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民主党代表として議員たちに一番強調したいことは |
一番強く望みたいのは、己を捨ててほしいということです。 |
私欲のままに行動する政治家が多い中で、私欲が国を滅ぼしてきたんだ |
という痛烈な自己批判のもとで、己を捨てて無私の姿勢で臨むというこ |
とを常に強調してきたつもりだし、それが覚悟だと私は思っています。 |
覚悟というのは自分自身を無にすることだと理解していただきたい。 |
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わたしが、西郷隆盛の「命もいらず名もいらず、官位も金も望まざる者ほ |
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ど御しがたき者は無し。」という遺訓をことあるごとに、党員のみなさん |
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に説くのも、そこにあるんです。 |
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そういう気持ちが自民党型政治の対極に来るもので、民主党と自民党との |
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違いは分かりにくいと言われますが、実はイデオロギーの違いじゃなくて |
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体質の違いなんだというところを際立たせていくことが大事だと思うんです。 |
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議員たちに覚悟の重要性を訴えていますが鳩山さんの覚悟とは。 |
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私は子供のためなら命を捨てることができると思いますが、政治家の覚悟 |
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というのは国民のためにいかに自分の命を捨てることができるかというこ |
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こだと思いますね。 |
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国民が例えば経済的に落ち込み、社会的にもモラルが退廃していくとき |
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に、命を捨てて、彼らを救うぐらいの行動を厭わずにしなきゃならないと |
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思うんですね。 |
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例えば他国で何人かの日本人がそこで捕まったときに、自分が政治家とし |
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て彼らの命と引き換えに入っていけるか、それによって彼らの命を救うこ |
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とができるなら、大いに行こうじゃないかという覚悟を持っているか、と |
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いうのはひとつありますね。 |
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そういう環境が将来起きないとも限らないし、常にそのぐらいの思いをも |
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って国民全体のことを考える度量を持っていなきゃならないと言うことを |
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覚悟と言っているんですが。 |
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次頁へつづく |
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