2020.11.22 -

91回都市対抗野球

 ドームの土を噛みしめるように打席に立つ吉田。。。最後の移籍組現役戦士。

 

 

吉田(三菱重工名古屋より三菱自動車岡崎補強)

 

 

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移籍後も、補強を含めて10年連続本戦出場を続けてきた“ギンジ”、吉田。残念なお知らせは所属する三菱重工名古屋が企業内野球部統廃合でその歴史を終えることになり、吉田もこれに合わせ引退を表明。チームは東海地区予選で敗退も、三菱自動車岡崎から補強選手に選出され、キャリアでなんと12回連続ながら現役最後の舞台として東京ドームへ。5番DHで先発しました。

 

 

 

 

相手は強豪、JR東日本。先発は阪神2位指名の好投手、伊藤投手。

 

 

 

初回1点先制直後に2点を逆転され1−2で迎えた2回表、先頭打者で第一打席へ。

ここは流れを渡さない為に何としても出塁がほしいところ、吉田らしく変化球に食らいついてレフト前に運ぶ、しぶといヒットで出塁。

 

 

 

 

2塁に送られて、後続のタイムリーで生還、同点とします。

(本塁へ激走、ちふさん命名の“エクストレイル”走行中のギンジ。)

 

 

 

 

その後は、両チームお互いに追加点を許さない投手戦が続く展開へ。

吉田の第二打席はきわどい内角球を見逃しの三振。続く第三打席は変化球をうまく捉え、レフト方向に大きな当たりもフェンスまであと一伸びのフライ。

 

 

 

 

そして9回、2アウト1塁で打席が回ってきた。

ランナーは盗塁、悪送球で2アウト3塁と絶好のチャンスが来た!

ベンチもスタンドも盛り上がる。

 

 

 

 

が、初回から投げ続ける伊藤投手に外角低めへの渾身の一球を投じられて、見逃し三振。

そして。。。チャンスの後にピンチ有り。

その裏にJR東日本にサヨナラアーチが生まれて三菱自動車岡崎は初戦で敗退となりました。

 

 

 

 

これを持って、新人初年度ながらレギュラーとして日産休部前の都市対抗と日本選手権で活躍し、その後も三菱重工名古屋で常に主力選手として活躍、日本選手権制覇も経験した吉田承太の現役生活は終わりを告げました。長らく両チームファンと社会人野球を盛り上げてくれたと思います。ギンジ、ありがとう。そしてお疲れ様。