T.Biography

1924

1824年09月04日4:15amにオーストリアのリンツ市の南方に位置するアンスフェルドで生まれました.

Brucknerの生家

1986   1968年ウィーン音楽大学の教授に就任.

ウィーン音楽大学

1996 1996年10月11日ベルヴェデール宮殿の管理人用住居で息を引き取りました.

Brucknerの最期

リンツの ザンクト・フローリアン修道院にあるBrucknerの墓

Brucknerの墓

U.Works

  曲名 完成 初演 改定
交響曲
交響曲第00番 第1稿 1863年 1913年10月13日 -
交響曲第0番 第1稿 1869年 1924年5月17日 -
交響曲第1番 第1稿 1866年7月26日 1868年05月 -
第2稿 1890年6月29日 -
交響曲第2番 第1稿 1872年9月11日 1873年10月 1873, 1876, 1877, 1879, 1891年
交響曲第3番 第1稿 1873年12月31日 - 1874年
第2稿 1877年4月28日 - 1878年
第3稿 1889年2月27日 1877年12月 -
交響曲第4番 第1稿 1890年6月29日 1874年11月 -
第2稿 1890年6月29日 1881年02月 -
交響曲第5番 第1稿 1876年5月16日 1894年04月 1890年6月29日
交響曲第6番 第1稿 1883年02月 1890年6月29日
交響曲第7番 第1稿 1883年9月5日 1884年12月 -
交響曲第8番 第1稿 1887年9月4日 - -
改定版 1890年12月18日 1892年12月 -
交響曲第9番 第1稿 1894年10月31日 1903年02月 -
宗教合唱曲 ミサ曲第1番ニ短調
ミサ曲第2番ホ短調
ミサ曲第3番ヘ短調
テ・デウム
詩篇150篇 1892年
ヘルゴラント 1893年 1893年10月8日
管弦楽曲 行進曲ニ短調 1862年 1924年
3つの管弦楽小品 1862年 1924年
序曲ト短調 1863年1月4日
行進曲変ホ長調 1865年8月12日 不明
室内楽 弦楽四重奏曲ハ短調
弦楽五重奏曲ヘ長調 1879年

V.Discography

Symphony No.00

Stanisław Skrowaczewski

Saarbrucken Radio Symphony Orchestra

ARTE NOVA 74321-84434-2

2001年録音 ( ステレオ:音質は良好 )

Bruckner の交響曲ヘ短調または習作交響曲とも呼ばれています.2016年来日の際のBruckner No.8 は92歳とは思えぬ集中力で読売交響楽団を鼓舞していましたが,CD では緻密な演奏が聴かれます.

Symphony No.0  
  Symphony No.1  

Symphony No.2

Kurt Eichhorn

Bruckner Orcheter Linz

TOCE-6841-43

1991年録音 ( ステレオ:音質は良好 )

改定の多かったBrucknerですがこの曲ほど大幅な改定が行なわれた曲はありません(1872年版と1873年版では第2楽章と第3楽章が入れ替わっています).両者の聴き比べができます.もちろん演奏も立派です.

 

Symphony No.3

Kegel

Leipzig Gewandhaus Orchestra

WEITBLICK SSS0042-2

1986年録音 ( ステレオ:音質は良好 )

遅めのテンポで,繊細さと圧倒的なスケール感を兼ね備えた演奏です.これを聴いたら Bruckner も感動するのでは.

Symphony No.4

Gielen

SWF Symphony Orchestra Baden-Baden

INT860.925

1994年録音 ( ステレオ:音質は良好 )

めずらしい1874年の第1版を選択しています.この版で演奏しているのはInbal,Rozhdestvenskyぐらいで,ほとんどの演奏は1881年のHaas版を使用しています.Brucknerらしさでは1874年版です.Gielenもいじけず心をこめて演奏しています.

Symphony No.5

Carl Schuricht

The Vienna Philharmonic Orchestra

POCG-2630

1963年録音 ( モノ:ややこもり気味 )

VPOをここまで本気にさせる指揮者は少ないのでは.シューリヒトは速度,強弱思いのまま.VPOも負けじと真剣勝負です.

Symphony No.6

Herbert Kegel

Leipzig Radio Symphony Orchestra

ODCL1017

1972年12月 ( ステレオ:ライブながら音質はまずまず )

炸裂する金管,美しい弦.ケーゲルと6番は相性が良いのでは.

Symphony No.7

Carl Schuricht

The Hague Philharmonic Orchestra

COCO-6591

1964年録音(ステレオ:音質は良好 )

派手さはありませんがいつもながらのシューリヒト.何気なく随所に味付けが.

Symphony No.8

Herbert Kegel

Leipzig Radio Symphony Orchestra

PILZ 442063-2

録音年月日は不明 ( ステレオ:音質は良好 )

完成度ならODE盤,面白さならPilz盤.でもどちらも倒産してしまいました.見つければ即購入してください.ティンパニーの強打,金管の炸裂にも拘らずどこか醒めたBruckner

Symphony No.9

Mravinsky

Leningrad Philharmonic Symphony Orchestra

VCC-2035

1980年録音 ( ステレオ:ライブですが音質は良好 )

金管が生々しい,研ぎ澄まされた演奏.孤高のBrucknerです.

 

W.Conductors

 

★★★★

Abbado

 Vienna Philharmonic Orchestra

Symphony No.1 / No.4 / No.5 / No.7 / No.9(1978-1989)

そつない演奏で録音も優秀ですが,ややまとめ過ぎか.VPOを聴く演奏でしょうか.なお,Deutsche Grammophon のボックスでは Symphony No.1 のみVPOではなく,2012年のルツェルン祝祭管弦楽団とのライブ演奏になっています.

★★★★★

Adler

 Vienna Symphony Orchestra

Symphony No.1 / No.3 / No.6 / No.9(1952-1956)

時代がかったおどろおどろしい演奏で好みが分かれそうですが,マニアには有名な爆演です(特にNo.9 はやりたい放題).

★★★

Andreae

 Vienna Symphony Orchestra

Symphony No.1 - No.9(1953)

スイスの指揮者であるAndreaeによる世界初のBruckner全集録音である点が売りです.

 

★★★★

Abendroth

 Leipzig Radio Symphony Orchestra Orchestra


Berlin Radio Symphony Orchestra

Symphony No.4,No.5,No.7 - No.9(1949-1956)

★★★★

Asahina

 Osaka Philharmonic Orchestra
Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra
Tokyo Symphony Orchestra
Japan Philharmonic Orchestra
New Japan Philharmonic

Symphony No.0 - No.9(1978-1989)

大阪フィルと東京の4つのオーケストラによる,11年かけたライブ・レコーディング集で,伝説の東京カテドラル聖マリア大聖堂でのライブも含まれています.

★★★★

Barbirolli

 Halle Orchestra

Symphony No.3,No.7,No.8,No.9 (1964-1970)

カンタービレ満載の Bruckner です.No.8 は Barbirolli が亡くなる2カ月前のライブ録音ですが,Barbirolli 節全開です.1970年の大阪万博に来日していれば,George Szell のように世評が一変したかもしれません.Symphony No.8 は★★★★★

★★★★

Barenboim

 Chicago Symphony Orchestra

Symphony No.0- No.9 (1972-1981)

若き日の Barenboim が,機能的な Chicago Symphony Orchestra を鳴らし切った演奏です.

★★★★

Barenboim

Berlin Philharmonic Orchestra

Symphony No.1- No.9 (1990-1997)

Barenboim 2度目の交響曲全集ですが,重厚な中にも歌心が感じられる演奏で,BPO はさすがの一言.

★★★

Barenboim

 Staatskapelle Berlin

Symphony No.1- No.9 (2010-2012)

Bruckner の全集を三度も録音したのは,Barenboim だけです.

 

Beinum

 Concertgebouw Orchestra

Symphony No.5,No.7,No.8,No.9

 

Bertini

 Cologne Radio Symphony Orchestra

Symphony No.7(1988)

Mahler を得意とする Bertini の Bruckner です.

★★★★

Blomstedt

Leipzig Gewandhaus Orchestra

Symphony No.1-No.9(2005-2012)

 

Bolton

 Mozarteum Orchestra Salzburg

Symphony No.1- No.9

★★★★

Boulez

 Vienna Philharmonic Orchestra

Symphony No.8(1996)

Bruckner 生誕100年を記念して行なわれた,墓のあるリンツのザンクト・フローリアン修道院でのライブ録音です.Boulez 唯一の Bruckner ですが,均整のとれた演奏で,VPO の底力を引き出しています.

★★★

Celibidache

SWR Stuttgart Radio Symphony Orchestra

Swedish Radio Symphony Orchestra

Symphony No.3-No.5,No.7-No.9(1969-1981)

Celibidache 壮年期の Bruckner です.

★★★★

Celibidache

Munich Philharmonic Orchestra

Symphony No.3-No.9(1987-1995)

情報がぎっしり詰まった Bruckner です.

★★★★

Celibidache

Munich Philharmonic Orchestra

Symphony No.4,No.6,No.7,No.8(1989-1991)

No.8,No.9 はサントリーホールでのライブです.

★★★★★

Celibidache

Munich Philharmonic Orchestra

Symphony No.7,No.8(1989-1996)

Audior 盤,い わゆる海賊版ですが,この No.8 は伝説のリスボンライブと呼ばれ,Celibidache の最高傑作との評価も.入手するのが大変でしたが,苦労したかいがありました.

★★★

Chailly

Berlin Radio Symphony Orchestra
Royal Concertgebouw Orchestra
Berlin Symphony Orchestra

Symphony No.0- No.9

 

★★★

Chibas

 Venezuela Symphony Orchestr

Symphony No.7,No.8,No.9(1989-1996)

ベネズエラのフルトヴェングラーこと Chibas の Bruckner です.いずれもライブ録音で,やや早めのテンポがとられています.

★★★

Davies

 Linz Bruckner Orchestra

Symphony No.1- No.9

No.4 と No.8 が第1稿で演奏されています.No.8 は違和感バリバリ.この2曲以外は割と平凡.同じ Linz Bruckner Orchestra を指揮した Eichhorn とは Bruckner に対する思い入れの違いが.

★★★

Davis

 Bavarian Radio Symphony Orchestra

Symphony No.7 (1987)

2楽章と3楽章が入れ替わっていますが,実際そのように演奏されたようです.

★★★★

Dohnanyi

 The Cleveland Orchestra

Symphony No.3 - No.8(1988-1994)

機能的な The Cleveland Orchestra を手堅くまとめた,近代的な Bruckner です.

★★

Dudamel

Gothenburg Symphony Orchestra

Symphony No.9(2008)

速くなったり,遅くなったりとやや一貫性のない演奏ですが,20代での演奏と考えれば致し方ないかと.

★★★★

Eichhorn

Linz Bruckner Orchestra

Symphony No.2,No.5- No.9(1990-1994) 

80歳を過ぎてからの録音とは思えない,Bruckner への思い入れが感じられる演奏です.No.9  の第4楽章は世界初録音です.

★★

Franz

 Philharmonie Der Nationen

Symphony No.4,No.8

廉価盤4枚組の「クアドロマニア」盤です.Justus Frantz は以前は爆演のピアニストだったそうですが,指揮者としては割と平凡.

 

Furtwangler

 Berlin Philharmonic Orchestra

 

★★★★

Haitink

Royal Concertgebouw Orchestra

Symphony No.1 - No.9(1963-1972)

Bruckner を熱演する若い Haitink を Royal Concertgebouw Orchestra がしっかりサポート.この頃の Royal Concertgebouw Orchestra の技術の高さは圧巻.

★★★

Herreweghe

Champs Elysees Orchestra

Symphony No.4,No.5,No.7(2004-2008)

何も足さない,何も引かない,古楽器による素朴なBruckner です.

★★

Hindemith

Mannheim National Theatre Orchestra

New York Philharmonic

Symphony No.3,No.7(1960-1963)

一流の作曲家が必ずしも指揮者として優れているわけではないことを感じさせる演奏です.録音状態も決して良いわけではありません.

Inbal

 Franfurt Radio Symphony Orchestra

Symphony No.00 - No.9(1982-1988)

Janowski

 Orchestre de la Suisse Romande

Symphony No.1 - No.9

 

 

Jansons

 Bavarian Radio Symphony Orchestra

Symphony No.3,No.4,No.6-No.8(2005-2017)

Jochum

 Berlin Philharmonic Orchestra et al.

 

Jochum

 Dresden Staatskapelle

 

Bruckner 協会総裁を務め,Bruckner の権威として名高かったヨッフム2度目の全集です.

Karajan

Berlin Philharmonic Orchestra

Symphony No.1 - No.9(1975-1981)
Karajan

Vienna Philharmonic Orchestra

 

★★★★

Kegel

Leipzig Radio Symphony Orchestra

Symphony No.4,No.7,No.9(1960-1969)

Kegel 1960年代の Brucknerです.

★★★★★

Kegel

Leipzig Radio Symphony Orchestra

Symphony No.3 - No.9(1971-1978)

Kegel 1970年代の Bruckner で,いずれ劣らぬ名演です.

★★★★★

Kegel

Leipzig Gewandhaus Orchestra

Symphony No.3 (1986)

1986年のライブ盤で,Leipzig Gewandhaus Orchestra に客演した際の演奏です.遅めのテンポで,鬼気迫るものがあります.

★★★★★

Kegel

Leipzig Radio Symphony Orchestra

Symphony No.8

Pilz盤と同じ音源と思われます.ジャケットには1970年録音と記載されていますが,上記ODE盤のライブと同時期のスタジオ録音との説もあります.

★★★★

Klemperer

Philharmonia Orchestra

New Philharmonia Orchestra

Symphony No.4 - No.9(1960-1970)

大河のような骨太の雄大な Bruckner です.Symphony No.7 は後半が弱いといわれますが,この演奏の後半の充実ぶりは並ではありません.また,Symphony No.8 は第4楽章の大胆なカットが不評ですが,ゆったりしたテンポの堂々たる演奏は,カットを差し引いても余りある名演です.

 

Knappertsbusch

Berlin Philharmonic Orchestra

Symphony No.4,No.8,No.9

肩の力を抜いて聴くには最適のBrucknerです.これで音質がもう少し良ければいいのですが.

★★★

Krips

New York Philharmonic

Symphony No.4,No.8,No.9

肩の力を抜いて聴くには最適のBrucknerです.これで音質がもう少し良ければいいのですが.

 

 

Masur

Gewandhausorchester Leipzig

Symphony

  Rogner

 

 

★★★

Paternostro

Wurttemberg Philharmonic Reutlingen

Symphony No.0 - No.9

馴染みのない指揮者とオーケストラですが,のんびり聴くにはいい演奏です. 派手さはありませんが,残響の多い教会での録音でもあり,心地よい演奏です.コストパフォーマンス抜群.

★★★

Rogner

 Berlin Radio Symphony Orchestra

Symphony No.4 - No.9

★★★★

Rosbaud

 South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden

Symphony No.2 - No.9(1955-1962)

 

 

★★★★★

Schuricht

Vienna Philharmonic Orchestra

Symphony No.3,No.5,No.8,No.9

VPOとシューリヒトによる至高のBrucknerです.一筋縄ではいきません.

  Schuricht

Stuttgart Radio Symphony Orchestra

Symphony No.3,No.5,No.8,No.9

  Sinopoli

 

 
 

Skrowaczewski

Saarbrucken Radio Symphony Orchestra

 

★★★★

Skrowaczewski

Saarbrucken Radio Symphony Orchestra

 
 

Suitner

Saarbrucken Radio Symphony Orchestra

 
 

Tintner

 

Walter

Columbia Symphony  Orchestra

Symphony No.4,No.7,No.9

Walter

New York Philharmonic Orchestra

Vienna Philharmonic Orchestra

Symphony No.8 (1941)

Symphony No.9 (1953)

Wand

Berlin Philharmonic Orchestra

Symphony No.4,No.5,No.7,No.8,No.9 (1998-2001)

( ステレオ:音質は良好 )

 

 

Wand

Kölner Rundfunk-Sinfonie-Orchester

Symphony No.1- No.9 (1974-1981)

( ステレオ:音質は良好 )

 

 

Zender

Kölner Rundfunk-Sinfonie-Orchester