平成動物病院|鍼灸治療症例


■椎間板ヘルニア ……後肢麻痺





■椎間板ヘルニア ……両後肢力入らず。深部痛覚なし




■眼球振盪 ……生まれつき(先天的)な眼球振盪があり、大学病院でも治療法がない疾患でした。
        鍼治療を行うことにより眼球振盪の軽減が見られました。

▽施術前

▽施術後


■脳疾患 ……痙攣・発作
 痙攣発作を繰り返すどうぶつに抗痙攣薬投与の他に鍼治療を併用すると、発作の程度が軽減したり、
 発作間隔が長くなることがあります。
 特に犬では効果があるようです。


■斜頚 ……頭が傾いている・歩行困難



内服薬のみでは良化しなかった兎の治療例です。
施術前は自力で立ち上がる事が出来ませんでしたが、
施術後、斜頚はまだ残っているものの自力で立ち上がり
歩行が出来るようになりました。




■総排泄孔脱 ……全身麻酔下の処置は希望せず



一般的にはこの疾患は全身麻酔をかけて手術をし治療しますが、
鍼治療にて臓器の脱出を治すことができます。
特にエキゾチック動物には効果があります。




■モルモットの後肢麻痺 ……歩行困難・他院で治らず来院



施術前は、内服薬の投与のみでは後肢が麻痺してまったく動かなかったのが、施術後は走り回れるようになりました。
先日飼い主様より、喜びのお声メールをいただきました。




■子宮蓄膿症(開放型) ……腎不全併発



■前肢疼痛 ……足がつけず歩けない



■猫乳腺腫瘍自潰 …高齢(20歳)のため手術希望せず



■□■プチコラム「鍼灸って本当に効いてる?」〜鍼治療において、体を刺激することによって生じる体の反応〜■□■


鍼治療に対して体が反応を起こすと、治療を受ける側と施術者双方に『得気感』というものが得られます。
弱っている動物や虚弱な動物には出にくいこともありますが、鍼治療を受診した人間では、刺針した部位が刺術後当日に“だるい”“痺れる”“腫れぼったい”などの症状が見られます。 (翌日には得気による反応はなくなり、治療効果があれば症状の改善が認められます)
動物では施術後当日“横になる”“だるそうに寝ている”などの状態が多く見られます。
したがって、鍼治療をしてこの反応が出ていない場合は、一般的に、鍼治療の効果が出ていないということなので(陰性感覚という例外もありますが、この場合は効果が出ています)、 治療方法を変えなければなりません

たまに飼い主様から「治療後ぐったりして寝ているけれど大丈夫か?」と問い合わせがありますが、これは体が治療に反応しているということなので、すごく良い事だとご説明させて頂いております。