チ ェ リ ー ア イ
( 第 3 眼 瞼 腺 突 出 )


これは先天的に第3眼瞼腺、岩窟周囲組織に収めるべき結合結膜帯を欠いているため、 突出してしまう疾患です。
犬・猫ともに遺伝性のものが多く、放っておくと第3眼瞼の炎症と過形成が見られ、肥大し、結膜炎や 流涙などの症状が起こります。

治療
一般的には、
1.手術にて腺を除去する方法
2.線を除去せず本来あるべきところに整復する方法

の二つが挙げられます。
ただし腺を除去する方法は、手術後涙の分泌量が減り乾性角結膜炎(ドライアイ)になる危険性がある為、当院では特別な場合を除いては、腺は除去せず本来あるべきところに整復して手術を行っております。一般的に手術しても再発することが多いといわれていますが、当院では開院後32年以上再発例はありません。

術後再発する事が多いと言われる手術ですが、当院では30年以上一例も再発例はありません。