フリーランスの同時通訳者、翻訳者、環境ジャーナリスト(環境コミュニケーター、かな?)
京都生まれ。
幼少の頃は色白で舞子さんをめざしていたが、5歳で宮城県の田舎に転勤し、毎日野山を駆けめぐって遊ぶ野生児生活で真っ黒になり夢破れる。しかしこの時期、五感で体験した「大地とのつながり」が今の自分の活動の1つの原点であるような気がしている。
大学での専攻は「教育心理学」、特に臨床心理学(カウンセリング)。修士を終えて「社会を経験していない私に社会で困難を味わっている人のカウンセリングはできません。一度社会に出てきます!」と大学を飛び出して以来戻っていない。「枝廣はまだ戻らんかー」と先生。ごめんなさい (^^;)。
「大学院卒の女子なんて要らない」という就職難の中、株式会社サンマークの教材開発部門に拾ってもらい、第二の青春を送る。(商品開発部所属であったが、社内旅行や会社の創立記念行事等の宴会部長として名を馳せる。その後10年ぐらいしてから、サンマーク出版から最初の翻訳書を出版してもらう)
1991〜93年、夫の米国留学に伴い、ニュージャージー州で暮らす。渡米前は英語は苦手で大嫌いだったが、この2年間に一生懸命勉強し、帰国後、通訳となる。
ある程度、英語力がついた時点で、たまたま『地球白書』で知ったワールドウォッチ研究所に「英語/日本語のコミュニケーションでお手伝いさせて下さい!」とボランティアの押し売りをし、以来、レスター・ブラウン氏の日本でのサポートを続ける。
通訳では「環境なら枝廣」とご指名をいただくことが増え、自分に蓄積された専門用語や背景知識を活かせるし、逆に現場の様子や最先端の知識を自分の活動にも活かせるので、とてもうれしい。
最近は、環境に関わる執筆や講演、ワークショップなどの仕事が多い。
環境問題の通訳・翻訳、取材や講演をするなかで、また、ワールドウォッチ研究所やレスター・ブラウン氏のサポートを通じて、日本の各地から、そして世界から届くワクワクする情報や取り組みを「ひとりじめするのはもったいない!」と、1999年11月より、環境メールニュースを配信しはじめる。
1つ書けば、2〜3つ書きたいことが増えるという、芋づるニュース畑から、かなりの頻度で配信している。人や情報や取り組みのネットワークがどんどん広がる。
※このあたりの顛末は、『朝2時起きで、なんでもできる!』(サンマーク出版)に。
通訳でも翻訳でも講演でも執筆でもメールニュースでも、自分としては同じコトをやっていると思っている――情報や知識や知恵や気持ちを「伝える」ことと「つなぐ」こと。
日本語と英語のあいだであれば、通訳や翻訳になるし、日本の中であれば、講演や執筆になる。
いまは、<環境>と<英語>の交叉点での活動、特に、日本の環境情報を世界に発信する活動に力を注いでいる。
Simultaneous interpreter, translator and environmental journalist
Born in Kyoto, Junko Edahiro received a Master's in Educational Psychology from Tokyo University.
She began studying English at 29, and began to work as a freelance simultaneous interpreter, translator and environmental journalist. In addition to interpreting at international conferences, lectures and seminars on environmental issues, translating business documents and publishing a number of translated works, Ms. Edahiro is actively involved in publishing and lecturing on the environment.
Her publications include “You Can Do Anything If You Get Up at 2:00am Every Morning” (Sunmark Publishing), “Eco Networking” and “What Is the Earth's Sweater?” (Kaizousha). Her published translations include “The Eco Economic Revolution” (Tachibana Publishing) and “Repacking Your Bags”(Sunmark Publishing).
Interview : Foreign Press Center Japan