初代 Think Pad 535 (KF8)の
HDDを交換してみました

DYKA22160

ノートパソコンの改造といったら、最初に思い付くのは、より大容量のHDDへの交換です。しかし、私は費用が掛からないクロックアップから初めて、次はメモリ増設、そして、一番最後に一番簡単なHDDの交換をすることになりました。これで、私のKF8も、150MHz/72MB/2GBと、最近のノートパソコン程度のスペックになりました。

1998.7.12 de JS1RSV


KF8が最初から積んでいるHDDは、IBMのDSOA-20810で810MBの容量です。さすがに810MBでは容量不足を感じていたので、IBMの12.7mmで2.1GBのHDDに交換する気でいました。当初は、このHDDは高価でなかなか手が出ませんでしたが、半年くらいまえから3万円を割って買いやすくなってきました。じりじりと値下がりするので、もっと下がらないかと見ていたら、23800円くらいを最後に市場から消えてしまいました!

たまに出てきても値下がりはしないので、安くなってきた東芝の3GBのHDDに興味を引かれていたところ、DOSパラの中古屋でDYKA-22160が17800円で売られているのを見つけ、つい買ってしまいました。このDYKA-22160は9.5mm厚で2.1GBのHDDです。TP535には、12.7mm厚で十分なので、もったいない気もしますが、こっちのほうが安いのでしかたありません。

ちなみに、このHDDは未開封の中古扱いの品で、かなり在庫数が有ったので、おそらく何処かの倉庫で眠っていたのが出てきた物と思われます。当然新品ですので、お買い得かもしれません。

それでは本題の、TP535のHDD交換について書きましょう。

TP535で使えるHDDは、12.7mm厚のIBM製HDDであれば、だいたい大丈夫です。容量は2GB、3GB、4GB、6GB、厚さが12.7mm、9.5mmと色々ありますが、すべて動作確認した人柱が居ますので安心して買えるようです。他にも3GB以上のドライブは他社製でも使用実績があるようですが、ネジ穴が合わなかったりするそうです。

この中でもお買い得なのは、東芝のMK3205MAVは27500円程度で売られている店もあるようです。動作自体には問題なさそうですが、ネジ穴など取り付けは工夫が必要なのかもしれません。ちなみに、IBMの3GBは38000円くらいするので、東芝のHDDを見ると買えませんね!東芝以外では、日立が実績があります。

逆に2GBの東芝のHDDは悪い噂があります。ハイバネができないとか、うまく動かないとか・・・2GB以下のドライブには注意したほうが良いかもしれません。

動作確認されている(らしい)ドライブは以下の通りです

3.2GB 東芝 MK3205MAV
3.2GB IBM DTCA-23240
3.2GB IBM DYKA-23240 /9.5mm
4GB IBM DTCA-24090

ドライブの交換は、とても簡単です。メモリ交換でも取り外す、アームレスト部分を取り外して見える、マウスボタンの下がHDDです。前面にHDD幅くらいのパネルが見えていますが、これがHDDが入っているホルダになっています。

これを止めている小さなネジを1本はずすだけで、HDDは取れてしまいます。取ると簡単に言っても、取っ手とかありませんから、爪を立てて、このパネル(HDDホルダ)を外さないといけません。私の場合は結構力が要りました。

IBMのHDDなら、ネジ穴もだいたい合うようですから、古くから付いていたHDDを外して取り替えるだけです。ネジの絞め方には注意したほうが良いかもしれません。少しでも浮いてしまうと、うまく装着できなくなります。

DYKAなど9.5mmのHDDを取り付けるのは少々コツが必要です。本来12.7mm用ですから、上が3mmほど空いてしまいます。HDDが上に浮いてしまうと、うまくコネクタがささらず動かないかもしれません。この辺は最新の注意を払っておきましょう。

取り替えてから、まだ日が浅く、アプリのインストール作業も、まだ完了していません。とりあえず1GB+1GBにパーティションを分けて、Cドライブにはアプリケーションを入れ、Dドライブはアプリのデータ関係を入れるのに使う予定です。また、Dドライブには650MBの圧縮ドライブを2個作って、広辞苑と地図を入れる予定です。