『王の帰還』を見る前に(もちろん見たあとも)、われらのゴンドール・ブラザーズの出番をともに再確認し、その活躍を牛のように反芻いたしましょう!!!!
※『FOTR』、『TTT』ともにSEE版DVDを参照しております。
※全体の話の進行と関係なく、執政兄弟が出ている場面だけ追っかけています。ははは。
●裂け谷にボロミア到着
馬に乗ってボロみん登場! ひゅーひゅー♪ 待ってましたあ♪ このシーン、原作では、裂け谷行きのためにローハンの馬をかり、しかも途中の早瀬川あたりで馬を無くし(逃げたってことか?)、そのあとはトボトボと歩いていますね。 なので本当はここは疲労困憊ぐったりきゅ〜の徒歩ボロみんだったのね。騎馬にしたのは、やっぱししょっぱなをカッコ良く印象づけたかったからですかね? 確かにかっちょいいっすう。
●エルロンドの館でアラゴルンと初顔合わせ
なんでもいいけどこんな暗いとこで一体アラゴルンは何を読んでいたんでしょうねえ? 目が悪くなりそうだ。
このシーンは暗いので、ボロみんの金髪もかなり黒く見えますネ。映画に出てくるボロみんはなぜ原作のように黒髪でないか? は、「アラゴルンと見分けがつかなくなるから」という哀しくも単純、かつ深刻な(うう)理由からかと推測しておりますが、このシーンで黒髪ボロみんとアラゴルンをくらべることができなくもない。確かにボロみんのほうがヒゲが濃いというのを除けば、後姿なんかは遠目には区別つかないかも?
●エルロンドの会議
・全員が映るシーン
まず、このふんぞりかえったえっらそ〜な座り姿に拍手拍手拍手! …しかし気になるのは彼の両側に座ってるおっちゃんたちですよね。これはゴンドールのエライさんたちなのか? しかしボロみんは一人で来たはずだしい。原作にだってこのへんの表記はナッシング。でも、なんとなく「頭に血がのぼりやすい坊ちゃんのお目付け役」みたいな雰囲気で私ゃ好きっす。うふ。
・立ち上がって中央の指輪をとろうとするシーン
椅子から立ち上がってすぐ、右手でおでこを押さえますね。これはナルシルの剣をいじって指ケガして退場するときにも、剣の落ちた音にちょっと立ち止まったすぐ後にやってますね。むむ。
中央に歩み寄る彼が下からのとらえられますが、なんかお腹まわりが充実してるように見えるのは私だけ?! そして指輪をとろうとする手の大写し。爪の間が黒くてきちゃない(笑)。ロード・オブ・ザ・リング全体に言えることですが、登場人物の手はつねに、ちゃんとコ汚い。リアルだ。一番汚いのはもちろん馳夫ですネ。
・ガンダルフに諌められた後、「これは授かりものだ!」と再度立ち上がるシーン
のしのしと熊のように歩き回るボロみん。ここで背景の音楽を良〜く聞いてみましょう。そう! このメロディーは、 TTTのSEE版にある、ファラミアのボロみん回想シーンに流れた、そして『王の帰還』で何回も流れる『ゴンドールのテーマ』ではあ〜りませんか。これに気がつくと、彼はゴンドールの命運を背負っているからこそ指輪が欲しい…それがより強調されているように思えたのでありました。うふ。
※なお、この「エルロンドの会議」シーンは、SEEの特典ディスク2の、「特典映像/マルチアングル・デモンストレーション“エルロンドの会議”」に、6つのカメラでとらえたアングルがのってますが、この特典を見てない方、ぜひぜひチェック〜!
6つのカメラの映像それぞれを見ることができるのですが、ボロみんファンとしては、3カメと4カメ、特に4カメ映像が必見です。「それが会議の決定ならばゴンドールもしたがう」という台詞を言った後、スタッフの“カット!”がかかるまでの少しの間に、「もういい? まだ?」という感じでボロミア…というかショーン・ビーンが視線を「?」と送ってるのが映っておりまする。きゃー。
●裂け谷出発
門の前でエルロンドが最後に挨拶をのべると、レゴラスとアラゴルンは頭を下げつつ右手を左胸にあてる、エルフのご挨拶をします。ボロみんは自分の左に立つレゴラスの挨拶を見て「なんじゃいそりゃ」と言わんばかりの、うさんくさそーな視線を向けておられます。ははは。
●霧ふり山脈に沿って移動
例の『旅の仲間』のテーマに沿って、空撮でとらえられる仲間たち。9人が歩いているシーンは一体どこにボロみんがいるかチェックするのもまた楽しですね。そして、テーマのサビ部分とともに岩場からガンダルフ、レゴラス、ギムリ、ホビッツ…と順場に現れるシーン。…どうしたんだボロみん! なんかきみょーにお顔にお肉がついてらっしゃるように見えてよ!
***その2に続くのでした…***