酒類は一滴も飲めない。
 体全体が、きわめて敏感なアルコールセンサーで、ちょっとでもアルコールが入っているとすぐにわかる。
 高校時代にラグビー部にいたから、合宿などで無理矢理酒を飲まされるような場面に何度も遭遇しているが、とうとう今に至るも全く耐性がない。
 父親も母親も、酒類はダメだったから、たぶん遺伝子的にダメなのだろう。 確かに、父の系列には酒が好きな人は全くいない。
 一時期「全く飲めないのは具合が悪いだろう」と、無理にビールを飲むとか、毎日一杯ずつウィスキーを飲むとか、養命酒から挑戦してみるとかいろいろ努力をしてみたが、結局ダメだった。

普通の人は飲むと、少し気持ちが良くなって、気分が高揚して、翌日二日酔になるのだが、私の場合は飲んだとたんに頭痛がして、気分が悪くて、二日酔い状態になる。
 首の所に心臓が移動したのではないかと思うぐらい、ドキドキしてくる。

 そんなわけで、今も全く飲まない

 いわば、「一生五合」だ。  一生かかって五合くらい酒を飲む