NTT INSメイトV−30DSUと
Iナンバーのレポート


NTT INSメイト V-30DSU は2年前の製品

ハムフェアーで、NTT INSメイト V-30DSUというTAを買いました。購入理由は、価格も3500円と手頃な値段だったことと、Iナンバーが使えるということです。現在手持ちのTAは、NTT-ME MN128と、NEC IW60ですが、どちらもIナンバーを対応してくれません。私はダイヤルイン契約しているので、月額600円安くなるIナンバーはとても魅力的です。でも、どうせ新規にTAを買うなら、ルーターが良いし、でも、ルーターは高いし・・・ で今まで購入に踏み切れませんでした。でも、3500円なら半年でモトの取れる値段です。ちなみに、中古というよりジャンクに近い商品ですから、それなりのリスクは有りそうです。

最終更新日 : 2001.6.22


去年買ったTAがゴミになる、恐ろしい現実・・・

NTT INSメイト V-30DSUは、すでに製造が終わっているモデルです。それなのに、NTTは、Iナンバーの3番号化まで対応してくれるそうです。これだけ、サポートしてくれると古い機械でも長い間使えそうですね。しかし、ほとんどのメーカーは、現行機種でないと、3番号はおろかIナンバーすら対応しないのが現状です。

さすがに年期の入った、初代MN128にこれを求めませんが、大枚はたいて買ったIW60には対応してほしかったです。これで、NECへの信頼感は一気に無くなりました! 余程安くて面白い製品でも無い限り、NECの通信機器にお金を出すことはないでしょう(^^;) でも、このような話は最近の風潮です。こまめなファームのバージョンアップで定評のあった、ヤマハのRT50iですら3番号化は予定無しです。これを見てると新型のRT52iへ買い換えを促しているようにも見えます。定価5000〜10000円くらいのソフトであれば、それもいいかもしれませんが、3万だの5万だの高価なハードが使えなくなるのは問題です。きっと、ヤマハはそのうち対応するんではないかなと思いますが、これが決着するまでは、一番欲しかったヤマハのルーターも買い控えることになりそうです。

ダイヤルインと、Iナンバーの違い

ダイヤルイン方式は世界的な規格だそうです。しかし、Iナンバー方式はNTTのローカル規格に過ぎません。これゆえ、対応する機種が少ないのだと思います。ちなみに、ダイヤルイン方式は、付加番号にダイヤルされた時のみ、ダイヤルイン番号を制御フレームに乗せてコールするようです。付加番号でない制御フレームは、ダイヤルイン契約していないものと同じです。グローバル着信は、この違いを認識して振り分けているようです。それに比べ、Iナンバー方式は、全ての着信にダイヤル番号を付加して制御フレームを出すそうです。もちろん、ダイヤルイン方式との互換性は全くありません。(この部分の記述は未確認情報です)

現在、ダイヤルイン(月額900円)で、家族用と自分用の2つの番号を持っています。Iナンバーなら、2番号で月額300円、3番号で月額400円です。2番号と3番号の差が100円しか無いなら、3番号にしてしまったほうが面白そうです。それに、新たにFAX用に番号が用意できそうです。ちなみに、工事費は2番号でも3番号でも2000円は変わりません。当面、2番号しか要らなくても、あとから3番号にするつもりなら、最初から3番号にしておいた方が工事費を節約できます。

アナログポートが2つしかないTAで、3番号を契約すると?

NTT INSメイト V-30DSUが3番号に対応するといっても、アナログポートは2つしかありません。NTT機器のサービスセンターの話では、デジタルポートへ割り当てるだけだそうです。デジタルポートに番号を振ってもあまり面白みはありませんね。また、2番号しか対応しないTAで3番号を契約した場合、当然2番号分しか着信できません。でも、これで不具合を起こすことはないようす。さらに、Iナンバー非対応のTAを並べて接続すると、そのアナログポートは、全ての番号で鳴るそうです。

つまり、2番号対応TA+非対応TAを使えば、当然対応TAは個々の番号で着信、でも、非対応TAは全部の番号で着信します。ここで、非対応TAのアナログポートが着信した時、対応TAが着信していない場合のみ、ベルを鳴らすような仕組みを作っておけば、アナログポートが3つ無いTAでも、なんとか3番号を使えそうです。この辺は、実際にやってみないと分からないので、8/28の開通を待つしかありません。


ようやく、Iナンバ開通

やっと、Iナンバーが入りました。契約時に、28日に局側でIナンバー設定するので、準備ができたらNTTのフリーダイヤルに電話してくださいとの事だったので、10時頃から間髪的に掛けてみるも、14時になっても話し中で掛かりません(^^;) もう、いいかげんリダイヤルが飽きたので、116に掛けて文句を言ったところ、10分も経たないうちに開通となりました(^^;)

さて、事前の情報通り、Iナンバー非対応機では、全部の番号で鳴ります(^^;) とりあえず、IW60にぶら下げている子機は、着信ベルを最低にして、全部の番号で鳴らし、V30の2つのアナログ回線は、従来のダイヤルインと同じ番号に設定して鳴るようにしてあります。使い勝手としては、今までと全く変わらずといった処でしょうか・・・ そのうちに、先に紹介した方法で、3番号鳴り分け装置でも作ろうと思いますが、これを必要とするのは、FAX+留守番電話(Linuxで作る予定)が動くようになってからですので、もちっと先になりそうです。


MUCHO TL/DSU のIナンバー

2001.6.22

MUCHO TL/DSUは古いダイヤルアップルーターですが、一応、Iナンバーにも対応しています。しかし、MUCHOは、設定の仕方がとってもタコです! パソコンから設定できる設定ツールでは設定できず、アナログ回線から、プッシュトーンで設定します。おまけに、MUCHOがリセット(電源OFFでも同じ)するたび設定を忘れます。まあ、IW60みたいに、見捨てられているよりは、救いがありますが、やっぱりねえ・・・ V−30/DSUと2台体制で運用したいところなんですが、どっちもDSU内蔵型で、DSUを殺せません。DSU付きってのも、こういうときに不便ですね。と、いうわけで、V−30/DSUは、現在ラインから外れています。(詳細)