FR，直6，DOHC．normal aspiration，long nose & short deck これしかありません． 以前ならばSupra，Skylineあたりが候補となるでしょうか？廃物利用のturboはどうも．無理矢理直6をつめこみunbalanceにnoseが長くなったスカイラインGT(S54)のような割り切りが感じられず低迷が続いていた日産ですが，販売チャンネル が4系列より2系列に整理され，ゴアさんになって 方針も安定し，March やFairlady も期待以上の仕上がりで登場しました．今回のZは2シーターのみの設定だそうですが，2by2もぜひラインアップしていただきたいものです．新型Skyline は車としてのできは良いと思いますが，Skyline の名称をつけるのはいかがなものでしょうか． 逆に満を持して登場した，国産車初の300km/h 超えといわれるGT-RからはSkyline の名称がなくなったのが気がかりです．このままSkyline 自体がなくなってしまうのでしょうか．三菱の車は非常に個性的（ 劇画調？ ）で個人的には気に入っていましたが，リコール隠しはいただけません．70年代のようにGTO，FTOが消えていくのは残念ですが， イメージ一新の目論みが成功したミドシップ軽自動車 i に続き，意欲的なギャラン フォルティスを投入し，信用回復に向かっているようです．ミニバンが好調なホンダは相変わらず活気があり，3席×2列シート（エディックス）はアイデアものです．FFへのこだわりから開放され，満を持してSを冠して登場したS2000の次なるFR搭載車が楽しみです．マツダはややパンチ力に欠けるようです．RX-7，Sentia，Cosmo等，デザインは非常に優秀だと思うのですが，販売では苦労しているようです．もう少しデザイン力が評価されてもよい気がします．日本が誇るロータリー・エンジンを搭載したRX-8はバーゲン・プライスとしか言いようがありません．これだけの性能の車がこの価格で購入できるのは日本だけでしょう．トヨタは相変わらず元気で すが，趣味的な車種がLS（旧セルシオ），GS（旧アリスト），IS（旧アルテッツア），SC（旧ソアラ）とレクサスブランド となったり，MR-S，Celica，Supra が生産中止となったりで，イメージリーダー的車種が存在しないことが気になりますが，2008年に資本・業務提携したスバルとの共同開発によるFT-86に期待が寄せられます．

 好調だった自動車業界は2008年にリーマンショックの影響をもろに受けますが，エコカー減税にも後押しされ，2010年3月期の決算ではリーマンショックから立ち直ったかにみえました．リーマンショック後，ハイブリッド車と電気自動車が注目され，とりわけトヨタのプリウスと本田のインサイトは大ヒットを記録しました．ところが，リーマンショックを乗り越え，さあこれからという時に発生した2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震は，自動車業界にも大きな影響を及ぼしました．

懐かしの名車たち （クリックして下さい）