錠は堅牢です。だから日常では錠や鍵に注目することが少ないと思います。
とこらがいったん故障してしまうと、不便になり気になりだします。
しかし慣れっこになってしまう。壊れてからでは遅い場合もあります。
不便に感じはじめたら、メンテナンスの時期です。
錠はいくら堅牢であってもものそれぞれ破壊強度と耐久性やいろいろな使用状況を
考慮して設計されています。しかし、極端な使用状況によって異常な外力が加わり、
思いもよらない故障や破損が発生します。
デッドボルトを出したまま戸を閉じる場面がありますが、誤動作の場合もありますが、
風通しのためにそうしてる場合があります。デッドボルトの側面強度は静荷重で考慮
されていますので、戸の開け閉めで動荷重になると10倍近くの衝撃が発生します。
これを繰り返していたのでは、錠も戸の枠も傷んでしまいます。
ノブやレバ−ハンドルで把手に紐を巻き付けて、紐で引っ張って戸を開閉状態
にしている場面がよくあります。ノブやレバ−ハンドルの”がたつき”の原因に
なったり、紐の繊維を回転部分に巻き込んだりして、不調の原因になりやすい。
施錠するたびに、ノブやレバ−ハンドルを力任せに”ガチャガチャ”と数回揺さぶって
戸締りを確認する人がいますが、無駄な錠の耐久テストを行って、
あえて錠の寿命を縮める必要はないです。
錠を踏み台にする。塗料を吹き付ける、塗ってしまう。ハンマ−などで強くたたく。
鍵穴に異物をいれる。などの常識を超えた使い方はやめましょう。
錠に与える悪い影響が大きいです。