●GETTER THE ROBOT
  ANOTHER SCENE
アナザーシーン:
……はたして! 漫画家さんは忙しい。
忙しいから新しくキャラクターを作る時間さえ無かったりする。
そうなったとき、どうするか?
そう、過去の自分の作品からちょっと拝借しちゃったりするのだ。
そして濃いファンたちは「おっ、これってアレじゃん。」と喜ぶのだ!
ううむ、正に一石二鳥。
そう、ここでは石川賢氏の『ゲッターロボ』作品以外の作品中に登場するゲッターを紹介しよう!! 
それこそがゲッターのアナザーワールドなのだ!!
THEME:1

君は「ゲッター忍者」を知っているか!!

回天−幕末剣銃士- (三和出版)/特別編:「竜馬暗殺」

『魔界転生』、『天と地と』、『柳生十兵衛死す』などで代表されるように、石川賢氏は実は歴史時代劇作家でもある。(正確に言うとダイナミック時代劇作家か?(笑))
時代考証をダイナミックにとらえたその作品群を、一度は読んでいただきたいものだが、そんな作品群の中に『回天-幕末剣銃士-』がある。

時は幕末。坂本竜馬や新撰組がその志の元に駆け抜けて行った時代。
そんな時代にゲッターは敵役として登場する!!

竜馬暗殺の舞台、近江屋。
その暗殺現場に寸での所で飛びこんで来た、主人公回天。
しかし、竜馬に深手を負わせていたのは討ち入りしに来た浪士連中では無かった!
そう! その相手こそ!! でたー!!! ゲッター忍者ァァァ!!!!!

作品中には当然ゲッター忍者などという表記は何処にも無いが、その姿は正しく真ゲッター1!! いや右手にドリルのシルエットはブラックゲッターをも彷彿とさせる!
か、かっこいい!! ページ3分の2を使い登場するその姿は主人公の回天を霞めさせて余りあるインパクト!
トマホークブーメランは出すわ、ゲッターレザーは出す。
しかーし、そこは石川賢! 当然それだけでは終わらない!!
なんとゲッター1のツノを使った真剣白刃取りまで披露ちゃうのだ!!
そして最後は腹に巻いた爆薬で自爆!!
おいおい、どっかで見たシーンじゃないですか、コレは!
さすが石川賢! やってくれるう!!

この漫画、「ヤングマン」(三和出版/−その後永井豪が『どろろん艶靡ちゃん』連載してた雑誌。もう休刊してる)の2000年11月創刊号に載ってて、立ち読みしてゲッター忍者のページ開いたとたん即買いしてました。(雑誌名の情報提供<ふりーく北波さん>ありがとうございました。)
単行本化されるまでその雑誌捨てられなくて困った困った。
ちなみにこのエピソードはGakkenから出ている『回天 幕末剣銃士』の続きの話になる短編なわけなんだけど、残念ながらGakken版には収録されてません。
上記の三和出版版にしか収録されてないのですよ。
だからオレはGakken版持っていながら三和版も買ってしまいました。トホホ。
しかーし、そこまでしても余りあるカッコ良さのゲッター忍者!
ゲッター好きなら見逃せないぜ!!