T.DVD ビデオ とは

DVDビデオ

DVDに映像,音声,字幕等を記録するためのフォーマット規格.

規格

映像

映像ビットレートは最大9.8Mbpsで,同時に再生する音声のビットレートと字幕データを含めて10Mbps以下.

解像度は720 × 480 インターレース (NTSC)

音声

PCM

AC-3 (ドルビーデジタル)

DVDビデオ規格 (例)

画面サイズ 720 × 480(NTSC)
アスペクト比率 4:3 display
フレームレート 29.97 fps
ビットレート形式 VBR
映像ビットレート 4(4.094 - 8.00)Mbps
音声ストリーム形式 AC-3
サンプリングレート 48000 Hz
音声ビットレート 384 kbits/sec

 

U.AVI ビデオ

AVI → ビデオCD

まず,ビデオCDの規格に合ったMPEG-1への変換が必要です.

ビデオCD規格

画面サイズ 352 × 240(NTSC)
アスペクト比率 4:3 display
フレームレート 29.97 fps
ビットレート形式 CBR
映像ビットレート 1.15 (- 1.86)Mbps
音声ストリーム形式 MPEG-1 LayerU
サンプリングレート 44100Hz,
音声ビットレート 224 kbits/sec

TMPGEnc無料版 を利用して変換したMPEGファイルを手持ちのライティングソフトで書き込めば終了です.

AVI → DVDビデオ

 

 

V.DVD ビデオ AVI & MPEG

AVI

AVI

 

MPEG

MPEG-1

 

MPEG-2

1995年にISO(国際標準化機構)とIEC(国際電気標準会議)の第一合同技術委員会の Moving Picture Experts Group によって決められた規格.

MPEG-2規格 (MainLevel(MP@ML))

画面サイズ 720 × 480
アスペクト比率 4:3 display
フレームレート 29.97 fps
ビットレート形式 VBR / CBR
映像ビットレート <15 Mbps
音声ストリーム形式 MPEG-1 LayerU
サンプリングレート 48000 Hz
音声ビットレート 128 / 160 / 192 kbits/sec

 

DVD より変換

TMPGEnc により変換(VIDEO_TS.IFO からも変換可能です)

TMPGEnc を使用してDVD ビデオをAVI またはMPEG に変換します.圧縮する場合,どの形式にするか迷うところですので,いくつかのコーデックで検討してみました. オリジナルのファイルは340,371,456 Bytes(5:13)で,Athlon 64 X2 5000+ を使用して変換しています.

AVI(無圧縮)

ファイル・サイズ:9,796,098,372Bytes

所要時間:04:54

(720x480 24Bit 無圧縮 29.97fps 9390f 248591.09kb/s)

(PCM 48.00kHz 16Bit 2ch 1536.00kb/s)

 

mpeg-2 (1パス,固定ビットレート)

ファイル・サイズ:164,231,172Bytes

所要時間:02:43

(720x480 29.97fps 4:3 525line CCIR601 4000.00kb/s)

(MPEG1-LayerII 48000kHz 128.00kb/s CBR Stereo)

 

mpeg-2

ファイル・サイズ:164,984,836Bytes

所要時間:05:22

(720x480 29.97fps 4:3 8000.00kb/s)

(MPEG1-LayerII 48.00kHz 224.00kb/s CBR Stereo)

 

DivX(1パス,固定ビットレート)

ファイル・サイズ:148,216,704Bytes

所要時間:04:53

(720x480 24Bit DivX 6.2.5 29.97fps 648.78kb/s)

(MPEG1-LayerIII 4800kHz 128.00kb/s CBR Stereo)

 

DivX(2パス,可変ビットレート)

ファイル・サイズ:154,556,562Bytes

所要時間:09:29

(720x480 24Bit DivX 6.2.5 29.97fps 3714.66kb/s)

(MPEG1-LayerIII 48.00kHz 224.00kb/s CBR Stereo)

 

XviD(1パス,固定ビットレート)

ファイル・サイズ:158,480,650Bytes

所要時間:06:51

(720x480 16Bit XviD 1.1.2 Final 29.97fps 3910.47kb/s)

(MPEG1-LayerIII 4800kHz 128.00kb/s CBR JointStereo/MS)

 

XviD(2パス,可変ビットレート)

ファイル・サイズ:165,784,764Bytes

所要時間:03:39 + 6:46 = 10:25

(720x480 16Bit XviD 1.1.2 Final 29.97fps 4000.94kb/s)

(MPEG1-LayerIII 48.00kHz 224.00kb/s CBR JointStereo/MS)

 

AVC/H.264(1パス,固定ビットレート)

ファイル・サイズ:161,616,080Bytes

所要時間:07:37

(720x480 24Bit AVC/H.264 29.97fps 9390f 3998.71kb/s)

(AAC 48.00kHz 2.0ch(2/0 L+R) LC 128.00kb/s)

 

AVC/H.264(2パス,可変ビットレート)

ファイル・サイズ:165,260,375Bytes

所要時間:14:28

(720x480 24Bit AVC/H.264 29.97fps 3998.71kb/s)

(AAC 48.00kHz 2.0ch(2/0 L+R) LC 224.00kb/s)

 

WMV(1パス,固定ビットレート)

ファイル・サイズ:154,748,830Bytes

所要時間:06:27

(720x480 24Bit Windows Media Video 9 29.97fps 4000.00kb/s)

(Windows Media Audio 9 48.00kHz 16Bit 2ch 128.02kb/s)

 

WMV(2パス,可変ビットレート)

ファイル・サイズ:168,518,769Bytes

所要時間:13:11

(720x480 24Bit Windows Media Video 9 29.97fps 4000.00kb/s)

(Windows Media Audio 9 48.00kHz 16Bit 2ch 192.00kb/s)

 

無圧縮は流石にきれいですがファイル・サイズが実用的でなく,MPEG-4 は流行の AVC/H.264 と定番の DivX と Xvid とにはファイル・サイズ,所要時間, 画質等に明らかな差はないと思われました.動きは滑らかで画質の劣化も抑えられています.所要時間と手間がかからない点で DivX, 二度手間がかかりますがフリー・ソフトである点で Xvid を選択すればよいかと思われます.将来性を考えるなら AVC/H.264 でしょうか.時間がかかりますが,画質は圧縮ファイルの中では一番切れがあるようにみえます.WMV は .時間がかかる割りに画質は今ひとつですが,Windows 標準という汎用性があります.MPEG-2 の所要時間と汎用性を考えるとこの形式が無難かと思われますが,画質的にはMEPG-4に軍配が上がるようです.

Xvid の変換方法 (Twopass)

1st pass

Encoding type を Twopass - 1st pass に決定し,続いて more... を選択します.

Stats filename でログファイル名 (video.pass) を決定します.

2nd pass

Encoding type を Twopass - 2nd pass に変更し,Target bitrate でビットレートを決定します.続いて more... を選択します.

Stats filename でログファイル名 (video.pass) を選択します.

1st pass でできた avi ファイルは解析用のファイルなので消去しても問題ありません.