鎮守の森コンサート・プロローグ
吉野川を渡る風は強い。吹きちぎられそうになるのぼり旗をしっかりとくくりつける。1週間前の作業。でも何本もパーになっちゃった。 町に鎮森コンののぼり旗が立つといよいよやなあという感じ。僕らの1年1度のお正月。森の緑もいっそう鮮やかになって。
手慣れた手つきで舞台を組み上げます。今回は少し基礎を上げてすこし舞台を高くしました。 舞台づくりの最中に樹から落ちたフクロウの赤ちゃん。実は本番直前にも社務所の前の低木の幹にたかって、様子伺いでした。今回はムササビに代わってフクロウが主役。
深夜遅くまで照明のセッティング。
快晴の鎮森コンの朝。まだ境内には誰もいない。鳥の声だけが響いています。 舞台はこれから始まるながーい一日を静かに待っています。
昼近くになるとスタッフはがぜんせわしなく動き始めます。鎮森大奥の女性軍団のチームワークは男どもの入り込むスキがないのです。 ステージ、PA担当もいつものことながら重労働です。スタッフが晴れて良かったと口々に声を掛け合う時間です。
PAの真剣な打合せが始まっています。 宮司さんも神社周辺の落ち葉掃除をしてくれます。