‘レベル差のある試合’

 「お手上げ!」

 だいたい月1〜2回のペースで私は大会に出ている。ここでいう大会とは京都府の協会の試合から各市町村の協会あるいは連盟の試合、部内の試合(練習ではなくイベントとしての)までを含んでいる。

 当然出る大会の選手のレベルもまちまちである。が、自分がたまたま優勝できた試合は除いて、大抵は自分より強い人がいる(優勝できてもいるときはいますが(^^;))。

 相手が自分よりも強いけどなんとかなるかもしれない、といったレベルであれば、それはもう必死である。勝つことだけを考えてそれこそ死にもの狂いで試合をしている。そんなときはでかい声をはりあげ、ガッツポーズも出る。

 なんだけど相手が猛烈に強い、どうあがいても勝てない、とわかってるような場合、何を考えて試合をしたらいいんだろう?

 相手が攻撃してくるボールを必死でしのいでなんとか自分の容(かたち)にしたい。相手がミスしたら儲けモノ、みたいなことを試合をしながら考えていることがよくある。
 基本的に私はそういうときは1つの目標をたてる。だいたいは「バックハンドスマッシュを1発鮮やかに決める」である(私はペンホルダーのラケットを使ってます)。

 たてた、目標を達成できると負けてもまぁしょうがないなぁという気持ちになる(ただの自己満足)。けどバックハンドも決められなかったときは打ちのめされた気分になる。

 逆に相手には失礼だけど自分のほうが強いとわかっていて、まず負けはしないだろう、といった場合どうするか。

 私の場合、まず1セット目は徹底的に打ちのめす。それで予定通り1セット目をとれたら2セット目は点差が開いたときに、できるだけラリーに展開していってその中できちんと決められるようにしていく(点差が開いたときにというのは競ってるときにそういった展開で相手が調子にのってくるとまずいから)。

 今までいろんな試合に出てきたけど、いつも試合では考えさせられることがあり、「卓球は奥が深い」と試合に出るたびに思うひらぽんでした。