、集まってきますから。」
芳野「え、え?」
本田「うぉ?」
坂上「…全ては、あの男の狙い通りか。」
坂上「生徒を出撃させてください。
 あの状態の狩谷くんは、強い。
 いかにOVERSとは言え、苦戦します。」
本田「…狩谷…狩谷だって!?」
坂上「詳しく説明する暇はない。
 準竜師から許可は取ってあります。」
本田「く、くそ、芳野先生、頼みます。」
芳野「本田先生! どこに行くんですか!」
本田「手前の生徒が裏切り者だったとき、最後にしてやれることは一つだけでしょう!」
芳野「本田先生!」
坂上「無視しなさい。
 こちらも急ぎましょう。」
芳野「え、あのでも…もうっ!」

※ちなみに、通常との違いは、最初の芳野先生のセリフに「坂上先生」の名前がないことだけ…に見えます。ただ、これ、「坂上先生」だけがある方が状況的には正しいような気がする。

 以下の展開は、【教師・アリアン/最後のハッキング・戦闘開始】から通常PCと同様。


004【ブータ/復活イベント】 PC狩谷

狩谷B「僕の勝ちだな…なに?
 くそ! なんだこの青い光は!」
ブータ「立て、伝説よ。お前の役割は終っておらぬ。
 伝説は最後に、大逆転するものだろう。」
狩谷B「…万物の精霊。
 この期におよんで、まだ万物の精霊を呼ぶか!」
 人が太古に捨てた感傷まで動員して…。
 そうしてまで僕が憎いか!」
ブータ「感傷ではない。ひとのゆめだ。
 人が生きる時、ゆめがうまれる。暗い絶望と嫉妬のゆめだ。
 憎しみと後悔が産む、自分は罰せられるだろうという、ゆめだ。
 だが、それでもひとが生きようとするときに、もう一つのゆめがうまれる。
 はかなく頼りないが、たしかに存在する夢だ。
 どこかで誰かが自分を見守っている。
 影で人知れず、あしきゆめと戦っている!
 弱い自分だが、我もだれかのために戦おうと!
 我ら神族は、その決意! 存在せぬが、ひとが信じるそれゆえに、血肉を与えられ、あしきゆめと永劫に戦うよきひとのゆめ!
 さもあるがように語られる、ありえない伝説。
 だが、人が戦うには十分な理由!
 人が人を信じるに十分な理由!
 され! あしきゆめよ! 夜がくれば朝が来るように、希望と言ううすあかりと共に、人の心に、よきゆめが戻ったのだ!
 世界は再び選択した!
 生きようと! 生きて再び明日を見ようと!」
 ブータは若さを取り戻したかのようだった。
 冬の後には、春が来るように、
 雨の後に晴朗が来るように。
ブータ「狩谷!!
 もっとも新しい伝説よ! 人々の願いよ。
 この悲しみを終らせる時が来た!
 生きる者と死んだ者達の願いを拳に託し!
 万物の精霊となった昔のゆめを飲み込んで!
 最強の伝説となったそのゲンコツで…
 一発ギャフンと!大逆転してこい!」
狩谷B「そんな物で人のありようが変わるか!」
ブータ「やってみてから言ってみろ!
 いけぇ! 狩谷!!」

※名前が違うだけ。


005【愛のない加藤の結末】 【本田と加藤/愛のないHEROの結末】のPC加藤限定バージョン

狩谷「なんでぇぇぇ、
 僕だけがぁぁぁぁ、
 なんでぇぇぇぇ ぶー」
坂上「加藤機、???を撃破!」
 うめく狩谷を見下ろして、本田は髪をかきあげた。
本田「殺せ。加藤。
 殺せ。それは、幻獣。お前の敵だ。」
 [銃声]
 本田は、銃を撃った。
本田「お前を狙っていた…。」

[選択1]
 (嘘だ!) / (…。)
本田「…馬鹿かお前は!
 裏切り者が、憲兵に引き渡された後どうなるか知っているのか!
 …お前に少しでも優しさがあるのなら、お前の手で殺すべきだった。
 …他の誰の手でもなく…。
 …馬鹿が…。
 教えたぞ。お前は、軍人だと。」
 本田はそれだけ言うと、背を向けて歩き出した。

通常PCで加藤が戦死していたパターンと同じく、最初の選択肢がなくなります。


006【教師/戦闘開始】 【教師・アリアン/最後のハッキング・戦闘開始】のPC岩田限定バージョン

狩谷(竜)「殺す…ころぶぅぅぅぅ。」
芳野「全部隊! 戦闘用意!
 あ、でも、手加減して!
 痛いといけないから。…あ、なにを。」
坂上「手加減するな。殺せ。
 …なに言ってるか、ですか?
 生徒は知らなくて結構。」
坂上「…岩田くん。
 全力で殺しなさい。
 手加減できる相手じゃない。」

※よーするに、アリアンがハッキングして来ることは絶対にない、と。もちろん、Sランクは取れます。


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