９月１３日（土） 嵐…
今日は１日中フェリーの中。これまでの一人旅の中で一番の大揺れが続いている。海は大時化。台風と一緒にフェリーが北上しているようである。
船内のアナウンスでは、到着時の状況によっては時化がおさまるまで港内に入らず沖で停泊するとのこと。そうなると予定が狂ってくる･･･。
じたばたしても仕方がないのでひたすら寝ることにした･･･。
今日の車での走行距離：０ｋｍ 一人旅計：１３８ｋｍ
９月１４日（日） 曇りのち嵐のち晴れ
午前４時。無事にフェリーが小樽港に接岸。台風は？というと、なんとフェリー到着に合わせたように小樽が台風の目の中に。おかげで雨風がおさまり、この隙にフェリーが無事港に着いたようである。
が、到着直前の船員の話では台風のせいであちこちで道路が通行止めになっているとのこと。う〜ん大丈夫だろうか･･･。
小樽港でいつものようにフェリーターミナルの展望温泉に入る。が、今年は外の天気が悪く景色も今ひとつ。
展望温泉を出て車に戻ろうとして外に出ると雨足が強くなってきた。車に戻ってしばらくすると風も強くなってきた。台風の目が移動したようである。
しばらく待ってもおさまりそうにないのでとりあえずゆっくり出発。今日の目的地は函館。まぁゆっくり行かないと仕方ないなあっていう感じ。
函館に向かう途中、天気がおさまってきた。いい感じである。
函館についたのは昼前。このときすでに天気は晴れ。よかった。
函館ではまず五稜郭へいった。このときは知らなかったが来年のNHK大河ドラマは新撰組がテーマだとか。しかしまぁきれいに五角形につくったものである。きれいなところだ。
その後、夜景で有名な函館山へいった。うん、確かに景色はいい。眼下に函館市街があり、確かに夜景はすばらしそうである。
夕方、港のほうへ。今は就航していないが青函連絡船の記念館（船がそのまま資料館になっている）へいった。知識としては多少知っていたが青函連絡船にはいろいろな歴史があることを改めて実感した。
夜、その夜景を見に行ったのだが･･･行ったタイミングが悪かった。３連休の真ん中ということもあり渋滞して駐車場に入れない。あきらめて戻りました･･･残念。
朝が早かったこともあり、今日はサクッと眠りについた。
（左）函館山より市街地ををのぞむ。（右）資料館になっている青函連絡船。
今日の車での走行距離：３００ｋｍ 一人旅計：４３８ｋｍ
９月１５日（月） 晴れ
少し疲れていたこともあり、少しゆっくりめに起床。午前中は函館市内をドライブし、昼に港へ。
今回は函館から青森へ渡る。次の目的地は青森県むつ市である。青森港行きではなく大間という本州最北端の地（下北半島側）へ行くフェリーである。青森港へは４時間ほどかかるようだが、大間だと１時間４０分で着く。そこからむつ市内へ。
夕飯はガイドブックに載っていた‘かまふせ定食’というのを食べにいった。海系の料理で結構ボリュームがありお腹いっぱいに。
明日は山へ･･･。
フェリーより函館山をのぞむ（こんな形やったんですね）。
今日の車での走行距離：１１２ｋｍ 一人旅計：５５０ｋｍ
９月１６日（火） 快晴
今日は天気がいい。快晴だ。今日は山へ向かう。
山とは？青森の下北半島で有名な山、それは日本三大霊山の一つである‘恐山’である。
今回の一人旅のメインの目的地の一つである恐山はかねてから行きたかった場所である。
行くまでは神秘的な、また霊的なイメージが強かったがネットで調べているうちにイタコ等は常時いるわけではなくお祭りのときだけであることもわかり、予想しているよりもおどろおどろしいところではないことがわかる。
山道を進むと、かなり、というかむちゃくちゃきれいな湖が目の前に広がる。宇曽利湖である。天気も非常によく芸術的な景色が目の前に広がる。
入館料を払いお寺の中に入る。恐山菩提寺。山自体が火山であり、岩肌がごつごつしている。お寺の中には小さいながらも温泉もある。
お寺から湖をのぞむ。真っ青な空、真っ青な湖。と思えば地肌のあちこちでは湯気やお湯が出ている。想像していた感じとは全く異なり、あまりにきれいな景色にしばし圧倒された。
なぜか去りがたい気持ちが残りつつも恐山を発ち、次の目的地、盛岡へ向かう。遅めの昼食として高速のサービスエリアでちょっと贅沢ながら前沢牛のハンバーグを食べる。
盛岡に到着したのは夕方。少し疲れたので早めに休もう。
左：宇曽利湖 右：宇曽利湖から流れる三途の川にかかる橋
今日の車での走行距離：３３０ｋｍ 一人旅計：８８０ｋｍ
９月１７日（水） 晴れ時々曇り
今日も山側へ。今日の目的地は小岩井牧場。動物が好きなひらぽんは毎年どこかの動物園や水族館・牧場へ行っているが今回は乳製品でも有名な小岩井牧場である。
ここの牧場では主に羊が飼育されており、牧羊犬のショーである‘シープドッグショー’などが行われている。
シープドッグショーの始めに羊の体の仕組の説明があった。羊の毛は外側は汚れているが、中は油の分泌で非常にきれいであり、その油は化粧品に使用されているとのことである。
今回のシープドッグショーでは、まだまだ若手（？）のシープドッグが羊を吠えることなく一箇所に集める、という芸（仕事）を見せてくれたが、けっこう失敗も多かった。これからに期待、というところか。
羊小屋の中では、３日前に生まれたばかりの子羊がいた。かわいい。癒されるとはこういうことか。
牧場を出ると携帯がなっている。見ると会社から。担当しているシステムのトラブルらしい。勘弁してくれや、ほんまに。
小岩井牧場をあとにし、次の目的地、仙台に向かう。ちょっと天気が悪くなってきた。心配。
仙台はやはり東北一の都会である。高速のインターを降りて市街地のほうへ進むと夕方ということもあり渋滞。
夕飯は東北大学へ行っていた友達に教えてもらった牛タン屋へいった。確かにうまかった。満足。
左：生後３日目の子羊 右：黙々と草を食べる羊
今日の車での走行距離：２４５ｋｍ 一人旅計：１１２５ｋｍ
９月１８日（木） 晴れ時々曇り
仙台は都会である。大都会である。ということで観光にはあまり向かないという気がする。
宮城でも海のほうへいけば観光地があると思うが、今回は都会を散策した後、次の目的地である福島へ向かった。
仙台から福島まではあまり距離がなく、２時間かからなかったような気がする。インターを降りてからまた山へ向かう。今回は飯坂温泉というところでゆっくり温泉につかりたい･･･。
ところがひらぽん外湯の探し方が悪かったのかお世辞にも‘ゆったり’できるところが無かった。ひたすら探し回ればあったとは思うが残念ながら今回はゆったりと感じられるところは見つけられなかった。残念･･･。
今日の車での走行距離：１２６ｋｍ 一人旅計：１２５１ｋｍ
９月１９日（金） 晴れ時々曇り
今日は長距離を走る（まぁこれまでも長距離ですが）。午前中はゆっくりして、午後に福島から富士（静岡）へ。
東北道から首都高に入り東名へ。高速を３つつないで目的地へ。
まず東北道を終点まで。途中下車したものの東北道は端から端まで制覇。ここから首都高速に入る。
首都高に入ると、いきなり渋滞。なんじゃこら。阪神高速よりもひどいんじゃないの？福島から東北道終点まで２時間でいけたのに、首都高を抜けて東名に入るまでに２時間かかった。うちの会社のシステムセンター首都高沿いにあるのだが、その横を抜けて（渋滞していたのでゆっくりだが）なんとか東名高速へ入る。
東名高速に入るとスムーズに車が動き出す。おっと、取締りのパトカーだ。気をつけないと。
と何とか富士へ到着。太陽が沈んだ後だったので富士山を見れなかったのが残念。
晩御飯を食べに近くのレストランへ行き、さらに少し車でいったところにいわゆるスーパー銭湯があったのでそこへ一風呂浴びに。ふー。
明日は大阪に戻る。今日はゆっくり休もう。
今日の車での走行距離：４４７ｋｍ 一人旅計：１６９８ｋｍ
９月２０日（土） 曇り時々雨
朝から曇り。富士山は見えず。残念。
また東名高速に入り、ひたすら大阪方面へ。東名から名神へと入り、途中サービスエリアで休憩しながらも予定より早めに自宅へ到着。
ひらぽん一人旅でフェリーで帰ってこなかったのは今回が初めてで、いつもより疲れたような感じがする。
今回は、太平洋側の東北地方の県をまわってきた（通ってきた？）ので、次回は日本海側の県をまわりたいと思う。
今日の車での走行距離：４００ｋｍ 一人旅計：２０９８ｋｍ