この度、ご予約をお受けいたしますD.H.Bleuzenは
主人と共にドミニカにヘラクレス・ヘラクレスを採集に行った

ひで氏
所有の虫です。
この虫の入手経路と特徴を本人に語ってもらいました

ご購入・ご予約の前に必ずお読みくださいませ

 2002年9月末に標本商の吹抜氏にドイツ、フランスの標本買い付けに同行させていただきました。
ドイツでは、標本商1ヶ所と大学の教授のところに、その後にフランスのジュヴィジーのフェアに行ってきました。
 この時の私自身一番の目的は、ドイツの大学教授(ワニガー氏)の所持しているD.H.Bleuzeniの幼虫だったのですが、このD.H.Bleuzeniは彼自身が採集したもので、10日間滞在して1♂2♀しか採集できずとても貴重な幼虫なので、くれぐれも大切にしてくださいと譲り受けました。
 採集場所はVenezuelaのBolivar州とGuyanaの国境沿いでKM88というポイントで、標高は1000m位。
 この時に私が譲り受けた幼虫は、3令の後期が11頭でしたが、ドイツでは、腐葉土での飼育がメインらしく幼虫の状態はとても良いと言えるものではありませんでしたが帰国後ヘラクレス・ヘラクレスのカブト専用マットを与えるとすぐに10gほどですが回復しました。
 2003.6月現在友人のものと合わせ5♂3♀が羽化済みです。お世辞にも大きい個体とは言えませんが特徴はしっかりと出ていると思います。私なりにD.H.Bleuzeniについての特徴を述べてみたいと思います。

D.H.Bleuzeniの特徴(♂5♀2でのデータ)

・ 上翅の表面には微毛が備わり光沢は鈍 く点刻を有し、手で触れるとビロード状の手触りがある。
・ 羽の色は個体差があるものの濃い黄土色から茶色である。
・ 前胸部には明らかな点刻を有し、前胸部にも僅かながら微毛を有している。
・ 交尾器付近の毛はD.H.Herculesに比較して短い。
・ 胸角先端の二股は他亜種に比べ開き、明瞭である(75mmの個体でも明瞭)。
・ 胸角突起はやや大きく長めの三角形で上方から見ると他亜種に比較して横に大きく開いている。
・ 頭角基部の突起は90mm以上の個体に2〜3本突出している。
・ 雄の横からのフォルムは胸角が基部で湾曲し、体はやや丸い印象を受ける。
・ 雌は全体に丸い印象で、雄同様上翅の表面には微毛が備わり光沢は鈍 く点刻を有し、手で触れるとビロード状 の手触りがある。
・ 雄雌ともに小循板は上半分が点刻されているものが多いが点刻の少ないものもいる。

 いよいよセカンドステージに入るのですが、恐らく産卵セットできるのは7〜8月頃になると思います。飼育技術の進んでいる日本でのセカンドステージでは特大のD.H.Bleuzeniを羽化させることができると期待出来ます。
 大変貴重な幼虫ですが、若干数の販売を予定しております。本物のD.H.Bleuzeniとしては決して高い価格ではないと思いますが、この個体の価値をご理解いただける方のご予約をお待ちしております




羽化しましたD.H.Bleuzeniの画像集です。ごゆっくりご覧くださいませ。
各画像はクリックすると大きな画像がご覧になれます。

D.H.Bleuzeniの入手経路について

♀(上の♀とは違う個体です)

♂90mm

♂107mm

♀画像

♂100mm画像

♂80mm画像