Happy Hour~南の島とダイビングとノスタルジー~

AUDIO

Amplifier
 

Technics SU-7700

 詳しくは「1977」の記事をお読みいただきたいのですが、最初に買おうと思っていたのはたぶん「SU-7600」だったと思います。しかし、すでに販売終了で、同等製品はこの「SU-7700」でした。

Technics SU-7700

 カタログで見たときは、SU-7600のシルバー一色の美しさと違って出力メーターの周りやスイッチ類の黒い色のデザインがあまり好きではなかったのですが、とにかくステレオがほしいだけの少年だったので、これに決めました。

 家に届いて箱から出すと、入力端子が右側面に、スピーカー端子が左側面にあるのが不思議に感じました。これは、信号の入力から出力までをストレートに伝送するという回路構成が端子の配置にも表れているということですが。その後のモデルや他メーカーでも端子類は背面についているので、実際的な効果はあまりなかったと思われます。

 それでも初めてのステレオです、システムを全部つないで初めて音を出したときの嬉しさ、そして「違う、卓上プレーヤーやラジオの音とは全然違う」とその音の良さに驚かされました。

 ちょっと気になっていたメーターまわりのデザインもなれてしまえば気にならず、むしろアンプの出力に合わせて振れるメーターの針が「かっこいい!」、SU-7600はメーターがなかったので、むしろこっちでよかったなんて思ったものです。アンプに出力メーターが必要かといえば家庭用では実用的には必要ないでしょう。私もその後購入したアンプにはメーターはついていませんでした。でも、定年退職を機に購入したAccuphase E380はメーターがついており、音とともにアナログメーターの動きも楽しんでいます。

 

Technics SU-V7

 今では考えられないのですが、この当時は地元の百貨店でも電気のフロアにはオーディオ機器がずらりと並べられていて、オーディオ全盛期を迎えていました。日がなあちこちの百貨店に行っては、展示されている実機を眺めたり、カタログをもらったり…、幸せな日々でした。

 そんな中Technicsから相次いでアンプが発売され、その根幹となる技術が「ニュークラスA」、B級の高効率でA級の高音質を実現しているということらしいのですが、カタログに並んでいる技術説明や波形写真を見て、よくわからないけれどわくわくしたものです。その中にTechnics SU-V7がありました。

 お値段は\64,800、各メーカーの戦略価格帯です。デザインも、シルバー一色!肝心の音は試聴用になっていなかったので聴くことはできなかったのですが、あるとき特売価格になって箱積みされていて、「今買うしかない」と貯金をはたいて買ってしまいました。

 ラックに収めて電源を入れると右下のNew Class Aというイルミネーションが光ってきれいです。そこから出てきた音は、正直SU-7700との違いはわかりませんでしたが、初めて自分のお金で買ったアンプです、気持ちのいい音でした(そんな気がしました)。

Technics SU-V7
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