美瑛

 昭和42年2月の訪問です。

 

 

 

 

 


 

 ここで一服。たまには違う話題もいいんではないかと思いまして。 
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 美瑛から途中、日本で一番美しいとやらの白樺林を通りまして終点、白金温泉です。上が当時私が泊まった白金温泉の木造の、ホテル十勝岳です。窓が三重なのには驚くやら感心するやらでした。十勝岳スキー場の望岳台まで、登山バスがリフト代わりに出ていまして、終点から森の中を滑って白金温泉まで下りて来るのでした。 しかし当日はスキー客は見あたらず、冬山登山の一グループと、あとは白い防寒服を着た自衛隊の人が雪中訓練で来ているだけで、他に滑る物好きは皆無でした。それでもせっかく来たのだからと数回行き来するうち、顔は針で刺されたように痛いし、そのうち顔全体が鉄仮面の様にこわばってきますし、もちろんとても前なんかまともに見て滑れません。ゴーグルもメガネも吐く息で直ぐに真っ白に凍り付いてしまいました。又、靴の紐も冷凍庫状態で、体の芯まで凍りつきました。体感温度は何度になるやら、今でもはっきりと覚えています。