※ この日記は、「信長の野望」その他、武将ネタがらみの日記をまとめたものです…。
September 17, 2002. Tue. くもり
電気アンジェリークは騎馬鉄砲隊の夢を見るのか(意味不明)?
現在、二条城を囲んでおります。
ええ(笑)。
天下は目の前でございます(うふ☆)。
……と思っていたら、うちの馬場信房が、敵に登用されてしまったわ〜〜〜〜(涙)!
というような状況です。
すいません。ここ、アトリエ創作乙女の園、のはずだったんですが…。
管理人、「信長の野望」と、「パワプロ」が大好きです。
……この趣味嗜好じゃ、年齢50代、職業会社役員、家族は妻と息子二人、愛読雑誌は「プレジデント」(会社経営を戦国にたとえて書いてる記事の多い、オヤジによるオヤジのためのオヤジ雑誌です…)、といったオジサマとも話が合いそうで恐いです(涙)。
「信長〜」といえばコーエー。
コーエーといえば……乙女の牙城、乙女の魂、乙女の僭楽の園、乙女のビューティフォーワールド!!!!!!
花咲く乙女の殿堂である、アンジェーリークを製作している会社ですよね!?
久しい以前のことです。
私はかつて一作だけ、「アンジェリーク」をやったことがありました。
……シリーズのどの作だったのかも、忘れてしまいました。
アトリエ好きな方は、結構アンジェ好きな方も多いと思うのですが、私はこの程度のバチアタリものです……(ごめんなさいごめんなさい)。
まあしかし。
そのときのことです。
率直に、私は思いました。
「……こんな少女漫画風の美麗な絵柄で、国取りとは……さすがはコーエーねッ!(←真剣)」
……通常、新しいゲームをやる際、詰まるまで解説書を読まない私が悪いのですが……、当初、私は守護聖様とラブラブで迎えるバージョンのEDがあることに……まったく気がつきませんでした。
「武将(守護聖様たちのことです)の忠誠度(ラブラブ度のことです)を上げると、軍団が勝手に領地を拡大してくれるなんて、すごいわね! そんでもって、敵将(ロザリアちゃんのことです)に勝って、征夷大将軍(女王様のことです)になるのね〜〜〜〜〜〜(←違)!」
こんな認識で、私はひたすら「いかにできるだけ短期間に天下統一を行うか」に血道をあげておりました。
はい。
……半年間ほど……(周りにこのゲームやってる人もいませんでしたし、今ほど熱心に好きなゲームのサイトを回ることもなかったので、まったく気がつかなかったのです)。
バカ、と呼んでくださりませ……。
October 3, 2002. Thu. 晴れ
道。
危機を感じています。
というのも、最近、仕事をしているときと、勉強しているとき以外のほとんどの時間、私は武将になっているからです。
……いえ、電波な人物の戯言ではありません。
相変わらず「信長の野望」漬けなんです。
私には年に約一回、戦国ブームが訪れます。
そのたびに、本棚に戦国ものの書籍がたまっていきます。ふと見ると、本棚の一段は、「クロニック 戦国全史」をはじめ、別冊歴史読本シリーズがずらずらならび、とても乙女の本棚には見えません(「決戦〜」とか「名将〜」とかいったタイトルの本ばかりです)。
それだけならまだいいんですが、近頃、私は「独り言が武将化」してきました。
実例をあげますと、
「うぬ! このゲラは書名がイタリック体に直っておらぬ!」
「えぇい、これでは文意が通らぬ! どう成敗してくれよう!?」
……などと。
こうして書いてみると、ちょっぴり愉快ですが、一人でブツブツ言うべき台詞でないことだけは確かです。
で。
決心したんです。
そろそろ乙女な創作をしたためたくなってきた、この秋の佳日。
やはり、キュートでラブリーでソースウィートな乙女ワールドに脳内移動するためにも、史上最強と名高い乙女の中の乙女ゲー、「ときめきメモリアルGS」をやるべき日が来たのではあるまいか!?
ゲームソフト屋に馳せ参じたのでございます……。
しかし。
……高ぇ。
高いよ、まだあんまり値下がりしてねーよ、「ときメモGS」!
おのれ、コ○ミめ!
パワプロでさんざん私に貢がせておいただけでは飽き足らず、全国のいたいげな乙女ゲーマーの懐まで痛めようというのね!?
……くっ(涙)。
そんな私の視界に、ふと飛び込んできたのは……ワゴンセールの赤紙。
金がないくせに、新しいゲームを購入モードに入っていた私は、思わず群がる小学生を蹴散らして(いえ、私もいい歳をして、いつまでもこんな男子小学生と同じフィールドで戦ってばかりいてはマズイ、ということは分かっているのですが…)、入手してしまいました。
そのゲームタイトルは……。
「鬼武者2」(今更ですが)。
……さすがに、ビッグタイトルだけあって、面白いし、費用対効果を考えたら(破格でしたし)、正しい選択だったと思ってはいるんです。
でも。
乙女ワールドに飛ぶつもりが……何を間違ったのか。
私は現在、武士道驀進中でございます……。
October 11, 2002. Fri. 晴れ
若武者になりました。
何のことだか分からない方は、どうぞ3日の日記をご覧ください(以下、「鬼武者」および「鬼武者2」についてのネタバレを含んでおりますので、ご注意ください)。
……にしても。
疲れますね〜、「鬼武者2」。
似たようなゲームとしては、「バイオハザード」シリーズやってるときも疲れましたが、これも疲れます。
ちなみに「バイオ〜」は、やり込んでると、ちょっとした物音にも敏感になり、転寝しているときにドアが風で揺れる気配を感じただけで、寝ぼけながら「銃をかまえつつ起き上がったり」していたものですが(笑)、「鬼武者」シリーズも似たようなものがありますね…。
あ、それから。
たいしたことではないのですが、一点、すご〜く、気になったことがあるんですよ。
「鬼武者2」って、主役が松田優作の顔を取り込んでますよね。
こういう風に、実在の役者さんが主役キャラになっていると、他のゲームをやっているときと、微妙に感覚的な温度差があるような気がするんです。
通常、ゲームって、ゲーム用に作られたキャラを動かしますよね。
だから、「主人公=自分」って感じに、比較的すんなり感情移入できるものだと思うんです。もちろん、違う意見の方もいらっしゃるとは思うのですが(^^;。
でも。
「鬼武者2」の場合。
なにせ松田優作なんで(^^;。
……微妙〜に、いつもゲームをやってるときと感覚が違うんですよね。
自分がやってるというよりは、映画を見ている錯覚を覚えるような……。
もちろん、いい悪いの問題じゃないんですけど(笑)。
ちなみに、弊害(?)その2です(笑)。
「鬼武者」は主役が金城武でしたが、私は鬼武者にパンダの着ぐるみを着せることに成功し、最後のほうは、鬼武者というよりは「パンダ武者」になっていました。
そのため、テレビに金城武が出てくるたびに、パンダの着ぐるみが頭に浮かび、無条件に笑いがとまらなくなり、大変に困りました。
それから、「鬼武者2」は、松田優作なもので。
ゲームをやりながら往年の名セリフ。
「シマが欲しいんですよ、シマがぁッ!」
とか。もちろん、松田優作といえば
「何じゃこりゃあッ!?」
が脳内反響し、止むことを知りません……(笑)。
いえ、面白いんですけどね、「鬼武者2」……。
それにしても。
時期を外れてハマってしまったタイトルって……あんまり人と語り合えなくて淋しいですよね……(涙)。
December 14, 2002. Sat. 晴れ
今日は、
忠臣蔵討ち入りからちょうど300周年らしいですね。
きのう、片岡知恵蔵が大石内蔵助役の「忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻」 (1959, 東映)をやっていたのですが、見終わってからそのことを知りました(笑)。
しかし、この「忠臣蔵」は、豪華なキャストでした。
知恵蔵以外の配役も、萬屋錦之助 、大川橋蔵、美空ひばり、等々。
一枚看板が脹れるスタア(敢えてこう書きます)が惜しげもなく並んでいました。
しかしその中でも、知恵蔵の内蔵助は、群を抜いてすごかったです。
……台詞にのめり込んでくると、だんだん、何を言っているか分からなくなるんですが(笑)、でも、それがまた、すごいんです。鬼気迫る感じが出ていてですね〜。
内蔵助というのは、日本的ヒーローの一つの典型だと思います。
身をやつして、世間をたばかって、周囲に真意を悟られず、忠義を貫くという、ですね〜。
しかも。
ハリウッドのヒーローのように、単独では乗り込まず(笑)、徹底的にチームワークを重視しますし。
まあ、とにかく。
知恵蔵の内蔵助も、放蕩し、周囲からボロクソに言われるつづけるんですよ。
でも。
ラスト、討ち入りの直前に、
亡君、浅野内匠頭 の奥様だけは、内蔵助の真意を汲み取り、何も言わずに(どこにスパイがいるか分かりませんから)、浅野の家紋が入った杯に酒を注いで内蔵助にすすめる場面があって。
このときの、震えながら酒を飲み干して、たん、と杯をひっくり返してお膳の上に置くときの知恵蔵の演技がまた、すごいんですよね…。
蛇足ながら、こういう映像では表現可能な、「台詞で言わせずに映像で示す」コミュニケーションって、小説で書くと非常に難しいんで、すごく羨ましいんですが(笑)。
それから、一点、気がついたことがあるんですよ。
「忠臣蔵」って、普通、「吉良上野介憎し」という論調で進みますよね。
でも。
この「忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻」は、一貫して、「公儀に武士道の真偽を問う」というスタンスで描かれているんです。そこに感心しました。
私怨じゃないんですよ。「浅野内匠頭を陥れたのはたしかに吉良だが、明らかに吉良に偏った裁決を言い渡したのは公儀(幕府)である。だから、仇討ちをすることによって、公儀に武士道の何たるかをつきつけて問いただす」と。
うんと簡単に言うと、そういう論調なんですよ。
ああ、なるほどな、と思いました。
「忠臣蔵」から、幕末の会津藩の痛ましい最期まで、通じるものがあるよな〜、と。
そもそも武士道の倫理を公に示すはずのものであった公儀が、単なる巨大官僚機構と化し、およそ武士道とはかけ離れた姿に成り果てている、という批判なんですよね、この場合の仇討ちは。
しかし。
歴史を紐解いて行くと、どのような争いでも、たいてい、純粋なもののほうが滅びます。
これって洋の東西を問わず、そうであるような気がするんですけどね(^^;。
さて。
少々残念だったのは、ラストシーンです。
見事、仇討ちを果たして、四十七士が勇ましく橋の上を歩いて行くシーンなんですが。
背景が。
……もろ、書き割り。
いえ。
別に書き割りが悪いってわけじゃないんですよ。それはそれで味があって悪くはないと思います。映画なんですから、それこそ思いきりおもちゃのようでも、むしろよかったのではないかと思うくらいで。でも……。
キレイに一生懸命絵が描いてあって、本物に見せようとしているのかな、という雰囲気ながら、ベニヤ板が、ペラペラして歪んでいるのが、モロ分かりで……(涙)。
何と申しますか。
忠臣蔵から300年を経て。
美麗グラフィックに目が慣れてしまった現代人の私には、ちょっとつらかったですね……(しみじみ)。
December 29, 2002. Sun. 晴れ
ふと、気がついたんですが…。
最近私がやったゲームって。
「侍」 チョンマゲ
「鬼武者2」 チョンマゲ
「信長の野望 将星録」 チョンマゲ多数
「パワプロ8」 野球帽
「パワプロ9」 野球帽
「やきゅつく GBA版」 野球帽多数
「ユーディーのアトリエ」 帽子
「ゼルダの伝説 風のタクト」 とんがり帽子
と。
「ときメモGS」をのぞいて、全部主人公の頭にチョンマゲないしは帽子がのっかってるものばかりなんですよね……。
意味はないんですが、ふと気がついたものですから(^^;
しかし。
「チョンマゲ」と「野球帽」が大半を占めるというのは、問題があるかもしれませんね……。
はっきり言って、「ときメモGS」と「ユディアト」以外は、どこのヲヤジだっていうラインナップですよね。
そういえば。
以前、ゲーム関係のお仕事の方(大雑把な表現でスイマセン)とお話をする機会があって。
その方は「女の子でゲームをやる人が、どんなゲームをやっているのか」にご興味があったようなのですが。
私がこんな趣味なものですから(^^;
話し終わった後、その方は、同僚の方に、
「っていうか、この人(←私のことです)、女の子ゲーマーっていうより単なるゲーマーで、単なる野球ファンじゃん…」
とブツブツおっしゃってましたっけ……。
……単なるゲーマーって。
それって。
…………いえ、いいんですけどね(涙)。
話は変わりますが、「ゼルダ〜」のため、最近困った症状が続出しています(以下、「ゼルダ〜」のネタバレを含んでいますので、ご注意ください)。
症例は、
(1)空き瓶がフツウに見られない。
(2)公園の池の魚の影をフツウに見られない。
(3)街中を歩いていても、行き止まりだと、つい上を向いて鍵爪を引っ掛ける場所を無意識のうちに探している自分に気がつく。
(4)高層ビルの窓から下を見下ろし、「このくらいならデクの葉でなんとか飛べそう」などと無意識のうちに飛行距離を測っている自分に気がつく。
(5)「鬼武者2」の影響のため、「ゼルダ〜」をプレイしていても、つい、剣でザコ敵をやっつけた後、無意識のうちに「魂を吸って」しまう癖が直らない。
といったものです。
……恐るべし、「ゼルダ〜」! そして「鬼武者2」(笑)!
April 3, 2003. Thu. 晴れ
何もかも、この春の陽射しのせいだ。
額に鳴る、太陽のシンバル。
私は思わず見上げた。中空には東洋の専制君主を讃える群集のごとき、満開の桜。
世界は、花の下に展開して行く。この先の地平線は、衰弱死を迎えようとして息も絶え絶えに波打っていると言うのに。
この、明るさは何だ?
明るさは、滅びの姿であろうか?
明るさの強度。深くあることと、深く見えること。
この世界においては、深くある者ほど、明晰さを心がけるものだ。なぜなら大衆は臆病で、深いように見える水面をひどく恐れるからである。
何もかも、この春の空を焦がしていく満開の桜のせいだ。私は上空をながめ、この天空に向かって落ちていく日付を眺める。
世界の、落日を見る。
小田原城を落とされたからって、泣くもんか。城主よ。世界は広大なのだから。
あらゆるものは震えているのだ。一切はとどまることを知らない。海に打ち寄せる波も、太陽光線も、雲も。それから、南下してきた武田信玄に蹴散らされた我が北条軍も。神よ。毘沙門天よ。上杉謙信よ。同盟してください。特殊攻撃軍神アタックができるのは、武田信玄の他、あなたしかいません。
何もかも、この春の太陽のせいだ。
ときどき、神の不在を知るのは。
そしてつい、ベスト版になっていた『信長の野望 烈風伝』を買ってしまったのは。
『メガテン3』断ちをして、真面目に締め切りものに取り組んでいたというのに。
この、路上の石よ。
躓きの石よ。
神よ。
……面白すぎます、『信長の野望 烈風伝』。
(実存主義小説風に書いてみたんですが……どうでしょう(^^;)
April 13, 2003. Sun. 晴れ
今日の武士道
ゲーム断ち中です。
己の駄目さ加減にほとほとあきれ返りったためですね…。
……でも。
……なぜ、気がつくと、「お気に入り」に。
「武将」とか、「城」とか、「地黄八幡」とか、そういったフォルダが増殖して行くのでしょうか(涙)?
それから。
ここは、乙女な皆様と交流をもつためのサイトではなかったのでしょうか?
日記を読み返すと、ネタは、「パ・リーグ」「信長」「JB」等と。
……オヤジで武将でソウルフルなものばかり。
………すいません。
…………反省しました。
……………でも、次は「信長の野望 蒼天録」がやりたいです。
「蒼天録」は、今までのシリーズでは家臣として使うしかなかった武将を選んでプレイできるのだとか。
……や、やりてぇ。
ということは。
大久保忠世(徳川家康にず〜っと仕えていたのですが、苦労をともにしたにもかかわらず、家康が天下を取る前に死んじゃった方です)とか、平手政秀(信長がまだ「うつけ者」呼ばわりされていたころ、信長をいさめて切腹した方です)とか、山中鹿之助(「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」で有名な、尼子家再興に全生涯をかけて夭逝した方です)とか、鳥居強右衛門(長篠城主の奥平貞昌の家臣で、長篠の合戦の際、密偵として武田軍の包囲網を突破して、信長や家康の元に援軍を要請しに行き、その帰りに武田軍に捕まった方です。長篠城の前で磔にされて、武田方には「援軍が来ないといったら命を助けてやろう」と言われるのですが、強右衛門は「すぐに織田徳川連合軍が援軍に来る」と叫び、その場で殺されました)といった方々で。
天下が取れるのですか〜(←勘違いだったら、ごめんなさい)!?
………(想像中です)。
うふふふふふふ……。
April 19, 2003. Sat. 晴れ
フローチャート式日記
歯医者に行く→つい、待合室で、『南国少年 パプワ君』に読みふける→やはり柴田亜美は天才ね……と思う→歯医者さんの顔がタンノ君に見えて笑いをこらえる→帰宅→電話で納入した原稿のミスを怒られる→謝る→ひたすら謝る→ひたすらひたすら謝る→慌てて訂正版を作って送付する→やれやれ→論文を書く→つもりが小説を書いている→いかん→資料を漁る→岩出山城を囲む→城攻めに失敗する→伊達家の陰謀によって朝敵にされる→威信が下がる→配下の武将たちに裏切られる→慌てて朝廷に貢物を送りまくって取り成しをお願いする→朝敵を解かれる→やれやれ→おのれ伊達め→伊達を討つべく安東家に同盟を申し込む→断られる→仕方なく南部家に申し込む→同盟成立→今度こそ、と南部に援軍を要請し、伊達攻めに向かう→南部家に「事情によって」援軍をドタキャンされる→おのれ南部め……。
Q: 問題です。どこまでがリアルワールドで、どこからがゲームワールドでしょうか(^^;?
The world in this trivial DIARY: nothing is new under the sun
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