001【瀬戸口/抱きしめるなら…?】

瀬戸口「うん? 坊やか?
 ああ、そうだった速水だったな。悪かった。
 坊や。」
速水「…。」
瀬戸口「ははは、悪い意味で言ってるんじゃないぞ。
 若いことはいい事だ。
 …だが、俺のほうが年上で目上だけどな。
 ついでに言えば、年齢と言う奴は絶対に追い抜けないから、まあお前さんは一生年下なわけだ。
 ははは。俺はお前のそういうところ、好きだな。」
 瀬戸口は、速水に顔を近づけると、にっこり笑って抱きしめた。
 …なぜそこで紅くなる。
瀬戸口「だが、抱きしめるにはやっぱり女の子の方がいいな。骨っぽい。」
 じたばたあばれる速水。
 訳の分からない無声音語をしゃべる。
 物を落す音。二人して横を見る。
 そこには、壬生屋が居た。
 顔を真っ赤にして、髪が広がるように、その光景を見ている。
壬生屋「…も、申し訳ありません!」
 目をあわせないように大きくおじぎをすると、そのまま走り去って行く。
瀬戸口「あらあら。」
 笑う瀬戸口の声を聞きながら、速水は、白くなった。


002【瀬戸口/からかうのが】 001の後

「いやあ、やっぱり人をからかうのが一番面白いよな。はははは。」


003【瀬戸口/ファジー入力について】

「はぁい。皆様のマダムハンターいや、もう女性ならなんでもOKの美男子にして虚弱体質、瀬戸口に愛の質問かなムシュー。
 …こら、逃げると追いかけたくなるだろう。
 男の習性を利用したがるんじゃない。
 分かった分かった。いいことを教えてやるから、そう怒るなよ。俺のバンビちゃん。
 …ファジーって、知ってるかい? あいまいなもののことだ。提案したりする時に、丸いのが出てくるだろ?
 …もてない奴は、こいつを上手く使えないのさ。
 デートにはデートの、別れ話には別れ話の態度と表情があるってもんさ。
 …あ、今の坂上先生の真似ね、似てるだろ?
 それはともかく、提案するときは、色々表情かえてやるもんさ。
 いつも平坦に話していちゃ、ロボットと間違えられるぜ。…それから…、
 …俺と仲良くすれば、どうやれば世の美しい女性達とデートに行くことが出来るか、その技巧とテクニックについて教えてやるよ。
 ま、困ったらこの愛の狩人の胸に飛び込んでおいで。」


004【瀬戸口/通常会話コレクション】

[小隊発足(陳情できるようになる)前限定]
「…話術って技能を訓練すれば、提案の成功率を上げることが出来る。
 …俺って、役に立つ上に色男だろ?」
「幸運の女神は、強引な方が好きだそうだ。
 話しかける勇気がなければ、女神を振り向かせて笑わせるなんて出来やしない。」
「人生を楽しんでるかい?
 …ふっ、まだ周りが見えてなさそうだな。
 …一人よがりでは、疲れるだろうに。」
「どこかに俺の美人は落ちてないか。
 …いや、美少女や美人妻や美老婆でもいいんだが。」
「分かった。
 さあ、俺の胸に飛び込んでおいで。
 ヌルッと。さあ、ヌルッと。…どうした?」
[日曜]
「…うーん、あと、フローラに圭子に恵に、蝶姫に光にあと誰に義理を果たす?」


005【瀬戸口/初陣前日】 【善行と瀬戸口/出撃の日取りが】の当日(初出撃前日)

「俺、ナンパしてくるわ。今日は男ナシでいくから。話かけて、くれるなよ」


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