<クラシック・輸入盤新譜情報 08−10
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年9月新譜 5点発売★
発売予定:2008年9月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

サンプラー(送料込\300)も出来上がりましたので、ご注文をお待ちしております。

78CDR-1152
フォーレ:ピアノ四重奏曲第2番ト短調作品45
マルグリット・ロン(ピアノ)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
モーリス・ヴィユー(ヴィオラ)
ピエール・フルニエ(チェロ)
仏 DISQUE GRAMOPHONE DB5103/5
(1940年5月10日パリ、アルベール・スタジオ録音)
20世紀のフランスの巨匠4人が一堂に会した、夢の顔合わせである。ピアノのマルグリット・ロン(1874-1966)、ヴァイオリンのジャック・ティボー(1880-1953)、ヴィオラのモーリス・ヴィユー(1884-1951)、チェロのピエール・フルニエ(1906-1986)はいずれもパリ音楽院出身で、全員一等賞を得た抜きんでた音楽家。この録音が行われた1940年5月10日はドイツ軍がベルギー、オランダ、ルクセンブルグのベネルックス3国に侵攻し無差別攻撃をした日だった。このニュースは録音中の演奏家達に知らされた。ティボーの長男ロジェがベルギー方面に従軍していることを全員が知っていたので、悲痛な気分で演奏に没頭したという。そして録音の翌々日の5月13日にロジェが戦死した旨の報せがティボーの許にとどいた。この演奏は完璧な完成度を持った稀有の名演奏である。

78CDR-1153
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K466
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
独 GRAMMOPHON 69274/7
(1941年ドレスデン録音)
ドイツの名ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)の壮年期の演奏で第2次世界大戦中の録音である。指揮者のパウル・ファン・ケンペン(1893-1955)はオランダの指揮者。戦中戦後を通してドイツで活躍し、レコード録音も数多かった。だがファン・ケンペンは大戦中に祖国を離れ、敵国ドイツで活動したことをオランダ人は許さず、戦後ボイコット運動が起こり不遇のうちに世を去った。ケンプ=ケンペンのコンビによるSPはベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番(78CDR-1112) 、ピアノ協奏曲第4番(78CDR-1120) がこのシリーズでも発売されているが、このモーツァルトは、わが国では殆ど知られていなっかったもの。

78CDR-1154
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調作品104
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
ミヒャエル・タウベ指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
米 DECCA 25300/25304 (英PARLOPHON P.E 10856/8と同一録音)
(1928年-1930年ベルリン録音)
チェロのエマヌエル・フォイアマン(1902-1942)はウクライナのコロミア生まれ。ライプツィヒの音楽院で名教師ユリウス・クレンゲル(1859-1933)に師事した。1929年にベルリン高等音楽院の教授になり齋藤秀雄(1902-1974)も教えた。ナチスを逃れ一時スイスに居を構えたが、1938年アメリカに移住した。フィラデルフィアのカーティス音楽院で教える一方、ヴァイオリンのハイフェッツ、ピアノのルービンシュタインと "百万ドル・トリオ" を結成して活躍した。1942年に40歳の若さでニューヨークで死去した。指揮者のミヒャエル・タウベ(1890-1972)は、1924年にベルリン国立歌劇場に入りブルーノ・ワルター(1876-1962)のアシスタントを務め、1935年にイスラエルに移住、イスラエル・フィルの育成に尽力した。フォイアマンはベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番(78CDR-1045)がこのシリーズで発売されている。
※この盤は元録音の第4面において収録途中から回転数の変動がありますが、修正は行わずそのまま収録しています。ご了承をお願いいたします。

78CDR-1155
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番ニ長調作品1-13
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
マルセル・ガゼル(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB6175/6
(1944年9月25日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
ヴァイオリンのユーディ・メニューイン(1916-1999)はニューヨーク生まれ。4歳からヴァイオリンの手ほどきを受け7歳でサンフランシスコ交響楽団と共演してデビューした。神童メニューインはパリでジョルジュ・エネスコ(1881-1955)、ドイツでアドルフ・ブッシュ(1891-1952)に師事した。メニューインは1928年、12歳で初録音をしてレコード・デビューした。このヘンデルは第2次世界大戦下の録音。メニューインは28歳だった。師のエネスコも同じ曲を録音している(78CDR-1035) 。

78CDR-1156
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ長調作品57「熱情」
アリーヌ・ファン・バレンツェン(ピアノ)
仏 VMS DB11150/2
(1947年4月17日パリ録音) (ピアノ:ガヴォー)
アリーヌ・ファン・バレンツェン(1897-1981)はアメリカ生まれのフランスのピアニスト。9歳でパリ音楽院に入学が許されマルグリット・ロン(1874-1966)とE.-M・ドゥ・ラボルドに師事した。一等賞を得た後、ベルリンでエルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)に、ウィーンでテオドール・レシェツキ(1830-1915)について、さらに技量を磨いた。祖国アメリカに戻りフィラデルフィアの音楽学校で教え、その後ブエノスアイレスの音楽学校の教授を務める傍ら、演奏旅行を重ねた。1954年にはパリ音楽院の教授に任命された。ファン・バレンツェンはSPレコードの末期とLPの初期にいくつかの録音をEMIに残している。

<Deutsche Grammophon>
4777982(CD+DVD 限定盤/特別仕様) \2680
4777449(通常盤) \1850
ショパン
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 作品21
ラン・ラン(Pf)
ズービン・メータ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2008年6月18日-21日 ウイーン、ムジークフェライン 
(第1番:ライヴ録音)
録音:2008年6月 ウィーン
再来年2010年のショパン生誕200年にむけて、ドイツ・グラモフォンからは今後
続々とショパンの新録音リリースが続きます。北京オリンピックで全世界の注
目を集めたラン・ランもショパンの協奏曲2曲を録音しました。ショーマン・
シップ満点の技巧派に加え、より作品の奥深くへと入り込む繊細な表現力を深
化させている近年のラン・ランからは目が離せません。バックをつとめるのは
メータ指揮のウィーン・フィル。ムジークフェラインでの録音です。(第1番の
みライヴ録音。ショパンのピアノ協奏曲でウィーン・フィルをバックに使うと
は!何たる贅沢・・・。

4777451(CD+DVD 限定盤/特別仕様) \3180
(プロモーション・ビデオ、ピクチャー・ギャラリー、ミュージック・クリップ
など)ポストカード3枚、ポスター1枚、豪華ブックレット
4777639(通常盤) \1850
「ネトレプコ/思い出」
(1)カールマン:《チャールダーシュの女王》から 
(2)ホイベルガー:《オペラ舞踏会》から 
(3)レハール:《ジュディッタ》から 
(4)G.シャルパンティエ:《ルイーズ》から 
(5)オッフェンバック:《ホフマン物語》から舟歌 
(6)R.シュトラウス:ツェツィーリエop27-2
(7)グリーグ:ソルヴェイグの歌(ペール・ギュント) 
(8)メサジェ:《フォルトウニオ》から 
(9)ドヴォルザーク:我が母の教え給いし歌 
(10)R.シュトラウス:子守唄op.41-1
(11)R=コルサコフ:高嶺に吹く風もなく op.43-2
(12)R=コルサコフ:ばらのとりこになったナイチンゲールop.2-2 
(13)ユダヤ民謡:ゆっくりおやすみ、私の可愛い小鳥
(14)ALウェバー:ピエ・イエズス(レクイウムから) 
(15)アーン:L'enamouree(The Loved One) 
(16)グァスタビーノ:ばらと柳 
(17)ヒメーネス:《テンプラニカ》から 
(18)アルディーティー:口づけ
アンナ・ネトレプコ(S)
エリーナ・ガランチャ(Ms)、ピョートル・ベッツァーラ(T)、
アンドリュー・スウェイト(ボーイS)、プラハ・フィルハーモニー合唱団
/エマニュエル・ヴィヨーム指揮プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2008年3月 プラハ
アンナ・ネトレプコ(S) 
エリーナ・ガランチャ(Ms)、ピョートル・ベッツァーラ(T)、
アンドリュー・スウェイト(ボーイS)、プラハ・フィルハーモニー合唱団
/エマニュエル・ヴィヨーム指揮プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2008年3月 プラハ
ソプラノ界のスーパー・スター、ネトレプコのグラモフォンからのソロ作品集
第4弾は聴く人すべての心の奥深くに温かく懐かしい感情を呼び起こす、オペレ
ッタ、他のチャーミングなメロディを集めたアルバム。これらの録音を聴けば、
アーウィン・シュロットのみならず、誰しもが彼女のとりこになる事間違いな
し!クリスマス・プレゼントにも最適なアイテムです。

4778103 \1850
エサ=ペッカ・サロネン:「サロネン」
ヘリックス:ピアノ協奏曲 Dichotemie
イェフィム・ブロンフマン(Pf)
ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:エサ=ペッカ・サロネン
エサ=ペッカ・サロネンのもとで黄金時代を迎えているロサンジェルス・フィル
がサロネンの作品を阿吽の呼吸で録音。今後は指揮活動を制限して作曲に専念
するという噂もあるサロネン入魂の録音です。ピアノ協奏曲のソリストにはブ
ロンフマンを起用。サロネン/ブロンフマン/ロス・フィルによるバルトーク:
ピアノ協奏曲録音(1997年)は、グラミー賞を獲得しています。

1782369 \1850 ※番号変更 1779890
「ラビリンス スペシャル・エディション」
ダウランド:流れよ、わが涙(ラクリメ)、
ウォルシンガム、ファンタジア、来たれ、重い眠り、
失われた希望のファンシー、さあ、もう一度 さあ、もう一度、
つれないあなたは私の心から、暗闇に私を住まわせて
ロバート・ジョンソン:あなたは見たのか、輝く百合を、他
special edition bonus tracks (3曲):
フィールズ・オブ・ゴールド、孤独のメッセージ、
あなたは見たのか輝く百合を
来日記念盤
スティング 
エディン・カラマーゾフ(リュート)
2007年にリリースした「ラビリンス」が世界的ヒットを記録し、来る11月から
STINGがリュートのエディン・カラマーゾフと共にアジア・ツアーを敢行!
日本公演は12月16日、17日、18日 オーチャード・ホール、他。
この来日に合わせて、ボーナス・トラック3曲を含む スペシャル・エディショ
ンをリリースします。ボーナス・トラックのうち、最初の2曲は2006年、ニュー
ヨークにおけるライヴ録音。3曲目はクラシックFMのためのスタジオ録音になり
ます。STINGファン、マスト・バイ・アイテムです!

4778058 \1850 ※発売中止
「クラウディオ・アバド&エリーナ・ガランチャ・ライヴ・イン・コンサート
ルツェルン音楽祭 2008」
ラヴェル:シェエラザード
ベルリオーズ:幻想交響曲
エリーナ・ガランチャ(Ms)
クラウディオ・アバド指揮
ルツェルン祝祭管弦楽団
録音:2008年8月13日 ルツェルン (ライヴ録音)
ラトヴィアに生まれ、その素晴らしい歌唱で世界のオペラ・ハウス、コンサー
ト・ホールから熱いオファーを受けるメッゾ・ソプラノ、エリーナ・ガラン
チャ。2006年にグラモフォンからデビュー盤をリリースし、これまでにリリー
スした3枚のアルバムは高い評価を受けています。今年の8月に、ルツェルン音
楽祭でアバドと初共演したコンサートが早くもCDリリースされることになりま
した。《シェエラザード》と《幻想交響曲》というフレンチ・プログラムです。
アバドによる《幻想》録音は、なんと25年ぶりになります。

4778005 38枚組 \11000
「カラヤン/シンフォニー・エディション」-カラヤン生誕100周年記念
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベートーヴェン:交響曲全9曲/序曲6曲
ブラームス:交響曲全4曲/悲劇的序曲/ハイドン・ヴァリエーション
ブルックナー:交響曲全9曲
ハイドン:交響曲《パリ》&《ロンドン》
メンデルスゾーン:交響曲第1番―第5番
モーツァルト:交響曲第35番―第41番、第29番、第32番、第33番
シューマン:交響曲全4曲/序曲、スケルツォとフィナーレ
(交響曲第4番はウィーン・フィルとの演奏による1987年の録音も収録)
チャイコフスキー:交響曲全6曲
限定盤
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
カラヤンの生誕100周年を祝っての特別企画。彼がベルリン・フィルの音楽監
督として君臨した時代に残した黄金の録音から交響曲録音を集めました。なん
と38枚でこの価格!!限定盤ボックス・セットの登場です。
今だけのスーパー・ヴァリュー・プライス! 是非この機会にお求め下さい。

4777570(CD+DVD) \2680
「アンネ=ゾフィー・ムター/デラックス・エディション」
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》 作品8
第1番 ホ長調 作品8の1《春》
第2番 ト短調 作品8の2《夏》
第3番 ヘ長調 作品8の3《秋》
第4番 ホ長調 作品8の4《冬》
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調《悪魔のトリル》
アンネ・ゾフィー・ムター(ヴァイオリン、指揮)
トロンヘイム・ソロイスツ
録音:1999年5月 コペンハーゲン
ドイツ・グラモフォンの再発シリーズのひとつとしてすっかり定着した「デラ
ックス・エディション」シリーズにヴァイオリン界の女帝、ムターの《四季》
が登場。4月にリリースしたランランと同仕様のDVD付きデラックス・ヴァー
ジョンです。

4778017 2枚組 \3650
ヘンデル:歌劇《アルチーナ》(全曲)
フリッツ・ブンダーリヒ(テノール)
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
ジャネッテ・ファン・ディーク(ソプラノ)
ノルマ・プロクター(アルト)
カペラ・コロニエシス/ケルン放送合唱団
指揮:フェルディナント・ライトナー
録音:1959年5月15日 ケルン
36歳の誕生日を目前に夭逝したドイツの名テノール、ヴンダーリヒ、そしてソ
プラノにはサザーランドをむかえた《アルチーナ》全曲録音の初CD化。

4778050 \1350
「カール・ゼーマン plays ストラヴィンスキー」
1)ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲
2)ストラヴィンスキー:イ調のセレナード
3)ストラヴィンスキー:デュオ・コンチェルタンテ
4)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
カール・ゼーマン(P)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)(3,4)
録音:1951年-1957年
1910年ブレーメン生まれのカール・ゼーマン(1910-1983)は、ライプツィヒで
ギュンター・ラミン、クルト・トーマスというバッハの両大家に学び、オルガ
ニストとして演奏家活動を始めながら、やがてピアニストに転じたという経歴
の持ち主。ソリストとしての活動の一方、既に1936年から教鞭を取るなど教育
活動にも熱心で、そのためか残されたレコーディングはけして多くはなく、
シュナイダーハンの伴奏ピアニストとして知られるぐらいでした。このストラ
ヴィンスキー作品集にもシュナイダーハンとの録音が2曲収録されています。

4778049 \1350
「カール・ゼーマン plays バッハ」
6つの小前奏曲 BWV933-938
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
メヌエット ト長調
コラール《ただ愛する神の摂理にまかすもの》 BWV691
パルティータ第1番 変ロ短調 BWV825
トッカータ 二長調 BWV912
カール・ゼーマン(P)
録音:1953年―1958年 ハノーヴァー
1910年ブレーメン生まれのカール・ゼーマン(1910-1983)は、ライプツィヒで
ギュンター・ラミン、クルト・トーマスというバッハの両大家に学び、オルガ
ニストとして演奏家活動を始めながら、やがてピアニストに転じたという経歴
の持ち主。ソリストとしての活動の一方、既に1936年から教鞭を取るなど教育
活動にも熱心で、そのためか残されたレコーディングはけして多くはなく、
シュナイダーハンの伴奏ピアニストとして知られるぐらいでした。このストラ
ヴィンスキー作品集にはシュナイダーハンとの録音も2曲収録されています。
バッハ作品集は、オルガにストとしてキャリアをスタートさせたゼーマンのル
ーツが息づくもの。いずれも貴重な記録といえましょう。

734514(DVD-Video) \3350
バーンスタイン conducts バーンスタイン
バーンスタイン:
1)ディヴェルティメント
2)セレナード
3)交響曲第2番 《不安の時代》
ドキュメンタリー:教師、そして教えるという事
ロンドン交響楽団(2,3)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
指揮:レナード・バーンスタイン
ギドン・クレーメル(Vn)/クリスティアン・ツィマーマン(P)
収録:1984年10月 ウィーン ムジークフェライン(1)
1986年5月 ロンドン、バービカン・センター(2,3)

734512(DVD-Video) \3350
シューマン:交響曲全集
1)交響曲第1番 変ロ長調 作品38
2)交響曲第2番 ハ長調 作品61
3)交響曲第3番 変ホ長調 作品97
4)交響曲第4番 ニ短調 作品120
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
映像監督:ハンフリー・バートン
収録:1984年10月 (1、3)、1985年10月&11月(2)、1984年2月(4)
ウィーン ムジークフェライン

734513(DVD-Video) \3350
ガーシュウィン&アイヴス
ガーシュウィン:
1)パリのアメリカ人
2)ラプソディ・イン・ブルー
アイヴス:
3)交響曲第2番
4)答えのない質問
ニューヨーク・フィルハーモニック
バイエルン放送交響楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
収録:1976年6月 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(1、2,4)
1987年6月 ミュンヘン(3)

734511(DVD-Video) \3350
チャイコフスキー作品集
チャイコフスキー
1)交響曲第4番 ヘ短調 作品36
2)交響曲第5番 ホ短調 作品64*
3)ヴァイオリン協奏曲 二長調 作品35
4)アンダンテ・カンタービレ(弦楽四重奏曲 作品11より)
ボリス・ベルキン(Vn)
ニューヨーク・フィルハーモニック/ボストン交響楽団*
指揮:レナード・バーンスタイン
映像監督:ハンフリー・バートン
収録:1975年4月 ニューヨーク、エヴリ・フィッシャー・ホール(1,3,4)
1974年7月 タングルウッド(2)
生誕90年を記念してのリリースが続くバーンスタイン。9月のベートーヴェン
作品に続き、今月はDVDを4タイトルリリースします。自作自演集に「教える」
という視点から作られたドキュメンタリーが付きの一枚に始まり、バーンスタ
インが愛したシューマンの交響曲全集、そしてガーシュウィンとアイヴスを集
めた1枚・・などなど、興味深いラインナップ。マイケル・ティルソン・トー
マス、小澤征爾、大植英次、佐渡裕など多くの弟子を世に送り出したことでも
有名なバーンスタインが語る「教えるという事」は音楽家ならずとも、必見の
内容!


★真空管オーディオ・フェアのお知らせ★
10月4日&5日に秋葉原で開催されます「真空管オーディオ・フェア」に本年も
出店を行なうことになりました。当日はダイレクト・トランスファーCD-Rを
全点陳列・販売の予定ですが、昨年のカザルスのバッハに続き本年も特別新譜
2点の会場先行販売を行います。

★入場ご招待のご案内
フェアの入場招待券を、先着でプレゼントさせていただきます。
メールで当店までご連絡下さい。枚数が少ないため、ご応募は2008年に当店で
1万円以上お買い上げいただいたお客様に限らせていただきます。
よろしくお願いいたします。

フェア詳細:http://www.kankyuu-fair.jp/

●ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年10月特別新譜 2点発売
発売予定:2008年10月 真空管オーディオ・フェア会場
価格:各1枚 \1500(税込)
※一般発売は10月下旬以降を予定しています。

78CDR-1157
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調作品97「大公」
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
パブロ・カザルス(チェロ)
伊 DISCO "GRAMMOFONO" DB1223/7(英 HMV DB1223/7 と同一録音)
(1928年11月18日ロンドン小クイーンズ・ホール録音)

78CDR-1158
チャイコフスキー(1840-1893)
交響曲第5番ホ短調作品64
シドニー・ビーア指揮ナショナル交響楽団
デニス・ブレイン(第2楽章のソロ・ホルン)
英 DECCA AK1032/36
(1944年6月8日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Deutsche Grammophon>
480 1333 32枚組 \12700
オリヴィエ・メシアン/コンプリート・エディション(完全限定盤)
《収録予定曲》
Apparition de l'Eglise eternelle(永遠の教会の出現)/L'Ascension(4
meditations symphoniques)(昇天-四つの交響的瞑想)/L’Ascension(version
pour orgue)(昇天-オルガン・ヴァージョン)/Le Banquet celeste
(天上の宴)/Canteyodjaya(カンテヨジャーヤー)/Catalogue d'oiseaux
(鳥のカタログ)/Chant dans le style de Mozart(与えられた歌-モーツァル
トの弦楽四重奏の様式による)/Chants de Terre et de Ciel(地と天の歌)
/Chants des deportes(抑留者たちの歌)/Chronochromie(クロノクロミー)
/Cinq Rechants(5つのルシャン)/Concert a quatre(コンセール・ア・キャ
トル)/Les Corps glorieux(栄光の御体)/Couleurs de la Cite Celeste
(天国の色彩)/Des canyons aux etoiles(峡谷から星たちへ)/Diptyque
(二枚折絵)/Eclairs sur l'Au-Dela(彼方の閃光)/Et exspecto
resurrectionem mortuorum(われ死者の復活を待ち望む)/Fantaisie
burlesque(おどけた幻想曲)/Fantaisie pour violon et piano(ヴァイオリ
ンとピアノのための幻想曲)/La Fauvette des Jardins(庭のホオジロ)/
Fete des belles eaux(美しき水の祭典)/Harawi(ハラウィ)/Huit
Preludes(8つの前奏曲集)/Hymne(賛歌)/Livre d'orgue(オルガンの書)/
Le Livre du Saint Sacrement(聖体の秘蹟の書)/Meditations sur le
Mystere de la Sainte Trinite(聖三位一体の神秘についての瞑想)
Le Merle noir(黒ツグミ)/Messe de la Pentecote(聖霊降臨節のミサ曲)/
Monodie(モノディー)/La mort du Nombre(多くの死)/La Nativite du
Seigneur(主の降誕)/O sacrum convivium, motet pour le Saint-Sacrement
(おお聖なる饗宴-聖なる秘蹟へのモテット)/Offrande au Saint-Sacrement
(聖体秘蹟への捧げもの)/Les Offrandes oubliees(忘れられた捧げもの)/
Oiseaux exotiques(異国の鳥たち)/Petites Esquisses d'oiseaux(鳥たちの
小スケッチ)/Piece pour piano et quatuor a cordes(ピアノと弦楽四重奏
のための小品)/Piece pour le tombeau de Paul Dukas(ポール・デュカの墓
のための小品)Poemes pour Mi(soprano et piano)(ミのための詩-ソプラノと
ピアノのための)/Poemes pour Mi(soprano et orchestre)(ミのための詩-
ソプラノとオーケストラのための)/Prelude pour orgue(オルガンのための
前奏曲)/Prelude pour piano(ピアノのための前奏曲)/Quatre Etudes de
rythme(4つのリズムの練習曲)/Quatre inedits pour piano et ondes
Marteno/Quatuor pour la fin du Temps(世の終わりのための四重奏曲)/
Reveil des oiseaux(鳥たちの目覚め)/Rondeau(ロンドー)/Saint Francois
d'Assise(歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》)/Sept Haikai(7つの俳諧)
/Theme et variations(主題と変奏)/Le Tombeau resplendissant(輝ける
墓)/La Transfiguration de Notre Seigneur Jesus-Christ(キリストの変
容)/Trois Melodies(3つのメロディ)/Trois petites liturgies de la
Presence Divine(神の現存の3つの小典礼)/Turangalila-Symphonie(トゥ
ーランガリラ交響曲)/Un Sourire(微笑み)/
Un Vitrail et des oiseaux(ステンドグラスと鳥たち)/Verset pour la
Fete de la Dedicace(献堂式のための唱句)
La Ville d’en Haut(天より来たりし都市)/
Vingt Regards sur l'Enfant-Jesus(幼子イエスに注ぐ20のまなざし)/
Visions de l'Amen(アーメンの幻影)/Vocalise-Etude(ヴォカリーズ・
エチュード)
ピエール=ロラン ・エマール、マルタ・アルゲリッチ、ダニエル・ホープ、
オリヴィエ・ラトリー、ギドン・クレーメル、奈良由美、ジャン=イヴ・
ティボーデ、ピエール・ブーレーズ、ケント・ナガノ、チョン・ミュン・
フン、ヨセ・ヴァン・ダム、シルヴィア・マクネアー、イヴォンヌ・ロリ
オ、他 そして メシアン自身・・という煌びやかな演奏家による録音。 
メシアン生誕100年を祝う圧倒的なクライマックスとして、この素晴らしい
32枚組のメシアン大全集をリリース。
全32枚からなる『メシアン/コンプリート・エディション』はDG唯一のメシ
アン全集です。
ロジャー・ムラーロによるピアノ・ソロ録音がCD7枚分、オリヴィエ・ラトリ
ーによるオルガン録音が6枚、ミョンフン、ブーレーズの指揮、エマールたち
のソリストも参加したオーケストラと合唱の為の作品が10枚、ケント・ナガ
ノ指揮するサン・フランシスコ・オペラでオペラ作品を4枚、バレンボイム、
クレーメル、アルゲリッチ、ホープたちの室内楽等、ゴージャスなラインナ
ップ。
そしてこの全集の最後を締めくくるのは、メシアン自身と妻イヴォンヌ・ロ
リオの2人による演奏で2台のピアノのための作品「アーメンの幻影」(1962年、
パリで録音された音源)。
この全集のために特別に録音されたのが「神の現存の3つの小典礼」「天国の
色彩」、1932年に作曲された聖歌、そして最近発見されたヴァイオリンとピ
アノのための幻想曲(ダニエル・ホープによる演奏)。
CD27に収録された6つのオンド・マルトノにより演奏される「美しき水の祭典」
も聴き逃してはなりません!
歌詞やリブレットも全て入った英語とフランス語からなる豪華400ページ・
ブックレットも必携のアイテムです。




<Decca>
4780352 6枚組 \5400
メシアン生誕100周年企画
「メシアン・エディションI」             
CD 1
トゥーランガリラ交響曲
ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)原田節(オンド・マルトノ) 
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 リッカルド・シャイー(指揮)
CD 2
昇天(四つの交響的瞑想)/5つのルシャン/
キリストの変容-われ死者の復活を待ち望む/第一の七連
イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ) 
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 ロンドン交響楽団 
ワシントン・ナショナル交響楽団 ジョン・オールディス合唱団 
ウェストミンスター交響合唱団 レオポルド・ストコフスキー、
ベルナルト・ハイティンク、アンタル・ドラティ(指揮) 
CD 3
第一の七連/第二の七連
イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ) ワシントン・ナショナル交響楽団 
ウェストミンスター交響合唱団 アンタル・ドラティ(指揮) 
CD 4
ミのための詩/世の終わりのための四重奏曲
オリ・ムストネン(ピアノ)ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)マイケル・コリンズ(クラリネット)
フェリシティ・パーマー(ソプラノ) 
BBC交響楽団 ピエール・ブーレーズ(指揮)
CD 5
地と天の歌/ハラウィ
ロバート・シャーロー=ジョンソン(ピアノ)ノエル・バーカー(ソプラノ)
CD6
ミのための詩/ロンドー/アーメンの幻影
ロバート・シャーロー=ジョンソン、ポール・クロースリー、
ジョン・オグドン、ブレンダ・ルーカス(ピアノ)
ノエル・バーカー(ソプラノ)
メシアン生誕100年を記念した《メシアン・エディション》の第1集。全6枚に、
ピアノのティボーデやムストネン、ヴァイオリンのベル、チェロのシュタル
ケルやイッサーリス、指揮者のブーレーズ、ドラティ、シャイーといった豪
華アーティストがずらりと並んだ夢の企画が実現しました。日本からも、世
界的なオンド・マルトノ奏者である原田節が《トゥーランガリラ交響曲》に
参加しているのも要注目です。

478 0353 7枚組 \6300
「メシアン・エディションII」
CD 1
異国の鳥たち/鳥のカタログ
ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
ロバート・シャーロー=ジョンソン(ピアノ) 
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 リッカルド・シャイー(指揮)
CD 2
鳥のカタログ
ロバート・シャーロー=ジョンソン(ピアノ)
CD 3
カンテヨジャーヤー/4つのリズムの練習曲/幼子イエスに注ぐ20のまなざし
ロバート・シャーロー=ジョンソン(ピアノ)ジョン・オグドン(ピアノ)
CD 4
幼子イエスに注ぐ20のまなざし
ジョン・オグドン(ピアノ)
CD 5
おお聖なる饗宴/おお聖なる饗宴
サイモン・プレストン(オルガン)ケンブリッジ・セント・ジョーンズ合唱団
CD 6
昇天(四つの交響的瞑想)/二枚折絵/永遠の教会の出現/聖霊降臨節のミサ曲
トーマス・ トロッター(オルガン)
CD 7
献堂式のための唱句 /天上の宴/栄光の御体-復活の7つの短い幻影
トーマス・ トロッター(オルガン)
メシアン生誕100年を記念した《メシアン・エディション》の第2集。全7枚に、
ピアノのティボーデやオグドン、オルガンのシャーロー=ジョンソンやプレス
トン、指揮者のシャイーといった豪華アーティストがずらりと並んだ夢の企
画が実現しました。《鳥のカタログ》や《幼子イエスに注ぐ20のまなざし》
などメシアンの代表作の数々を、選りすぐりの名演奏でお楽しみください。




<Deutsche Grammophon>
ドイツ・グラモフォンからの新しいバジェット・シリーズ
●CLASSICAL CHOICE 各1枚 \900

4777516 \900
ヘンデル:《王宮の花火の音楽》/同:《水上の音楽》HWV.348-350
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ 
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
録音:1983&1991年 デジタル録音
ヘンデルも、ガーディナーも、ともにイギリス人の音楽家なので感性がマッチ
するのか、溌剌と力強く、爽快な演奏を繰り広げる当盤。《水上の音楽》の第
1組曲には、追補が2曲入っていて、そのうちの一つは第2組曲の代表曲である
「ホーンパイプ」の異調版です。清涼感にあふれた素晴らしい演奏で、ホル
ンの豪快な鳴りも聴きどころ。また《王宮の花火》も、トランペットやティ
ンパニの力強い快演が、聴き手に元気を与えてくれます。

4777514 \900
ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調Op.88/同 第9番ホ短調Op.95《新世界より》
シュターツカペレ・ドレスデン 
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
録音:1990年11-12月&1994年11月 ドレスデン デジタル録音
円熟期を迎えたばかりのレヴァインと、ドイツの名門シュターツカペレ・ド
レスデンが、ドヴォルザークの人気交響曲2曲に挑んだ会心の1枚。ドイツ屈
指の名門オケとして知られる当団の燻し銀のように柔らかい響きを十分に生
かしながら、センス抜群のリズム感と旋律の歌わせ方で統率するレヴァイン
の指揮は、ドヴォルザークの聴き古された感もある有名作に、引き締まった
バランスと新鮮な魅力をもたらしています。

4777519 \900
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467/同 第27番変ロ長調K.595
フリードリヒ・グルダ(ピアノ) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 クラウディオ・アバド(指揮)
録音:1974年9月&1975年5月 ムジークフェラインザール,ウィーン
今なお多くのファンを魅了してやまない天才グルダと、若き日のアバド&ウィ
ーン・フィルの貴重な共演の記録。モーツァルトのピアノ協奏曲の真髄を聴か
せてくれる名演中の名演です。録音会場であるムジークフェラインザールの柔
らかな音響を捉えた名録音も評価が高い1枚。カデンツァがグルダ自身の作な
のも大きな聴きどころで、時折ふと顔を覗かせる翳りは、天才のみが知る寂
しさや諦観の境地のあらわれだったのかもしれません。

4777521 \900
J.S.バッハ:オルガン名曲集
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565/コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》
BWV.645/トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564/幻想曲(前奏曲)
とフーガ ト短調BWV.542/コラール《来れ,異教徒の救い主よ》BWV.659/パッ
サカリアとフーガ ハ短調BWV.582/ラール《甘き喜びのうちに》BWV.608/同
《イエスよ、わが喜びよ》BWV.610/同《主イエス・キリストよ、われ汝に呼
ばわる》BWV.639/小フーガ ト短調BWV.578《小フーガ》
サイモン・プレストン(オルガン)
録音:1988年9月ボン 1989年9月ソロ,デンマーク 
1991年3月ヴァルトロープ,ドイツ 1996年1月ロンドン デジタル録音
オルガンの名手でもあったJ.S.バッハは、トッカータやフーガなどの器楽曲、
コラールなどの教会音楽を数多く作曲しました。当盤にはそんなJ.S.バッハの
音楽エッセンスが凝縮した10曲が収められています。《トッカータとフーガ》
をはじめ、J.S.バッハの名曲の数々を、イギリスを代表するオルガニストのプ
レストンが、一筋の光を思わせるような音色や、荘厳で堂々とした音楽性を
駆使して珠玉の名演を聴かせてくれます。

4777518 \900
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番&第5番
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58/同 第5番変ホ長調Op.73《皇帝》
クラウディオ・アラウ(ピアノ) 
ドレスデン・シュターツカペレ サー・コリン・デイヴィス(指揮)
録音:1984年11月 ドレスデン デジタル録音
ベートーヴェンの大家として知られたアラウ晩年の名演。見通しのよい澄み
切った晩年の境地の結実を思わせる第4番、そして重厚なピアニズムの健在ぶ
りを示す《皇帝》という具合に、作品を隅々まで知り尽くした彼ならではの
余裕が、聴き手に大きな感動と充足感を与えてくれます。またC.デイヴィス
とドレスデン・シュターツカペレも、これぞドイツのオーケストラと言うべ
き力強く重厚な伴奏で見事なサポートを聴かせてくれます。

4777522 \900
モーツァルト:歌劇《魔笛》K.620ハイライト
フランツ・クラス(バス)ロバータ・ピータース(ソプラノ)
イヴリン・レアー(ソプラノ)フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)他 
RIAS室内合唱団 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム(指揮)
録音:1964年6月25日 イエス・キリスト教会,ベルリン
モーツァルト晩年の寓意に満ちた神秘的オペラから、スケールの大きい豊かな
音楽を引き出した巨匠ベームの定評ある名演。夭折の名テノール、ヴンダーリ
ヒの熱演もあり、《魔笛》の最高峰、並びにドイツ・オペラの最高峰と言われ
る名演中の名演です。力強く内声が充実し、繊細さを失わないベーム&ウィー
ン・フィル。そしてヴンダーリヒの美しいかくありなんという歌唱。総合的に
この演奏を超える《魔笛》は未だに生まれていません。

4777527 \900
Mirror of Silence - Tranquil Classics
マスネ:タイスの瞑想曲
ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調Op.22-モデラート
グリーグ:ソルヴェイグの歌
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》-アダージョ・ソステヌート
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467-アンダンテ
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050 -アフェトゥオーソ
グラズノフ:吟遊楽人の歌Op.71
ロドリーゴ:
ある貴紳のための幻想曲-エスパニョレータとナポリ騎兵隊のファンファーレ
(アダージョ)
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第5番変ホ長調-アンダンティーノ
シューマン:子供の情景Op.15-トロイメライ
ヴィヴァルディ:ギター協奏曲ニ長調RV.93-ラルゴ
モーツァルト:
セレナード第12番ト長調K.525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》-
ロマンス(アンダンテ)
ヘンデル:オルガン協奏曲第6番変ロ長調Op.4-6-ラルゲット
アルビノーニ:アダージョ
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) 
クリステル・トルヴァルドソン(ヴァイオリン) 
エーテボリ交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ(指揮)他多数
心穏やかなひとときを演出するアルバム。マスネの《タイスの瞑想曲》、ベ
ートーヴェンの《月光》、シューマンの《トロイメライ》など、映画やCMな
どにも使われたおなじみの名曲たちが、食後や就寝前の最高のBGMとして、美
しく静謐な時間をお届けします。

4777531 \900
A Baroque Dinner Menu - Music fit for a banquet
ヴェラチーニ:序曲第1番変ロ長調-ラルゴ-アレグロ-ラルゴ-アレグロ
テレマン:ターフェルムジーク第2集-協奏曲ヘ長調
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV.1048
パッヘルベル:カノンとジーグ ハ長調
コレット:コミック協奏曲第25番ト短調
ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調RV.84
テレマン:ターフェルムジーク第1集-協奏曲イ長調
ムジカ・アンティクヮ・ケルン ラインハルト・ゲーベル(指揮)
録音:1980-1993年
バロック音楽の分野で多くの名録音を残してきたゲーベル&ムジカ・アンティ
クヮ・ケルン。そんな彼らのエッセンスが詰まった珠玉のコンピレーション・
アルバムをどうぞ。彼らにとって常に特別の存在だったテレマンをはじめ、
J.S.バッハやパッヘルベルらの名曲も多数並んでいます。初演当時の響きを
思わせる充実した響きをたっぷりお楽しみください。

4777529 \900
Good Morning! - Classics for Breakfast
グリーグ:劇音楽《ペールギュント》Op.23-朝
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ニ長調RV.428-アレグロ
ハイドン:交響曲第6番二長調Hob.I-6《朝》-アダージョ-アレグロ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595-アレグロ
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調RV.269-アレグロ
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
アルビノーニ:5声の協奏曲第6番ニ長調Op.7-6-アレグロ
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲ホ長調Op.11-5-メヌエット
ベートーヴェン:交響曲第8番へ長調Op.93-スケルツァンド
モーツァルト:クラリネット協奏曲ロ長調K.622-ロンド(アレグロ)
ドリーブ:バレエ《シルヴィア》組曲-ピチカート
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25《古典交響曲》-アレグロ
ロッシーニ:歌劇《ブルスキーノ氏》序曲
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551《ジュピター》-メヌエット
J.シュトラウスII世:ワルツ《朝の新聞》Op.279
エーテボリ交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、他
朝の快適な目覚めをもたらしてくれる素敵な朝食アルバムの登場です。おなじ
みのグリーグの《ペールギュント》-朝をはじめ、古今東西の快活で軽やかな
名曲15曲を、巨匠ネーメ・ヤルヴィらの優美な名演奏でお楽しみください。

4777526 \900
Heavenly Voices - グレゴリアン・チャント
Tractus: Domine, exaudi orationem meam/cclamation: Ecce lignum crucis
/Improperia: Popule meus, quid feci tibi?/ Introitus: Resurrexi/
Graduale: Haec dies/Alleluia - Pascha nostrum/Sequentia: Victimae
paschali laudes/Offertorium: Terra tremuit et quievit/Communio:
Pascha nostrum immolatus est Christus/Offertorium I: Ascendit Deus/
Communio: Psallite Domino/Sequentia: Veni, Sancte Spiritus/Communio:
Factus est/Kyrie XIV/Sanctus XIV/Agnus Dei XIV
ミュンスターシュヴァルツァハ修道院聖歌隊 
ゴーデハルト・ヨッピヒ神父(指揮)
録音:1981年1月6-10日 ミュンスターシュヴァルツァハ修道院,ドイツ
グレゴリオ聖歌の専門家として指揮や録音の多いヨッピヒ神父が、ミュンスタ
ーシュヴァルツァハ修道院聖歌隊を指揮した1981年録音盤。ヨーロッパ芸術音
楽の源流に位置付けられるグレゴリオ聖歌ですが、日本人にも親しみやすい音
階とリズムは、癒しが求めつづけられている現代人の心に、天国のようなヒー
リング・ヴォイスをもたらしてくれます。

4777515 \900
グリーグ:
《ペール・ギュント》第1組曲Op.46/《ペール・ギュント》第2組曲Op.55/
2つの悲しき旋律Op.34/組曲《ホルベアの時代から》Op.40/《十字軍の兵士
シーグル》Op.56
エーテボリ交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
録音:1987年6月,1992年3月&6月&12月 エーテボリ デジタル録音
文豪イプセンの作品に捧げられた劇音楽《ペール・ギュント》、ノルウェー文
学の始祖ホルベルクの生誕200周年祭を祝った《ホルベアの時代より》、国民
的詩人ビヨルンソンの作品に捧げられた《十字軍の兵士シーグル》等、文学
に関係のあるグリーグのオーケストラ曲を収録した1枚。ヤルヴィとエーテボ
リ交響楽団は、北欧音楽ならではの情感豊かな語り口と重量感溢れる表現で、
これら傑作の魅力を余すところなく表現しています。

4777530 \900
An Evening at the Opera
ヴェルディ:《アイーダ》-清きアイーダ
ベッリーニ:《清教徒》-いとしい乙女よ、あなたに愛を
ビゼー:《カルメン》-お前が投げたこの花は
グノー:《ロメオとジュリエット》-ええ,わたし,あなたを許しています…
ああ,結婚の夜
モーツァルト:《コジ・ファン・トゥッテ》K.588-愛しい人の愛のそよ風は
同:《フィガロの結婚》K.492- 愛の神よ,照覧あれ
同:《ドン・ジョヴァンニ》K.527-あそこで二人は許しあおう
ドニゼッティ:《愛の妙薬》-人知れぬ涙
ヴェルディ:《椿姫》-幸せなある日,天使のように
プッチーニ:《ボエーム》-冷たい手を
同:《トスカ》-ああ,あの眼が・・・|君の黒く,燃える瞳に
ヴェルディ:歌劇《仮面舞踏会》-私を愛している,私を!
ヴェルディ:《椿姫》-彼女が離れていては-私の燃える心を
プッチーニ:《蝶々夫人》-可愛がって下さいね
ヴェルディ:
《リゴレット》-あなたを愛します!あなたを愛しますと・・・愛こそ心の太
陽だ
サン=サーンス:《サムソンとダリラ》-あなたの声に心は開く
ジョン・ヴィッカーズ(テノール) 
ローマ国立歌劇場管弦楽団 サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)他多数
名歌手たちが歌う美しいオペラ・アリアの夕べにご招待する1枚。モーツァル
ト、プッチーニ、ヴェルディなどの傑作オペラの中に登場する珠玉のアリア
を、パヴァロッティ、フレーニ、グルベローヴァらが華麗に歌い上げます。夕
食や食後の団欒のひとときに、お洒落なムードを演出するBGMにもお薦めです。

4777525 \900
瞑想曲 - Relaxing Classics
マスネ:タイスの瞑想曲
サン=サーンス:白鳥
ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴズによる幻想曲
モーツァルト:クラリネット協奏曲ロ長調K.622-アダージョ
グリーグ:ソルヴェルディイグの歌
マセ:ナイティンゲールの歌
ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調-アレグロ・ノン・トロッポ
J.S.バッハ:
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043-ラルゴ・マ・ノン・タント
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番ロ長調K.488-アダージョ
ヴィヴァルディ:ギター協奏曲ニ長調RV.93-ラルゴ
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第3番ニ長調RV.93-シチリアーノ
ゴダール:子守歌
ロドリーゴ:
ある貴紳のための幻想曲-エスパニョレータとナポリ騎兵隊のファンファーレ
(アダージョ)
ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン) 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
何かとストレスが多い現代人の耳と心をリラックスさせてくれる名曲13曲を収
めた好企画。カラヤン時代のベルリン・フィルのコンサートマスターとして君
臨したシュヴァルベが弾くマスネの《タイスの瞑想曲》をはじめ、サン=サー
ンスの《白鳥》、モーツァルトの協奏曲の緩徐楽章など、耳を傾けているだけ
で全身が霧消してしまいそうな名曲名演奏に心身を委ね、明日への活力を養っ
てください。

4777523 \900
オルフ:カルミナ・ブラーナ
バーバラー・ボニー(ソプラノ)フランク・ロパード(テノール)
アントニー・マイケルズ=ムーア(バリトン) 
アルノルト・シェーンベルク合唱団 ウィーン少年合唱団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 アンドレ・プレヴィン(指揮)
録音:1993年10月25日 
ムジークフェラインザール,ウィーン デジタル録音ライヴ
全世界にオルフの名を知らしめた出世作《カルミナ・ブラーナ》は、バイエル
ンのボイレン(ブラーナ)修道院に伝わる中世の世俗的歌集(カルミナ)を用いて
書かれた声楽曲。中世の人々の生活や感情を、雄大なスケールと迸るようなエ
ネルギーで描いた傑作です。このウィーン・フィル定期演奏会のライヴ録音
(1993年)では、プレヴィンが明快なリズムと優雅な響きで、中世の人間模様や
活況を音楽絵巻のように描き出しています。

4777524 \900
愛の夢- Romantic Piano Music
ベートーヴェン:《エリーゼのために》イ短調WoO.59
メンデルスゾーン:無言歌第5集Op.62-イ長調《春の歌》
シューベルト:きけ、きけ、ひばり(リスト編)
シューマン:子供の情景Op.15-トロイメライ
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》-アダージョ・ソステヌート
グリーグ:抒情曲集第6集Op.57-郷愁
ドビュッシー:前奏曲集第1巻-亜麻色の髪の乙女
ブラームス:16のワルツOp.39-第15番変ホ長調
リスト:愛の夢第3番変イ長調S.541-3
ショパン:ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》-プロムナード/同-小人
ショパン:前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15《雨だれ》
シューベルト:4つの即興曲-第3番ト長調D.899-3
ショパン:練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調K.576-アダージョ
ドビュッシー:ベルガマスク組曲-月の光
ショパン:ワルツ第9番変イ長調Op.69-1《別れ》
アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)他多数
秋から冬を美しく彩るピアノの調べをお届けします。ベートーヴェンの《エリ
ーゼのために》、シューマンの《トロイメライ》、リストの《愛の夢》など、
皆いつかどこかで聴いたことがあるにちがいないロマンティックなピアノ名曲
を18曲集めてみました。演奏家陣も、ウゴルスキ、バレンボイム、キーシン、
アルゲリッチ、ミケランジェリなど、DGを代表する名ピアニストがずらり並
んだ、芸術の秋ならではの豪華ラインナップになっています。

4777517 \900
ラヴェル:ボレロ/同:道化師の朝の歌
シャブリエ:狂詩曲《スペイン》
リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》Op.35
ジョセフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン・ソロ)
ボストン交響楽団 小澤征爾(指揮)
録音:1974年3月&4月 1986年11月 1977年4月 ボストン
世界の小澤征爾が指揮するラヴェル、シャブリエ、R=コルサコフの管弦楽名
曲集。小澤がボストン交響楽団の音楽監督に就任した直後の1974年に録音され
たラヴェルの2曲では、彼とオーケストラがスタート当初から理想的な関係に
あったことを示す名演です。明快で鋭敏なリズム感、絶妙なまでのバランス
感覚、そしてオーケストラの能力をフルに発揮させてクライマックスを築き
上げてゆく彼の指揮は本当に見事の一言に尽きます。

4777520 \900
ヴィヴァルディ:四季
協奏曲集《四季》Op.8-1-4
同 ハ長調RV.556《聖ロレンツォの祝日のために》
同 変ホ長調RV.579《葬送》
同 ト短調RV.577《ドレスデンのオーケストラのために》
フランコ・グッリ(ヴァイオリン) 
ボローニャ市立歌劇場フィルハーモニー管弦楽団 
リッカルド・シャイー(指揮)
録音:1990年4月 ボローニャ デジタル録音
若き日のシャイーが手兵と描いたイタリアン・カラーの《四季》の待望の再
プレス。ヴァイオリン・ソロを弾くフランコ・グッリは、トリエステに生ま
れ、スイスでシゲティに師事した名手。妻のカヴァルロとのデュオや、ロー
マ合奏団のメンバーとしても多彩に活動し、教育者としては東京音楽大学で
指導にあたったこともある、日本人には馴染みの深いヴァイオリニストです。
2001年に惜しまれつつ、この世を去りました。

4777528 \900
In the Groove - Lounge Classics
We have all the time in the world
ベートーヴェン:6つのメヌエット-第2番ト長調WoO.10-2
バーンスタイン:ミュージカル《ウェスト・サイド・ストーリー》-サムウェア
モーツァルト:交響曲第29番イ長調K.201-アンダンテ
ハイドン:
弦楽四重奏曲第17番ヘ長調Op.3-5《セレナード》-アンダンテ・カンタービレ
/Melancholy/Gabriel's Oboe
ロドリーゴ:
ある貴紳のための幻想曲-エスパニョレータとナポリ騎兵隊のファンファーレ
(アダージョ)
サン=サーンス:白鳥
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90-ポコ・アレグレット
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第3番ニ長調RV.93-シチリアーノ
ヘンデル:《水上の音楽》HWV.348組曲第1番ヘ長調-エア
ジュリアーニ:
ギター協奏曲第1番ロ長調Op.30-アンダンティーノ・シチリアーノ
グリーグ:ソルヴェイグの歌
Nuovo Cinema Paradiso
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調RV.271《恋人》-カンタービレ
ナイマン:The Heart asks Pleasure
ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調Op.88-アレグレット・グラツィオーソ-モルト・ヴィヴァル
ディヴァーチェ
リッカルド・シャイー,ニック・イングハム,ロリン・マゼール(指揮)他多数
J.S.バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラーム
ス、ドヴォルザークらの古今東西の名曲、それにナイマンらのお馴染みの映画
音楽を集めたラウンジ・クラシック。親しみやいヒット・ナンバーばかりなの
で、シチュエーションを選ぶことなく、あらゆる場面を盛り上げる最高のBGM
と言えるでしょう。

4777512 \900
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》/同 第7番イ長調Op.92
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音:1977年1月31日&1976年10月22日 フィルハーモニー,ベルリン
アナログ録音
カラヤン&ベルリン・フィルの絶頂期に録音されたベートーヴェンの交響曲
第5番《運命》と第7番の豪華カップリング。この演奏では、それまでのカラ
ヤンの特長だったトスカニーニ張りのダイナミックで力強い演奏の上に、さ
らに70年代特有の繊細さや華麗さが加わり、聴き手を、まるでルーベンスや
ベラスケスのバロック絵画を観ているような恍惚とした気分に包み込んでく
れます。

4777513 \900
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱》
ガブリエラ・べニャチコヴァー(ソプラノ)
マルヤーナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)
エスタ・ヴィンべルイ(テノール)
ヘルマン・プライ(バリトン) 
ウィーン国立歌劇場合唱団(ヴァルター・ハーゲン=グロル指揮) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
クラウディオ・アバド(指揮)
録音:1986年5月6-13日 ムジークフェラインザール,ウィーン 
デジタル録音ライヴ
アバド&ウィーン・フィルのベートーヴェン交響曲全集からの1枚。細部の見
事な彫琢と、全体を覆うゆったりとした流れとが見事に合致した、アバドの
円熟期の始まりを告げる記念碑的な録音として、高く評価されている名盤で
す。アバドはこの後も、ベルリン・フィルと「第九」を2回録音していますが、
このアルバムは「第九」、そしてアバドの入門編に最適の1枚と言えるでしょ
う。



<DECCA>
4781077 \1850
「リュート・イズ・ア・ソング」
ブロウウェル:Paisaje cubano con rmba
スティング: Alone with my thoughts this evening
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
パーセル:私が土の上に横たわるとき(《ディドーとエネアス》より)
ジョヴァンニ・ザンボーニ:ソナタ
ヘンデル:Oh Lord, whose mercies numberless(オラトリオ《サウル》より)
ドメニコーニ:コユンババ
マケドニア民謡
<豪華共演者>
スティング/ルネ・フレミング/アンドレアス・ショル/カリオピ
来日記念盤
エディン・カラマーゾフ(リュート)
リュート奏者の第一人者、エディン・カラマーゾフが音楽のジャンルを超えて
スティングに会ったのは2006年にDGからリリースされたダウランド・アルバム
『ラビリンス』の共演で。二人を引き合わせたのは、スティングと長きにわた
って共演を続けるギタリスト、ドミニク・ミラー。スティングのコンサート前
に楽屋をエディンが訪れ、顔合わせとなった時にエディンが弾いたのは 今回
のアルバムにも収められているバッハのトッカータとフーガでした。二人は意
気投合し、彼らのアルバム『ラビリンス』は世界的な大ヒットを記録!スティ
ングとカラマーゾフによる『ラビリンス』アジア・ツアーが今年11/30のシドニ
ーを皮切りにブリスベン、メルボルン、パース、シンガポール、香港へと続き
その次に日本での来日公演が行われるのに合わせて、カラマーゾフがオワゾリ
ールへ録音した初のソロ・アルバムをリリース!カラマーゾフはアンドレアス
・ショルのバックでダウランド作品を集めた『ミュージカル・バンケット』と
題するアルバムや、アニー・ローリー、他フォークソングを集めたアルバムで
デッカへの録音は行っていましたが、ソロでの録音は今回が初めて。スティン
グも1曲 録音に参加している他 ディドー・とエネアスからのアリアでフレ
ミングも参加、またヘンデルのオラトリオ「サウル」では アンドレアス・
ショルも共演し、マケドニアの歌では マケドニアを代表する歌手、カリオピ
も参加するといった豪華共演陣に支えられたアルバムです。



<Deutsche Grammophon>
4778020 \1850
「バッハ・テープ」-グルダ・プレイズ・バッハ
J.S.バッハ:
イギリス組曲第2番イ短調BWV.807(1966年)
イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971(1971年)
トッカータ ハ短調BWV.911(1955年)
イギリス組曲第3番ト短調BWV.808(1969年)
カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》BWV.992(1959年)
フリードリヒ・グルダ:
前奏曲とフーガ(1969年)
(録音年)
フリードリヒ・グルダ(Pf)
録音:1965年11月29日&1969年10月24日 フィルハーモニー,ベルリン 
1959年5月4日 ウプサラ,スウェーデン ライヴ
今なお多くのファンを魅了してやまない鬼才グルダの初出となるバッハ・ライ
ヴ集が登場です。1955年から69年にかけて行われたライブの音源を収録。イギ
リス組曲第2番&第3番という大作のほか、ボーナス・トラックには、グルダ自
身が華麗なジャズ風にアレンジした前奏曲とフーガも収録されています。また
彼の息子で、今回のリマスタリング・スーパーヴァイザーを務めたパウルがラ
イナーノートを執筆しているのも要注目です。

4777626 \1850
「ポリーニ/ショパン・リサイタル」
バラード第2番ヘ長調Op.38
マズルカ第22番嬰ト短調Op.33-1
同 第23番ニ長調Op.33-2
同 第24番ハ長調Op.33-3
同 第25番ロ短調Op.33-4
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》
同 第3番イ短調Op.34-2《華麗なる円舞曲》
同 第4番ヘ長調Op.34-3《華麗なる円舞曲》
即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36
ピアノ・ソナタ第2番ロ短調Op.35《葬送》
マウリツィオ・ポリーニ(Pf)
録音:2007年9月11-26日 ヘラクレスザール,ミュンヘン
好評を博した《夜想曲全集》から3年。ポリーニ待望のショパン・アルバムが
ついにリリースです。1960年のショパン国際コンクール優勝以来、ショパンは
ポリーニにとって常に重要な位置を占め続けてきました。今回の収録曲はバラ
ード、マズルカ、ワルツ、即興曲の他、24年ぶりの録音となるソナタ第2番も含
むショパン名曲集。「今は若い頃よりも自由にショパンを弾いています」と語
る巨匠の円熟の境地をお聴き逃しなく。

4776248《初回限定盤》 \1850
4777978《通常盤》 \1850
「グリモー/バッハ・トランスクライブド」
平均律クラーヴィア曲集第1巻BWV.846-869より
同 第2巻BWV. 870-893より
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
 第3番ホ長調BWV.1006-プレリュード(ラフマニノフ編)
平均律クラーヴィア第2巻BWV.870-893より
前奏曲とフーガ イ短調BWV.543(リスト編)
平均律クラーヴィア第2巻BWV.870-893より
シャコンヌ ニ短調(ブゾーニ編)
ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
※初回限定盤:八面デジパック仕様
※通常盤:スーパージュエルケース
エレーヌ・グリモー(Pf) ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
録音:2008年8月 ベルリン
グリモー初となるバッハ録音は、彼女の個性的なコンセプトのアルバムをお届
けします。「"Pure" vs."Transformed"」というコンセプトで、「オリジナルの
鍵盤作品(Pure)」と「ピアニストとしても活躍した著名な作曲家たちがバッハ
作品に捧げた編曲(Transformed)」を収めたラインナップ。グリモーの神がかり
的な閃きによって、現代の新しいバッハ像の提示に成功した新しい名盤の誕生
です。

4777453 \1850
王道を歩む若き天才のウィーン古典派ソナタ集
「ブレハッチ/ウィーン古典派ソナタ集」
ハイドン:ピアノ・ソナタ 第52番変ホ長調Hob.XVI:52
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2-2 
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第9番ニ長調K.311
ラファウ・ブレハッチ(Pf)
録音:2008年7月 ハノーヴァー
ショパン・コンクールの覇者ブレハッチの第2弾アルバムは、ウィーン古典派ソ
ナタ集。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの名作ソナタを収めた、ま
さに王道プログラム。演奏スタイルが最も厳格と言われるこの分野において、
彼の極めて優れた様式感とバランス感覚は、真の価値を持って聴き手の耳に届
くことでしょう。若くして既に、燻し銀のように、さりげなく凄いブレハッチ
の魅力をたっぷりお楽しみください。

4777466 \1850
「ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲集」
RV.516/RV.511/RV.514
RV.524/RV.509/RV.523
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn) ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn) 
ヴェニス・バロック・オーケストラ 指揮:アンドレア・マルコン
録音:2007年10月 イタリア
ムローヴァとカルミニョーラという豪華な組み合わせによる、ヴィヴァルディ
の2つのヴァイオリンのための協奏曲集。巨匠ガーディナーとの共演や、古楽器
オケを弾き振りしたモーツァルトなど、近年は時代考証を踏まえたアプローチ
を実践しているムローヴァですが、今回は名手カルミニョーラや、名匠マルコ
ンが指揮するヴェニス・バロック・オーケストラを相手にどんな演奏を聴かせ
てくれるのか、多くの期待と注目が集まる1枚です。

4777944 \1850
メシアン生誕100周年記念アルバム
「チョン・ミュンフン/メシアン作品集」-メシアン生誕100周年記念
神の降臨のための3つの小典礼
天国の色彩
聖体秘蹟への賛歌
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
指揮:チョン・ミュンフン
録音:2008年8月 パリ
巨匠チョン・ミュンフンがDGと専属契約を結んで初めて指揮者として録音した
作品は、メシアンの《トゥーランガリラ交響曲》でした。彼はその後も、DGに
7枚のメシアン作品集を録音していることからもお判りのように、ミョンフンに
とってメシアンは常に特別な存在でした。メシアンの生前から親交があり、現
在もその音楽を広めることに力を注いでいる彼が、メシアン生誕100周年に満を
持してリリースする要注目のアルバムです。

4777949 2枚組 \3700
プッチーニ:歌劇《ボエーム》全4幕(全曲)
アンナ・ネトレプコ(S:ミミ)
ローランド・ヴィラゾン(T:ロドルフォ)
ニコール・キャベル(S:ムゼッタ)
マリウス・キーチェン(Br:マルチェロ)
ボアズ・ダニエル(B:ショナール)
ヴィタリ・コワリョフ(バス:コルネーリ) 
ゲルトナープラッツ国立劇場児童合唱団
バイエルン放送交響楽団&合唱団(合唱指揮:ペーター・ダイクストラ)
指揮:ベルトランド・ド・ビリー
録音:2007年4月 ガスタイク,ミュンヘンライヴ 新録音
「21世紀のミミ」誕生。プッチーニの生誕150年を飾るにふさわしい《ボエーム》
の新名盤をお届けします。ネトレプコ&ヴィラゾンの名コンビが織りなす哀し
い愛の物語は、2007年のミュンヘンのガスタイク公演のライヴ録音ですが、そ
の完成度はまるでスタジオ録音のような見事さ。若手キャストたちも、青春の
息吹に溢れた新鮮な《ボエーム》を聴かせてくれます。あなたもネトレプコの
ミミと恋に堕ちるかもしれません。

4777474 \1850
プッチーニ:歌劇《ボエーム》全4幕(ハイライト)
気分が乗らない/冷たい手を/私の名はミミ/愛らしい乙女よ(ミミとロドル
フォの二重唱)/私が街を歩けば(ムゼッタのワルツ)/さようなら、あなたの
愛の呼ぶ声に/Dunque e propio finita!/もう帰らないミミ/古い外套よ、
聞いてくれ/みんな行ってしまったのね/Oh Dio! Mimi! ...Che ha detto
il medico?
上記全曲盤のハイライト

4777971 \1850
魅力的なタイトルの素敵なクリスマス・アルバム
「Christmas Round the World」
(1)ヘンデル:オラトリオ《メサイア》HWV.56
-ひとりのみどりごがわれわれのために生れた/
ガブリエリ・コンソート 指揮:ポール・マクリーシュ
(2)リバ:Rozmily Slavicku/マグダレナ・コジェナー(Ms)
(3)ジェイムズ:小鳥たちのキャロル/シドニー・フィルハーモニア合唱団
(4)ヨン:ジェス・バンビーノ/ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
(5)巡礼/メルセデス・ソーサ(Vo)
(6)ロドリーゴ:2つのギターのためのマドリガル協奏曲
/ナルシソ・イエペス、ゴドリーヴ・モンダン(G)
(7)ジェイムズ:The Three Drovers/シドニー・フィルハーモニア合唱団
(8)Blithe Bells/ベンクト・フォシュベリ(Pf)
(9)アダン:聖らに星すむ今宵/ロベルト・アラーニャ(テノール)
(10)Traditional, Bortnyansky:
Christmas Hymn & Hymn to the Virgin Mary/ドン・コサック合唱団 
指揮:セルゲイ・ジャーロフ   
(11)クリスマス、輝くクリスマス/アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)
(12)O ! Ce veste minunata !/ロベルト・アラーニャ(T)
(13)ああ、もみの木/ムジカ・サクラ合唱団 
指揮;リチャード・ウェスタンバーグ
(14)コルネリウス:
《クリスマスの歌》-聖なる三博士/ブリン・ターフェル(B Br) 
(15)I Wonder as I Wander - Arr. Vernon de Tar/ムジカ・サクラ合唱団 
指揮:リチャード・ウェスタンバーグ
(16)慈しみ深き王ウェンセスラス/ウェストミンスター修道院合唱団 
指揮:サイモン・プレストン
(17)きよしこの夜/レーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊  
指揮:ゲオルク・ラッツィンガー
(18)クリスマスの歌/スミ・ジョー(S)
(19)Posadas Mexicanas/Ars Viva
(20)ホワイト・クリスマス/ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
マグダレナ・コジェナー(Ms)メルセデス・ソーサ(Vo)
ロベルト・アラーニャ(T)ルチアーノ・パヴァロッティ(T)他
録音:1944-2008年
「Christmas round the World」という魅力的なタイトルを冠した素敵なアル
バムが完成しました。世界各地のクリスマス伝承歌や、ヘンデル、リバ、アダ
ンなどの名曲を収めた全20曲からなるラインナップ。出演者にもコジェナー、
ソーサ、アラーニャ、パヴァロッティといったクリスマスにふさわしい豪華歌
手陣が並びます。ありきたりでないクリスマス・アルバムを探している方には、
ぜひお薦めの1枚です。

4777469 \1850
「クヴァストホフ/ハイドン:イタリア・アリア集」
アリア《強い胸にやさしい心》Hob.XXIVb-1
歌劇《騎士オルランド》Hob.28-11-第26曲〈火花を点火された千の稲穂のごとく〉
同-第43曲〈埋葬されていない霊は、ここを発って〉
歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》Hob.XXVIII-13-Il pensier sta negli
oggetti(L'Anima del Filosofo)
同-Mai non inulto
同-Chi spira e non spera
歌劇《アルミーダ》Hob.XXVIII-12-Se dal suo braccio oppresso
同-Teco lo guida al campo
歌劇《報いられた真心》Hob.XXVIII-10-Di questo audace ferro
同-Mi dica, il mio signore
同-Sappi, che la bellezza
歌劇《勘違いの不貞》Hob.XXVIII-5-Non v'e rimedio
アリア《よく言われるように》Hob.XXIVb-5(サリエリの《やきもちやきの学校》
への挿入曲)
歌劇《真の貞節》Hob.XXVIII-8-Non sparate... mi disdico...
同-Gia la morte in mante nero
歌劇《意外なめぐりあい》-Noi pariamo Santarelli
歌劇《無人島》Hob.XXVIII-9-Chi nel cammin d'onore
歌劇《月の世界》Hob.XXVIII-7-Che mondo amabil
同-Non aver di me sospetto
ボーナス・トラック:オラトリオ《四季》Hob.XXI-3-Seht auf die breiten
Wiesen hin!
トーマス・クヴァストホフ(B-Br)ゲニア・キューマイアー(S) 
フライブルク・ バロック管弦楽団  
ゴットフリート・ フォン・デア・ゴルツ(コンサートマスター)
録音:2008年7月 バーデン・バーデン
世界的なバス・バリトン歌手として活躍中のクヴァストホフが、2009年に没後
200周年を迎えるハイドンに捧げるアルバムをリリース。ハイドンが残した様々
な喜劇&悲劇オペラの中で歌われる美しいアリア20曲を収めた意欲作で、2008
年12月には、ドイツでこのアルバムの発売にあわせたハイドン・ツアーも行わ
れる予定です。今回がDG初登場となるフライブルク・ バロック管弦楽団のし
なやかな伴奏の妙も光ります。

4777468 \1850
「プティボン/Amoureuses」
ハイドン:歌劇《月の世界》Hob. XXVIII:7-Ragion nell'alma siede
モーツァルト:コンサート・アリア《神よ、あなたにお伝えできれば!》 K.418
同:歌劇《魔笛》K.620-復讐の炎は地獄のように我が心に燃え
同:《フィガロの結婚》K.492-落としてしまった…どうしよう
同-恋人よ、早くここへ
同:歌劇《ルチオ・シルラ》K.135-ああ、いとしい人の
同-死のこの上い不吉な思いのうちに
ハイドン:歌劇《薬剤師》Hob.XXIII-3- Salamelica
グルック:歌劇《アルミード》Wq.45-Venez, secondez mes desirs
ハイドン:歌劇《アルミーダ》Hob.XXIII-12-Odio, furor, dispetto
グルック:歌劇《トーリードのイフィジェニー》Wq.46-イフィジェニーのアリア
ハイドン:歌劇《無人島》Hob.XXIII-9-Fra un dolce deliro
グルック:歌劇《トーリードのイフィジェニー》Wq.46- Non, cet affreux
devoir/同:歌劇《アルミード》Wq.45-Ah! Si la liberte me doit tre ravie
モーツァルト:歌劇《ツァイーデ》K.344-虎よ!爪をひたすら磨きすまして
グルック:歌劇《アルミード》Wq.45-Le perfide Renaud me fuit
ハイドン:歌劇《アルミーダ》Hob.XXIII-12-Ah, non ferir: t'arresta
(ボーナス・トラック)
パトリシア・プティボン(S) 
コンチェルト・ケルン 指揮:ダニエル・ハーディング
録音:2008年1月 ケンペン
今がまさに旬のキュートなフレンチ・ソプラノ、パトリシア・プティボンのDG
デビュー盤は、モーツァルト、ハイドン、グルックのオペラ・アリア集。ハイ
ドンの《月の世界》、モーツァルトの《魔笛》や《フィガロの結婚》、そして
グルックの《トーリードのイフィジェニー》までをカバーした柔軟で愛らしい
歌声がたっぷり詰まった1枚です。それに彼女を今回サポートするハーディング
&コンチェルト・ケルンにも注目が集まります。

4777969 \1350
「プライ/クリスマス・ソングス」
コルネリウス:歌曲集《クリスマスの歌》Op.8-1-6
ヴォルフ:古画によせて/同:眠れる幼子イエス
コルネリウス:主の祈りOp.2
ヘルマン・プライ(Br) レナード・ホカンソン(Pf)
録音:1970年6月 ミュンヘン
20世紀後半を代表する名バリトン歌手で、2008年に没後10年を迎えるヘルマン
・プライ。往年の彼が、長年の伴奏パートナーであったレオナルド・ホカンソ
ンと残した珠玉のクリスマス歌曲集が、この度、待望の再プレスになりました。
これぞバリトンと言うべき深く澄んだ美声が、コルネリウスとヴォルフの美し
いクリスマス歌曲を通じて、クリスマスの夜空に祈り声のように響き渡ること
でしょう。

4777970 \1350
シュターダー/IN DULCI JUBILO
O du frohliche, o du selige/クリスマスの夜に/ Als die Welt verloren
/Herbei, o ihr Glaubigen/一輪のバラが咲いた/Maria et Joseph/プレト
リウス:もろびと声あげ/来たり聞けよ、御告げを/エッカルト:高き空よりわ
れは来たれり/ Freu' dich, Erd' und Sternenzelt/シャイト:O Jesulein
zart- arr.: Franz Josef Breuer/D'ou viens-tu, bergere/Ach du mein
liebes Jesulein/Seht, das Kindlein weinet/Kindlein zart/Schlaf,
mein Kindlein(Wiegenlied)/きよしこの夜(フランツ・ヨゼフ・ブロイヤー編)
/モーツァルト:モテット《エクスルターテ・イウピラーテ(踊れ、飛べ、幸い
なる魂よ》 K.165/同:ヴェスペレ(荘厳晩課)ハ長調K.339-ラウダテ・ドミヌ
ム(主を崇めよ)
マリア・シュターダー(S) ヘトヴィヒ・ビルグラム(Org)他
録音:1961年5月28日
往年の名ソプラノ歌手、マリア・シュターダーがヨーロッパ各地のクリスマス
・ソングを歌ったアルバムの再プレス。名指揮者のリヒターやフリッチャイか
ら愛された才媛の熱い歌唱が光る1枚です。クリスマスを温かく彩るバックミュ
ージックにぜひ。

4777568 2枚組 \2650
「カラヤン/DELUXE EDITION」
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱》
交響曲第8番ヘ長調Op.93
交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱》(リハーサル)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)ヒルデ・レッセル=マイダン(A)
ヴァルデマール・クメント(T)ヴァルター・ベリー(Br) 
ウィーン学友協会合唱団 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年1月&10月 イエス・キリスト教会,ベルリン アナログ録音
今やユニバーサルの再発売シリーズのスタンダードになった「Deluxe Edition」
今回は生誕100周年で盛り上がっているカラヤンのベートーヴェン交響曲集
(第8番と&第9番《合唱》)をお届けします。発売から6年以内で100万枚以上を
売り上げた、カラヤンのベスト・セラーとしてあまりにも有名な録音ですが、
今回は特典に、第9番はリハーサルも収められているので、舞台裏を垣間見ら
れるのも大きな魅力です。


<DECCA>
4781072(CD+DVD)
INCANTO(DVD付スペシャル・エディション) \2680
4781071
INCANTO(通常盤CDのみ) \1850
Un amore cosi grande/恋する兵士
マンマ(お母さん)/Voglio vivere cosi
サンタ・ルチア/フニクリ・フニクラ
Because/海に来たれ/グラナダ
五月だった/マキアーレ
シチリアの朝の歌/忘れな草
プルチネッラ(全14曲)
アンドレア・ボチェッリ(T)
アンドレア・ボチェッリのニューアルバムは、《マンマ》《フニクリ・フニク
ラ》《サンタ・ルチア》など全14曲を収めたイタリア歌曲集。ボチェッリが少
年時代から慣れ親しんできたというこれらの名曲は、彼の50歳の誕生日を祝う
のに最もふさわしいラインナップと言えるでしょう。このスペシャル・エディ
ションには、ナポリで収録されたボチェッリの興味深いインタビューも含んだ
DVDが付いているので、そちらもお見逃しなく。

4781084(ハードカヴァー・ブック付限定盤) 2枚組 \3980
4781087(通常盤) 2枚組 \3650
ベッリーニ:歌劇《夢遊病の女》全2幕
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ:アミーナ)
ファン・ディエゴ・フローレス(テノール:エルヴィーノ)
イルデブランド・ダルカンジェロ(バス:ロドルフォ伯爵)
リリアーナ・ニキテアヌ(メゾ・ソプラノ:テレサ)
ゲンマ・ベルタニョーリ (ソプラノ:リーザ)
ペーター・カルマン(バス:アレッシォ)
ハビエル・カマレナ(テノール:公証人)
スキンティッラ管弦楽団 指揮:アレッサンドロ・デ・マルキ
今日のベル・カント世界を代表する2大スーパースターの夢の共演。チェチーリ
ア・バルトリとファン・ディエゴ・フローレス、2人の共演では初録音となる
ベッリーニの傑作オペラ《夢遊病の女》をお届けします。2人のファンにとって
マスト・アイテムになることはもちろん、メゾ・ソプラノが主役のアミーナを
歌い、ピリオド・オーケストラが伴奏を務めるという、このオペラの演奏史上
初となる試みにも大きな期待が集まる1枚です。

4780316 \1850
ベルク:室内協奏曲
モーツァルト:
セレナード第10番変ロ長調 K.361《グラン・パルティータ》
内田光子(Pf) クリスティアン・テツラフ(Vn) 
アンサンブル・アンテルコンタンポラン 指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:2008年3月 パリ IRCAM
ブーレーズ初のモーツァルト録音となる《グラン・パルティータ》が、待望の
リリース。しかも同時収録のベルク(室内協奏曲)には、ドイツ=オーストリア
系のエキスパート、我らが日本の内田光子が登場します。2001年のレコード・
アカデミー賞(協奏曲部門)に輝いたシェーンベルクの協奏曲以来となる、2人の
夢の共演がここにふたたび実現しました。またベルクには、名ヴァイオリニス
ト・テツラフが参加しているのも大きな魅力です。

4780651 \1850
チャイコフスキー:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
なつかしい土地の思い出Op.42
ジャニーヌ・ヤンセン(Vn) 
マーラー室内管弦楽団 指揮:ダニエル・ハーディング
録音:2008年7月23日
オランダ出身の美しきヴァイオリン界の俊英、ヤンセンのデッカ第5弾となる本
作は、満を持して挑む大曲、チャイコフスキーの《ヴァイオリン協奏曲》&
《なつかしい土地の思い出》です。今回、彼女の深くまろやかな音色と、作品
の深奥にまで迫る豊かな音楽性をサポートするのは、若き天才指揮者ハーディ
ングと、その手兵マーラー室内管。均整と昂揚感がみごとにバランスした現代
のチャイコフスキーの決定盤をお届けします。

478337 \1850
「Angels」Christmas With The Great Sopranos
アダン:オー・ホーリー・ナイト
シューベルト:アヴェ・マリアD.839
フォーレ:ピエ・イエス 他全16曲
レオンタイン・プライス、ルネ・フレミング、キリ・テ・カナワ(S)他多数
クリスマスの聖夜を彩る素敵なコンピレーション・アルバムの登場です。プラ
イス、フレミング、テ・カナワ、フレーニなど古今東西の名ソプラノたちが、
クリスマス・ソングの定番を高らかに歌い上げ、きっと美しいクリスマスを演
出してくれることでしょう。この、ありそうでなかった魅惑のコンピを、クリ
スマスには一足早いですが、皆様のもとにお届けします。

4780474 50枚組 \12000
「ピアノ・マスター・ワークス」
CD 1
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971/デュエットBWV.802-5/
半音階幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903/
フランス風序曲(パルティータ)ロ短調BWV.831
アンドラーシュ・シフ
CD 2
J.S.バッハ:
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052/同 第2番ホ長調BWV.1053/
同 第3番ニ長調BWV.1053
アンドラーシュ・シフ ヨーロッパ室内管弦楽団
CD 3
J.S.バッハ:
チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV.1055/同 第5番ヘ短調BWV.1056/
同 第6番ヘ長調BWV.1057/同 第7番ニ短調BWV.1058
アンドラーシュ・シフ ヨーロッパ室内管弦楽団
CD 4
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988
アンドレイ・ガヴリーロフ
CD 5
J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第1巻《前奏曲とフーガ》第1-15番BWV.846-860
フリードリヒ・グルダ
CD 6
J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第1巻《前奏曲とフーガ》第16-24番BWV.861-872
フリードリヒ・グルダ
CD 7
J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第2巻《前奏曲とフーガ》第4-14番BWV.873-883
フリードリヒ・グルダ
CD 8
J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第2巻《前奏曲とフーガ》第15-24番BWV.884-893
フリードリヒ・グルダ
CD 9
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》/
同 第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》/同 第15番ニ長調Op.28《田園》/
同 第24番嬰ヘ長調Op.78
ヴィルヘルム・ケンプ
CD 10
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101/
同 第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》
エミール・ギレリス
CD 11
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109/同 第31番変イ長調Op.110/
同 第32番ハ短調Op.111
ルドルフ・ゼルキン
CD 12
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.15/
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56
クラウディオ・アラウ
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
ベルナルト・ハイティンク指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
エアリフ・インバル指揮 フィルハーモニア管弦楽団
CD 13
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19/同 第3番ハ短調Op.37
フリードリヒ・グルダ
ホルスト・シュタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 14
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58/同 第5番変ホ長調Op.73《皇帝》
フリードリヒ・グルダ
ホルスト・シュタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 15
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15/4つのバラードOp.10
アルトゥール・ルービンシュタイン
ズービン・メータ指揮 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ジュリアス・カッチェン
CD 16
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
ヴィルヘルム・バックハウス
カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 17
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.1/同 第2番嬰ヘ短調
スヴャトスラフ・リヒテル
CD 18
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
オリ・ムストネン
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 サンフランシスコ交響楽団
CD 19
ショパン:
24の前奏曲Op.28/前奏曲嬰ハ短調Op.45/同 第26番変イ長調Op.posth./舟歌
嬰ヘ長調Op.60/ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》/
スケルツォ第2番嬰ロ短調
マルタ・アルゲリッチ
CD 20
ショパン:マズルカ第1-25番
ジャン=マルク・ルイサダ
CD 21
ショパン:マズルカ第26-51番
ジャン=マルク・ルイサダ
CD 22
ショパン:ワルツ全集(19曲)
ゾルターン・コチシュ
CD 23
ショパン:
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》/バラード第1番ト短調Op.23
/同 第2番ヘ長調Op.Op.38/同 第3番変イ長調Op.47/同 第4番ヘ短調Op.52
アンドレイ・ガヴリーロフ
CD 24
ショパン:
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/バラード第3番変イ長調Op.47/
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22/
幻想曲ヘ短調Op.49/ポロネーズ第7番変イ長調Op.61《幻想》
ヴィルヘルム・ケンプ
CD 25
ドビュッシー:
ベルガマスク組曲/組曲《子供の領分》/映像第1集/同 第2集/
2つのアラベスク
パスカル・ロジェ
CD 26
ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー/パリのアメリカ人/ピアノ協奏曲ヘ長調
アンドレ・プレヴィン(ピアノ&指揮)
ピッツバーグ交響楽団
CD 27
ハイドン:ピアノ・ソナタ ト短調H.XVI No.44/同 ト長調H.XVI No.40/
同 変ロ長調HXVI No.41/同 ハ長調H.XVI No.48/同 変ホ長調HXVI No.52
スヴャトスラフ・リヒテル
CD 28
リスト:ハンガリー幻想曲S.123/ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124/
同 第2番イ長調S.125
ジャン=イヴ・ティボーデ
シャルル・デュトワ指揮 モントリオール交響楽団
CD 29
リスト:ハンガリー狂詩曲第1-10番S.244-1-10
ロベルト・シドン
CD 30
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S.178/同:愛の夢-第3番変イ長調S.541-3/
同:4つの忘れられたワルツ-第1番嬰ヘ長調S.215-1/
同:2つの演奏会用練習曲S.145-嬰ヘ短調《小人の踊り》/子守歌S.174/
シューベルト:4つの即興曲-第2番変イ長調D.935-2
クリフォード・カーゾン
CD 31
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25/同 第2番ニ短調Op.40
アンドラーシュ・シフ
シャルル・デュトワ指揮 バイエルン放送交響楽団
CD 32
メンデルスゾーン:
無言歌第5巻Op.62(6曲)/同 第6巻Op.67(6曲)/同 第7巻Op.85(6曲)/
同 第8巻Op.102(6曲)/子供のための小品集Op.72/ゴンドラの歌イ長調
/2つのピアノ曲(アンダンテ・カンタービレ 変ロ長調&プレスト・アジタート
ト短調)/アルバムブラット(音楽帳)Op.117
ダニエル・バレンボイム
CD 33
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331《トルコ行進曲付き》/
同 第12番ヘ長調K.332/同 第13番変ロ長調K.333
アンドラーシュ・シフ
CD 34
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ト短調K.466/同 第23番イ長調K.488
スティーヴン・コヴァセヴィチ
サー・コリン・デイヴィス指揮 ロンドン交響楽団
CD 35
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467/同 第25番ハ長調K.503
スティーヴン・コヴァセヴィチ
サー・コリン・デイヴィス指揮 ロンドン交響楽団
CD 36
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459/同 第27番変ロ長調K.595/
同 第2番ヘ長調K.280
クララ・ハスキル
フェレンツ・フリッチャイ指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&バイエルン国立管弦楽団
CD 37
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》Op.75-6つの小品
ラザール・ベルマン
CD 38
プロコフィエフ:
ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10/同 第3番ハ長調Op.26/同 第4番変ロ長調
アレクサンドル・トラーゼ
ワレリー・ゲルギエフ指揮 
マリインスキー劇場(キーロフ歌劇場)管弦楽団
CD 39
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1/同 第4番ト短調Op.40/
パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
ゾルターン・コチシュ
エド・デ・ワールト指揮 サンフランシスコ交響楽団
CD 40
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.19/同 第3番ニ短調Op.30/
ヴォカリーズOp.34-14
ゾルターン・コチシュ
エド・デ・ワールト指揮 サンフランシスコ交響楽団
CD 41
ラヴェル:夜のガスパール/高雅にして感傷的なワルツ/水の戯れ/鏡
パスカル・ロジェ
CD 42
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲ニ長調
オネゲル:コンチェルティーノ
フランセ:コンチェルティーノ
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ジャン=イヴ・ティボーデ
シャルル・デュトワ指揮 モントリオール交響楽団
CD 43
サティ:
3つのジムノ・ペディ/ジュ・トゥ・ヴ/4つのしまりのない前奏曲/
あやなす前奏曲/4番目の夜想曲/古い金貨と古い鎧/ひからびた胎児/
6つのグノシエンヌ/官僚的なソナチネ/ピカデリー
パスカル・ロジェ
CD 44
シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番ヘ短調D.845/同 第18番ト長調D.894
ラドゥ・ルプー
CD 45
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960/楽興の時D.780
ヴィルヘルム・ケンプ
CD 46
シューベルト:4つの即興曲D.935/同 D.899
ダニエル・バレンボイム
CD 47
シューベルト:
幻想曲ハ長調D.760《さすらい人》/糸を紡ぐグレートヒェンD.118(リスト編)
/セレナード(きけ、ひばり)D.899(リスト編)/水車職人と小川D.795-19/
水の上で歌うD.774(リスト編)/7つの小品Op.116
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
エフゲニー・キーシン
CD 48
シューマン:
子供の情景Op.15/森の情景Op.82/蝶々Op.2/3つのロマンスOp.28
ヴィルヘルム・ケンプ
CD 49
シューマン:
幻想曲ハ長調Op.17/アレグロ ト短調Op.8/ロマンスOp.28-2/
ピアノ協奏曲イ短調Op.54
アリシア・デ・ラローチャ
シャルル・デュトワ指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD 50
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ長調Op.23
ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲Op.25
アンドラーシュ・シフ
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮 シカゴ交響楽団
限定盤
アンドラーシュ・シフ、アンドレイ・ガヴリーロフ、フリードリヒ・グルダ、
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)他多数
録音:VARIOUS
J.S.バッハからチャイコフスキー、そしてプロコフィエフ、ガーシュウィンま
で、古今東西のピアノ名曲をCD50枚に収めたスペシャル限定版の登場です。ソ
ナタや小品だけでなく、ベートーヴェンやラフマニノフの協奏曲全曲なども網
羅した豪華ラインナップ。演奏家陣にも、シフ、ガヴリーロフ、グルダ、ケン
プ、ギレリス、R.ゼルキンなど超一流の名演をずらりと並べた夢のコンピレー
ション・アルバムをどうぞ。

4780336 \1850
3大テノールのクリスマス
アダン:オー・ホーリー・ナイト他全18曲
ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス(T)他
録音:VARIOUS
ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの3大
テノールが贈る最高のクリスマス・アルバムをどうぞ。アダンの《オー・ホー
リー・ナイト》をはじめとした古今東西のクリスマス・ソング、それにヘンデ
ルやマスカーニの《アヴェ・マリア》など宗教曲の名曲を、3人が世界各地で
残した名演から選りすぐって収録。聖なる夜にふさわしい名曲名演奏の数々を
心ゆくまでお楽しみください。

4759404 9枚組 \5850 ※枚数・価格変更 11枚組 \8990になります
プッチーニ:The Definitive Collection
トスカ/ボエーム/蝶々夫人/マノン・レスコー/トゥーランドット
-名場面集
限定盤
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)ミレッラ・フレーニ(S)他多数
録音:VARIOUS
「プッチーニ生誕150周年」のクライマックスを飾るのにふさわしい究極のアル
バムが、ここに登場です。《トスカ》《ボエーム》《蝶々夫人》《マノン・レ
スコー》《トゥランドット》など彼の人気オペラから名場面を選りすぐって、
CD9枚分に収めてあります。音源の方も、パヴァロッティ、フレーニ、カラヤ
ン、レヴァイン、メータなど…、当レーベルが誇る名録音を惜しげもなく並べ
た豪華ラインナップでお楽しみいただけます。

●DECCA ORIGINALS
4780338 2枚組 \2550
ブラームス:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
同 第3番ハ短調Op.101
同 第2番ハ長調Op.87
同 イ長調Op.posth.
ボザール・トリオ[メナヘム・プレスラー(Pf)イシドア・コーエン(Vn)
バーナード・グリーンハウス(Vc)]
録音:1986年5月 スイス
結成から50年以上に渡り、世界中で高い評価を得てきたボザール・トリオ。ピ
アノのプレスラー以外は幾多となくメンバー交替を繰り返しながらも、決して
強烈な自己主張はせず、穏やかでノーブルな演奏を奏で続けてきた彼らですが、
ここに収められたブラームスの滋味豊かな演奏をじっくり聴き込んでみると、
ブラームスの演奏に必要なのはエキセントリックな感性ではなく、落ち着いた
深みのある響きであることがお判りなるはずです。

4780350 \1350
ショパン:練習曲集
12の練習曲Op.10
12の練習曲Op.25
ヴラディーミル・アシュケナージ(Pf)
録音:1971-72年、1981-82年 ロンドン
全2集からなるショパンの《12の練習曲》は、元々はピアノ技巧を磨くための
練習用に書かれた作品集ですが、それは単に技術的な訓練に留まらず、音楽的
にもショパン特有の美の世界を確立した名作と言われています。それぞれ豊か
な音楽性を兼ね備え、独立した作品としての価値もある名曲の数々を、レコー
ド・アカデミー賞にも輝いたアシュケナージの至高の演奏でお届けします。

4780351 \1350
マーラー:交響曲第7番
シカゴ交響楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1971年5月
昨年没後10年を迎えた巨匠ショルティにとって、最も重要なレパートリーのひ
とつだったのがマーラーの交響曲でした。手兵のシカゴ交響楽団を指揮して録
音した交響曲全集は、その比類ないオーケストラ・サウンドで描いた、まさに
「現代マーラー演奏の定番」と言えるでしょう。この第7番でも切れ味の鋭い演
奏スタイルは一貫していて、竹を割ったような爽快感を楽しみながら、金管楽
器のパワーに圧倒されること間違いなしです。

4780341 3枚組 \3800
プッチーニ:歌劇《三部作》
《外套》全1幕
《修道女アンジェリカ》全1幕
《ジャンニ・スキッキ》全1幕
ミレッラ・フレーニ(S)ファン・ポンス(Br)ジュゼッペ・ジャコミーニ(T)他 
プラト“グイド・モナコ""女声合唱団 フィレンツェ五月音楽祭合唱団 
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団 指揮:ブルーノ・バルトレッティ
録音:1991年8月 ヴェルディ劇場,フィレンツェ
見事な歌唱力と綿密な役作りにおいて、彼女の右に出るものはいないと讃えら
れる、名ソプラノ歌手のミレッラ・フレーニ。そんな彼女が得意としたプッチ
ーニの《三部作》の待望の再プレスです。フレーニは、《外套》《修道女アン
ジェリカ》《ジャンニ・スキッキ》のヒロインを見事に歌い分け、とりわけ
《外套》の陰惨な悲劇では、彼女の魅力である繊細で可憐な歌唱をたっぷり聴
かせてくれます。

4780345 3枚組 \3800
ヴェルディ:
歌劇《ドン・カルロ》全5幕
カルロ・ベルゴンツィ(テノール:ドン・カルロ)
レナータ・テバルディ(ソプラノ:エリザベッタ)
ニコライ・ギャウロフ(バス:フィリッポ2世)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン:ロドリーゴ)
グレース・バンブリー(アルト:エーボリ姫)他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮;サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1965年6月19日-7月15日  ロンドン・オペラ・センター
「20世紀最高のプリマ」と言われたテバルディをはじめ、「デル・モナコと並
ぶリリック・テノール」のベルゴンツィのほか、ギャウロフ、フィッシャー=
ディースカウといった当代随一のゴールデン・キャストを揃えたデッカならで
はの名盤です。そして、シラー原作によるこの壮大な音楽劇をショルティが手
堅く引き締め、聴き手を深く感動させてくれます。あと、有名なカルショウ&
パリーの名コンビによる鮮明な録音も大きな魅力です。

743303(DVD-Video) 2枚組 \6450
ハチャトリアン:バレエ《スパルタクス》
カルロス・アコスタ (スパルタクス)
ニーナ・カプツォーワ(フリギア)
アレクサンドル・ヴォルチコフ(クラッスス)
マリア・アラシュ (エギナ)他
ユーリ・グリゴローヴィチ (振付)
コロンヌ管弦楽団 指揮:パーヴェル・クリニチェ
収録:2008年1月, パリ・オペラ座 ガルニエ宮 ライヴ
>2008 年2 月に、ボリショイバレエ・パリ公演で収録されたハチャトリアンの
バレエ《スパルタクス》が待望の映像化。主役のスパルタクスには、キューバ
出身で、元英国ロイヤルバレエのカルロス・アコスタがゲスト出演したことで
も大きな話題になりました。全編を通じて男性ダンサーの踊りが多いことでも
有名な本作ですが、この壮大で圧巻に満ちた異色作を、今回はDVDだけでなく
Blu-rayディスクの鮮明な映像でもお楽しみいただけます。Blu-rayディスクで
のリリースも決定。

743312(DVD-Video)
ビゼー:歌劇《カルメン》全4幕
アンナ・カテリナ・アントナッチ(ソプラノ:カルメン)
ヨナス・カウフマン(テノール:ドン・ホセ)
ノラ・アンセレム(ソプラノ:ミカエラ)
イルデブランド・ダルカンジェロ(バリトン:エスカミーリョ)他
フランチェスカ・ザンベロ(演出)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮;アントニオ・パッパーノ
収録:2007年 コヴェント・ガーデン王立歌劇場 ライヴ
世界のオペラハウスに次々とデビューを果たし、期待の若手テノールとして活
躍中のカウフマン。名門ロイヤル・オペラにも、ゲオルギューの相手役として
デビューした彼は、2006/07年シーズンには《カルメン》のホセ役を演じ、聴
衆と批評家双方から高い評価を得ました。そんな彼の細やかで巧みなニュアン
スに満ちた歌唱、そしてロイヤル・オペラ久々の新演出となる《カルメン》を、
DVDとBDの2種類の映像でお届けします。Blu-rayディスクでのリリースも決定。



<Deutsche Grammophon>
734492(Blu-ray) \5380
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》K.492全4幕
スザンナ:アンナ・ネトレプコ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ニコラウス・アーノンクール
2DVD:73-4245のBlu-ray盤

734490(Blu-ray) \5380
「オペラ・ガラ」-ライヴ・フロム・バーデン バーデン
アンナ・ネトレプコ(S) 
エレナ・ガランチャ(S) 
ラモン・ヴァルガス(T) 
リュドヴィク・テジエ(Br)
DVD:73-4377(00440 073 4377 7 )のBlu-ray盤

734491(Blu-ray) \5380
「ザ・ベルリン・コンサート」-ライヴ・フロム・ヴァルトビューレ
アンナ・ネトレプコ
プラシド・ドミンゴ
ローランド・ヴィリャソン
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
指揮:マルコ・アルミリアート
DVD:73-4302(004400734302)のBlu-ray盤

734489(Blu-ray) \5380
ベッリーニ:歌劇《清教徒》(全曲)
アンナ・ネトレプコ
メトロポリタン歌劇場管弦楽団 
指揮:パトリック・サマーズ
2DVD:73-4421(00440 073 4421 7)のBlu-ray盤


<DECCA>
743298(Blu-ray) \5380
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」全曲
ルネ・フレミング
メトロポリタン管弦楽団&合唱団 
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
2DVD:74-3248(00440 074 3248 8)のBlu-ray盤

743299(Blu-ray) \5380
ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》全曲
フアン・ディエゴ・フローレス
マドリード王立劇場合唱団&管弦楽団
指揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ
2DVD:74-3111(0044007431115)のBlu-ray盤

743300(Blu-ray) \5380
ヴェルディ:歌劇《アイーダ》全曲
ロベルト・アラーニャ
ミラノ.スカラ座管弦楽団&合唱団 
指揮:リッカルド・シャイー
2DVD:74-3209(0044007432099)のBlu-ray盤

743301(Blu-ray) \5380
チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》
レオニード・サラファーノフ
イリーナ・ゴールブ
マリインスキー劇場管弦楽団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
DVD:74-3217(00440 074 3217 4 )のBlu-ray盤

743302(Blu-ray) \5380
チャイコフスキー:バレエ《白鳥の湖》全曲
ウリヤーナ・ロパートキナ
ダニーラ・コルスンツェーフ
マリインスキー劇場管弦楽団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
DVD:74-3216(0044007432167)のBlu-ray盤

743312(Blu-ray) ※番号変更 743313になります \5380
ビゼー:歌劇《カルメン》全4幕
アンナ・カテリナ・アントナッチ(S:カルメン)
ヨナス・カウフマン(T:ドン・ホセ)
ノラ・アンセレム(S:ミカエラ)
イルデブランド・ダルカンジェロ(Br:エスカミーリョ)他
演出:フランチェスカ・ザンベロ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:アントニオ・パッパーノ
収録:2007年 コヴェント・ガーデン王立歌劇場 ライヴ
世界のオペラハウスに次々とデビューを果たし、期待の若手テノールとして活
躍中のカウフマン。名門ロイヤル・オペラにも、ゲオルギューの相手役として
デビューした彼は、2006/07年シーズンには《カルメン》のホセ役を演じ、聴
衆と批評家双方から高い評価を得ました。そんな彼の細やかで巧みなニュアン
スに満ちた歌唱、そしてロイヤル・オペラ久々の新演出となる《カルメン》を、
DVDとBDの2種類の映像でお届けします。

0743304(Blu-ray) \5380
ハチャトリアン:バレエ《スパルタクス》
ユーリ・グリゴローヴィチ(振付)
カルロス・アコスタ(スパルタクス)ニーナ・カプツォーワ(フリギア)
アレクサンドル・ヴォルチコフ(クラッスス)マリア・アラシュ
収録:2008年2月, パリ ライヴ
2008 年2 月に、ボリショイバレエ・パリ公演で収録されたハチャトリアンのバ
レエ《スパルタクス》が待望の映像化。主役のスパルタクスには、キューバ出
身で、元英国ロイヤルバレエのカルロス・アコスタがゲスト出演したことでも
大きな話題になりました。全編を通じて男性ダンサーの踊りが多いことでも有
名な本作ですが、この壮大で圧巻に満ちた異色作を、今回はDVDだけでなくBD
の鮮明な映像でもお楽しみいただけます。

<JVC>
JM-M24XR09 \3465
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
NBC交響楽団
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
[録音]1953年12月6日、ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ・レコ
ーディング[モノラル]
[リマスタリング・エンジニア] 杉本一家(JVCマスタリング・センター)
[マスターテープ・トランスファー]ジョン・サミュエルズ(ニューヨーク、
レコーディッド・レガシー)
[LP初出] LM-2387[1960年1月]
[国内LP初出] A-3012(「トスカニーニ名盤頒布会」の「トスカニーニ/ベー
トーヴェン」3枚組LPセットとして)[1963年8月] 単独初出はVRA-2001(世紀
の巨匠「トスカニーニ芸術の神髄」第1巻)[1965年7月]
RCA所蔵のオリジナル・モノラル・マスターテープ(76cm/sec.)を使用して最高
の状態で復刻する「XRCD24 RCAトスカニーニ・オリジナル・エディション」の
第5回発売は、トスカニーニが生涯にわたって取り上げ続け、ベートーヴェンの
交響曲の中でも最も数多く演奏した、交響曲第3番「英雄」の1953年盤。トスカ
ニーニにとって現役最後のシーズンとなった1953/54年シーズンの3回目の演奏
会で取り上げた時のライヴ・レコーディングである。このシーズンは、RCAによ
る純粋なレコーディング・セッションは行なわれなかったが、毎週ラジオで生
中継されていたNBC交響楽団との演奏会は、放送用と並行してRCAのスタッフに
よって録音されていた。引退後、トスカニーニは息子のワルターと共に残され
た放送録音からレコード化できる演奏を試聴・選定する作業を行なった。この
「英雄」もその過程で選ばれたものと思われる。
トスカニーニによる「英雄」は、RCAから正規盤として3種類の録音が発売され
ている(NBC響との同一曲の録音としては最多)ことからも、この作品へのこだわ
りが見て取れる。1939年の有名なベートーヴェン・チクルスでのライヴはSP時
代にこの曲の決定盤の一つと謳われたし、最初期のテープ収録である1949年の
セッション録音は、LP初期の代表盤であり、ベートーヴェンの交響曲全集とし
てBOX発売されたときにも含まれていた。当1953年のライヴ盤は、トスカニーニ
の没後3年が経過した1960年に発売され、演奏・音質両面でトスカニーニによる
「英雄」の決定盤とされてきたもの。
この演奏が、トスカニーニにとって生涯最後の「英雄」の指揮となったが、こ
の演奏会のゲネ・プロの時に、トスカニーニは第2楽章の「葬送行進曲」を一通
り演奏したあと、「もう一度、私のために」と言って、再度演奏させたという。
生涯を通じて演奏を重ねてきた最愛の交響曲への惜別の思いのこもった本番の
演奏は、この作品におけるトスカニーニならではの刻印(例えば第1楽章コーダ
で第1主題が最後にトランペットに出るとき、旋律線を補強した上でレガートで
演奏させ、最初にチェロで提示される第1主題の回帰を力強く印象付けるなど)
はそのままに、それ以前の演奏よりもさらに深く、雄大なスケールで作品を描
き出している点に大きな特徴がある。
今回の復刻に当たっては、これまでのXRCD24の原則通り、最もオリジナルなア
ナログ・マスターテープにさかのぼり、細心の注意を払ってマスタリングを敢
行。1950年代のモノラル・ライヴ録音としては驚異的なクオリティで収録され
たトスカニーニ=NBC交響楽団の輝かしく豊潤なサウンドが、前代未聞の明晰さ
と色彩感を伴って瑞々しくよみがえっている。
この『XRCD トスカニーニ・エディション』の【SHM-CD】化の予定はございませ
ん。




<JVC xrcd SHM-CDエディション>
アニヴァーサリー SHM-CDエディション第2回発売
XRCD マスタリング・エンジニア 杉本一家セレクション
■初回のみの限定生産盤。
■豪華デジパック仕様+透明プラスティックケース封入による、永久保存パッ
ケージ。
■ジャケットには初出LP盤のジャケット・デザインを使用。

JMCXR0012S \3800
バルトーク:
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 & 5つのハンガリー・スケッチ
フリッツ・ライナー(指揮) 
シカゴ交響楽団
[録音]1958年12月28日&29日、シカゴ、オーケストラ・ホール
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達 
[LP初出] LSC-2374[March 1960]
ライナーがシカゴ響と残した数多くの録音のうち、R.シュトラウスのオーケス
トラ作品と並んで、最重要の名盤に挙げるべき1枚で、同じコンビによる「管弦
楽のための協奏曲」と同じく、初出以来カタログから消えたことがない。ライ
ナーがシカゴ響に着任してから5シーズンが過ぎた1958年秋、全米横断演奏旅行
を大成功のうちに終えたライナーが、70歳の誕生日(12月19日)を迎えた直後に
録音されたバルトーク畢生の名作2編が収められている。若き日にブダペストの
リスト音楽院でバルトークの薫陶を得て以来、二人は強い絆で結ばれ、ライナ
ーがアメリカに活動の本拠を移した後も、積極的にバルトークの作品を取り上
げ続けた。ライナーによるバルトークへのそうした献身が結実したのがこの
「弦・チェレ」「5つのハンガリー・スケッチ」で、音符の一つ一つにまで血の
通った有機的な演奏が熱い感動を呼ぶ。 

JMCXR0013S \3800
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
フリッツ・ライナー(指揮) 
シカゴ交響楽団
[録音]1957年11月9日、シカゴ、オーケストラ・ホール
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LSC-2214[September 1958]
LP時代に「新世界」最高の名盤とされた1枚。シカゴ響は、クーベリック(マー
キュリー)、レヴァイン(RCA)、ショルティ(デッカ)、それに当ライナー盤と、
代々の音楽監督とこの交響曲を録音しているが、その中でも最もストイックで
純音楽美に溢れたのが当盤。速めのテンポでストレートに進行し、大仰な身振
りを避けながらも、自然な感興がつくのはライナーの音楽性の賜物であろう。
見事なアクセントを付けるティンパニ、立体的に響くホルンやトロンボーン、
チャーミングな木管の味わいなど、細部の彫琢は見事。   

JMCXR0019S \3800
ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」
シャルル・ミュンシュ(指揮) 
ボストン交響楽団
[録音]1957年12月2日、ボストン、シンフォニー・ホール
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LSC-2233[September 1958]
ミュンシュはボストン響音楽監督時代にベートーヴェンの交響曲を7曲録音して
いる。ドイツとの国境が近いストラスブールに生まれ、若いころワルターやフ
ルトヴェングラーのもとでゲヴァントハウス管のコンサートマスターをつとめ
るなど、ミュンシュはフランス人でありながらもドイツの文化や音楽を血肉の
ものとしてきた。この1957年録音の「エロイカ」でも、フランス風の趣をたた
え、「オーケストラの貴族」と称されたボストン響の豊麗な響きを生かし、活
力に満ちたベートーヴェン像を描いている。第1楽章コーダでトランペット・
パートを補充してテーマを吹かせるのはこの世代の指揮者の常套だが、その直
前で低弦のテーマにホルンを重ねたり、第3楽章トリオを繰り返さないのはミュ
ンシュならではの処理である。



<RCA RED SEAL>
88697338342(SACD-Hybrid) 2枚組 \2700
ドヴォルザーク: 「スターバト・マーテルOp.58」(全曲)
ルーバ・オルゴナソーヴァ(Sp) ビルギット・レンメルト(A)
ピョートル・ベチャーラ(T) フランツ・ハヴラータ(Bs)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
バイエルン放送交響楽団
バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ペーター・ダイクストラ)
絶望の淵からの魂の救済を託した、ドヴォルザーク最美の名作の決定盤登場。
絶賛を博したシューマン「楽園とペリ」に続く、アーノンクール&バイエルン
放送響の共演第2弾。
「スターバト・マーテル」は、1877年、ドヴォルザーク36歳のときに完成させ
た、4人の独唱と合唱を伴い、全曲演奏に1時間半を必要とする大規模な作品で、
ドヴォルザークの作品中、最美と讃えられる名作。1875年から1877年にかけて、
長女、次女、長男を相次いで亡くすという深い悲劇に見舞われたドヴォルザー
クは、その深い喪失感を芸術的に昇華させ、聖母マリアが十字架に架けられて
死んだわが子イエスを嘆く様を描いた続唱「スターバト・マーテル」に付曲し
た。1880年にプラハで初演されたあと、1884年にロンドンでドヴォルザーク自
身の指揮によって演奏された際に大成功を収め、ドヴォルザークの名声を確立
させ、ひいてはドヴォルザークの音楽に代表されるチェコの文化を世界に広く
知らしめるきっかけを作った重要な作品と位置づけられている。終曲を除いて
全編が遅いテンポの楽曲であることも大きな特徴で、随所でバロック音楽、と
りわけヘンデルの影響を感じさせる。
コンセルトヘボウ管弦楽団やヨーロッパ室内管弦楽団を指揮して後期三大交響
曲や主要交響詩やスラヴ舞曲など、ドヴォルザークの主要オーケストラ曲を演
奏・録音してきたアーノンクールだが、合唱を伴う声楽曲の録音はこの「スタ
ーバト・マーテル」が初めて。作品の随所に聞かれるバロック音楽の影響を丹
念に掘り起こしながら、全曲をまとめあげていく手腕は巨匠アーノンクールな
らでは。ターリヒ指揮によるモノラル録音以来、スメターチェク、ノイマン(映
像のみ)、サヴァリッシュら歴代の名指揮者とチェコ・フィルによる地元なら
ではの名盤をはじめ、当アルバムと同じバイエルン放送響が演奏したアナログ
期の名演であるクーベリック盤や、シノーポリ晩年の壮絶なライヴ盤など、録
音の数は決して多くはないものの、それぞれが個性的な輝きを備えた演奏がひ
しめく中で、当アーノンクール盤は、これまでとは全く異なる視点でこの名作
を解釈した点が高く評価されると思われる。
【録音】2007年5月25日&26日、ミュンヘン、ヘルクレスザールでのライヴ・
レコーディング

88697291462 \1680
デニス・マツーエフ、カーネギー・ホール・ライヴ
「シューマン: 子供の情景Op.15」 「リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調S.178」
「プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83戦争ソナタ」
「リャードフ: 音楽玉手箱」 「スクリャービン: 練習曲嬰ニ短調Op.8-12」
「グリーグ(ギンスブルク編): ペール・ギュント-山の魔王の宮殿で」
デニス・マツーエフ(ピアノ)
カーネギー・ホールの聴衆を熱狂の渦に巻き込んだマツーエフ超絶のライヴが
登場。
1998年チャイコフスキー・コンクールの覇者、デニス・マツーエフは、その豪
壮華麗なヴィルトゥオジティで日本でも多くのファンを魅了してきた。2004年
にRCAレッド・シール・レーベルに移籍以後、持ち前の超絶技巧に繊細深遠な味
わいを加味し、正統派ロシア・ピアニズムの後継者であることをますます明ら
かにしつつある。
このマツーエフによる新録音は、2007年11月にニューヨーク・カーネギー・ホ
ールで行ったリサイタルの模様をライヴ・レコーディングしたもの。マツーエ
フの尽きることのないヴィルトゥオジティにふさわしいリストとプロコフィエ
フの代表的なソナタ2曲に加えて、シューマン「子供の情景」という、マツーエ
フとしては意外な曲目を含む。またリャードフ、スクリャービン、グリーグの
3曲は、当日の熱狂的な聴衆の拍手に応えてのアンコールである。当夜の「ニュ
ーヨーク・タイムズ」紙の批評によると、シューマンでは、マツーエフの「繊
細で内省的な趣き」が高く評価され、リストでは「詩的な情感」や「トリルの
模範的正確さ」が強い印象を与え、またプロコフィエフは「作品の内包する気
分の移ろいを見事なまでに描き出して見せた一級の演奏」と絶賛されている。
このアルバムに隠されたキーワードは20世紀ロシアの伝説的巨匠ウラディミー
ル・ホロヴィッツ。マツーエフは、ホロヴィッツが半世紀以上の時を経てロシ
アへ帰還したときにモスクワで開いた演奏会を聴いて強烈な印象を受けており、
それ以来ホロヴィッツに対して崇拝の念を抱いてきた。マツーエフがカーネギ
ー・ホールという桧舞台でのプログラムに選んだシューマン「子供の情景」、
リスト「ロ短調ソナタ」、プロコフィエフ「戦争ソナタ」は、いずれもホロ
ヴィッツが極め付きの名録音を残している愛奏曲であり、さらにアンコールで
弾いたスクリャービンの練習曲も、ホロヴィッツがアンコールでよく取り上げ
た作品であった。
1998年、第11回チャイコフスキー国際コンクールで優勝。以後世界各地でリサ
イタルを開き、 RCA Red Sealより新録音が発売されている。リストの「ダン
テを読んで」、メフィスト・ワルツ、ハンガリー狂詩曲第2番、ビゼー-ホロヴィ
ッツ編の「カルメン」変奏曲、ロッシーニ-ギンズブルク編の「セビリャの理
髪師」の主題による幻想曲を収めた『ホロヴィッツに捧ぐ』と題された小品集
(82876612732)、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」からの3楽章とチャ
イコフスキーの「四季」(82876788612)、テミルカーノフ指揮サンクトペテル
ブルク・フィルと共演したチャイコフスキーとショスタコーヴィチのピアノ協
奏曲(88697002332)、さらに世界初録音2曲を含むラフマニノフのピアノ作品集
(88697155912)がある。
【録音】2007年11月17日-19日、ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ
・レコーディング

88697301002 \1680
神尾真由子- In Recital  
「フランツ・ワックスマン:カルメン幻想曲」 
「チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォOp.34」
「シマノフスキ:神話-3つの詩Op.30」 「ショーソン:詩曲Op.25」
「チャイコフスキー:瞑想曲Op.42-1-なつかしい土地の想い出Op.42第1曲」
ストラヴィンスキー:
「イタリア組曲(バレエ「プルチネルラ」より作曲家自身&S.ドュシュキン編
曲)」
神尾真由子(Vn) ヴァディム・グラドコフ(p)
神尾真由子はティーン・エイジャーの時から、プロとしての演奏活動に入り、
国内外のオーケストラなどと共演して、その大器ぶりを発揮、超・逸材として
その将来が嘱望されてきました。2007年6月、モスクワで行われた第13回チャイ
コフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門で本命視されたプレッシャーを
撥ね退けて、見事、優勝。その快挙で一躍世界の注目を浴び、コンクールの模
様などを収めたNHKのドキュメンタリーなどのTV番組で、そのユニークな素顔と
新人らしからぬ図抜けた演奏が国内で大きな反響と驚愕を呼び話題が沸騰しま
した。そして2008年、争奪戦の末にSONY BMGマスターワークス(SONY BMG Music
Entertainmentのクラシック部門)が国際専属契約を結びました。このディスク
は真のヴィルトゥオジティを発揮する神尾真由子の真髄が聴ける待望の、イン
ターナショナル・デビュー・アルバムとなるもので、コンクールで弾いて絶賛
を博したチャイコフスキーの作品だけでなく、極めて高度な技巧と深い音楽性
が求められるヴァイオリン名曲を収録。 神尾真由子が演奏するヴァイオリン
は、サントリー株式会社より貸与されたもので、1727年製作のアントニオ・ス
トラディヴァリ(あのヨーゼフ・ヨアヒムが所有、使用していたもの)である。
【録音】 2008年3月16-19日 チューリヒ、ZKOハウス

88697329322 \1680
エリザベス・ワッツ/シューベルト:歌曲集を歌う
「月に寄せて」「吹き通うものの気配は」「夕映えの中に」
「くちづけを贈ろう」「ます」「秘めた恋」「岩のそばの歌手」
「テクラ、霊の声」「太陽に寄せて」「ディエゴ・マナツァレスより」
「夜と夢」「春の想い」「花の言葉」 「恋人の近くに」
「夜うぐいすに寄せて」「リアーネ」「乙女の嘆き」「夜咲きすみれ」
「マリー」「ランベルティーネ」「男ってみんなやくざなもの」
エリザベス・ワッツ (Sp)
ロジャー・ヴィグノールス(p)
1979年生まれ。ノーヴィッチ大聖堂聖歌隊に入り、またシーフィールド大学で
学んだ。その後ロイヤル・カレッジとブリテン国際オペラ・スクールで学位を
とり、2006年キャスリーン・フェリア・コンクール優勝、2007年MIDEMヤング・
アーティスト賞を受賞した。現在では、ロイヤル・オペラやイングリッシュ・
ナショナル・オペラを中心に、多くのモーツァルトやバロック・オペラに出演。
またイギリスの主要オーケストラと競演して絶賛を浴びている。今年のプロム
スに出演しており、特にイギリスで人気が高まってきています。
【録音】 2008年5月18-20日サフォーク・ポットン・ホール(UK)

88697373402 \1680
ウィレム・ラチュウミア-ブラジリアン・ピアノ・リサイタル
ヴィラ=ロボス:
「ブラジルの詩」「赤ちゃんの一族(第1組曲)」「オリオンの3つ星」
「トリストローザ」「カボークロの伝説」 
モサルト・カマルゴ・グァルニエリ:
「ポンティエス第30,49,50番」「トッカータ」
ヒナステラ:「アルゼンチン舞曲集」
カルロス グアスタビーノ:「バイレシート」
ウィレム・ラチュウミア(p)
8歳にスーパーマーケットで電子オルガンに初めて触り、グラフィックとして壁
に貼ってあったA・ブークレシュリーフの「アルシペルIV」の楽譜をはがして、
トイピアノで弾いていたという。パリ近郊の中学校に入学してから本格的にピ
アノを習い始め、ミュロー市立メディアテークのCDをほとんどすべて聴いた。
長年にわたりカタローニアのアンサンブル・ディアボラス・イン・ムジカのピ
アニストであったローズ=マリ・キャベスタニィに市立音楽学校で学び、現代音
楽に興味をもつ。その後リヨン音楽院に進み、それとともにレパートリーも20
世紀音楽から時代をさかのぼっていった。リヨン音楽院で、ハイドシェック、
J・ムティエのクラスで学び、審査員満場一致で1位を獲得。高等音楽教育の国
家ディプロマ。リヨン大学で音楽学。2004年ヒューレット・パッカード財団
「明日の音楽家」賞。同年ジローナ(スペイン)の第12回グザヴィエ・モンサル
ヴァージュ・国際ピアノ現代音楽コンクールで第2位。第7回オルレアン20世紀
ピアノコンクールで優勝。ベルリン・コンツェルトハウス、パリ音楽都市、サ
ル・コルトー、オルセー美術館、グゼラシオン2000+4フェスティヴァル(スペ
イン、ヴィーゴ)、ニューヨーク、中国においてリサイタルおよびオーケスト
ラとの共演、室内楽で活躍。2008年6月に来日し絶賛を浴びた。
【録音】 2008年5月 リヨン・モリエール・ザール 

88697369662 \1680
ザ・ベスト・オブ・ザ・ファイヴ・ブラウンズ
リムスキー=コルサコフ:「くまばちの飛行」
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリーからのシーン」、
ラフマニノフ:「ワルツ」
コープランド:「ささやかな贈りもの(シェイカー教徒の賛歌)」
ドヴォルザーク:「家路」
イグナツ・フリードマン:「音楽の天窓Op.33-3」
グリーグ:「君を愛す-自作の歌曲によるピアノ曲集Op.41-3」
アストル・ピアソラ:「アルフレッド・ゴッビの肖像-タンゴの歴史」
ドビュッシー(編曲:ジェフリー・シャムウェイ):「月の光-ベルガマスク組曲」
ガーシュウィン(編曲:ジェフリー・シャムウェイ):
「ホーム・ブルース-パリのアメリカ人」 【withクリス・ボッティ(tp)】
サン=サーンス(編曲:ゴドフスキー):「白鳥-動物の謝肉祭」
ウィリアム・クリストファー・ハンディ(編曲:アート・テイタム):
「ハガーおばさんのブルース」
ガーシュウィン(編曲:アール・ワイルド):
「エンブレイサブル・ユー-7つのヴィルトゥオーゾ・エチュード」
ラフマニノフ(編曲:グレッグ・アンダーソン):
「第18変奏-パガニーニの主題による変奏曲」
エルネスト・レクオーナ:「マラゲーニャ-アンダルシア組曲」
ガーシュウィン:「ラプソディ・イン・ブルー」
アーロン・ジェイ・カーニス:「スーパースター・エテュードNo.1」 
ザ・ファイヴ・ブラウンズ (デザレー、デオンドラ、グレゴリー、メロディ
ー&ライアン・ブラウン)  
ピアノ5台、50本の指が奏でる驚愕のピアノ・スペクタキュラー!
5人姉弟の驚異のクインテット、ザ・ファイヴ・ブラウンズのベスト・アルバム
登場!このディスクはデビュー・アルバム「ザ・ファイヴ・ブラウンズ」でク
ラシック界に旋風を巻き起こした、ザ・ファイヴ・ブラウンズのベスト・アル
バムで、アメリカではビルボード・クラシック・チャートで10週連続第1位を
記録したデビュー・アルバム「ザ・ファイヴ・ブラウンズ」、初登場第1位(21
週連続第1位)を獲得し、79週も25位以内にチャート・インしたセカンド・アル
バム「ラプソディ・イン・ブルー-ノー・バウンダリーズ」、そしてJazzトラン
ペットのクリス・ボッティやディーン・マーチンとのバーチャル・コラボで話
題となったサード・アルバム「パリのアメリカ人-ブラウンズ・イン・ブルー」
(初登場第1位)という3枚のアルバムから厳選されたトラックばかりです。
ブラウン家の5人の姉弟(長女デザレー、次女デオンドラ、長男グレゴリー、三
女メロディー&次男ライアン)は全員がアメリカの名門ジュリアード音楽院で
ピアノを学び、ピアノ・クインテットを中心にしたザ・ファイヴ・ブラウンズ
を結成し、全米でのコンサート・ツアー、CDデビュー、メディアへの登場で大
きな話題を呼んできました。昨2007年秋の待望の初来日公演では、チケット売
り切れが続出し、ロビーでのサイン会の長い列は語り草になっているほどです。
今年9月-10月に2度目の日本ツアーが決定しています。


<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697326322(SACD-Hybrid) \1780
アンナ・ボニタティバス-ハイドン・オペラ・アリアを歌う
歌劇「報いられた真心(報いられたまこと)」より、
歌劇「オルランド・パラディーノ」より、 歌劇「真の貞節」より、 
歌劇「勘違いの不貞(当てはずれの不貞)」より、 歌劇「無人島」より、 
アリア「アルチーナよ」、 アリア「薄幸な花嫁」、 
カンタータ「ナクソスのアリアンナ(わが愛しのテセウス)」
アンナ・ボニタティバス(Ms)
アラン・カーティス(指揮&フォルテピアノ) 
イル・コンプレッソ・バロッコ
モーツァルト、ロッシーニ、ヘンデル、バロック・オペラに欠かせないメゾ・
ソプラノ歌手アンナ・ボニタティバスの、ハイドンのアリア集。ムーティやマ
ゼール、チョン・ミュンフンだけでなく、様々な古楽指揮者ミンコフスキ、ル
ネ・ヤーコプス、ピノックらとも競演をし、絶賛を浴びています。最近ではア
ラン・カーティスとのヘンデル・オペラ・プロジェクトには欠かせない歌手と
なってきています。今回も起伏の激しいハイドンのアリアを集め、感情豊かに
表現していきます。もちろん、バックにはアラン・カーティス&イル・コンプ
レッソ・バロッコを起用しているのも、見逃せません。
【録音】 2008年2月10-13日 Lonigo, Villa San Fermo

88697318702 \1680
ヴィヴァルディ:聖母マリアの夕べの祈りのための作品集
「主よ、私をお助け下さい RV.593」「ディキシット・ドミノス RV.807」
「詩篇第121:ラエタトゥス・スム(われ喜べり)ヘ長調RV.607」
「ニシ・ドミノス RV.803」「詩篇第147:イェルサレムよ、主をほめ讃えよ 
ホ短調RV.609」「マニフィカト ト短調 RV.610」
ローランド・ウィルソン(指揮) 
ラ・シャペル・デュカーレ&ムジカ・フィアータ
このアルバムでの注目は、2003年に発見されたRV.803と2005年に発見された
RV.807が収録されています(世界発録音ではありませんが)。特にRV.803は、独
特な楽器を含む5つのソロ楽器(トロンバ・マリーナ風ヴァイオリン、ヴィオラ
・ダ・モーレ、シャルモー、チェロ、オルガン)の並はずれた活躍など、聴き
どころ盛りだくさんの作品となっています。中でも、「トロンバ・マリーナ風
ヴァイオリン」という特殊な楽器(シャーシャーかすれた音がするヴァイオリ
ンですが、実際はわかっていない楽器)に振り当てられたオブリガートは、自
由闊達な書法で書かれています。もともとコルネット(ツィンク)奏者であった
ローランド・ウィルソンは、1980年代からドイツやヴェネツィア初期バロック
の宗教作品を数多く録音してきているベテランですが、今回はヴィヴァルディ
の作品を更にことごとく調べ上げ、各曲をヴァイオリンとヴィオラが各2、そ
れ以外は各パート1人という小器楽編成で演奏されています。またローランド
・ウィルソンが結成した各メンバーが全てソリスト級の合唱団ラ・シャペル・
デュカーレも各パート2人の小編成。独唱も合唱団メンバーが担当しています。

88697366582 \1680
サン=サーンス:
「クリスマス・オラトリオOp.12」
「汝の祭壇はいとも美しくOp.148」
フランク:
「パニス・アンジェリクスOp.12」
「詩篇150番:主をほめたたえよ(1884オリジナル版)」
グノー:「ノエル(1886)」「アヴェ・マリア」
フォーレ:「ノエル Op.43-1」「ジャン・ラシーヌの讃歌(1885オリジナル版)」
シモーナ・ホウダ・シャチュローヴァ(Sp) レジーナ・ペッツァー(Ms)
アンケ・フォンドゥング(A)
ハンス・イェルク・マンメル(T) フローリアン・ベッシュ(Br)
ラルフ・オットー(指揮) 
マインツ・バッハ合唱団 ラルパ・フェスタンテ(ピリオド楽器使用)
ペトラ・モラス=プシネッリ(org)フランソワ・フリードリヒ(Hp)
ブルクハルド・シェーファー(p)
近代フランス音楽の礎を築いたサン=サーンスの隠れた名曲「クリスマス・オラ
トリオ」などココロに染み入る宗教作品を、オリジナル楽器の伴奏による静謐
な合唱で聴く魅惑のディスク!
「動物の謝肉祭」等で有名なサン=サーンスは、幼時よりモーツァルト並みの才
覚を現し、パリ音楽院でオルガンと作曲を学ぶ。作曲家としては劇音楽全盛の
フランスにあって、ベートーヴェンに傾倒して、古典様式による純器楽曲を多
く作曲した多作家で知られ、その作品はあらゆるジャンルにわたる。パリ・マ
ドレーヌ教会のオルガニストを20年勤めたほど(交響曲第3番「オルガン」にも
結晶)宗教音楽にも精通し、その作品はほとんど聴かれることはないが、隠れた
名曲が少なからずある。
このアルバムはそのサン=サーンスの宗教作品の中でも、録音の少ない作品
「クリスマス・オラトリオ(オラトリオ・ドゥ・ノエル)」をメインとして、グ
ノー、フランク、フォーレの、独唱、合唱、オルガンと弦楽を中心とした編成
の佳曲・名曲を集めたもので、ミュンヘンを本拠とするピリオド楽器のバロッ
ク・オーケストラとして高く評価されているラルパ・フェスタントとマインツ
・バッハ合唱団が快演してディスクとして一聴の価値を持つものです。
【録音】 2008年6月21-24日  ヴィースバーデン、聖キリアン教会

88697333212 2枚組 \2500
J.S.バッハ:「クリスマス・オラトリオ」BWV.248(全曲) 【再発】
クリスティーネ・シェーファー(Sp)  ベルナルダ・フィンク(A)
ヴェルナー・ギューラ(T) クリスティアン・ゲルハーヘル(Br) 
ジェラルド・フィンレイ(Bs)
ニコラウス・アーノンクール(指揮) 
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス 
アルノルト・シェーンベルク合唱団
昨年限定盤(クリスマスカード付きゴールドスリップ箱入りSACD)で発売された
【88697112252(完売)】が、通常盤仕様で再発売となります。なお、SACDでなく
通常CD盤となります。もちろん、レコード芸術特選です。
【録音】2006年12月8日-10日、2007年1月13日&14日 ウィーン、ムジークフェ
ラインザールでのライヴ



<OEHMS CLASSICS>
OC925 2枚組 \3560
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」(全曲)
ファルク・シュトルックマン(ヴォータン) ヤン・ブッフヴァルト(ドンナー) 
ラディスワフ・エルグル(フロー)  ペーター・ガイヤール(ローゲ)
ヴォルフガング・コッホ(アルベリヒ)  ユルゲン・ザッヒャー(ミーメ)
ティグラン・マルティロシアン(ファーゾルト) 
アレクサンドル・ツィムバリュク(ファーフナー)
カーチャ・ピーヴェック(フリッカ)  ヘレン・クォン(フライア)
デボラ・ハンブル(エルダ)  ハ・ヤン・リー(ヴォークリンデ)
ガブリエーレ・ロスマニト(ヴェルグンデ)  
アン=ベス・ソルヴァング(フロースヒルデ)
シモーネ・ヤング(指揮) 
ハンブルク・フィル (ハンブルク歌劇場管弦楽団)
満を持しての登場!シモーネ・ヤングのワーグナー「ラインの黄金」
ハンブルク州立歌劇場のインテンダントとフィルハーモニーの音楽監督を務め
るシモーネ・ヤングはオペラのほかコンサート・レパートリーにも強く、どん
なレパートリーにおいても重厚なスタイルで聴きごたえある音楽をつくりあげ
ることで知られています。CDとしても、今までにリリースされたブルックナー、
ヒンデミットでの熱演ぶりを見れば彼女の振るワーグナーに期待せざるを得な
いはずです。
さて、この「ラインの黄金」です。ご存知、ニーベルングの指輪の序夜にあた
る部分で、他の3部に比べれば規模は小さいものの、物語のすべてのキーワード
が隠された重要な作品です。至るところに張り巡らされたライトモティーフも
聞き逃せません。もちろんヤングは細部のすみずみまで神経が行き届いた「痒
いところに手の届く演奏」を聴かせます。歌手陣には、飛び抜けて大物と呼べ
る名前はあまりなくそれが却ってバランスの良い舞台を作り上げていると言え
るのではないでしょうか。
そんな中で目立つのはヴォータン役のファルク・シュトルックマン。この名前
は最近至るところで見かけます。現代最高のヴォータンの一人と言っても差し
支えないでしょう。大きな体躯をフル活用した底力のある声が魅力。ヤングと
は「画家マティス」で共演していて、気心が知れているのかもしれません。
ARTE NOVAでおなじみのソプラノ、ヘレン・クォンの成長ぶりにも目を細めた
くなるでしょう。「ヴァルキューレ」、「ジークフリート」、そして「神々の
黄昏」。全曲が揃うのが楽しみでなりません。
【豊富なステージカラー写真入り120ページの解説&リブレット付き】
【録音】 2008年3月 ハンブルク州立歌劇場でのライヴ

OC627(SACD-Hybrid) \1780
マティアス・ヴェックマン:オルガン作品集
ヨゼフ・ケレメン(ハンブルク、聖ヤコビ教会、1693年製シュニットガー・オル
ガン)
マティアス・ヴェックマン(1616年頃生)は、ハンブルクで活躍した作曲家。ド
レスデンでシュッツより音楽教育を受け、イタリアヘ留学しモンテヴェルディ
やガブリエリの音楽に影響を受けました。またハンブルクでスヴェーリンクの
作曲様式にも影響され、ザクセン選帝侯の宮廷オルガニスト、ハンブルクのヤ
コビ教会専属オルガニストを務めた。彼の作品はシュッツをさらに発展させた
様式で、半音階的、対位法的なものが感じられます。 この録音では、ヴェッ
クマンが使用したオルガンではありませんが、彼が務めた教会での録音となり
ます。このシュニットガー・オルガンは、オルガン界のストラディバリと呼ば
れるほどの名器で、第2次世界大戦中でも破壊される前に分解され、オリジナル
のパイプのまま保存されました。1992年にユルゲン・アーレント(現代最高のバ
ロック・オルガン製作者)によって、当時のままに復元されました。
【録音】 2006年10月12-15日 ハンブルク、聖ヤコビ教会

OC723 \1680
ブリテン:弦楽のための作品集
「シンプル・シンフォニー」「ブリッジの主題による変奏曲」
「前奏曲とフーガ」
アヒム・フィードラー(指揮) ルツェルン祝祭弦楽合奏団
今や世界で最も人気の音楽祭となった、ルツェルン音楽祭の名を冠した名門オ
ーケストラ。昨年設立50周年を迎えた、数々の名演に裏付けられた確固たる実
力をもつルツェルン祝祭弦楽合奏団の最新録音は、ブリテンの作品。ブリテン
が作曲家として生計を立てるためにはじめて作曲した「シンプル・シンフォニ
ー」、彼の作曲の師であるフランク・ブリッジの弦楽四重奏の主題から作曲さ
れた変奏曲。18声の弦楽ための「前奏曲とフーガ」を収録。もちろん50年前の
演奏様式は変化し、ややヴィブラートを押さえ、スマートで起伏の大きい現代
的表現は、イギリスの作品の醍醐味でしょう。メンバー全員の揃った弦楽アン
サンブルには、見事としかいいようがありません。
【アヒム・フィードラー】 
シュトゥットガルト生まれ。ケルン音楽院、ロンドンのギルドホール音楽院で
学んだ後、タングルウッドにおける小澤征爾主宰のマスタークラスに招かれ、
ベルナルト・ハイティンクとカルロ・マリア・ジュリーニのアシスタントを務
めました。1997年にカラヤン奨学金を獲得。1996年カダケス国際指揮コンクー
ル(スペイン)にて第1位、他入賞多数。ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、ベルリ
ン交響楽団、ハノーヴァー北ドイツ放送フィルなど多くの著名オーケストラに
客演。1998年よりルツェルン祝祭弦楽合奏団の芸術監督を務めています。
【録音】 2007年2月26日、2008年4月21日、ジュネーヴ・ヴィクトリア・ホー
ルでのライブ

OC719 \1680
ステラ・グリゴリアン-スパニッシュ歌曲集
「モンサルバーチェ:5つの黒人歌曲」「カルロス・グァスタヴィーノ:ローザと
サロー」「ホアキン・ニン=クルメル:グラナダ」「ファルドナンド・J・オブ
ラドルス:ビート(アンダルシア地方の踊り)」「グリンカ:夜のそよ風; ボレ
ロ; イネジリアよ、私はここに」「チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナ
ード」「ショスタコーヴィチ:さよならグラナダよ; 小さな星」「マルク・
ミンコフ:景色」「チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード:“スペインのジ
プシー”より8つの歌」「ドリーブ:スペインの歌」「ビゼー:君の心を開いてく
れ」「マスネ:スペインの夜」「ラヴェル:スペインの歌」「ロッシーニ:スペイ
ンのカンツォネッタ“絵の具にまみれて”」「ドニゼッティ:スペイン人の恋人」
「ヴィンツェンツォ・ディ・シアラ:スペインの娘」「バーンスタイン:影響さ
れやすいの」
ステラ・グリゴリアン(Ms)
ヘルムート・ドイチュ(p)
1998年ウィーン音楽院で卒業後、すぐにウィーン国立歌劇場ソリストとなった
グリゴリアン。既にウィーン国立歌劇場&フォルクスオーパでのロッシーニや
モーツァルト歌いとして数多くのオペラに出演。小澤征爾やムーティ、ド・ビ
リーは彼女を多く起用し絶賛を浴びました。現在では、ウィーンだけでなくフ
ランクフルト・オペラにも出演し、ヴェルディやカルメンなどの主役にも抜擢
されています。このアルバムでは、彼女が高校時代より研究していたスペイン
歌曲を収録。
【録音】 2008年5-6月 
フランツ・リスト・ツェントラム・ライディング、オーストリア

<EMI CLASSICS>
CZSW-2344302(3CD+1xDVD) \3750
ガーシュウィン:ポーギーとベス-発売20周年エディション(限定盤)
ポーギー/ウィラード・ホワイト(バス・バリトン)
ベス/シンシア・ヘイマン(ソプラノ)
スポーティング・ライフ/デイモン・エヴァンス(テナー)
セレナ/シンシア・クラリー(ソプラノ)
クララ/ハロリン・ブラックウェル(ソプラノ)
ジェイク/ブルース・ハバード(バリトン)
マリア/マリエッタ・シンプソン(コントラルト)
クラウン/グレッグ・ベイカー(バリトン) 他
グラインドボーン合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、サイモン・ラトル指揮
20世紀を代表する傑作オペラの最高の名演をCDとDVDで収めた記念アルバム
1988年収録から20年、その決定盤として高い評価を受けるラトルの好評発売中
のCDとDVD合計4デイスクのパッケージです。
クラムシェル・ボックス 各ディスク紙ケース入り 
32Pブックレット(ノートとあらすじ)

CDC-5073512 \1980
エロイカ・トリオ/アメリカン・ジャーニー
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」幻想曲(ピアノ三重奏のための)
(バンチによるエロイカ・トリオのための編曲)
オコーナー:三重奏曲第1番 詩人と預言者(ジョニー・キャッシュ-社会から
虐げられた人々の擁護者-にインスパイアされて 2003)
I.Man in Black
II.The Tennessee Two
III.My June
IV.Hello, I'm Johnny Cash
バーンスタイン:
「ウェスト・サイド・ストーリー」組曲(ピアノ・トリオのための)
(ピナフォルテによるエロイカ・トリオのための編曲)
I.I Feel Pretty
II.Somewhere
III.America
エロイカ・トリオ
(エリカ・ニクレンツ-ピアノ、スージー・パーク-ヴァイオリン、
サラ・サンタンブロージオ-チェロ)
結成20周年を記念したアメリカをテーマとした最新作
1991年にナウムブルグ賞に輝いた女性アーティスト3人によるエロイカ・トリオ。
アメリカを中心に世界的人気を持つトリオの最新作です。

CDS-2436712 2枚組 \3000
A VERY NICE ALBUM
(スタンダード・ヴァージョン)
CD1 
”Melody”
DONOVAN
CARNIVORE OF THE ANIMALS
NICE BOTTLE OF BEAUJOLAIR, INNIT?
LINK 1
BOO BOOOZ BLOOOOZE
HILLS OF SATURN
LINK 2
INVADERS
CD2 
"Invention"
INTRO
15 STONES
LINK 3
WHERE ALL PATHS MEET
LINK 4
OUT
LINK 5
FATHER AND SON
LINK 6
HUDSON'S IBITHA
ナイジェル・ケネディ(エレクトリック・ヴァイオリン)
クサントーネ・ブラック(ヴォーカル)、クリス・ルング(ヴォーカル)
NKQ(ナイジェル・ケネディ・クィンテット)
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)、Adam Kowalewski(ベース)、
Pawel Dobrowolski(ドラムス)、Toasz Grzegorski(テナー・サックス)、
Piotr Wylezol(ピアノ)
全てケネディ自作のジャズ、ワールド、フォーク音楽を融合した最新作。
現在ポーランド在住でクラコフのジャズ・シーンで大活躍中のケネディから届
いた新作。ヴォーカルで参加のクサントーネ・ブラックはエイミー・ワインハ
ウスの07年ツアー・バンドのキー・メンバー。
デジパックで発売中のCDC-2131712のスタンダード・ヴァージョンのご案内で
す。ブリリアント・ボックス 12Pブックレット

<EMI CLASSICS>
CZS-2352722 2枚組 \1980
ベスト・オブ・スペイン(El Mejor Album de Voces del Mundo)
CD1
1.ロランド・ヴィラゾン(テナー)
ソロサバル:そんなことはありえない(「港の酒場女」)
w/マドリード自治州O、プラシド・ドミンゴ指揮
2.ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
グラナドス:マハとナイチンゲール(「ゴイェスカス」)
w/ニュー・フィルハーモニアO、
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
3.ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
サンス:カナリオス(インプロヴィゼーション)
4.プラシド・ドミンゴ(テナー)/ゲレーロ:私の村(「Los gavilanes」)
w/マドリードSO、マヌエル・モレーノ=ブエンディア指揮
5.モンセラート・カバリェ(ソプラノ)
トゥリーナ:広場の泉(「セビーリャの歌」Op.37 1925)
w/アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
6.ホセ・カレーラス(テナー)、テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)/
オッフェンバック:征服者がインディアン娘に言いました(「ぺリコール」)
w/トゥールーズ・カピトールO、ミシェル・プラッソン指揮
7.アンドレス・セゴビア(ギター)
アルベニス:スペイン組曲-第3曲セヴィーリャ
8.シロス修道僧/グレゴリア聖歌:幼な子われらに生れ
w/イスマエル・フェルナンデス指揮
9.モンセラート・フィゲラス(ソプラノ)
ヨルディ・サバル指揮/未詳:ビリャンシコ
-Ay luna que reluzes
10.マヌエル・バルエコ(ギター)/ヴィラ・ロボス:ショーロス第1番ホ短調
11.アルフレード・クラウス(テナー)/モーツァルト:いとしい人の愛のそよ風は
(「コジ・ファン・トゥッテ」)w/フィルハーモニアO、カール・ベーム指揮
12.アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
アルベニス:グラナダ(「スペイン組曲」)
13.フェルナンド・リマ(カウンター・テナー)/ロドリーゴ:恋のアランフェス
(マテス編)w/ジョン・パリチェッリ(ギター)、管弦楽団、ロブ・マテス指揮
14.パブロ・カザルス(チェロ)
バッハ:チェロ組曲第1番ト長調BWV1007-前奏曲
15.モンセラート・カバリェ(ソプラノ)/モンサルバーチェ:黒人の歌(「5つの
黒人の歌」1946)w/ワイセンベルク(ピアノ)
16.イングリッド・フリッター(ピアノ)/ショパン:ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
17.プラシド・ドミンゴ(テナー)/マイヤベーア:おおパラダイス(「アフリカの
女」)w/コヴェント・ガーデン王立歌劇場O、ジョン・バーカー指揮
18.エルネスト・ビテッティ(ギター)/ロドリーゴ:ある紳士のための幻想曲-
第1楽章 平民とリチェルカーレw/フィルハーモニアO、
アントニオ・ロス=マルバ指揮
19.マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、マウリチオ・バリーナ(ピアノ)/
グァスタビーノ:サンタ・フェの子供たち(「3つのアルゼンチンのロマンス」)
20.ホセ・カレーラス(テナー)
プッチーニ:誰も寝てはならぬ(「トゥーランドット」)
w/ライン・オペラCho、ストラスブール・フィルハーモニーO、
アラン・ロンバール指揮
CD2
1.モンセラート・カバリェ(ソプラノ)、プラシド・ドミンゴ(テナー)
プッチーニ:あなた、いとしい方?(「マノン・レスコー」)
w/ニュー・フィルハーモニアO、
ブルーノ・バルトレッティ指揮
2.ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風のバッハ第5番-アリア(カンティレーナ)
w/フランス放送国立O、エイトール・ヴィラ=ロボス指揮
3.ロランド・ヴィラゾン(テナー)
ビーベス:煙が立てば(「ドニャ・フランシスキータ」)
w/マドリード自治州O、ドミンゴ指揮
4.ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)/ヒナステラ:やくざなガウチョの踊り
(「アルゼンチン舞曲集Op.2-3」)
5.ホセ・カレーラス(テナー)
グノー:ああ、太陽よ昇れ(「ロメオとジュリエット」)
w/コヴェント・ガーデン王立歌劇場O、ジャック・ドゥラコート指揮
6.アンヘル・ロメロ(ギター)/ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-第3楽章
w/ロンドンSO、アンドレ・プレヴィン指揮
7.アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)/アルベニス:タンゴ
8.ミゲル・フレータ(テナー)/セラーノ:Te quiero, morena(Jota)
(「El trust de los tenorios」)w/交響楽団
9.シロス修道僧
グレゴリア聖歌:来たれ、造物主なる精霊w/フェルナンデス指揮
10.テレサ・ベルガンサ(ソプラノ)/モーツァルト:恋とはどんなものかしら
(「フィガロの結婚」)w/イギリス室内O、ダニエル・バレンボイム指揮
11.マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)/ショパン:ポロネーズ変イ長調Op.53「英雄」
12.モンセラート・カバリェ(ソプラノ)
プッチーニ:私のお父さん(「ジャンニ・スキッキ」)
w/ロンドンSO、チャールズ・マッケラス指揮
13.エルネスト・ビテッティ(ギター)/モレーノ=トローバ:ソナチナ-第1楽章
14.フェルナンド・リマ(カウンターテナー)/ファリァ:子守歌
(「7つのスペイン民謡」)(マテス編)w/ネルソン・ランゲル(フルート)、
管弦楽団、マテス指揮
15.マヌエル・バルエコ(ギター)/ピアソラ:天使の死
16.モンセラート・フィゲラス(ソプラノ)、ヨルディ・サバル指揮/
未詳:Con que la lavare? W/エスペリオンXX
17.イングリッド・フリッター(ピアノ)
ショパン:ワルツ変ニ長調Op.64-1「子犬のワルツ」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
18.グラナドス:私の愛らしい人(「愛の歌曲集」)
19.ヒメネス:サパテアード(「テンプラニカ」) 以上ライヴ録音
20.プラシド・ドミンゴ(テナー)/ラーラ:グラナダw/マイアミSO、
ユージン・コーン指揮 ライヴ録音
スペイン語圏(スペインとラテン・アメリカ諸国)出身のアーティストによる名
曲集。
スペイン語圏出身のオペラ・スーパースター達、ピアニスト、ギタリストそし
て伝説的な大家達(セゴビア、カザルス、プッチーニ「トゥーランドット」で
カラフ役を初演したフレータ)を網羅したアンソロジー。
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CDS-2174412(CD+DVD) \2480
ゲオルギュー/私のプッチーニ(ラグジュアリー/限定盤)
CD
1.私の名はミミ(ミミ)-「ラ・ボエーム」第1幕
w/ジュゼッペ・ヴェルディ・ミラノ交響楽団、アントン・コッポラ指揮(M/C)
2.愛らしいおとめよ(ミミ、ロドルフォ)-「ラ・ボエーム」第1幕
w/ロベルト・アラーニャ(テナー)、(M/C)
3.あなたの愛の呼ぶ声に(ミミ)-「ラ・ボエーム」第3幕
w/(M/C)
4.ドレッタの素晴らしい夢(マグダ)-「つばめ」第1幕
w/(M/C)
5.Denaro! Nient' altro che denaro!(マグダ)-「つばめ」第1幕
w/パトリツィア・ビッチーレ、パトリツィア・チョーフィ、モニカ・バチェッリ
ロンドン交響楽団、アントニオ・パッパーノ指揮(L/P)
6.Forse come la rondine(マグダ)-「つばめ」第1幕
w/(L/P)
7.Figliuolo, tu mi dici…
8.No! Non dir questo!...Ma come puoi lascarmi?(以上マグダ)
-「つばめ」第3幕 w/アラーニャ(テナー)、(L/P)
9.母もなく(アンジェリカ)-「修道女アンジェリカ」
w/(M/C)
10.私のお父さん(ラウレッタ)-「ジャンニ・スキッキ」
w/ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)、(L/P)
11.華やかに着飾っても(マノン)-「マノン・レスコー」第2幕
12.ひとり寂しくすてられて(マノン)-「マノン・レスコー」第4幕
以上 w/(M/C)
13.マリオ!(トスカ)-「トスカ」第1幕
w/アラーニャ(テナー)、コヴェント・ガーデン王立歌劇場O、パッパーノ指揮
(C/P)
14.歌に生き、恋に生き(トスカ)-「トスカ」第2幕
w/(C/P)
15.さあ、時刻はせまってます…
16.待つということは、なんて長いことでしょう!-「トスカ」第3幕
w/アラーニャ(テナー)、他 (C/P)
DVD
「蝶々夫人」-ある晴れた日に(プロモーションヴィデオ)約15分(未発売)
「トゥーランドット」-氷のような姫君の心も*
「蝶々夫人」-可愛がってくださいねw/アラーニャ(テナー)**
「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん*
「アンジェラ・ゲオルギューープッチーニへの思い」(このDVDのための
スペシャル・コメント)(音声のみ)約30分
*「コヴェント・ガーデンのライヴ」より、コヴェント・ガーデン王立歌劇場O、
イオン・マリオン指揮
**「夏の夕べのクラシックス」より、シュターツカペレ・ドレスデン、
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
現代最高のプッチーニ・ソプラノ、ゲオルギューの魅力横溢のCD+DVD。
ゲオルギューの出世作、代表作のミミをはじめとする、アリア集、オペラ全曲
盤、リサイタル・ライヴから選りすぐったプッチーニ・ベスト。プッチーニの
アニヴァーサリー・イヤーにお届けする最高のアンソロジーです。
デジパック 44Pブックレット


●CZSW-2175972 CDx26枚組+DVDx2枚 \16500(予定)
ロストロポーヴィチ/コンプリートEMIレコーディングス-チェロ演奏(限定盤)

CD1
J.S.バッハ:
組曲第1番ト長調BWV1007
組曲第4番変ホ長調BWV1010
組曲第5番ハ短調BWV1011
CD2
組曲第2番ニ短調BWV1008
組曲第3番ハ長調BWV1009
組曲第6番ニ長調BWV1012 以上1991年3月録音
CD3
ハイドン:
チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob VIIb/1
チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob VIIb/2
アカデミー室内管弦楽団 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ、指揮)
以上1975年11月録音
シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129 
フランス国立管弦楽団、レナード・バーンスタイン指揮 1976年11月録音
CD4
ベートーヴェン:
三重協奏曲ハ長調Op.56
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
1969年9月録音
「魔笛」の主題による12の変奏曲ヘ長調Op.66
「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲ト長調WoO45
ヴァッソ・デヴェッツィ(ピアノ) 以上1974年7月録音
CD5
ブラームス:
二重協奏曲イ短調Op.102
オイストラフ(ヴァイオリン)、クリーヴランド管弦楽団、ジョージ・セル指揮
1969年5月録音
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ) 1957年4月録音(モノラル)
CD6
二重協奏曲イ短調Op.102
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮 1979年6月録音
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 
1977年4月録音
CD7(モノラル録音)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ロイヤル・フィルハーモニア管弦楽団、エイドリアン・ボールト指揮
1957年4月録音
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
フィルハーモニア管弦楽団、マルコム・サージェント指揮 1956年3月録音
ポッパー:妖精の踊りOp.39
ドビュッシー:
ミンストレルズ(前奏曲集第1巻第12曲)
月の光り(ベルガマスク組曲第3番)
スクリャービン(ピアティゴルスキー編):練習曲Op.6-11
以上デデューヒン(ピアノ) 1957年4月録音
CD8
R.シュトラウス:
ドン・キホーテOp.35
ウルリッヒ・コッホ(ヴィオラ)
ベルリン・フィルハーモニーO、カラヤン指揮 1975年1月録音
チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6
ヴァッソ・デヴェッツィ(ピアノ) 以上1974年7月録音
CD9
プロコフィエフ:交響的協奏曲ホ短調Op.125
ロイヤル・フィルハーモニーO、サージェント指揮 1957年4月録音
ミヤスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調Op.66
フィルハーモニアO、サージェント指揮 1956年3月録音
ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34-1
デデューヒン(ピアノ) 1957年4月録音(モノラル)
CD10
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
ロンドン・フィルハーモニーO、ジュリーニ指揮 1977年4月録音 
デュティユー:チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」
パリ管弦楽団、セルジュ・ボド指揮 1974年11月録音
ルトスワフスキ:チェロ協奏曲
パリO、ヴィトルド・ルトスワフスキ指揮 1974年12月録音
CD11
ブロッホ:シェロモ-ヘブライ狂詩曲
フランス国立O、バーンスタイン指揮 1976年11月録音
グバイドゥーリナ:太陽の頌歌
ロストロポーヴィチ(チェロ、パーカッション)、サイモン・キャリントン、
ニール・パーシー(パーカッション)、ジョン・アリー(チェレスタ)
ロンドン・ヴォイセズ、沼尻竜典指揮 1999年1月録音
CD12
シュニトケ:
協奏曲
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)
モスクワ・ソロイスツ
弦楽三重奏曲
メヌエット
以上 クレーメル(ヴァイオリン)、バシュメット(ヴィオラ) 
以上1995年2月録音
ショスタコーヴィチ:
7つのロマンス(アレクサンダー・ブロックの詩による)Op.127
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)、デヴェッツィ(ピアノ) 1974年10月録音
●ロシア時代1950-1974
CD13
ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調Op.56
オイストラフ(ヴァイオリン)、リヒテル(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、キリル・コンドラシン指揮 
1970年1月録音
シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
USSR国立交響楽団、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 
1960年11月録音
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲Op.33
USSR国立SO、ロジェストヴェンスキー指揮 1960年11月録音
CD14
ヴィラ=ロボス:ブラジル風のバッハ第1番-前奏曲
ロストロポーヴィチ(チェロ、指揮) 1962年2月録音
レスピーギ:アダージョと変奏
モスクワ・フィルハーモニーO、コンドラシン指揮 
オネゲル:チェロ協奏曲
USSR国立SO,ヴィクトール・ドゥブロフスキー指揮 1964年2月録音
R.シュトラウス:ドン・キホーテOp.35
L.ドヴォスキン(ヴィオラ)、B.シンスキー(ヴァイオリン)
モスクワ・フィルハーモニーO、コンドラシン指揮 1964年3月録音
CD15
タニェエフ:カンツォーナ(世界初録音)
デデューヒン(ピアノ)
ミャスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調Op.66
USSR国立SO、エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮 1964年1月録音
グラズノフ:コンチェルト・バラータ ハ長調Op.108
USSR国立SO,スヴェトラーノフ指揮 1964年1月録音
CD16
プロコフィエフ:
チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
リヒテル(ピアノ) 1950年3月録音(作曲者立会い録音)
交響的協奏曲ホ短調Op.125(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
USSR国立SO、イスラエル・グスマン、ロジェストヴェンスキー指揮
1972年12月、1964年2月録音
チェロ協奏曲Op.132
(オーケストレーション:カバレフスキー)(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
モスクワ・ラジオ&テレヴィジョン管弦楽団、ロジェストヴェンスキー指揮
1964年5月録音
CD17
ショスタコーヴィチ:
チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
モスクワPO、ロジェストヴェンスキー指揮 1961年2月録音
チェロ協奏曲第2番ト長調Op.126(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
USSR国立SO、スヴェトラーノフ指揮 1967年9月録音
CD18
ブリテン:
チェロ組曲第1番Op.72(ロストロポーヴィチに捧ぐ) 1966年2月録音
チェロ組曲第2番Op.80(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
チェロ交響曲Op.68(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
モスクワPO,ベンジャミン・ブリテン指揮 1964年3月録音
CD19
ボリス・チャイコフスキー:
ソロ・チェロ組曲ニ短調(ロストロポーヴィチに捧ぐ) 1961年11月録音
パルティータ(チェロ、ピアノ、ハープシコード、エレキ・ギターとパーカッ
ションのための)(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
デデューヒン(ピアノ)、ボリス・チャイコフスキー(ハープシコード)他
1967年1月(世界初演)録音
チェロ協奏曲(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
モスクワPO、コンドラシン指揮 1966年9月(世界初演)録音(作曲者立会い)
CD20
ティシュチェンコ:協奏曲(チェロ、17の木管楽器、パーカッション、オルガン
のための)(ロストロポーヴィチに捧ぐ)Op.23
イゴール・ブラジュコフ指揮 1966年2月録音
ハチャトゥリアン:協奏的狂詩曲(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
アザ・アミンタイェヴァ(ピアノ) 1964年4月録音(作曲者立会い) 
外山雄三:チェロ協奏曲(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
モスクワ・ラジオ&テレヴィジョンO、外山雄三指揮 1967年1月(世界初演)録音
CD21
ロペス=グラーサ:コンチェルト・ダ・カメラ(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
モスクワPO、コンドラシン指揮 1967年(世界初演)録音
クニッパー:コ
ンチェルト・モノローグ(チェロ、7つの金管楽器、2つのケテルドラム
のための)(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
USSR国立SO、ロジェストヴェンスキー指揮 1964年2月(世界初演)録音
ヴァインベルク:チェロ協奏曲Op.43(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
USSR国立SO、ロジェストヴェンスキー指揮 1964年2月(世界初演)録音
CD22
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40
ショスタコーヴィチ(ピアノ)
カバレフスキー:チェロ・ソナタ 変ロ長調Op.71(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
ドミトリー・カバレフスキー(ピアノ) 1962年(世界初演)録音
カレン・ハチャトゥリアン:チェロ・ソナタ(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
カレン・ハチャトゥリアン(ピアノ) 1967年(世界初演)録音
CD23
ストラヴィンスキー:
歌劇「マヴラ」-ロシアの歌(トランスクリプション:ストラヴィンスキー)
バレエ「妖精の口づけ」(トランスクリプション:ロストロポーヴィチ)
パ・ドゥ・ドゥー
ヴァリエーションとコーダ
デデューヒン(ピアノ) 1960年12月録音
スクリャービン:
練習曲変ロ長調Op.8-11(トランスクリプション:ピアティゴルスキー)
ウラディミール・ヤンポルスキー(ピアノ)
ミヨー:
ブラジルの郷愁Op.67-ティジュカ(トランスクリプション:ロストロポーヴィチ)
ファリャ:
恋は魔術師-火祭りの踊り(トランスクリプション:ピアティゴルスキー)
デデューヒン(ピアノ) 1960年12月録音
ドヴォルザーク:静かな森B173
ヤンポルスキー(ピアノ)
R.シュトラウス:4つの情緒のある風景Op.9-さびしい泉のほとり
ヤンポルスキー(ピアノ)
シンディング:古い様式の組曲イ短調Op.10-プレスト
フォーレ:夢のあとでOp.7-1(トランスクリプション:カザルス)
デデューヒン(ピアノ)
ドビュッシー:
ベルガマスク組曲-月の光り(トランスクリプション:ローレンス)
夜想曲とスケルツォ
デデューヒン(ピアノ) 1968年9月録音
シャポーリン:ロマンス:私はあなたを見る(トランスクリプション:クバツキー)
ヤンポルスキー(ピアノ)
ポッパー:妖精の踊りOp.39
デデューヒン(ピアノ)
シューベルト:
即興曲第3番変ト長調D899-3(トランスクリプション:ハイフェッツ/
ロストロポーヴィチ)
デデューヒン(ピアノ)
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」より
アダージョ(トランスクリプション:プロコフィエフ)
デデューヒン(ピアノ)
ワルツーコーダ(トランスクリプション:ロストロポーヴィチ)
アレクセイ・ジブツェフ(ピアノ)
行進曲(「3つのオレンジの恋」より)
(トランスクリプション:ロストロポーヴィチ)
ジブツェフ(ピアノ)
ヘンデル:ソナタ ニ長調HWV371-ラルゲット
デデューキン(ピアノ)
シャポーリン:
エレジー
ヤンポルスキー(ピアノ)
スケルツォOp.25-5
アミンタイェヴァ(ピアノ)
CD24
ショパン:
チェロ・ソナタ ト短調Op.65
序奏と華麗なるポロネーズOp.3
デデューヒン(ピアノ)
ミャスコフスキー:
チェロ・ソナタ第2番イ短調Op.81(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
デデューヒン(ピアノ) 1967年1月録音 
シャポーリン:5つの小品Op.25より4曲
デデューヒン(ピアノ)
CD25
ピアソラ:グラン・タンゴ(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
イゴール・ウリアシュ(ピアノ) 1996年11月録音
ウストヴォルスカヤ:グランド・ドゥオ(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
アレクセイ・リュービモフ(ピアノ) 1996年11月録音
シュニトケ:
チェロ・ソナタ第2番(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
ウリアシュ(ピアノ)
バレエ「ペール・ギュント」からのエピローグ
(チェロ、ピアノとテープのための)
(トランスクリプション:シュニトケ)(ロストロポーヴィチに捧ぐ)
ウリアシュ(ピアノ) 1996年9月録音
DVD1
J.S.バッハ:
組曲第1番ト長調BWV1007
組曲第2番ニ短調BWV1008
組曲第3番ハ長調BWV1009
DVD2
組曲第4番BWV1010
組曲第5番BWV1011
組曲第6番BWV1012 以上1991年3月収録
以上 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ドキュメンタリーCD
THE LIFE OF ROSTROPOVICH-IN HIS OWN WORDS
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチがジョン・トランスキーとの会話で、彼
の人生とキャリアを振り返る 2002年ロンドンで録音
1.子供時代と初期の人生
バッハ:組曲第1番-抜粋
2.モスクワ音楽院でのショスタコーヴィチとの研究
3.プロコフィエフー思い出とつながり、そしてチェロ・ソナタ
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ-第2楽章 W/リヒテル(ピアノ)
4.ヴァツラフ・ターリッヒとドヴォルザークのチェロ協奏曲
5.ブリテンー思い出とつながり
ブリテン:チェロ組曲第1番-抜粋
6.ロンドン交響楽団の指揮とつながり
7.ショスタコーヴィチー「マクベス夫人」録音での討論と思い出
ショスタコーヴィチ:「ムツェンスクのマクベス夫人」-抜粋 
W/ヴィシネフスカヤ
アンブロジアン・オペラ合唱団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
8.ショスタコーヴィチー思い出とつながり
9.ソヴィエト共産党を批判する,「プラウダ」への手紙
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番-抜粋
チェロの巨匠として世界中で尊敬され愛されたロストロポーヴィチの
チェロ演奏録音の集大成
EMIへの名録音の全てと、ソヴィエト国内で収録された多数の録音(多くが彼に
捧げられた作品)を25枚のCDにまとめさらにバッハのDVD、そしてドキュメンタ
リー音源も加えたボックス。
クラムシェルボックス 各ディスク紙ケース入り 32Pブックレット

●CZSW-2175752 22枚組 \17900(予定)
コンポーザーズ・イン・パーソン-コレクターズ・エディション(限定盤)

CD1
ベラ・バルトーク 1881-1945
14のバガテルOp.6/Sz.38/BB50(1908)-第2番:アレグロ・ジョコーソ
10のやさしい小品Sz.39/BB51より
第5番:トランシルヴァニアの夕べ
第10番:熊の踊り
2つのルーマニア舞曲Op.8a/Sz.43/BB56(1910)-第1番:アレグロ・ヴィヴァーチェ
3つのブルレスクOp.8c/Sz.47/BB55(1911)-第2番:ほろ酔い
アレグロ・バルバロSz.49/BB63(1911)
組曲Op.14/Sz.62/BB70(1916)(4曲) 以上1929年11月ブダペスト録音
ミクロコスモスSz.107/BB105(1926-39)より
スタッカート(第5巻第124曲)
オスティナート(第6巻第146曲) 
以上1937年アビー・ロード・スタジオ、ロンドン録音
5つのハンガリア民謡-Sz.33/BB97(1906/1928改訂)
Vilma Medgyaszay(ソプラノ) 1928年12月ブダペスト録音
8つのハンガリア民謡Sz.64/BB47(1907-17)より
第1、2、3、5曲
Maria Basilides(コントラルト)
第6-8曲
Ferenc Szekelyhid(テナー) 以上1928年12月ブダペスト録音
7つのハンガリア民謡(「子供のために(ピアノのための)Sz.42(1909)」からの
ヨーゼフ・シゲティによるトランスクリプション (1926))
6つのルーマニア民謡(「6つのルーマニア民謡(ピアノのための)Sz.56(1915)」
からのZoltan Szekelyによるトランスクリプション (1925))
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
以上 ベラ・バルトーク(ピアノ)
エルネ・ドホナーニ 1877-1960
童謡の主題による変奏曲Op.25
エルネ・ドホナーニ(ピアノ)
ロンドン交響楽団、ローレンス・コリングウッド指揮 1931年2月ロンドン録音
CD2
パウル・ヒンデミット 1892-1963
ソナタ(ソロ・ヴィオラのための)Op.25-1(1922)
パウル・ヒンデミット(ヴィオラ) 1934年1月アビー・ロードS録音
スケルツォ(ヴィオラとチェロのための)(1934)
ヒンデミット(ヴィオラ)、エマヌエル・フォイアマン(チェロ) 
組曲「気高き幻想」(1938)
フィルハーモニア管弦楽団、ヒンデミット指揮 
1956年11月キングズウェイH録音
シンフォニア・セレーナ(1946)
フィルハーモニアO、ヒンデミット指揮 1956年11月キングズウェイH録音
CD3
弦楽三重奏曲第2番(1933)
シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)、ヒンデミット(ヴィオラ)
フォイアマン(チェロ) 1934年1月アビー・ロードS録音
クラリネット協奏曲(1947)
ルイ・カウザック(クラリネット)
フィルハーモニアO、ヒンデミット指揮 1956年11月キングズウェイH録音
(ステレオ版初登場)
ホルン協奏曲(1949)
デニス・ブレイン(ホルン)
フィルハーモニアO、ヒンデミット指揮 1956年11月キングズウェイH録音
演奏会用音楽(金管と弦楽合奏のための)Op.50(1930)
フィルハーモニアO、ヒンデミット指揮 1956年11月キングズウェイH録音
CD4
アラム・ハチャトゥリアン 1903-1978
組曲「仮面舞踏会」(1944) 1954年11月、12月録音
ヴァイオリン協奏曲ニ短調(1940)+ 1954年11月録音
「ガイーヌ」管弦楽組曲(1943) 1954年11月録音
+ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
フィルハーモニアO,アラム・ハチャトゥリアン指揮
CD5
アルテュール・オネゲル 1892-1955
夏の牧歌(1920)
管弦楽団、アルテュール・オネゲル指揮
チェロ協奏曲(1929)
モーリス・マレシャル(チェロ)
パリ音楽院管弦楽団、オネゲル指揮 1931年1月パリ録音
フランシス・プーランク 1899-1963
3つの常動曲(1918)
フランシス・プーランク(ピアノ) 1928年3月パリ録音
三重奏曲(ピアノ、オーボエとバスーンのための)(1926)
ロジェ・ラモーレット(オーボエ)、ギュスターヴ・デーラン(バスーン)
プーランク(ピアノ) 1928年3月パリ録音
2つのノヴェレッテ(1928) 1932年6月パリ録音
夜想曲
第1番ハ長調(1929)
第2番イ長調「少女の舞踏会」(1933)
第4番ハ短調「幻の舞踏会」(1934) 以上1934年11月パリ録音
即興曲
第2番変イ長調(1932)
第5番イ短調(1932)
第9番ニ長調(1934)
第10番ヘ長調「音階賛美」(1934) 以上1934年11月録音
以上 プーランク(ピアノ)
オーバード(1929)
プーランク(ピアノ)
ワルテール・ストララム・コンセール管弦楽団、 
ワルテール・ストララム指揮
1930年1月シャンゼリゼ劇場録音
CD6
シャルル=マリー・ヴィドール 1844-1937
交響曲第5番ヘ短調Op.42-1(1880)-第5楽章:トッカータ:アレグロ
ゴシック交響曲ハ短調Op.70(1895)より
第1楽章:モデラート
第3楽章:アンダンテ・ソステヌート
第4楽章:モデラート-変奏曲
以上 シャルル=マリー・ヴィドール(オルガン) 
1932年4月聖シュルピス、パリ録音
ルイ・ヴィエルヌ 1870-1937
3つの即興曲(1928)-第1曲:司教の行進曲
幻想的小品集 組曲第1番Op.51(1926)より
第2曲:アンダンティーノ
第3曲:行列
以上 ルイ・ヴィエルヌ(オルガン) 1928年12月ノートル・ダム、パリ録音
マルセル・デュプレ 1886-1923
ブルターニュ組曲Op.21(1923)-第1曲:子守歌
マルセル・デュプレ(オルガン) 1929年6月クイーンズ・ホール、ロンドン録音
3つの前奏曲とフーガOp.7(1912)-第3番ト短調
デュプレ(オルガン) 1926年6月、10月クイーンズH、ロンドン録音
オリヴィエ・メシアン 1908-1992
天上の宴(1926改訂1932)
キリストの昇天(1934)
オリヴィエ・メシアン(オルガン) 1956年6月、7月トリニテ教会、パリ録音
CD7
エドワード・エルガー 1857-1934
ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ロンドンSO、エドワード・エルガー指揮 1932年7月アビー・ロードS録音
チェロ協奏曲ホ短調Op.85
ベアトリス・ハリソン(チェロ)
ニュー交響楽団、エルガー指揮 1928年2月キングズウェイ・ホール録音
CD8
オリヴィエ・メシアン 1908-1992
永遠の教会の出現(1932)
主の降臨(1935) 以上1956年6月パリ、聖トリニテ教会録音
オリヴィエ・メシアン(オルガン)
CD9
セルゲイ・プロコフィエフ 1891-1953
ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26(1921)
セルゲイ・プロコフィエフ(ピアノ)
ロンドンSO、ピエロ・コッポラ指揮 1932年6月録音
悪魔的暗示(4つの小品Op.4-第4曲)(1908) 1935年3月録音
束の間の幻影Op.22(1915-17)より
第3曲:アレグレット
第5曲:モルト・グラツィオーソ
第6曲:コン・エレガンツァ
第9曲:アレグレット・トランクィッロ
第10曲:リディコロサメンテ
第11曲:コン・ヴィヴァツィタ
第16曲:ドレンテ
第17曲:ポエティコ
第18曲:コン・ウナ・ドルチェ・レンタッツァ 以上1935年2月録音
ガヴォッテOp.25(1916-17) 1935年2月録音
ソナタ第4番Op.29(1908-17)-第2楽章:アンダンテ・アッサイ 1935年3月録音
ガヴォッテ(4つの小品Op.32-第3曲)(1918) 1935年3月録音
以上 プロコフィエフ(ピアノ)
アレクサンドル・グラズノフ 1865-1936
バレエ「四季」Op.67(1901)
管弦楽団、アレクサンドル・グラズノフ指揮 1929年6月録音
CD10
エイトール・ヴィラ=ロボス 1887-1959
ブラジル風のバッハ第2番(1930)-第4曲トッカータ(カイピラの小さな汽車)
1956年5月録音
ブラジル風のバッハ第5番
第1曲:アリア(1938)
第2曲:踊り(1945)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
8人のチェロ(フェルナンド・ベネデッティ-ソロ・チェロ) 1956年6月録音
Miniaturas-第2番:ヴィオラ(1916)
モディーニャとカンサン第1巻-第3番カンティレーナ(1938)
フレデリック・フラー(バリトン)、エイトール・ヴィラ=ロボス(ピアノ) 
1948年2月録音
Momoprecoce-ピアノと管弦楽のための幻想曲(1929)
マグダ・タリアフェロ(ピアノ) 1954年6月録音
ブラジル風のバッハ第4番(1939-41) 1957年5月録音
ショーロス第10番「愛情の破れ」(1926)
フランス・ジュネス・ミュジカール合唱団 1957年5月録音
以上 フランス放送国立管弦楽団、 エイトール・ヴィラ=ロボス指揮
ハンス・プフィッツナー 1869-1949
キリストになった小悪魔Op.20(1906、1917改訂)-序曲 1927年録音
パレストリーナ(1912-15)より
第1幕前奏曲
第2幕前奏曲
第3幕前奏曲 以上1931年録音
(以上 ポリドール録音)
ヴァイオリンとチェロの二重奏曲Op.43(1937)
マックス・シュトループ(ヴァイオリン)、ルードヴィヒ・ヘルシャー(チェロ)
ベルリン・シュターツオーパー管弦楽団、ハンス・プフィッツナー指揮
1938年2月録音
漁夫の子供たちの言い伝えを知っているかいOp.7-1 1938年2月録音
庭師Op.9-1
孤独な女Op.9-2
去りゆく娘Op.10-3
聖ミヒャエル教会広場Op.19-2
ダンツィヒにてOp.22-1
夜にOp.26-2
謝罪Op.29-1 1939年2月録音
牢獄のフスOp.32-1
種まく人のことわざOp.32-2
楽しい日Op.40-1
秋の気配Op.40-4 1938年2月録音
ゲルハルト・ヒュッシュ(バリトン)、ハンス・プフィッツナー(ピアノ)
CD12
ダリウス・ミヨー 1892-1974
世界の創造Op.81(1923)
19人のソリスト楽団 1932年2月、3月録音
スカラムーシュOp.165b(1937)
マルセル・メイエ、ダリウス・ミヨー(ピアノ) 1938年12月録音
ブラジルの郷愁Op.67(1921)
プロヴァンス組曲Op.152b(1936)
コンセール・アーツ管弦楽団 1956年9月録音 
屋根の上の牡牛Op.58(1919)
シャンゼリゼ劇場管弦楽団 1958年3月録音
以上 ダリウス・ミヨー指揮
CD13
フランシス・プーランク 1899-1963
動物詩集(1919)(6曲) 1945年12月録音
陽気な歌(1926)より
第4曲:運命の女神への祈り
第7曲:美しい青春
ある日ある夜(1936/7)(9曲) 以上1946年6月録音
2つの詩(1938)-第1曲:アンナの庭園にて 1946年7月録音
メタモルフォーゼ(1943)(3曲)
2つの詩(1943) 以上1945年12月録音
以上 ピエール・ベルナック(バリトン)、プーランク(ピアノ)
ベンジャミン・ブリテン 1913-1976
ミケランジェロの7つのソネットOp.22(1940) 1942年11月録音
ジョン・ダンの神聖なソネットOp.35(1945) 1947年8月、12月録音
ピーター・ピアーズ(テナー)、ベンジャミン・ブリテン(ピアノ)
CD14
ドミトリー・ショスタコーヴィチ 1906-1975
協奏曲(ピアノ、トランペットと弦楽合奏のための)ハ短調Op.35(1933)
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(ピアノ)、
ルドヴィツ・ヴェイラン(トランペット)
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102(1957)
ショスタコーヴィチ(ピアノ)
以上 フランス放送国立O、アンドレ・クリュイタンス指揮 1958年5月録音 
3つの幻想的舞曲Op.5(1922) 1958年5月録音
前奏曲とフーガOp.87(1950-51)より
第1番:モデラート ハ長調
第4番:アンダンテーアダージョ ホ短調
第5番:アレグレット ニ長調
第23番:アダージョーモデラート・コン・モート
第24番:アンダンテーモデラート ニ短調 以上1958年9月録音
以上 ショスタコーヴィチ(ピアノ) 
CD15
イーゴル・ストラヴィンスキー 1882-1971
結婚(1917-23)
ケイト・ウィンター(ソプラノ)、リンダ・セイモア(コントラルト)
パリー・ジョーンズ(テナー)、ロイ・ヘンダーソン(バリトン)、BBC合唱団
バークリー・メイソン、レスリー・ヒウォード、アーネスト・ラッシュ、
エドウィン・ベンバウ(以上ピアノ)、パーカッション・アンサンブル、
イーゴル・ストラヴィンスキー指揮 1934年7月録音
八重奏曲(1923)
マルセル・モイーズ(フルート)、エミール・ゴドー(クラリネット)、
ギュスターヴ・デーラン、マリュス・ピアール(以上バスーン)、
ユジェーヌ・フォヴー、ピエール・ヴィニョール(以上トランペット)、
アンドレ・ラフォス、ラファエル・デルボー(以上トロンボーン)、
ストラヴィンスキー指揮 1932年5月録音
ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ(1929)
ストラヴィンスキー(ピアノ)
ウォルター・ストララム・コンセール管弦楽団、エルネスト・アンセルメ指揮
1930年5月録音
詩篇交響曲(1930)
アレクシス・ウラソフ合唱団、ウィルター・ストララム・コンセールO
ストラヴィンスキー指揮 1931年2月録音
CD16
パストラール
(1907/ヴァイオリンと木管四重奏のためのトランスクリプション1933)
サミュエル・ドゥシュキン(ヴァイオリン)、ルイ・グロマー(オーボエ)、
ジョルジュ・デュラン(コーラングレ)、アンドレ・ヴァセリエ(クラリネット)
ガブリエル・グランマソン(バスーン)、ストラヴィンスキー指揮 
1933年6月録音
火の鳥(1910/ヴァイオリンとピアノのためのトランスクリプション1932)より
スケルツォ
子守歌 1933年4月、6月録音
ペトルーシュカ
(1911/ヴァイオリンとピアノのためのトランスクリプション1932)-
ロシアの踊り 1933年4月録音
うぐいすの歌
(1917/ヴァイオリンとピアノのためのトランスクリプション1932)より
うぐいすのアリア
中国の行進曲 以上1933年6月録音
ドゥシュキン(ヴァイオリン)、ストラヴィンスキー(ピアノ)
ラグタイム(11の楽器のための)(1918)
アラダール・ラッツ(ツィンバロン)、ローラン・シャーミイ、アンリ・ヴォラン
(以上ヴァイオリン)、エティエンヌ・ジノー(ヴィオラ)、
ルイ・ジュスト(ベース)
ルシアン・ラヴェロット(フルート)、ゴドー(クラリネット)、
フォヴー(トランペット)
ジャン・ディヴィミイ(ホルン)、ロジェ・トゥデスク(トロンボーン)
ジャン・モレル(パーカッション)、ストラヴィンスキー指揮 1934年7月録音
ピアノ・ラグ・タイム(1919)
ストラヴィンスキー(ピアノ) 1934年7月録音
イタリア組曲(1920/ヴァイオリンとピアノのための「プルチネッラ」からの
トランスクリプション1933)
ドゥシュキン(ヴァイオリン)、ストラヴィンスキー(ピアノ) 1933年4月録音
イ調のセレナード(1925)
ストラヴィンスキー(ピアノ) 1934年7月録音
デュオ・コンチェルタンテ(ヴァイオリンとピアノのための)(1932)
ドゥシュキン(ヴァイオリン)、ストラヴィンスキー(ピアノ) 1933年4月録音
2台のピアノのための協奏曲(1935)
スーリマ・ストラヴィンスキー、ストラヴィンスキー(以上ピアノ) 
1938年2月録音
CD17
リヒャルト・シュトラウス 1864-1949
アルプス交響曲Op.64(1911-15)
バイエルン・シュターツカペッレ、リヒャルト・シュトラウス指揮 
1941年5月録音
ばらの騎士-映画音楽(1952)(歌劇(1910)からの管弦楽用トランスクリプション
と行進曲ニ長調(1906))
ロンドン・ティヴォリ劇場管弦楽団、シュトラウス指揮 1926年4月録音
CD18
エンリケ・グラナドス 1867-1916
スペイン舞曲Op.31(1892-1900)より
第7曲:バレンシアーナ
第10曲:悲しき舞曲
ゴイェスカス(1911)-「第7曲:わら人形」の即興演奏
以上 エンリケ・グラナドス(ピアノ)
マヌエル・デ・ファリァ 1876-1946
7つのスペイン民謡(1914) 1928年3月、1930年6月パリ録音
恋は魔術師(1915)-火祭りの踊り
コルドバに寄せるソネット(1927) 以上1930年6月パリ録音
以上 マリア・バリエントス(ソプラノ)、マヌエル・デ・ファリャ(ピアノ)
ハープシコード協奏曲(1926)
ファリャ(ピアノ)、マルセル・モイーズ(フルート)、
ジョルジュ・ボノー(オーボエ)
エミール・ゴドー(クラリネット)、マルセル・ダリュー(ヴァイオリン)、
オーグスト・クルク(チェロ) 1930年6月パリ録音
フェデリコ・モンポウ 1893-1987
庭のおとめたち(「子供の情景」(1915-18)第5番)
El carrer el guitarrisra I el vell cavall(「Suburis」(1916-17)第1番)
「歌と踊り」第5番(1942)
泉と鐘(「風景」第1番)(1942)
「歌と踊り」第6番(1942)
「歌と踊り」第8番(1946)
以上 フェデリコ・モンポウ(ピアノ) 1950年2月アビー・ロード録音
ホアキン・ニン 1879-1949
20のスペイン民謡集より
Tonada de la nina perdida
モンタニェーサ
マラゲーニャ
グラナディーナ
アンダルシアの歌
ポーロ
二ノン・ヴァラン(ソプラノ)、ホアキン・ニン(ピアノ) 1929年12月パリ録音
CD19
エドワード・エルガー 1857-1934
エニグマ変奏曲Op.36(1899)
ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団、エルガー指揮
1926年4月、8月、クイーンズ・ホール録音
グスターヴ・ホルスト 1874-1934
惑星Op.32
ロンドンSO,グスターヴ・ホルスト指揮 1926年6月ー10月ロンドン録音
CD20
フランツ・レハール 1870-1948
メリー・ウィドウ(1905)-序曲* 1940年録音
ジプシーの恋(1908)-ツィンバロンの響きを聞けば
エスター・レティ(ソプラノ) 1942年1月録音
エーヴァ(1911)
前奏曲 1942年1月録音
Im heimlichen Dammer
マリア・ライニング(ソプラノ) 1942年1月録音
パガニーニ(1925)-愛は地上の天国*
レティ(ソプラノ) 1940年5月録音
ロシアの皇太子(1927)-だれかが来るでしょう
レティ(ソプラノ) 1942年1月録音
フリーデリケ(1928)-なぜキスで私を目覚めさせたの
ライニング(ソプラノ)
*ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団 
以上ムジークフェラインザール録音
微笑みの国(1929)
私は部屋に入る・・・いつもほほえみをたたえて
Mein liber Prinz・・・Bei einem Tee
りんごの花環を
私たちの心にだれかが恋を沈めたのか
君はわが心のすべて
もう一度故郷を見ることができたら
Ihr Gotter, sagt・・・Kann es mocht' wider einmal
ヴェラ・シュヴァルツ(ソプラノ)、リヒャルト・タウバー(テナー)
シュターツカペッレ・ベルリン 以上1929年10月録音
この世は美しい(1930)
私は恋に陥った
レティ(ソプラノ)、ウィーンSO 1942年1月録音
ジュディッタ(1943)
友よ、人生は生きる価値がある
Schon wie die blaue Sommernacht
Welch tiefes Ratsel ist de Liebe・・・Du bist meine Sonne!
熱き口づけを
So wie um den Sonnenball
Schonste der Frau'n began das Lied
ヤルミナ・ノヴォトナ(ソプラノ)、タウバー(テナー)、ウィーンPO
以上 フランツ・レハール指揮
CD21
ニコラス・メトネル 1880-1951
ロシアの円舞Op.58-1(1944)
ベンノ・モイセヴィッチ、ニコラス・メトネル(ピアノ) 1946年10月録音
柳Op.24-2(1912)
Down in the garden Op.24-7(1912) 以上1947年9月録音
セレナーデOp.28-2(1913) 1947年9月録音
オーダ・スロボドスカヤ(ソプラノ)、メトネル(ピアノ)
2つのおとぎ話Op.20(1910)
メトネル(ピアノ) 1936年4月録音
ミューズOp.29-1(1913) 1950年10月録音
ばらOp.29-6(1913) 1950年11月録音
ワルツOp.32-5(1914) 1950年10月録音
ばらはもうしおれOp.36-3(1923) 1950年11月録音
エリザベート・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、メトネル(ピアノ)
6つのおとぎ話Op.51-第1曲ニ短調
メトネル(ピアノ) 1947年3月録音
冬の夕べOp.13-1(1907)* 1947年9月録音
夢見る人へOp.32-6(1914) 1947年9月録音
人生のワゴンOp.45-2(1926) 1947年9月録音
カラスOp.52-2(1929) 1947年9月録音
スロボドスカヤ; *タチアナ・マクシナ(ソプラノ)、メトネル(ピアノ)
6つのおとぎ話Op.51-第2曲イ短調
メトネル(ピアノ) 1936年4月録音
妖精の小唄Op.6-3(1904)
Im Vorubergehen Op.6-4(1904) 以上1950年11月録音
自己欺瞞Op.15-3(1908) 1950年11月録音
リラからOp.15-5(1908) 1950年10月録音
海の静けさOp.15-7(1908) 
順調な航海Op.15-8(1908) 以上1950年11月録音
孤独Op.18-3(1910)
以上 シュヴァルツコップ(ソプラノ)、メトネル(ピアノ)
6つのおとぎ話Op.51-第3曲イ長調
メトネル(ピアノ) 1936年5月録音
7つの歌Op.46(1927)より
第1曲:前奏曲
第5曲:冬の夜
第6曲:流れ
シュヴァルツコップ(ソプラノ)、メトネル(ピアノ) 1950年10月、11月録音
忘れられた調べOp.38(1919)-第3曲:祭りの踊り
メトネル(ピアノ) 1936年4月録音
CD22
アルベール・ルーセル 1869-1937
くもの饗宴Op.17
管弦楽団、アルベール・ルーセル指揮 1929年録音
雨にぬれた庭Op.3-3(1903)(初登場音源)
祈りOp.8-2(1907)*
仲をさかれた恋人たちOp.12-2(1908)
光りOp.19-1(1918)
サラバンドOp.20-2(1919)
以上 クレール・クロワザ(メゾ・ソプラノ)、ルーセル(ピアノ)
フローラン・シュミット 1870-1858
ピアノ五重奏曲ロ短調Op.51(1908)-第2楽章:レント
フローラン・シュミット(ピアノ)、カルヴェ四重奏団 1935年6月録音
サロメの悲劇Op.50(1907)
ワルター・シュトララム・コンセール管弦楽団、シュミット指揮 
1930年4月録音
作曲家自身が自作を演奏し指揮した貴重な録音を22枚組に集大成。
録音システムの発明により幸運にも残された20世紀前半から中盤の作品が聞け
る貴重なコレクターズ・アイテム。
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 56Pブックレット




<VIRGIN CLASSICS>
VC-5193142 \1980
バッハ:カンタータ集
ジュエル・ケース、32Pブックレット 英/独/仏 歌詞テキスト付き
VCD-2350042 \2480
バッハ:カンタータ集(デジパック盤DVD付き)
デジパック、32Pブックレット 英/独/仏 歌詞テキスト付き
CD
カンタータ「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」BWV51*
カンタータ「われは満ちたれり」BWV82a
カンタータ「わが心は血の海に泳ぐ」BWV199
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
*ニール・ブロー(トランペット)
ル・コンセール・ダストレエ
エマニュエル・アイム指揮
ボーナスDVD(デジパック盤のみ)
カンタータBWV51,82a,199より 録音セッションでの映像 約52分
2008年1月、2月 パリ、レバノン・ノートル・ダム小教区教会での収録。
デセイとアイムの理想的なコンビによるソプラノのためのオール・バッハ・
カンタータ集。
スター・ソプラノ、デセイと古楽指揮者アイムは数多くの録音を通して理想
的なコンビネーションを実現してきました。数々の賞に輝いた「バッハのマ
ニフィカート他」の録音に続きオール・バッハ・リサイタルの新録音の登場
です。BWV51は最も知られたカンタータ作品でハイCを要求されるソプラノと、
主旋律をソプラノと交換しながら演奏して高度な技術を要求されるトランペ
ットが活躍する名曲で、トランペットはイギリスの若手ブローを起用。
BWV82aはバッハ自身によるソプラノ用編曲版による名カンタータ。
BWV199は比較的初期のカンタータでこれもヴォーカルは高度なテクニックを
要求される作品で3曲ともデセイの実力が十二分に発揮された新録音です。

VC-2120232 \1980
ダムラウ/モーツァルト:オペラ&コンサート・アリア集
アリア「私はあなたに明かしたい、おお神よ」K.418
アリア「いや、それはあなたにはできない」K.419
「偽ののろま娘」:「Senti l'eco, ove t'aggiri」-ロジーナ
「後宮からの誘拐」:
「どんな拷問が私を待ちうけていようと」-コンスタンツェ
「後宮からの誘拐」:「Durch Zartlichkeit und Schmeicheln」-ブロンデ
「魔笛」:「ああ、愛の喜びは露と消え」-パミーナ
「ドン・ジョヴァンニ」:
「恋人よ、私を不親切な女と思わないで」-ドンナ・アンナ
「ドン・ジョヴァンニ」:「何というふしだらな」-ドンナ・エルヴィーラ
「フィガロの結婚」:「愛の歓びよ早く来い」-スザンナ
「フィガロの結婚」:「楽しい思い出はどこへ」-伯爵夫人
「ポントの王ミトリダーテ」:「Al destin che la minaccia」-アスパージア
「皇帝ティートの慈悲」:「涙する以外の何事も」-セルヴィリア
「皇帝ティートの慈悲」:「夢に見し花嫁姿」 (以上曲順未定)
ディアーナ・ダムラウ(ソプラノ)
ル・セルクル・ドゥ・ラルモニー、ジェレミー・ローラー指揮
世界中が絶賛!多彩なキャラクターを歌う実力発揮のヴァージン専属第2作。
専属第1作の「ブラヴーラ」アルバムは日本では勿論、英、独、米、仏の音楽専
門誌でいずれも高い評価を受けたダムラウ。第2作はモーツァルトの多彩な登場
キャラクターを歌うアルバムです。名オペラのソプラノの二役を歌い分けて見
事なアリア集を完成してくれました。華麗なブラヴーラ(ドンナ・アンナ、コン
スタンツェ、ドンナ・エルヴィーラ)よりシリアスなキャラクター(パミーナ)そ
して軽快な役柄(スザンナ、ブロンデ)と幅広く様々なキャラクターを歌い分け
ています。32Pブックレット、歌詞テキスト付き

VC-5190382 \1980
ジョイス・ディドナート/FURORE(激情)-
ヘンデルのマッド・シーン
「セルセ」第3幕:おぞましい深淵のむごき怒りよ(セルセ)
「テゼオ」第2幕:Dolce riposo(メデア)
第2幕:Ira, sdegni, e furore O stringero nel sen'(メデア)
第5幕:Moriro, ma vendicata(メデア)
「ジューリオ・チェーザレ」第2幕:L'angue offeso mai riposa(セスト)
「アドメート」第1幕:恐ろしい亡霊ども(アドメート)
「ヘラクレス」第1幕:There in myrtle shades(ディジャーニラ)
「セメレ」第2幕:Hence, Iris Hence away(ジュノー)
「イメネーオ」第2幕:Sorge nell'alma mia(ティリント)
「アリオダンテ」:不実な女よ、戯れるがよい(アリオダンテ)
「アドメート」第2幕:Gelosia, spietata Aletto(アルチェステ)
「アマディージ」第2幕:Destero dall' empia Dite(メリッサ)
「ヘラクレス」第2幕:Cease Ruler of the day to rise(ディジャニーラ)
第3幕:Where shall I fly(ディジャニーラ)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
ル・タラン・リリク、クリストフ・ルーセ指揮
新世代の傑出したメゾ、ディドナートの専属、ソロ・リサイタル第1作
アメリカ出身のディドナート、ヘンデル、モーツァルト、ロッシーニで最も注
目を浴び'ロジーナ’で大成功し、2007年メトのビヴァリー・シルズ賞を獲得。
このアルバムは、クリスティ/レ・ザール・フロリサンとの’ディジャニーラ’
役でローレンス・オリヴィエ賞を獲得した「ヘラクレス」他、彼女の恐るべき
テクニックと深い心理描写を十全に発揮したヘンデルの激情的なアリア集です。
このアルバム・プログラムで12月-1月にはマドリッド(テアトロ・リアル)、ア
ムステルダム(コンセルトヘボウ)、パリ(サル・プレイエル)、ロンドン(バービ
カン)、ビルバオ、サラゴサ、カンザス・シティ、ニュー・ヨーク(カーネギー)
他でのツアーが予定されています。ご注目ください。
36Pブックレット、歌詞テキスト付き

VBD-5221442 2枚組 \1980
聖なる音楽の伝説
CD1
ヴェルディ:怒りの日(レクイエム)
バーバー:アニュス・デイ
ヘンデル:ディクシト・ドミヌス
アッレグリ:ミゼレーレ
バッハ:心と口と行いと命もて
モーツァルト:ラウダーテ・ドミヌム
ロッティ:クルシフィクス
バッハ:ミサ曲ロ短調
フォーレ:ラシーヌの賛歌
プッチーニ:グローリア・ミサ
モーツァルト:レクイエム
ハイドン:天地創造
シューベルト:ドイツ・レクイエム
ベートーヴェン:自然における神の栄光
メンデルスゾーン:エリア
ドゥリュフレ:ウビ・カリタス
フォーレ:レクイエム
CD2
ヘンデル:アレルヤ(メサイア)
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
ヴィヴァルディ:グローリア
モーツァルト:ミサ曲ハ短調、 アヴェ・ヴェルム・コルプス
ロッシーニ:スターバト・マーテル
グノー:聖チェチーリアの荘厳ミサ曲
プーランク:スターバト・マーテル
ヴェルディ:アヴェ・マリア
バッハ:ヨハネ受難曲
ヘンデル:僧侶ザドク
ブラームス:ドイツ・レクイエム
ラフマニノフ:アヴェ・マリア
ペルト:マニフィカート
ドゥリュフレ:ノートル・ペール
アレグッリのミゼレーレからバーバーのアニュス・デイまで偉大な聖なる音楽
がぎっしりつまった2CD。
ブリス、ボニー、コトルバス、ジャンス、ヘンドリックス、レーヌなどの名歌
手、コルボ、レッジャー、ヘレヴェッヘ、ヒコックス、レッパード、ムーティ、
ネルソン、ノリントン、パロット、プラッソン、サヴァリッシュ、
ウィルコックスといった錚々たる指揮者によるアンソロジー。
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VMD-2361382 \1450
MOZART FOR KIDS
おもちゃの交響曲(レオポルト・モーツァルト)
フィルハーモニアO、カラヤン指揮
「魔笛」より
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ノリントン指揮
ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331-第3楽章:トルコ行進曲(パーカッション付き)
ツァハリアス(ピアノ)
ホルン協奏曲第4番-フィナーレ
ザ・スウィングル・シンガーズ
「モーツァルト・イン・エジプト」より
後宮からの逃走-序曲
千一夜の女王
ウージュ・ドゥ・クーソン
おお、汝愛らしきアウグスティン
シュライヤー、プライ、ベリー
オーボエ協奏曲ハ長調K.271-第3楽章
ルルー(オーボエ)、パリ管アンサンブル、ネルソン指揮
きらきら星変奏曲
チッコリーニ(ピアノ)
交響曲第39番-第3楽章
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ノリントン指揮
フルート協奏曲第1番ト長調-第3楽章
マリオン(フルート)、オーヴェルニュO、カントロフ指揮 など
世界的に大好評の「モーツァルト・フォー・ベイビー」コンピに続く、子供か
ら楽しめるモーツァルト・コンピ。
ジュエル・ケース 8Pブックレット

<Sony Music>
8869732646-2 \1900
Beethoven:
1 Piano Sonata No. 12 in A-flat Major, Op. 26
2 Piano Sonata No. 9 in E Major, Op. 14, No. 1
3 Piano Sonata No. 10 in G Major, Op. 14, No. 2
4 Piano Sonata No. 15 in D Major, Op. 28 "Pastorale
録音:2007年 ベルリン
MURRAY PERAHIA (マレイ・ペライア)
指の故障でしばらく演奏活動を休止していたマレイ・ペライアがついに再始動、
今年4月には3年半ぶりとなるニュー・アルバムで表舞台に復帰してきました。
その新作「J.S.バッハ:パルティータ第2,3,4番」に続いて、なんともう新作が
登場します。しかも、今回はピアノ音楽の王道であるベートーヴェンのソナタ
ペライアによるベートーヴェンのピアノ・ソナタは初期の3曲(1990年)と、第
28番(2004年)が録音されていますが、本作はベートーヴェンの中期の充実した
ソナタで、まさにペライアの本領発揮といえる1枚となっていること間違いあ
りません。これを期に、2002年以来途絶えている来日公演にも期待が高まり
ます。

8869719941-2 \1900
『Angelika Kirchschlager Sings Christmas Carols』
1 Gloria in excelsis Deo
2 Away in a Manger
3 The Huron Carol
4 What child is this
5 Ballade de Jesus Christ
6 It came upon the Midnight clear
7 In the bleak Midwinter
8 O Holy Night
9 Vom Himmel hoch, da komm ich her
10 Weihnachtslieder, Op. 8
11 Christkindleins Wiegenlied
12 Weihnachten
13 Stille Nacht
14 Bereite dich Zion from Christmas Oratorio, BWV 248
ANGELIKA KIRCHSCHLAGER (アンゲリカ・キルヒシュラーガー)
世界を舞台に活躍するメゾ・ソプラノがうたう、クリスマスの歌。
今年秋のクラシック音楽界の最大の話題であるウィーン国立歌劇場来日公演。
小澤征爾とリッカルド・ムーティを擁しての、4年ぶりの引越し公演に、いま
やウィーンでは欠かせないメゾ・ソプラノ、キルヒシュラーガーがモーツァル
トの歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」に出演します。それを記念して発売され
る彼女の最新作は、タイトルどおりクリスマスナンバーを集めた愉しい1枚で
す。有名なクリスマス・キャロルのほかにも、コルネリウスやフンパーディン
ク、J.S.バッハなど、クラシックの作曲家によるクリスマスのためのナンバー
も集め、ファミリー層からクラシックのコアな聴き手まで満足させてくれるア
ルバムです。

8869733479-2 \1900
『Mediterranean Passion』
O paese do sole(太陽の国)
Roso-Pel teu amor(君への愛ゆえに)
Che taggia di(何ていったの)
Firenze sogna(夢みるフィレンツェ)
Maria Mari(マリア・マリ)
I te vurria vasa(あなたに口づけを)
O' Marenariello(舟人の歌)
Fenesta ca lucive(光さす窓辺)
Munasteriao e Santa Chiara(サンタ・キアーラ寺院)
Chitarra Romana(ローマのギター)
Silenzio cantatore(静けさに歌う)
Guapparia(グアッパリーア(男気))
Les Neus de les muntanyes
Solamente una vez(ただ一度だけ)
Un nuvol blanc(一片の白い雲)
JOSE CARRERAS (ホセ・カレーラス)
三大テノールの一人として世界でもっとも高い人気を誇るテノール歌手、ホ
セ・カレーラスの新作は、彼の多彩な才能を堪能できるイタリア民謡を中心
としたアルバムです。オペラ歌手としての活動以外にも、カレーラスは祖国
スペインやイタリアの民謡を歌わせても超一流であることはよく知られてい
ますが、本作はまさに彼の本領発揮の1枚と言えましょう。白血病を克服した
カレーラスが、イタリアとスペイン民謡の光と影を、生き生きと描き出します。

8869729964-2(SACD-Hybrid) \2700
Bruckner:Symphony No. 9
FABIO LUISI (ファビオ・ルイージ)
シュターツカペレ・ドレスデン
2007年夏から栄光のザクセン州立歌劇場およびシュターツカペレ・ドレスデン
の監督・指揮者となったファビオ・ルイージ。2010年からはバーンスタインが
創設した札幌のPMF芸術監督に就任することが決定した彼は、すでにドレスデ
ンのオーケストラとソニー・クラシカルにR.シュトラウスの管弦楽作品全集の
録音を進めていますが、今回登場するのはドイツ・ロマン派を代表する交響曲
作曲家ブルックナーの最後の作品となった「交響曲第9番」です。ルイージの
本領はやはりオペラにありますが、後期ロマン派や近代の音楽にも深い造詣を
持ち、ドイツ系の音楽について豊富な演奏経験を持つドレスデン・シュターツ
カペレとの顔合わせによるブルックナーには大きな期待がかかります。ルイー
ジのブルックナーは、1998年にウィーンのトーンキュンストラー管弦楽団と録
音した「第7番」以来のものとなりますし、中でももっとも壮大でもっとも崇
高な作品として知られる未完成(3楽章まで)のこの「第9番」は、このオーケス
トラのいぶし銀の音色とあいまって、素晴らしいものになっていることは間違
いないでしょう。

8869732433-2(SACD-Hybrid) \1900
(1)シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821
(2)ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78「雨の歌」(クラリネット版)
(3)プロコフィエフ:フルート・ソナタニ長調作品94(クラリネット版)
FABIO DI CASOLA (ファビオ・ディ・カゾーラ)

8869729815-2 \1400
『Domingo Sings Romantic Puccini』
(1)歌劇「トゥーランドット」より 「誰も寝てはならぬ」
(2)歌劇「トスカ」より 「妙なる調和」
(3)歌劇「トスカ」より 「星は光りぬ」
(4)歌劇「ラ・ボエーム」より 「ああ愛らしい人」
(5)歌劇「ラ・ボエーム」より 「なんて冷たい手をしているのでしょう!」
(6)歌劇「マノン・レスコー」より 「こんな女性、見たこともない!」
(7)歌劇「ジャンニ・スキッキ」より 「フィレンツェは花咲く樹のように」
(8)歌劇「外套」より 「おまえの口づけがほしい」
(9)歌劇「妖精ヴィッリ」より 「幸せに満ちたあの日々」
(10)歌劇「蝶々夫人」より 「さようなら、喜びと愛の花咲く家よ」
(11)歌劇「蝶々夫人」より 「魔力に満ちた目をした赤ちゃん」
(12)歌劇「トゥーランドット」より 「泣くな、リュー!」
(13)歌劇「西部の娘」より 「自由の見になって遠くへ行ったと」
(14)歌劇「マノン・レスコー」より 「なんとすばらしい美人」
PLACIDO DOMINGO (プラシド・ドミンゴ)

8869731622-2 10枚組 \9400
『Placido Domingo- Original Jacket Collection(10CD)』
収録曲未定
PLACIDO DOMINGO (プラシド・ドミンゴ)


8869735192-2 \1900
『Nessiah』
1 Arabischer Tanz / Heyser Bulgar
2 Le Tigre
3 Mandala
4 Nessiah
5 Aer
6 Twisted Bulgar
7 Gra
8 Berenike
9 Macedoni
10 Waits Dance
11 North
12 Durch Nacht und Wind
13 Ballade
14 Armata
DAVID ORLOWSKY TRIO (デヴィッド・オルロフスキー・トリオ)

8869735211-2 \1900
『Masquerade』
1 Le quattro stagioni(The Four Seasons)
2 La primavera(Spring)
3 L'estate(Summer)
4 L'autunno(Autumn)
5 L'inverno(Winter)
6 French Suite No. 2 in C minor, BWV 813
7 French Suite No. 5 in G major, BWV 816
8 Suite for Orchestra No. 3, BWV 1068
ALLIAGE QUINTETT (アリアーガ・クインテット)

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.557527
シェーンベルク:ペレアスとメリザンド・期待
1-7.ペレアスとメリザンド/8-11.期待
演奏:アニヤ・シリヤ(ソプラノ)…8-11/フィルハーモニア管弦楽団/
ロバート・クラフト(指揮)
シェーンベルク(1874-1951)の初期の作品、交響詩「ペレアスとメリザンド」は
しばしば、ドビュッシーの同名のオペラと比較されます。しかしその音楽は恐
ろしいまでに濃厚で色彩的。劇の進行と登場人物の心の動きを余すことなく伝
ることに成功したシェーンベルクは、モノドラマ「期待」で更に主人公の心の
闇に迫り、狂気に絡め取られる官能性までをも表現し尽くしたのです。

8.559271
アイヴズ:歌曲集 第3集
1.ゴモクムシ/2.彼はそこに!/3.彼の目/4.彼女のガウンは朱色の絹/
5.彼は意気揚揚と/6.ストックブリッジのフーサトニック川/7.讃歌/
8.信頼への讃歌/9.私はその調子を聞く/10.私はメイドを知っていて、
愛していた/11.私は見知らぬ人々の間を旅行した/12.私は嘆かない/
13.私は嘆かない(英語)/14.イルメナウ/15.不朽/16.四月の潮/17.秋に/
18.フランダースの平原に/19.わが愛する人の瞳の中で/20.夏の平原に/
21.裏通りで/22.朝に/23.呪文/24.インディアンたち/25.固有の/
26.カレン/27.最後のリーダー/28.感じられる光/29.病気の鷲のように
/30.リンカーン、偉大なる議員よ/31.はすの花/32.ハル・ダヤルの愛の歌
/33.運と仕事
演奏:マイケル・カヴァリエリ(バリトン)/ロバート・ガードナー(バリトン)
/タマラ・マムフォード(メゾソプラノ)/エリック・トルーデル(ピアノ)
/ダグラス・ディクソン(ピアノ)・・・他
大好評を博しているアイヴズ(1874-1954)の歌曲集第3弾です。例のごとくアル
ファベット順に置かれているため、彼の作風の多様性が一層強く浮かび上がり
ます。自然への深い感謝の心、民族性、宗教色、現代的な響き、なんでもあり
の楽しい1枚。これ1枚でも楽しめますが、こうなったらやはり全部揃えて、通
して聴きたいと思いませんか?

8.559344
ジェームスタウン・コンチェルト チェロと管弦楽のためのアメリカ音楽集
1-5.W・ペリー(1930-):
チェロと管弦楽のための「ジェームスタウン・コンチェルト」
(ロンドン1606.ヴァージニア・カンパニー/川に沿った居留地/長き冬/ロンド
ンのポカホンタス/ジェームスタウン:長き歴史の)
6-7.W・シューマン(1910-1992):
(朗読…シェークスピア作「オルフェウスと彼のリュート」/チェロと管弦楽の
ための幻想曲「オルフェウスの歌」)
8-10.トムソン(1896-1989):
チェロと管弦楽のための協奏曲(平原の乗り手/南部の賛美歌による変奏曲/
子どもたちの試合)
1-5…世界初録音
演奏:イェフダ・ハナニ(チェロ)/RTE ナショナル交響楽団(アイルランド)
/ウィリアム・エディンス(指揮)
現代アメリカにおけるチェロの作品の中でも、特に重要な3つの作品をお楽しみ
いただきましょう。どの作品もいかにもアメリカらしく明快で楽観的な楽想を
備え、チェロの扱いは見事なまでに雄弁で叙情的です。親密な表情が愛おしい
トムソンの協奏曲(ちょっとR・シュトラウスを思わせる)、幻想的なW・シュー
マン、そして世界初録音となるペリーの雄大で朗らかな作品と、どれもがため
息をつくほどに見事なものです。

8.559355
ウォルデン:2台のピアノのためのマクェット 他
1-5.2台のピアノのためのマクェット…世界初録音
6.ヴァイオリンとチェロのための「シ・マー」…世界初録音
7-11.ピアノのための5つの直喩
12-15.ホルン、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲
演奏:シュペクトルム・コンチェルツ・ベルリン
<メンバー>ヤー=フェイ・チュアング(ピアノ)/ロバート・レヴィン(ピアノ)
/ユリア=マリア・クレッツ(ヴァイオリン)/イェンス・ペーター・マインツ
(チェロ)/ベルンハルト・クルーク(ホルン)/
フランク・S・ドッジ(創立者&芸術監督)
現代アメリカの作曲家らしく、このウォルデン(1932-)も様々な才能を有してい
ます。作曲家、クラリネット奏者、指揮者、俳優、映画監督、そして教師、ど
れもが超一流というのですから何ともうらやましい話です。とりわけ有名なの
は全裸ミュージカル「Oh!Calcutta!」の音楽でしょう)ここに収録された作品
は、すべてシリアスで重厚な趣きをたたえており、とりわけ「三重奏曲」は
9.11事件への怒りが描かれた悲痛な作品です。

8.570360
ベリオ:ヴァイオリン協奏曲 第2.3.5番
1-3.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 Op.32
4-6.ヴァイオリン協奏曲 第3番 ホ短調 Op.44
7-9.ヴァイオリン協奏曲 第5番 ニ長調 Op.55
演奏:フィリッペ・クィント(ヴァイオリン)/
スロヴァキア放送交響楽団/カーク・トレヴァー(指揮)
若きヴァイオリニストの卵たちが、一度は演奏してみたいと願うのが、このベ
リオ(1802-1870)の協奏曲でしょう。技術的にも表現的にも心地良い困難さを必
要とする演奏効果絶大なる作品です。パガニーニの影響が大きい2番と3番、そ
してユーモラスな曲調が魅力的な第5番。若き俊英クィントの堂々たる模範的
演奏で。

8.570398
ボッテシーニ:コントラバス協奏曲 他
1.歌劇「エロとレアンドロ」前奏曲
2-4.コントラバス協奏曲 ハ短調(オリジナル版…弦楽合奏とコントラバス)
5.歌劇「夜の悪魔」シンフォニア
6-8.2台のコントラバスとオーケストラのためのパッショーニ・アモローソ
9.ニ調のエレジー
10.歌劇「アリババ」序曲
11.チェロ、コントラバスと管弦楽のための「ベルリーニの清教徒からのテーマ
による二重協奏曲
ASV CDDCA907より移行盤
演奏:トーマス・マーティン(コントラバス)…2-4.6-9.11/
モリー・ウェルシュ(チェロ)…11/ロンドン交響楽団/
フランコ・ペトラッキ(コントラバス)…6-8&(指揮)…1-5.9-11/
マシュー・ギブソン(指揮)…6-8
コントラバスのパガニーニ、ボッテシーニ(1821-1889)の魅力を再発掘するシリ
ーズです。このアルバムは、オペラにも堪能だった彼の歌心が満載された美し
い曲ばかりが収録されています。3つの歌劇(ぜひとも全曲が聴いてみたい)の序
曲をはじめ、ベルリーニのテーマによる協奏曲など、「こんなに美しい曲が
あったなんて」と驚かされてしまいます。

8.570435
シュヴァルツ=シーリンク:管弦楽作品集
1-2.弦楽オーケストラのための序奏とフーガ
3-5.交響曲 ハ長調
6-8.シンフォニア・ディアトニカ…世界初録音
演奏:シュターツカペレ・ワイマール/ホセ・セレブリエール(指揮)
同時代の作曲家たちが、競って12音音楽の可能性を探っていた時でも、ドイツ
の作曲家シュヴァルツ・シーリンク(1904-1985)は調性から目を背けることはあ
りませんでした。例えば1948年に作曲された「序奏とフーガ」での極めて古典
的な表情は、聞き手に大いなる安心感をもたらすことでしょう。1963年の作で
ある「交響曲」もまた然り。大編成のオーケストラによる自由な響きは心地良
い興奮をもたらしてくれるものです。

8.570452
カルウォヴィチ:交響詩集 第1集
1.スタヌスラフとアンナ・オシュヴィエチモヴィエ Op.12
2.リトアニア狂詩曲 Op.11
3.仮面舞踏会のエピソード Op.14
演奏:ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団/アントニ・ヴィト(指揮)
思いがけない事故に巻き込まれ、32歳の若さでこの世を去ってしまったポーラ
ンドの作曲家カルウォヴィチ(1876-1909)。近年評価が高まりつつあり、この傑
出した才能の片鱗に触れれば触れるほど、その無念さが伝わるようで胸が痛く
なります。このアルバムには彼の早すぎる晩年を彩る6つの交響詩の中から3曲
を収録。多彩で想像力豊かな、音によるファンタジーをお聴きください。

8.570459
グラウプナー:ハープシコードのためのパルティータ集
1-8.パルティータ イ長調
9-14.パルティータ ハ短調
15.チャコーナ イ長調
16-21.パルティータ へ短調「冬」
演奏:芥川直子(ハープシコード)
バッハと同時代の作曲家、グラウプナー(1683-1760)はハープシコードの名手で
した。彼は1723年に(バッハをさしおいて)トーマス教会のカントル職に選任さ
れたのですが、彼の主君が手放さなかったため、その職はバッハのものになっ
たと言われています。作曲家としては11の歌劇や100曲を超えるシンフォニアな
ど多数の作品を書きましたが、その多くは忘れ去られてしまいました。とはい
え、ここで聴ける壮大なる作品、とりわけ派手なチャコーナは多くの鍵盤作品
の中でも最も素晴らしいものの一つです。

8.570474
J・C・バッハ&J・C・F・バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲集
1-3.J・C・F・バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲 イ長調 YC91…*
4-6.J・C・バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲 ニ長調 Op.13 No.2 C63
7-9.J・C・バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲 変ロ長調 Op.13 No.4 C65
10-12.J・C・F・バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲 変ホ長調 YC90…*
*…以前はJ・C・バッハの作とされていた
演奏:ザ・ミュージック・コレクション
スーザン・アレクサンダー=マックス(フォルテピアノ&指揮)/サイモン・ス
タンデイジ(ヴァイオリン)/ニコレッテ・ムーネン(ヴァイオリン)/トレヴァ
ー・ジョーンズ(ヴィオラ)…1-3.10-12/ジェニファー・ウォード・クラーク
(チェロ)
大バッハの才能ある2人の息子たち、五男ヨハン・クリストフ・フリードリヒ
(1732-1795)と末子ヨハン・クリスティアン(1735-1782)の作品集です。何と優
美で上品、そして躍動的な作品群でしょう!このアルバムを聴けば誰もがそう
感じるに違いありません。どちらかと言うと、クリスティアンの方が高く評価
される傾向があるようですが、この4曲を聴く限り、作品に甲乙を付けること
は不可能でしょう。

8.570511
D・スカルラッティ:鍵盤ソナタ全集 第10集
1.ソナタ ニ長調 K.29/L.461/P.85/2.ソナタ ニ短調 K.18/L.416/P.74/
3.ソナタ ニ長調 K.23/L.411/P.79/4.ソナタ ニ短調 K.41/P.37/
5.ソナタ ニ長調 K.29/L.261/P.161/6.ソナタ ニ長調 K.45/L.265/P.230/
7.ソナタ イ長調 K.74/L.94/P.35/8.ソナタ ホ短調 K.81/L.271/P.13/
9.ソナタ ニ短調 K.90/L.106/P.9/10.ソナタ ハ長調 K.95/L.358/
11.ソナタ ホ長調 K.134/L.221/P.143/12.ソナタ ホ長調 K.136/L.377/P.113
13.ソナタ ロ短調 K.408/L.346/P.350
14.ソナタ ヘ短調 K.555/L.477/P.559
演奏:コリーン・リー(ピアノ)
このアルバムで魅力的な演奏を聴かせてくれるのは、2005年のショパン国際コ
ンクール入賞者のコリーン・リーです。非常に歯切れよく若々しい表現は、ま
るで清流を泳ぎ回る若鮎のようです。4楽章形式のニ短調ソナタ(トラック9)で
の陰鬱でためらいがちな風情もたまりません。すみずみまで心のこもったスカ
ルラッティ(1685-1757)で心に新風を送り込みましょう。

8.570543
ブゾーニ:ピアノ作品集 第4集
1-2.J・S・バッハ:前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532(ブゾーニ編)/
3-8.悲歌集 K.249(危機のあとに/イタリア風/わが魂は汝に望みを託す/
トゥーランドットの居間/夜のワルツ/夜曲)/9.子守歌-悲歌第7番 K.252/
10.J・S・バッハによる幻想曲 K.253/11.トッカータ K.287
演奏:ヴォルフ・ハーデン(ピアノ)
バッハ作品のトランスプリクションが知られるブゾーニ(1866-1924)ですが、彼
の本質はここに収録された「悲歌集」にあると言っても過言ではありません。
過去の作品をリライトすることで培った土壌に、敬愛するリストのエッセンス
を加え、さらにオリジナリティを加算した作品群は、シェーンベルクに連なる
先鋭さを有しています。

8.570713
ブレトン:室内楽曲集
1-4.ピアノ三重奏曲 ホ長調/5-8.4つのスペイン風小品
演奏:LOM・ピアノ・トリオ
<メンバー>ホアン・オルペッラ(ヴァイオリン)/ホセ・モール(チェロ)/
ダニエル・リゴリオ(ピアノ)
サラマンカ生まれのブレトン(1850-1923)は、現在では主にサルスエラの作曲家
として知られています。なので、彼が室内楽を書いたということを知っている
人はほとんどいないでしょう。このアルバムにはそんなレアな作品が2つ収録さ
れています。一瞬、モーツァルトやベートーヴェンを思わせる典雅なピアノ・
トリオ。対照的なスペイン情緒たっぷりの組曲。新たな発見をお約束する興味
深い1枚です。

8.570725
ユーフォニアムとオーケストラのための作品集
1-3.ロッゲン(1948-):
ユーフォニアムと弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ロ長調
4-6.モーツァルト(1756-1791):
バスーン協奏曲 変ロ長調 k191(カデンツァ:D・ロッゲンとR・フレッシャー)
7-9.ウェーバー(1786-1826):バスーン協奏曲 ヘ長調 Op.75
10.チャイコフスキー(1840-1893):
アンダンテ・カンタービレ(R・フレッシャー編)
11-14.バリッサト(1936-2007):
室内オーケストラとユーフォニアムのための狂詩曲
演奏:ローランド・フレッシャー(ユーフォニアム)/
ドミニク・ロッゲン(指揮)/カペラ・イストロポリターナ
1843年にワイマールで発明されたと言われる楽器、ユーフォニアム。ドイツや
ロシアの陸軍音楽隊では、しばしばバスーンのための作品をこの楽器で演奏す
るために編曲を行います。この録音はそのような編曲物から2つのオリジナル
作品、そしてチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」や、モーツァ
ルト、ウェーバーのバスーン協奏曲からの編曲などさまざまな変容をお楽しみ
いただけます。

8.570785
レーガー:弦楽三重奏&ピアノ四重奏全集 第1集
1-4.弦楽三重奏曲 イ短調 Op.77b/5-8.ピアノ四重奏曲 ニ短調 Op.113
演奏:アペルト・ピアノ四重奏団
ゲルノット・ジュスムート(ヴァイオリン)…1-8/シュテファン・フェーラント
(ヴァイオリン)…1-4/ハンス=ヤーコプ・エッシェンブルク(チェロ)…1-8
/フランク=インモ・ツィヒナー(ピアノ)…5-8/
フェリックス・シュヴァルツ(ヴィオラ)…5-8
レーガー(1837-1916)は、そのあまり長いとは言えない生涯に多くの室内楽作品
を書きました。このアルバムには、1904年に作曲された弦楽三重奏曲と、1910
年作のピアノ四重奏曲を収録しました。簡潔で明瞭な味わいを持つ三重奏曲と、
ブラームスの影響を受けた重厚で深い表現が魅力的な四重奏曲(とりわけ第2楽
章の常軌を逸したスケルツォは作曲家自身の自信作)をお楽しみください。

8.570796
リース:ピアノ・ソナタとソナチネ集 第1集
1-3.ソナタ へ短調 Op.11 No.2/4-6.ソナタ 変ホ長調 Op.11 No.1/
7-8.ソナチネ イ短調 Op.45
演奏:スーザン・カガン(ピアノ)
ベートーヴェンの弟子であり親友としてもおなじみ、フェルディナント・リー
ス(1784-1838)ですが、彼の書いたこれらのピアノ曲は、シューベルトやその先
のショパンを予見させる独創性に満ちた才気渙発な作品です。なかでも1811年
から12年、彼がロシアへの演奏旅行中に書いた美しいソナチネは、内容がぎっ
しり詰まった名作と言えましょう。

8.570873
ピラティ: 管弦楽ための協奏曲 他
1-3.オーケストラのための協奏曲 ハ長調/4-6.管弦楽のための3つの小品/
7-10.弦楽とピアノのための組曲/11.ゆりかごにて
MARCO POLO 8.225156より移行盤
演奏:トマス・ネメック(ピアノ)…1-3.7-10/スロヴァキア放送交響楽団/
アドリアーノ(指揮)
1903年にナポリで生まれたピラティ(1903-1938)は、シェルシやダッラピッコ
ラ、ペトラッシ、リエーティらと同世代に属する作曲家です。レスピーギやカ
セッラ、トスカニーニとも親交があり、35年の短い生涯を終えるまでに多数の
作品を残しました。死後しばらく忘れられていましたが、最近再評価が進んで
います。作風はあくまでも穏やかで古典的。まるで映画音楽のように華やかな
部分も持ち合わせています。

8.570951
ムーザス:空想映画のための音楽 他
1.空想映画のための音楽/2-4.最初の主題/5.モノローグ-コールアングレの
ための協奏曲/6.弦楽オーケストラのための「思考の形式」/7.弦楽オーケス
トラのための「明晰な夢」
演奏:クリスティアーナ・パンテリドゥ(コールアングレ)…5
ミルトス・ロジアディス(指揮)/ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団
ギリシャの作曲家ムーザス(1962-)。彼はイメージに関連する音楽については天
才的な手腕を発揮、多くの振り付け師とコラボレーションを図ったり、短編映
画、テレビやコマーシャル、ドキュメンタリーの音楽など多数を書いています。
どの曲も聴いているだけで、どんどん妄想が膨らんでいくのを感じられること
でしょう。なかでも、コールアングレの響きが異様な雰囲気を醸し出す「モノ
ローグ」は秀逸です。

8.572060
期待の新人演奏家シリーズ/マーティン・ダイラ
ギター・リサイタル
1.ロドリーゴ(1901-1999):スペインの野辺を通って
2.タンスマン(1897-1988):スクリャビンの主題による変奏曲
3-6.ニコラス・モウ(1935-):ミュージック・オブ・メモリー
7-10.ポンセ(1882-1948):ソナタ・ロマンティカ「シューベルトへのオマージュ」
演奏:マルツィン・ディラ(ギター)
ポーランド生まれの若きギタリスト、マルツィン・ディラの注目すべきアルバ
ムです。彼は1996年から2007年までに国際的なギター・コンクールで19回も1等
賞を受賞するという快挙を成し遂げ、現在ではクラクフとカトヴィチェ、コブ
レンツの音楽学校の教授をしています。スペイン、メキシコ、ポーランド、そ
してイギリスの4つの国のギター作品を演奏、曲にあったすばらしい演奏を聞か
せます。

8.572064
期待の新人演奏家シリーズ/ラファエル・アギーレ・ミニャーロ
ギター・リサイタル
1-2.ソル(1778-1839):幻想曲 Op.16/3.イベール(1890-1962):アリエッテ/
4.イベール:フランセーズ/5.プーランク(1899-1963):サラバンド/
6.オアナ(1913-1992):ティエント/7-9.ラウタヴァーラ(1928-):パルティータ
/10.ヴィラ=ロボス(1887-1959):練習曲 第7番/11.ヴィラ=ロボス:
練習曲 第12番/12.クレルチ(1965-):センティミエント/13.クレルチ:
イェマヤ/14.クレルチ:スケールの練習曲/15.タルレガ(1852-1909):ベニス
の謝肉祭による変奏曲
演奏:ラファエル・アギーレ・ミニャーロ(ギター)
2007年国際タルレガ・ギター・コンクールの優勝者アギーレ=ミニャーロは、
1984年マラガに生まれ7歳からギターを始めました。マスタークラスでは、ブ
ローウェルやバルエコ、D・ラッセルなどに指導を受け、各地のコンクールで
次々と勝利を重ね、その才能に磨きをかけています。このアルバムではソルの
「うつろな心」変奏曲や、ラウタヴァーラのモダンな作品などを思いのままに
演奏、変幻万化の表情を見せてくれます。

8.660222-23 2枚組
ドニゼッティ(1797-1848):ロベルト・デヴリュー
CD1.第1幕/CD2.第2幕、第3幕
演奏:
イギリス女王エリザベス…ドミトラ・テオドッシュ(ソプラノ)
ノッティンガム侯爵…アンドリュー・シュレーダー(バリトン)
サラ…フレデリカ・ブラガリア(メゾ・ソプラノ)
ロベルト・デヴリュー…マッシミアーノ・ピサピーア(テノール)
ロード卿…ルイジ・アルバーニ(テノール)
ブルガモ音楽祭管弦楽団&合唱団
マルチェロ・ロータ(指揮)
女王三部作の一つであるこの作品は、タイトルこそ若き伯爵の名を使っていま
すが、真の主役はやはりエリザベッタ(エリザベス女王)でしょう。生涯独身を
貫いたとはいえ、やはりそこは生身の女。愛しい男の一人や二人はいても当た
り前。名ソプラノ、テオドッシュが切々と歌う幕切れのアリアはその大切な人
を処刑せざるを得なかった悲しみと後悔が満ち溢れ、聴き手の涙を誘うのです。


<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \1000
8.111000
グレート・コンダクター・シリーズ/フルトヴェングラー
ブラームス&ブルックナー
1-4.ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
5.ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調より 第2楽章「アダージョ」
録音: 1948年3月22-25日ロンドン キングスウェイ・ホール…1-4.
1942年4月1日 ベルリン・フィルハーモニー…5
ウォード・マーストン復刻
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団…1-4.
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団…5
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
フルトヴェングラーと言えばブラームスというイメージがありますが10種類以
上ある第1番の録音に比べ、第2番の全曲録音は現在確認されているだけでも3種
類しかありません。その上商用録音はこの1948年のロンドン・フィルハーモニ
ーとのものだけです(他はライヴ)。マーストンの復刻はいつものごとく丁寧な
仕事で、マニアの方も必ずやご満足いただけることでしょう。

8.111295
グレート・シンガーズ/キャスリーン・フェリアー
J・S・バッハ&ヘンデル:アリア集
J・S・バッハ:
1.ミサ曲 ロ短調 BWV232より「主の右に座し」
2.マタイ受難曲 BWV244 第1部より「ざんげと悔悟は罪の心をふたつに押しつ
ぶし」
3.ヨハネ受難曲 BWV245 第2部より「事終わりぬ」
4.ミサ曲 ロ短調 BWV232より「神の小羊」
ヘンデル:
5.サムソン HWV57より「万軍の主よ,帰りたまえ」
6.メサイア HWV56 第1部より「おお,なんじ,よき音信を告げしもの」
7.マカベウスのユダ HWV63より「天なる父」
8.メサイア HWV56 第2部より「主ははずかしめられたり」
9-18.J・S・バッハ:カンタータ 第11番「御国にまします神をたたえよ」
録音:1952年10月7日(1-4),8日(5-8)ロンドン キングスウェイ・ホール/
1949年11月11,3日ロンドン キングスウェイ・ホール…9-18
演奏:キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/エイドリアン・ボールト(指揮)…1-8
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)/エナ・ミッチェル(ソプラノ)
ウィリアム・ハーバート(テノール)/ウィリアム・パーソンス(バス)
ソーントン・ロフトハウス(通奏低音)/ジェイクス管弦楽団
レジナルド・ジェイクス(指揮)…9-18
物悲しくも厳粛な歌声、高いレベルの音楽的才能。天才アルト歌手フェリアー
は41年という短い生涯にもかかわらず、イギリス全て、否、世界全ての聴衆の
心を永遠に魅了し続けます。ここでは彼女の美質に貫かれたバッハ、ヘンデル
のアリアを収録。深い感動をお届けいたします。カンタータ第11番全曲は初CD
化となります。

8.111307
ナクソス・ヒストリカル・シリーズ/ゴッビ/マス/プランデッリ
プッチーニ:外套
録音:録音 1955年10月 ローマ・オペラ劇場
マーク・オーバート=ソーン復刻
演奏:ミケーレ…ティト・ゴッビ(バリトン)/ジョルジェッタ…マーガレット
・マス(ソプラノ)/ルイージ…ジャチント・プランデッリ(テノール)/ラ・
フルゴラ…ミリアム・ピラッチーニ(メゾ・ソプラノ)/イル・ティンカ…
ピエロ・デ・パルマ(テノール)/イル・タルパ…プリニオ・クラバッシ(バス)
/ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団/ヴィンツェンツォ・ベレッツァ(指揮)
ジャコモ・プッチーニの作曲した全1幕のオペラ「外套」。パリ・セーヌ河畔
に暮らす荷物船の老船長と部下の若者、そして船長の妻の三角関係を描いた悲
惨な作品です。この録音は、何といっても船長役のゴッビの絶唱で知られてい
るもので、悲痛さの中に漂うプッチーニ独特の耽美さをあますことなく描き出
しています。

8.111326
グレート・ピアニスト・シリーズ/ヨーゼフ・ホフマン
アコースティック録音集(1916-1923年)
ショパン:1.ワルツ 第2番 変イ長調 Op.34-1(録音 1918年2月13日)/2.ワルツ
第7番 嬰ハ短調 Op.64-2(録音 1923年4月18日)/3.夜想曲 第5番 嬰ヘ長調
Op.15-2(録音 1923年4月19日)/4.幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66(録音 1918年
3月6日)/5.子守歌 変ニ長調 Op.57(録音 1918年3月26日)/6.軍隊ポロネーズ
イ長調 Op.40-1(録音 1923年4月10日)/ショパン(リスト編曲):ポーランドの
歌より(7.第5番 わが喜び(録音 1923年4月27日)/8.第1番 乙女の願い(録音
1918年3月6日)/リスト:9.演奏会用練習曲 第1番「森のささやき」(1923年3月
13日)/10.ヴェネチアとナポリより「タランテラ」(1916年11月2日)/11.ハン
ガリア狂詩曲 第2番(1922年12月)/シューベルト(リスト編曲):12.魔王(録音
1916年10月)/メンデルスゾーン:13.紡ぎ歌 Op.67-4(録音 1916年10月13日)
/14.ロンド・カプリチオーソ Op.14(録音 1918年2月13日)/15.狩りの歌
Op.19-3(録音 1918年2月14日)/モシュコフスキ:16.女道化師(録音 1918年
10月13日)/17.スペイン奇想曲(録音 1916年10月16日)/パデレフスキ:18.
メヌエット ト長調 Op.14-1(録音 1916年11月2日)/ラフマニノフ:19.前奏曲
ト短調 Op.23-5(録音 1923年4月20日)/20.前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2(録音
1923年4月20日)
マーク・オーバート=ソーン復刻
演奏:ヨーゼフ・ホフマン(ピアノ)
素晴らしいテクニックを持ちながらも、「小さい手」で人一倍苦労した名ピア
ニスト、ヨゼフ・ホフマン。ラフマニノフの作品などでは難儀したと言われま
すが、ここで聴くリストやショパンなどでは、そのようなハンデは一切感じさ
せることがありません。あくまでも正確でスケールの大きな音楽性はその時代
の他のピアニストをはるかに凌駕するものです。



<DACAPO>
6.220509(SACD-Hybrid) \1950
ヤコブ・ゲーゼ(1879-1963):ジェラシー
1.タンゴ・ツィガーヌ「ジェラシー」/2.レダと白鳥、愛の伝説(1939)/
3-5.愛の組曲/6.小ラプソディ/7.ロマネスカ、タンゴ/8-11.ヒメルピンの
婚礼、田舎組曲/12.ワルツ・カプリッチョ(オーレ・ヘイヤー 編曲)/
13.コペンハーゲンの生活、ワルツ/14.甘い秘密、ワルツ・レント
演奏:ビャーネ・ハンセン(ヴァイオリン)/
オーゼンセ交響楽団/マティアス・エッシュバッヒャー(指揮)
ヴァイオリニスト、指揮者として活躍したデンマークの作曲家、ゲーゼ(ガーデ
ともいう)。「そんな人知らないな」と仰る方、ぜひこのアルバムの冒頭をお聞
きください。そう、あの社交ダンスなどでおなじみの名曲なのです。他の曲も
ぜひ。極限まで甘いメロディー、一瞬よぎるノスタルジー。聞けば誰もが一度
で恋に落ちます。


<CPO>
77176-2(SACD-Hybrid) \2950
テレマン(1681-1767):隊長の音楽 1724年
1.オラトリオ「主によりて喜べ」
2.セレナータ「愛しい人の傍にいる時は静かな幸せ」
演奏:マグダレーナ・ポドコシェルナ(ソプラノ)/アントレアス・ポスト(テノ
ール)/マティアス・フィーヴェク(バリトン)/エッケハルト・アベーレ(バス
-バリトン)/テレマニッシェス・コレギウム・ミヒャエルシュタイン/
ルドガー・レイミー(指揮)
1618年、神聖ローマ皇帝から三度目の自由都市の特権を与えられていたハンブ
ルクは帝国陸軍からの保護を受けることができず、自ら防衛体制を組織しなく
てはいけませんでした。市民による自警団は57人の隊長により保持され、人々
は彼らに対して祝祭の宴会を設ける形でその感謝の意を表したといいます。こ
の時のために書かれたオラトリオは、テレマンの全作品の中でも重要な位置を
占めているものです。

777241-2 \2450
プレイエル(1757-1831):クラリネット協奏曲集
1.クラリネット協奏曲 第1番/2.クラリネット協奏曲 第2番/
3.2つのクラリネットと管弦楽のための協奏交響曲
演奏:ディーター・クレッカー(クラリネット)
サンドラ・アーノルド(クラリネット)…3
南西ドイツ室内管弦楽団プフォルツハイム
セバスティアン・テヴィンケル(指揮)
このプレイエルの作品は、モーツァルトと同時代の隠れた名クラリネット協奏
曲と言えるでしょう。確かに若干深みには欠けますが、輝かしさと高貴さに彩
られた軽やかなパッセージは、この時代の音楽を伝えるのに充分な趣きを備え
たものです。名手ディーター・クレッカーによる演奏でお楽しみください。

777251-2 \2450
ワインガルトナー(1863-1942):弦楽四重奏曲集 第1集
1.弦楽四重奏曲 第1番 ニ短調 Op.24/2.弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 Op.34
演奏:ザラスト四重奏団
指揮者として、また作曲家としても知られるワインガルトナーの弦楽作品集で
す。優れた音楽家の常として、幼少の頃より音楽の才能を発揮し、音楽院では
かのリストの弟子として研鑽を積みました。多数ある彼の作品の中でも、室内
楽はかなり重要な位置を占めています。この分野への足がかりとなった弦楽四
重奏第1番は、宰相ビスマルクの死に触発されて書かれた重苦しい作品です。

777258-2 2枚組 \4900
A・スカルラッティ(1660-1725):オラトリオ「聖チェチリアの殉教」
演奏:ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)/マリネッラ・ペンニッキ(ソプラノ)
/ベルンハルト・ランダウアー(カウンター・テナー)/マルコ・ビーズリー
(テノール)/イ・バロッキスティ
ディエゴ・ファソリス(指揮)
最近まで未発見だったスカルラッティのオラトリオ「聖チェチリアの殉教」。
これはチューリヒで発見されたスコアに基づいた演奏です。ローマのバロック
時代にもっとも劇的な発展を遂げた作品として、広く語り継がれることでしょ
う。アージェンタをはじめとした名歌手たちの絶唱もすばらしく、緊張感に満
ちたアリオーソから感情たっぷりのアリアに変わるとき、この曲を聴く喜びに
満たされるはずです。

777267-2 \2450
テレマン(1681-1767):管楽器のための協奏曲集 第2集
1.ブロックフレーテ協奏曲 TWV51 C1/2.2つのオーボエとファゴットのための
協奏曲 TWV53 D1/3.トラヴェルソフレーテと2つのヴァイオリンのための協奏
曲 TWV51 G1/4.2つのホルンのための協奏曲 TWV52 D1/5.オーボエ協奏曲
TWV51 F1
演奏:ラ・スタジオーネ・フランクフルト/カメラータ・ケルン/
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
(第2集と第3集のリリースが逆になってしまいましたが)お待たせいたしました。
大好評をいただいております、シュナイダーによるテレマンの協奏曲集第2集で
す。オリジナル楽器の音色が存分に楽しめるシリーズとしても高い評価を得て
います。オーボエ、ホルン、リコーダーの輝かしい音色をお楽しみください。

777277-2 \1700
ゴルトマルク(1830-1915):ピアノ五重奏曲集
1.ピアノ五重奏曲 Op.30/2.ピアノ五重奏曲 Op.54
演奏:オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/シネ・ノミネ四重奏団
すぐれたヴァイオリニストとしても知られるゴルトマルクも、多くの作品を残
しましたが、現在ではほんの数曲のみが演奏されるのみとなっています。この
ピアノ五重奏曲はシューベルトの影響も見え隠れしますが、独自の柔軟性や洗
練された趣きを感じさせる独創的な作品です。とりわけ彼の死の1年後に発表さ
れたOp.54は重厚で美しさが際立つものです。

777278-2 \2450
パウル・ユオン(1872-1940):ピアノ四重奏曲集
1.ピアノ四重奏曲 Op.50/2.ピアノ四重奏曲 Op.37「ラプソディ」
演奏:オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
/ハリオルフ・シュリヒティク(ヴィオラ)/ペーター・ブルンス(チェロ)
スイス系ロシア人、パウル・ユオンの名前を知っている人は真の通と言えるで
しょう。(かろうじてブラームスのハンガリー舞曲を編曲した人として知られて
います)「チャイコフスキーとストラヴィンスキーの間を埋める」作曲家とし
て活躍、18世紀のロシア楽壇の教育水準を高めることにも貢献しましたが、彼
自身の作風はどちらかというとドイツ的でロマンティックです。ピアノ四重奏
曲Op.50は彼の亡くなった愛妻へのオマージュとして書かれました。

777343-2(SACD-Hybrid) \2950
メルヒオール・シルト(1592-1667)&ペーター・モルハート(?-1685):
オルガン作品全集
演奏:フリートヘルム・フランメ(オルガン)
北ドイツのオルガンの発見の旅、第5集は、ほとんど知られていない2人の作曲
家による作品を収録したものです。シュルトはコペンハーゲンとハノーヴァー
で活躍したオルガニストで、その奏法は当時の伝統を打ち破るほどに新しい驚
きを与えてくれたという記述が残っています。モルハートについては詳細はほ
とんどわかっていませんが、ここで聞ける彼の作品はなかなか興味深いもので、
未知の作品に触れる喜びを存分に味わわせてくれることは間違いありません。

777349-2 \2450
ヤン・ファン・ヒルセ(1881-1944):交響曲集
1.交響曲第1番/2.交響曲第2番
演奏:ダヴィッド・ポルセライン(指揮)/オランダ交響楽団
オランダ生まれの作曲家、指揮者であるヤン・ファン・ヒルセ。5曲の交響曲と
オランダ語によるオペラ「ティル」がかろうじて知られています。ビュルナー
とフンパーディンクに学び、ミュンヘンの劇場で活躍したあと、大戦後はオラ
ンダに戻りました。作風は明快、晴朗。曲のすべてに爽やかな風が漲った聴き
応えのある作品です。

777366-2 \1700
サクソフォン五重奏による「5つの四季」
1-4.ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲 Op.8 No.1-4「四季」(レターマン編)
/5.レターマン:5番目の四季
演奏:クィンテッセンス・サクソフォン・クィンテット
あの名曲「四季」が、また新しい装いで登場しました。このサクソフォンによ
る演奏、何ともモダンでクールです。スタイリッシュなアレンジ、心地よい音
色。聞きなれたメロディのはずなのに、すごく斬新な表情を見せてくれます。
編曲者レターマンによる新作「5番目の四季」も刺激的です。

777383-2 \1700
ネルダ(1711-1776):トリオ・ソナタ集
1.トリオ・ソナタ 第2番/2.トリオ・ソナタ 第4番/3.トリオ・ソナタ 第5番
/4.トリオ・ソナタ 第6番/5.バスーンと2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏
低音のための協奏曲
演奏:セルジオ・アッツォリーニ(バスーン)
パルナッシ・ムジチ(オリジナル楽器使用)
ボヘミアの作曲家、ネルダは1750年からヴァイオリニストとして活躍、ドレス
デン・ホーフカペレを率い、すばらしい演奏を聞かせたことで知られます。彼
は14のコンチェルトを含む多くの作品を残しましたが、ここに収録されたトリ
オ・ソナタは彼の妙技と作曲語法を知る上でも、またとない作品といえるで
しょう。

999833-2 2枚組 \4900
カバレフスキー(1904-1987):交響曲全集
CD1.
1.交響曲 第1番 Op.18
2.交響曲 第2番 Op.19
CD2.
1.交響曲 第3番 Op.22「レーニンのためのレクイエム」
2.交響曲 第4番 Op.54
演奏:ハノーファー北ドイツ放送合唱団&ハンガリー放送合唱団…交響曲 第3番
/ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/大植英次(指揮)
ソビエト・ロシアのナショナリズムの鑑として末永く記憶に残されるであろう
大作曲家カバレフスキー。多くの分野に渡ってたくさんの曲を書きましたが、
現在知られているのは、ほんの一部の作品に過ぎません。そんなカバレフスキ
ー、ファン待望の交響曲全集が登場しました。目玉はなんと言っても「交響曲
第3番」でしょう。レーニンの追悼のために書かれた合唱を伴う規模の大きな
作品で、今まで実際に聞くことはほとんど皆無に近いものでした。日本のホー
プ、大植の演奏。これは期待に胸を震わせていただきたいものです。




<TOCCATA>
TOCC 0044 \2450
ゴールデンワイザー(1875-1961):ピアノ作品集 第1集
1.スカズカ(民話)Op.39/2.幻想的ソナタ Op.37/
3-26.対位法のスケッチ Op.12
演奏: ジョナサン・パウエル(ピアノ)
アレクサンダー・ゴールデンワイザーはラフマニノフの友人であり、ロシア・
ピアノ・スクールの創立者の一人としても知られています。作曲家としての彼
は非常に多くの曲を書いたのですが、自作を演奏することは滅多にありません
でした。1930年代の初めに書かれた「対位法のスケッチ」は、恐らくロシアで
初めて「24の調性によってかかれた作品」でしょう。ロシア民謡への感情移入
とピアニストの妙技を融合させた多彩で興味深い曲集です。幻想的ソナタは彼
の複雑な個性を強く感じさせる曲です。

TOCC 0068 \2450
トーヴィ(1875-1940):室内楽曲集 第1集
1-4.ピアノ三重奏曲 ロ短調 Op.1/
5-7.ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.8 「悲劇的なスタイルによる」
演奏: ロンドン・ピアノ・トリオ
ロバート・アッチソン(ヴァイオリン)/ボジダル・ウコティチ(チェロ)/
オルガ・ダドニク(ピアノ)
イギリスの卓越した音楽学者、ピアニスト、作曲家であるトーヴィはオックス
フォード大学でヒューバート・パリーに作曲を学び、若いうちから作曲に勤し
みました。卒業後はヴァイオリニストのヨアヒムと親しくなり、ピアニストと
してブラームスのピアノ五重奏を演奏するなど、一連の室内楽コンサートで活
躍。作曲家としてはピアノ協奏曲や交響曲などを残しています。彼の名はどち
らかと言うと、バッハやベートーヴェンのピアノ作品の校訂者としてのみ知ら
れていますが、ここで聞けるブラームス風の重厚な室内楽作品は、彼の作曲家
としての才能を伺い知ることのできるなかなか良い曲です。

TOCC 0078 \2450
ワインベルク(1919-96):歌曲全集 第1集
1-6.歌曲集「子供のための」 Op.13
7-17.歌曲集「過去の日の境界を越えて」Op.50
17-27.こどもをあやしながら Op.110
演奏:オルガ・カルギーナ(ソプラノ)
スヴェトラーナ・ニコラーエワ(メゾ・ソプラノ)
ドミトリー・コロステリョフ(ピアノ)
ポーランドで生まれ、ソ連で生涯のほとんどを過ごしたワインベルグの歌曲集
です。在学中にナチスの迫害を受けミンスクへと逃れた彼は、ショスタコーヴィ
チの影響を受けつつ、22曲の交響曲を始め、7つのオペラ、17の弦楽四重奏曲、
協奏曲などたくさんの作品を残しました。彼の作品のほとんどは最近まで日の
目を見ることもなく忘れられていましたが、最近復興の兆しは見えてきたよう
です。しかし、ここに収録されたような「歌曲」の分野はまだまだ未開発。こ
のTOCCATAのシリーズは重要な道しるべとなることでしょう。第1集は「子ども
の時代」がテーマの3つの歌曲集です。「ロールパンの歌」などのチャーミン
グな曲や、目の覚めるほど美しい「子守歌」など興味深い歌がてんこ盛りです。



<Wigmore Hall Live>
WHLIVE.0021 \2100
トビー・スペンス
フィンジ&ウォルトン:作品集
フィンジ(1901-56):
1.弦楽オーケストラのためのロマンス Op.11/2-6.ディエス・ナタリス Op.8
ウォルトン(1902-1983):7-10.弦楽オーケストラのためのソナタ
演奏: トビー・スペンス(テノール)/スコティッシュ・アンサンブル
ジョナサン・モートン(指揮)
ウィグモア・ホールではすでにおなじみ。イギリスの名テノール、トビー・ス
ペンスによるフィンジの「ディエス・ナタリス」を中心にしたプログラムです。
静かに濃縮された「美のエッセンス」が詰まった幸せなコンサート、味わい深
い一夜をどうぞ。

WHLIVE.0022 \2100
クリスティーネ・ブリューワー
1-5.ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの歌
ヴォルフ:6-8. ミニョンの歌 I-III/9.君よ知るや南の国
10-13.ブリテン:4つのキャバレー・ソング集
ジョン・カーター:
14-18. カンタータ/19.黒人霊歌「天国と呼ばれる都市」
20.R・シュトラウス:君を愛す
22.メリル:ミラ
演奏: クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ)
ロジャー・ヴィニョールス(ピアノ)
HYPERIONレーベルですばらしいR・シュトラウスの歌曲集をリリースしているソ
プラノ、ブリューワーのリサイタル。声の質からしても、ワーグナーは最高。
これ以上何を求めるものがあるのだろう?と言っても過言ではありません。他
にはブリテンやカーターなど、イギリスの聴衆の心を一層掴んだであろうプロ
グラムも心憎いばかりです。

WHLIVE.0023 \2100
ミェチスワフ・ホルショフスキ
1-3.モーツァルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.570
4-6.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調「テンペスト」
7.シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18
ショパン:
8.マズルカ 変ロ短調 Op.33-4/9.夜想曲 変ロ長調 Op.32-1
10.練習曲 ヘ短調 Op.25-2/11.幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
シューマン:トロイメライ Op15-7
演奏: ミェチスワフ・ホルショフスキ(ピアノ)
1991年6月4日のライヴ演奏。この時既に99歳の誕生日を間近に控えていた彼で
すが、この演奏にはそんな年齢は微塵も感じさせることがありません。まさに
奇跡の演奏。アンコールの「トロイメライ」こそ天上の音楽です。




<PHOENIX EDITION DVD>
PE-801(DVD-Video) \3450
2007年ブレゲンツ音楽祭 プッチーニ(1858-1924):歌劇「トスカ」
演奏:トスカ・・・ナージャ・ミヒャエル(S)
カヴァラドッシ・・・ゾラン・トドロヴィチ(T)
スカルピア男爵・・・ギドン・サクス(Br)
アンジェロッティ・・・セバスティアン・ソウルス(Br)
スポレッタ・・・アレクサンダー・クラヴェツ(T)
堂守&看守・・・マルティン・ヴィンクラー(Br)
羊飼い・・・カティア・ヴェルターズ(S)
ブレゲンツ祝祭合唱団/ウィーン交響楽団/ウルフ・シルマー(指揮)
字幕:独語・英語・仏語・伊語
湖の上で繰り広げられる一夜の饗宴。野外オペラ特有の、風になびく歌手たち
の髪がたまりません。この「トスカ」とにかく不気味です。とりわけ舞台中央
に設えられた巨大な眼!この視線から逃れることは不可能です。ある時は青く
光り、またある時は拷問に悶え苦しむ恋人の姿を映します。瞳孔はテーブル代
わりにもなり、幕切れでは塔の天辺の役割も果たします。不可解なオペラ冒頭
のコマ割りも心に微かな棘を残します。実力派を揃えた歌手たちの熱唱を手堅
くまとめたウルフ・シルマーの手腕にも感服です。

PE-804(DVD-Video) \3450
J・ネストロイ(1801-1862)&カール・ビンダー(1816-1860)
オペラ・パロディ「80分 DE タンホイザー」
演奏:ロベルト・マイヤー(俳優/歌い手/ウィーン・フォルクスオーパー
総裁)
ノイエ・ヴィーナー・コンチェルト・シュランメルン
字幕:独語・英語・仏語
ヴェヌスの魅力におぼれ、道を踏み外したタンホイザーを救うのは、領主の娘
エリーザベトの純愛と死・・・・。そんな切ない悲劇を80分の濃縮版で。しか
し、このお話なんか変だぞ???序曲からなんだか酒場の賑わい・・・。シュ
ランメルの伴奏に乗って歌い語りまくるのは、フォルクスオーパーの総裁でも
あるロベルト・マイヤー。彼の一人芝居によるタンホイザーはまさにやりたい
放題の楽しさ一杯です。王冠をかぶった領主はすぐにヨーデルを歌い出し、花
環をかぶれば恋する乙女に早変わり。きついウィーン訛りのセリフではありま
すが、これは言葉がわからなくても充分に楽しめます。

PE-803(DVD-Video) \3450
ワイル:オペレッタ「クーハンデル」(武器と牛)
演奏:ファニータ・サンチェス・・・ウルズラ・プフィッツナー(S)
ファン・サントス・・・ディートマー・ケルシュバウム(T)
マンデス大統領・・・カルロ・ハルトマン(Br)
武器商人ジョーンズ・・・ミヒャエル・クラウス(Br)
ヒメネス・・・ヴォルフガンク・グラチュマイアー(T) 他
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団&合唱団
クリストフ・エーベルレ(指揮)
字幕:独語・英語・仏語
「三文オペラ」で有名なワイルの知られざる名作「クーハンデル」。架空の貧
乏な国に暮らす恋人たちファニータとファン。国を守る大統領(座ってばかり
で動かない)とその側近。武器を売りつけ大儲けしようと企む商人ジョーン
ズ。さまざまな思惑をはらみつつ物語は進みます。武器を買うには国の財政が
逼迫しているために国民たちに重税がかけられ、ファンの牛は差し押さえられ
てしまうは、ファニータは飲み屋で働くことになるは…。結末はある意味予想
通りのオチが付きます。軽妙なメロディの陰に潜む強烈な批判と風刺が心地良
く、見終わった後の心に清涼な風(?)が吹き抜けることでしょう。

PE-802(DVD-Video) \3450
フランケッティ:歌劇「ゲルマニア」全曲
CAPRICCIO 93518の再発売盤
演奏:フェデリコ・レーヴェ・・・カルロ・ヴェントレ(T)
カルロ・ヴォルムス・・・ブルーノ・カプローニ(Br)
リッケ・・・リーゼ・リンドストレム(S)
ジョヴァンニ・フィリッポ・パルム・・・アンテ・イェルクニカ(B)、
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団、他
レナート・パルンボ(指揮)
字幕:独語・英語・仏語・伊語
今でこそ、その名前はほとんど忘れられてしまっているイタリアのオペラ作曲
家、フランケッティ。あのヴェルディが「アメリカ発見400年記念」の際にオ
ペラを書くように委嘱された時、その仕事を丸投げされたのが彼(完成したの
が歌劇クリストフォロ・コロンボ)でした。この歌劇「ゲルマニア」はナポレ
オン軍に対するドイツの暴動に関わった一人の男の物語。イタリアのヴェリズ
モ・オペラにワーグナーの楽劇の要素を加え、R・シュトラウスの煌く響きを
振りかけた見ごたえのある作品です。イタリア、ドイツ・オペラ双方を得意
とするパルンボの指揮で。
                     
PE-103(SACD-Hybrid) \2450
シュニトケ:ピアノ協奏曲集
1-3.ピアノ協奏曲(1960)
4.ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲(1979)
5.4手ピアノと室内オーケストラのための協奏曲(1988)
演奏:エヴァ・クピエツ(ピアノ)/マリア・レットベリ(ピアノ)・・・5
ベルリン放送交響楽団/フランク・ストローベル(指揮)
シュニトケ(1934-1998)の音楽を論じるのはとても困難なことと言われます。
なぜなら彼は時代に即してその作風を変えてきたからです。このアルバムで
はショスタコーヴィチの影響を受けたと思われる最初期の作品からセリー、
12音、多様式と時代に合わせて形を変えてきた彼の音楽性を楽しむことがで
きます。26歳の時に書かれた最初のピアノ協奏曲(2005年にクピエツが公式に
演奏するまで忘れられていた作品)と、4手のための協奏曲など3つの協奏曲が
すべて収録されています。

PE-104 \2450
モーツァルト:オペラ「劇場支配人」
演奏:オットー・シェンク(語り/劇場支配人)
ノエミ・ネーデルマン(ソプラノ)/オフェーリア・サラ(ソプラノ)
ローター・オディニウス(テノール)/カーステン・サブロフスキ(バス)
ベルリン・ドイツ交響楽団/サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
この作品は、モーツァルト(1756-1791)が皇帝ヨーゼフ2世の依頼により1786年
に作曲したもの。とはいえ、序曲とアリアが4曲あるのみで、あとはセリフで
補ったり他のバレエ曲をあわせたりと上演の際は色々と趣向が凝らされます。
この演奏はあの名演出家オットー・シェンクが劇場支配人となって絶妙な語
りを聴かせます。あの有名な「こうもり」での名演出&看守フロッシュ役で
の名演技を彷彿させるなんとも楽しい一人芝居。ドイツ語がわからずともこ
の雰囲気はしっかり伝わるはずです。

PE-105 \2450
マーラー:さすらう若人の歌/亡き子をしのぶ歌 他
1-4.さすらう若人の歌/5-9.なき子をしのぶ歌/
10-13.「少年の不思議な角笛」より(死んだ鼓手/少年鼓手/番兵の夜の歌/
魚に説教するパドヴァの聖アントニウス)
CAPRICCIO 71124の再発盤。
演奏:トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)・・・1-9
ホーカン・ハーゲゴール(バリトン)・・・10-13
ケルン放送交響楽団/ガリー・ベルティーニ(指揮)
今なお忘れがたきベルティーニのマーラー(1860-1911)。この歌曲集でも涙が
溢れるほどの共感できる名演を聴かせてくれます。柔軟な「若人」、思いの
他引き締まったテンポが新鮮な「なき子」。息つく暇もなくマーラーの世界
へと引き込まれることでしょう。ソリストも万全。瑞々しいクヴァストホフ、
表現力豊かなハーゲゴート。2人の持ち味を存分に生かした選曲も見事です。

PE-113 \2450
ヘンツェ:交響曲 第8番 他
1-3.歌劇「バッカスの巫女たち」より アダージョ、フーガと侍女たちの踊り
4-8.夜曲とアリア/9-11.交響曲 第8番
CAPRICCIO 71134の再発売盤(SACDから通常盤への変更あり)
演奏:クラウディア・バラインスキ(ソプラノ)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/マルクス・シュテンツ(指揮)
現代のドイツで最も重要な作曲家の一人であるヘンツェ(1926-)。彼は多彩な
音色を駆使した特異で重厚な作品を発表し続け高い人気を誇っています。こ
のアルバムは、歌劇「ルプパ」の初演などで評価され、ヘンツェ解釈の第一
人者と目されているシュテンツの指揮によるもの。シェイクスピアの「真夏
の夜の夢」に着想を得たという交響曲第8番など特有の濃厚な世界が広がり
ます。

PE-114 \2450
グルリット:ゴヤ交響曲/4つの劇的な歌曲集
1-14.ゴヤ交響曲/15-18.4つの劇的な歌曲集(イゾルデの歌/
16.グレトヒェンの歌Iグレトヒェンの歌II/グレトヒェンの歌III)
演奏:クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)・・・15-18
ベルリン放送交響楽団/アントニー・ボーモント(指揮)
作曲家、指揮者グルリット(1890-1972)をご存知でしょうか?終戦後ドイツを
逃れ、縁あって来日、幾多のオペラを初演し、音楽教育にも貢献した人です。
多くの作品を書いているのですが、そのほとんどは忘れ去られてしまいまし
た。彼の名前が残っているのは、「ヴォツェック」や「軍人たち」など、皮
肉にも他の作曲家によって同名のオペラが書かれた時の比較としてでしょう
か。何はともあれ、この時代の「典型的な」音楽に満ち溢れた作品です。「4
つの劇的な歌曲集」は彼の4番目の妻となった日高久子のために書かれたもの
です。

PE-119 \2450
ピアソラ:タンゴ・ヌェーボ
2台のピアノのための「グラン・タンゴ」/2台のピアノのための「フーガと
ミステリオ」/4手連弾「リベルタンゴ」による変奏曲/その他
演奏:デュオ・ヴィラルソー(アレクサンドラ・ソストマン&ユディス・モ
シュ)
ピアソラについては、もう多くを語る必要はないでしょう。アルゼンチンの
民衆のためのダンス音楽であったタンゴを芸術的な域にまで高めた彼の偉業
を知らない人がいるのでしょうか??? そんなピアソラの名曲の数々を現代
作曲家マーカス・ホルンがるピアノデュオに仕立て上げたものです。もちろ
ん彼自身の手による「ピアソラのオマージュ」も含まれています。バンドネ
オンやチェロの音色とは一味違う華麗なる音色をお楽しみいただけます。

PE-127 \2450
アレクサドル・ピエール・フランソワ・ボエリ:ソナタとカプリース集
1-3.ソナタ ハ短調 Op.1-1
4-23.ピアノのための30のエチュードとキャプリースより
24-26.ソナタ ト長調 Op.1-2
演奏:クリスティーネ・ショルンスハイム(フォルテピアノ)
アレクサンドル・ピエール・フランソワ・ボエリ(1785-1858)はパリ生まれの
作曲家、オルガン奏者、ピアニストです。彼が活躍した時代は古典派からロ
マン派への移行期で、愛国心に満ちた曲が次々と書かれた頃でもありました
が、フレスコバルディやクープランを愛した彼はその波に乗ることもなく生
涯厳粛な曲を書き続けたのです。ハイドンやシューベルトでこの上なき名演
を披露したショルンスハイムの絶妙な演奏で。

PE-128 \2450
ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ協奏曲集
1-4.チェロ協奏曲 第1番/5-7.チェロ協奏曲 第2番
演奏:ドミトリ・マスレンニコフ(チェロ)/北ドイツ放送交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
冷戦終了後のロシアは、非常に才能ある音楽家を多く排出しています。ここ
でチェロを弾く1980年生まれのマスレンニコフもその一人です。並外れた才
能を持ち、既に幾つものオーケストラと共演を重ね高い評価を受けています
がフランス政府の給費留学生として3年間の研鑽を積み、その際、エッシェン
バッハの目に留まりました。この若き才能をエッシェンバッハは大切に育み
一層優れた音楽家として育て上げたのです。このデビュー盤で名技を確かめ
てください。
                        
PE-129 \2450
クジェネク:ピアノ・ソナタ 他
1-5.5つのピアノのための小品 Op.39
6-8.ピアノ・ソナタ 第2番 Op.59
9-12.ピアノ・ソナタ 第4番 Op.114
13-19.ジョージ・ワシントンの変奏曲 Op.120
20-26.オーストリアからの反響 Op.166
27.フォックストロット Op.138
演奏:ミハイル・コルジェフ
チェコの血をひくクジェネク(1900-1991)はシュレーカーに作曲を師事し、
ウィーンで活躍した音楽家で、この当時の作曲家らしく作風を時代に合わせて
変えていった人です。初期は後期ロマン派、無調、多調を経て、ジャズも採り
入れ、12音から電子まで行きました。多くの作品を残したクジェネクですが、
ピアノ曲はとりわけ重要な位置を占めており、生涯にわたって作品を書いて
いました。このアルバムでは彼の70年間に及ぶ作風の変遷が味わえます。

PE-133 \2450
シェーンベルク、ウェーベルン、ベルク:弦楽四重奏曲集
1-4.シェーンベルク(1874-1951):弦楽四重奏曲 第2番 Op.10
5.ウェーベルン(1883-1945):弦楽四重奏のためのラングザマー・ザッツ
6.ベルク(1885-1935):叙情組曲より「ラルゴ」
演奏:クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)・・・3,4,6
ペーターゼン弦楽四重奏団
近代・現代音楽を得意とするソプラノは数多くあれど、このシェーファーに勝
る人はそうはいないのではないでしょうか。硬質な中に不思議な温かみを帯び
た彼女の声はまさに混沌とした世界に降り注ぐ一条の月の光のよう。20世紀の
音楽に抜群の理解度を示すペーターゼン弦楽四重奏団の明晰な解釈には有無を
言わせぬ説得力があります。

PE-135 5枚組 \4050
プロコフィエフ:交響曲全集
CD1.交響曲 第1番 ニ長調 Op.25「古典的」/交響曲 第7番 嬰ハ短調 Op.131
CD2.交響曲 第2番 ニ短調 Op.40/交響曲 第3番 ハ短調 Op.44
CD3.交響曲 第4番 ハ長調 Op.47(1930年オリジナル版)
交響曲 第4番 Op.112(1947年改訂版)
CD4.交響曲 第5番 変ロ長調 Op.100
CD5.交響曲 第6番 変ホ短調 Op.111
演奏:ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/ドミトリー・キタエンコ(指揮)
ショスタコーヴィチの交響曲で明晰でクールな解釈を披露し、大好評を博し
ているキタエンコ。とにかく爆発的な表現が話題となっている人ですが、こ
のプロコフィエフ(1891-1953)でも期待通りの凄演を聴かせてくれます。明晰
なテンポ、切れのあるアンサンブル、そして随所に漲るエネルギーの噴出に
は驚く他ありません。ロシア音楽と新古典主義の融合から生まれた傑作をこ
れでもか!とばかりに表出。これは価値ある5枚組です。

PE-142 \2450
フランク:室内楽曲集
1-3.ピアノ五重奏曲 へ短調/4-7.弦楽四重奏曲 ニ長調
演奏:アルトゥール・ピッツァーロ(ピアノ)/ペーターゼン弦楽四重奏団
ここに収録された2曲の室内楽作品はフランクの晩年に書かれたもので、その
緻密な構成と激渋さは、あの交響曲すら凌駕するものであり、室内楽の新し
い時代を予見させるものでもあります。サン=サーンスに献呈されたピアノ
五重奏の重苦しい響きはオルガン奏者としてのフランク(1822-1890)の特徴
がよく顕れているものでしょう。ポルトガル生まれの名手ピッツァーロの輝
かしいピアノの音色が華を添えます。また弦楽四重奏での堅固で格調高い音
楽も、まさに「通向け」です。

PE-144 \2450
シューベルト:オペラ「4年間の歩哨兵勤務」「双子の兄弟」
1.オペラ「4年間の歩哨兵勤務」全1幕 D.190
2.オペラ「双子の兄弟」全1幕 D.647
演奏:アガ・ミコライ(ソプラノ)/シュテファン・ゲンツ(バリトン)/
アンドレアス・カラシアク(テノール)/トーマス・ヤーコプス(テノール) 他
/コーラス・ムジクス・ケルン/ダス・ノイエ・オーケストラ
クリストフ・シュペリング(指揮)
歌曲での高い評価に比べ、なぜか忘れられてしまっているシューベルトのオ
ペラ。最近になって、ようやく復興の兆しは見えてきたものの、まだまだ納得
の行く演奏に出会うことは困難です。そんな状況に救いの手を差し伸べるであ
ろうこのアルバムの登場です。18歳の作品で、解放戦争を題材にした「4年間
の-」と、生まれてすぐに婚約させられた相手を見間違えたことで起こるドタ
バタ劇、「双子の兄弟」の2本が収録された嬉しい1枚です。シュペリンク&ダ
ス・ノイエ・オーケストラの溌剌とした演奏を聴くことで、シューベルトの新
しい魅力を発見する喜びに浸れることでしょう。

PE-145 2枚組 \3050
プフィッツナー(1869-1949):カンタータ「ドイツの精神」
CD1.第1部 人と自然/CD2.第2部 人生と歌
演奏:ソルヴェイグ・クリンゲルボルン(ソプラノ)
ナタリー・シュツッツマン(アルト)
クリストファー・ヴェントリス(テノール)/ローベルト・ホル(バス)
ベルリン・ドイツ交響楽団/インゴ・メッツマッハー(指揮)
10月3日の東西ドイツ統一の日。2007年のこの日のためにDSOとメッツマッヒャ
ーの用意したプログラムがこのカンタータ「ドイツの精神」でした。観衆の興
奮、熱狂の度合いは尋常ではなく、賛否両論があったにせよ、居合わせた全て
の人がドイツの歴史について思いを馳せたのです。メッツマッハーは最良の歌
手たちを揃え、この大作を極めて詩的に演奏。曲としての価値を認めさせるに
充分の説得力を備えたものとして語り継がれることでしょう。




<MARSYAS>
MAR-18032 \2450
ヤニナ・ベヒレ
アーン、ツェムリンスキー、ブーランジェ、ミヨー、アルマ・マーラーを歌う
1-7.アーン:灰色の歌/8-13.ツェムリンスキー:6つの歌
14-17.ブーランジェ:4つの歌/18-25.ミヨー:ユダヤの詩
26.アルマ・マーラー:讃歌
演奏:ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)/チャールズ・スペンサー(ピアノ)
ハンブルク生まれの実力派メゾ・ソプラノ、ヤニナ・ベヒレ。2004年からは、
ウィーン歌劇場のメンバーとしてオルトルートやブランゲーネなどを歌い、
また小澤の指揮でマーラーの「復活」や、ケント・ナガノの「大地の歌」でも
ソリストを務めています。彼女の声は驚くほど艶やかな響きを持ち、その上抜
群の表現力をも兼ね備えてたもの。このアルバムに収録された、いわゆる「世
紀末の歌」にはまさにうってつけの逸材といえそうです。ホールの空気感を
しっかり捉えた録音のすばらしさも特筆もの。

MAR-18012 \2450
※旧譜
パリのメカニーク
リースラー:メランコリックなイントロダクション、イ・ヴェンティ
ピエルネ:祝典序曲/ジャン・フランソワ:エキゾチック・ダンス
プーランク:2つのクラリネットのためのソナタ/ミヨー:スカラムーシュ
サティ:びっくり箱
アンダーソン:
タイプライター、シンコペーテッド・クロック、ジャズ・ピチカート /他、
ジョプリン、ゴヨンヌ、モリコーネの作品
演奏:ザビーネ・マイヤー/ヴォルフガング・マイヤー/ライナー・ヴェーレ
/ミヒャエル・リースラー(以上Cl)/
ピエール・シャリアル(バレル・オルガン)
ザビーネ・マイヤーをはじめとした4人のクラリネットの名手たち。彼らと競
演するのは不思議な音色のバレルオルガン。奏でる音楽は20世紀初頭から最近
のものまで色とりどり。小粋なプーランクやサティの合間を縫って聞こえてく
るのは、おなじみアンダーソンの名曲たち。鳥の声で始まり、鳥の声で終わる、
まるでおもちゃ箱をひっくり返したような、楽しい曲と音色の洪水です。

MAR-18022 \2450
BRASS 
ダニエル・シュナイダー(1961-)作品集
1-3.トランペット協奏曲
4-9.ソリストとブラス五重奏のための「小さな歌の本」
10-12.サブ・ゼロ
演奏: ラインホルド・フリードリヒ(トランペット)
北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ヤルヴィ(指揮)…1-3
マンハッタン・ブラス
メンバー:
ウェイン・ドゥ・マイン(トランペット)/レウ・ソロフ(トランペット)/
アン・エルスツェル(フレンチ・ホルン)/マイク・ゼルツァー(トロンボーン)
/デヴィッド・テイラー(バス・トロンボーン)/
ダニエル・シュナイダー…4-9/アブソリュート・アンサンブル/
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)
デヴィッド・テイラー(バス・トロンボーン)…10-12
このアルバム、管楽器好きには本当にたまりません!トランペット協奏曲です
ばらしいソロを聴かせるのは、あのバロック・トランペットの名手ラインホル
ト・フリードリヒ。いつもの厳粛な姿とは一転、モダン楽器の極限を追求した
スゴイ吹きっぷりです。マンハッタン・ブラス・クインテットの華麗なる名技
にも舌を巻きます。バス・トロンボーンのための超絶技巧がたっぷり詰まった
「subZERO」も驚異的な音楽です。

<ECM>
4766189 \2180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第6巻
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90
同 第28番イ長調Op.101
同 第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》
アンドラーシュ・シフ(Pf)
録音:2006年5月21日 チューリヒ・トーンハレ ライヴ
作品の年代順に、チューリヒ・トーンハレでライヴ録音されているシフのベー
トーヴェン・チクルスが、遂に《ハンマー・クラヴィーア》を含む後期作品に
突入します。既発の5枚同様、今回の録音が行われたリサイタルには、世界中
のレヴューが惜しみない賛辞を贈っています。2005年に始まったこのチクルス
も、残すところあと1枚。この全集の完成が、クラシック現代史のトップ・ニュ
ースとして歓迎されることは間違いありません。

4766192 \2180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第7巻
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
同 第31番変イ長調Op.110
同 第32番ハ短調Op.111
アンドラーシュ・シフ(Pf)
録音:2006年9月23日 Reitstadel i.d. Oberpfalz デジタル録音
作品の年代順に録音されているシフのベートーヴェン・チクルスが、最後の3
つのソナタを収録したこの第7巻をもって遂に完結。録音直後の2006年11月に
チューリッヒとミュンヘンで行われたリサイタルには、世界中のレヴューが、
「アポロン的な調和」「大理石のような名演」などの大賛辞を贈っています。
2005年に始まったこの全集の完成が、クラシック現代史のトップ・ニュースに
位置付けられることは間違いありません。

4766767 \2180
アレクサンドル・クナイフェル:Blazhenstva
ラメント(1967 rev. 1987/for cello solo)
Blazhenstva(1996/for soloists,orchestra and choir)
イヴァン・モニゲッティ(Pf Vc Cod) タチアナ・メレンティエワ(S) 
ピョートル・ミグノフ(B) レゲ・アルティス合唱団 
エルミタージュ美術館オーケストラ 指揮:サウリュス・ゾンデツキス
録音:2006年3月 聖キャサリン・ルセラン教会 デジタル録音
クナイフェルは旧ソ連反体制作曲家の大物のひとり。ケージやフェルドマンな
どの影響から、ゆっくりで静かな長めの音楽を数多く残しています。当盤には、
ソロ・チェロのために書かれた《ラメント》と、ソプラノ、バス、オーケスト
ラ、合唱によって演奏される《Blazhenstva》を収録。祈りのような静かな調べ
に心を委ねて、癒しのひとときをお過ごしください。

4766744 \2180
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ全集
 ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
同 第2番ニ短調Op.121
同 第3番イ短調WoO.27
キャロリン・ヴィドマン(Vn)デネーシュ・ヴァーリョン(Pf)
録音:2007年8月25-27日 オーディトリオ・RTSI・ルガーノ,スイス
今回がECMデビューとなる期待の若手デュオ。ドイツ出身のヴァイオリニスト、
キャロリン・ヴィドマンと、ハンガリー出身のピアニスト、デネーシュ・ヴァ
ーリョンによるシューマンのヴァイオリン・ソナタ全集をお届けします。
2004年からコンビを組んでいる2人が、深い愛着と情熱を寄せているシューマン
のヴァイオリン・ソナタ全3曲を、瑞々しい感性と息の合ったアンサンブルで
紡ぎ出す注目の1枚です。




<BAYER Records>
BR100319 \2080
フルートとピアノのためのオペラ・ファンタジー
Giulio Briccialdi(1818-1881):
Rigoletto-Prima FantasiaOp.106
Emanuele Krakamp(1813-1883):
La Traviata-FantasiaOp.248
Francois Borne(1862-1929):“Fantaisie Brillante sur Carmen”
Giovanni Paggi(1806-1887): “Rimembranze Napoletane”
Julius Benedict(1804-1885): “Duo Brillant pour piano et flute sur Les
エレナ・セッコーニ(fl) ロベルタ・パルゴレッティ(Pf)
録音:2005年 新録音
人間の、とりわけ思春期の声にもっとも近い音色を持つと言われるフルート。
そんなフルートの魅力を可能性がたっぷり詰まった珠玉のオペラ・ファンタジ
ーをどうぞ。様々なオペラの名場面を彩る美しいメロディが、フルートとピア
ノの巧みな名人芸によって、聴き手の心を深い感動に誘います。

BR100327 \2080
世界初録音の楽しい舞曲風パルティータ集
Jan Vaclav Knezek(1745-1806):
Three Partitas for two clarinets,
two violas and double bass
Partitas No.10/No.11/No.12
イタリアン=ボヘミアン・クラシカル・コンソート
録音:2006年 新録音
チェコのプラハ出身のJan Vaciav Knezekは、自身もクラリネット奏者だった
経験を活かして、この楽器の特性にあった曲を書いた最初期の作曲家のひとり。
今回は、これが世界初録音となる3つのパルティータをお届けします。2本のク
ラリネット、2挺のヴィオラ&コントラバスという変わった編成ですが、チェ
コ民謡の影響が強い、楽しい舞曲風の音楽を、古楽器のスペシャリストたちの
輝かしい音色でお楽しみください。

BR100328(SACD-Hybrid) \2180
ショスタコーヴィチ/室内交響曲集
室内交響曲ハ短調Op.110a
 (弦楽四重奏曲第8番よりバルシャイ編)
同 変イ長調Op.118a
 (弦楽四重奏曲第10番よりバルシャイ編)
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団 
指揮:ルーベン・ガザリアン
録音:2007年 新録音
ショスタコーヴィチ本人と親交があり、室内楽演奏や指揮者として、あるいは
会話を通じてその音楽語法を知り尽くした巨匠ルドルフ・バルシャイ。彼がショ
スタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番&第10番を編曲した2つの室内交響曲をど
うぞ。原曲はどちらの曲にも重く翳りのあるドラマが潜んでいますが、この編
曲版にも、それが忠実に、しかもより多彩に描かれており、作曲者も大変気に
入っていたと言われています。

BR100335 \2080
Classical Clarinet Rarities
ロンベルク:クラリネットとピアノのためのソナタ
ベートーヴェン:Solo della Signora Cassentini
 (バレエ《プロメテウスの創造物》Op.43より)
シュポア:クラリネットとピアノのための
   レチタティーヴォとアダージョ
アチェルビ:クラリネットとピアノのためのソナタ
シュタドラー :2つのクラリネットのためのデュオ第1番&第2番
クロイツァー:2つのクラリネットとヴィオラのためのトリオ
ルイジ・マジストレッリ、ラウラ・マジストレッリ、
ジーリ・クレイチー(Cl) マルコ・ディ・ジャコモ(ヴィオラ) 
グイド・トッシ(Ob) クラウディオ・ブラッコ(Pf)
録音:1995-2003年
クラリネットの歴史の中でもっとも重要な時代が始まったのは、18世紀の後半
からでした。このCDには、古典派からロマン派初期にかけて書かれた滅多に演
奏されないクラリネット作品を精選して収めてあります。これまでにほとんど
録音されたことのない隠れた名曲の数々をたっぷりお楽しみください。




<RBM>
RBM463144 \2180
今ここに蘇る「ジプシーのパガニーニ」の伝説
Die Lerche
Die Lerche/Unge Swing/Duschka
Somebody loves me/Schneidigo Morsch
Anmo Welliona/Rullesgi Welliona
There will never be another you
Zwei Gitarren/Djalamichto/Pillar/Shalom
Schnuckenack Reinhardt Quintett
録音:1983年

RBM463150 \2180
今ここに蘇る「ジプシーのパガニーニ」の伝説
Hungarian Romance
Scheener Gigolo/Nuages
Nur nicht aus Liebe weinen
The man I/love/Tea for two/Tenderly
After you are gone/Sweet Giorgia/Brown
Hungarian Romance/The last Sunday/Lakatusch
Night and Day/Bye, bye, Blues/Sweet Sue
otpourri/Hungarian Romance with Csardas
Schnuckenack Reinhardt Quintett
録音:1991年

RBM463156 \2180
Schnuckenack Reinhardt swings CLASSIC
Jak-Swing/Csardas I & II/Djangology
Liebestraum/You are there/Galo tschirglo
Sweet Giorgia Brown/The Man I love
Nostalgie/Schetra-Swing/Lolo Kham"
Schnuckenack Reinhardt Quintett
録音:1981年

RBM463157 \2180
Schnuckenack live
After you’ve gone/Minor Swing/Csardas
Schwarze Augen/Fuli Tschai/Me hun matto
Limehouse-Blues/Days of Wine and Roses
Trauriger Sonntag/Summertime
Bei mir bist du schon/Some of these days
Sweet Georgia Brown
Bobby Falta,Lancy Falta, Hozlmano Winterstein(G) Jani Lehmann(Cb) 
Tibor Tziga(シンバル) Schnuckenack Reinhardt Sextett
録音:1995年 ライヴ
ドイツを代表するジプシー・ヴァイオリニストで、2006年に85歳で亡くなった
Schnuckenack Reinhardt。「ジプシー・ジャズ」の父、ジャコモ・ラインハル
トの従兄弟にあたる彼は、「ジプシーのパガニーニ」と呼ばれた伝説的なヴァ
イオリニストでした。当盤では、気心の知れた仲間たちに加えて、多彩なゲス
トを迎えた晩年のライヴにおける名パフォーマンスの数々を、たっぷりお楽し
みいただけます。




<Ambitus>
AMB90621 \2180
「カヴァティーナ」
ベルンハルト・ウェイン・サンダース:リコーダーとオルガンのための作品集
Three pieces for Alto
Eclogue & Fugue in A-flat
Sonata in f for Alto/Eclogue & Fugue in B
Fantasie-Ricercar for Alto/Melodie for Alto
Eclogue & Fugue in f-sharp/Suite for Recorder and Organ
Bonus Track:?Rhapsody on Two Southern Harmonies” for Organ
レジーナ・サンダース(リコーダー) 
ベルンハルト・ウェイン・サンダース
録音:2003&2007年
1957年にアメリカのヴィスコンシン州に生まれ、後にドイツでオルガンと宗教
音楽を学んだベルンハルト・ウェイン。彼はオルガニストとしても一流で、現
在もヨーロッパ各地で活躍中です。作曲家としては、出身地アメリカの伝統音
楽の影響が色濃い作風が特長で、美しいメロディの中に、時にジャズの要素を
盛り込んだりもして、聴き手を様々に楽しませてくれます。ここではリコーダ
ーとオルガンの優美で荘厳なデュオをどうぞ。

<OPERA RARA>
ORR245 \2380
サロン音楽 Vol.12 
ジャン=バティスト・ヴェッケルラン(1821-1910)作曲のサロン・オペレッタ
トリアノンの乳搾りの女
La Laitiere de Trianon(The Milkmaid of Trianon)
ジョーン・ロジャーズ(Joan Rodgers:ソプラノ)
ヤン・ブロン(Yann Beuron:テノール)
ジェフ・コーエン(Jeff Cohen:ピアノ)
18世紀、パリ郊外にトリアノン宮殿を建設し田舎風にしつらえ農民の暮らし
や乳搾りの真似事をして楽しむフランスの王女マリー・アントワネットの日記
をベースに書かれたオペレッタ。上演されることが滅多にない珍しい作品です。
学術的にも貴重なアルバム。
76ページに及ぶ詳細な解説書(英語)付き。




<VENEZIA>
CDVE04340 \1350
リャードフ:
(1)バラード「古い時代から」 op.21b
(2)音楽玉手箱 op.32
(3)ババ・ヤガ op.56
(4)8つのロシア民謡 op.58
(5)魔法にかけられた湖 op.62
(6)キキモラー民話 op.63
(7)「ヨハネの黙示録」からー交響的絵画 op.66
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソビエト国立交響楽団 1979年
(8)プーシキン記念のポロネーズ op.49
(9)アマゾン女族の踊り op.65
(10)挽歌 op.67
ヴェロニカ・ドダロワ指揮
ロシア交響楽団 1992年
リャードフ(Anatoli Liadov : 1855-1914):
リムスキー=コルサコフに学ぶ。ロシア民謡を収集し、そのメロディを取り入
れた楽曲を多く残しました。なじみやすいメロディが特徴の管弦楽作品集です。

CDVE04345 \1350
メンデルスゾーン:
(1)序曲「海の静けさと幸ある航海」 op.27
ソビエトRTV交響楽団 1975年5月20日
(2)ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
ヴァレリー・クリモフ(Valery Klimov:ヴァイオリン)
ソビエト国立交響楽団 1967年8月12日
(3)交響曲第1番 ハ短調 op.11
ソビエトRTV交響楽団 1972年7月27日
マキシム・ショスタコーヴィチ指揮




<TACET>
TACET 160 \2380
カルロ・ゼッキ(ピアノ)1926年、名演奏集(ピアノ・ロール)
The Welte Mignon Mystery Vol.X
(1)ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ L.345、L.490
Domenico Scarlatti
(2)ドメニコ・アラレオーナ:La Citta Fiorita
Domenico Alaleona
(3)イルデブランド・ピツェッティ:La Quai du Port de Famagoste
Ildebrando Pizzetti
(4)マリオ・カステルヌォーヴォ=テデスコ:Alt Wien
Mario Castelnuovo Tedesco
(5)アルベルト・ガスコ:Le Danzatrici di Jodhpur
Alberto Gasco
(6)アルフレード・カセルラ:Deux Contrastes
Alfredo Casella
(7)ヴィンチェンツォ・ダヴィコ:Motturno in D major
Vincenzo Davico
(8)イーゴル・ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
Igor Stravinsky
以上、カルロ・ゼッキ(ピアノ)
カルロ・ゼッキ(Carlo Zecchi : 1903 - 1984 イタリア 指揮&ピアノ)
1903年にローマで生まれ、ブゾーニやシュナーベルに学び、ソロ・ピアニスト
や室内楽におけるピアニストとして多くの世界中で多くの演奏会を開きまし
た。1939年からハンス・ミュンヒやアントニオ・グァルニエリに指揮を学び、
1947年から各国のオーケストラを指揮しました。また、教育者としてローマ
の音楽院、ザルツブルクのモーツァルテウムで教えました。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 144 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「トスカ」
レナータ・テバルディ(トスカ)、
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(カヴァラドッシ)
エットレ・バスティアニーニ(スカルピア)
ジャンナドレア・カヴァツェーニ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 
1958年6月20日ブリュッセル・モネ劇場でのライヴ録音
以前、Legatoレーベルから発売あり。
歴史を感じさせる音です。多少の傷もあり初心者向けではありません。

MYTO 158 2枚組 \1750
ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチーナ」
イタリア語による上演 (R=コルサコフ版)
マリオ・ペトリ(I.ホヴァンスキー)、
アメデオ・ベルディーニ(A.ホヴァンスキー)
ミルト・ピッキ(ヴァシリー・ゴリーツィン)、
ボリス・クリストフ(ドシフェイ)
アルトゥール・ロジンスキ指揮
RAIローマ交響楽団、合唱団
1958年6月14日ライヴ録音
以前、VAIレーベルから発売あり。
良い音質です。

MYTO 176 3枚組 \2780
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
ヒルデ・ツァデク(ヴェルデンベルク)、
セーナ・ユリナッチ(オクタヴィアン)
テレサ・シュティヒ=ランダル(ゾフィー)、
ルートヴィヒ・ヴェーバー(オックス)
アルトゥール・ロジンスキ指揮
RAIトリノ交響楽団、合唱団
1957年2月22日 トリノでのライヴ
多少こもった音質で傷もあり、初心者向けではありません。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5114 2枚組 \1750
ドニゼッティ:歌劇「アンナ・ボレーナ」
レイラ・ジンチェル(アンナ・ボレーナ)、
シュリエッタ・シミオナート(ジョヴァンナ)
プリニオ・クラバッシ(エンリーコ8世)、
アルド・ベルトッキ(リッカルド)
シルヴィオ・マイオニカ(ロシュフォール卿)、
アンナ・マリア・ロータ(スメトン)
ジャンナドレア・カヴァツェーニ指揮
RAIミラノ座管弦楽団、合唱団 
1958年7月11日ミラノでのライヴ録音
以前、MEMORIESレーベルから発売あり。
良い音質です。

ANDRCD5119 2枚組 \1750
リヒテル(ピアノ)ドイツのロマンティツクなピアノ曲集
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」ハ短調 op.13
(2)リスト:巡礼の年報から抜粋(8曲)
(3)ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34 
(4)ショパン:練習曲 op.10-1、3
(5)シューマン:トッカータ ハ長調 op.7
(6)シューマン:アベッグ変奏曲 op.1
ボロディン弦楽四重奏団
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) 1955-58年録音




<VENEZIA>
CDVE04335 \1350
モーツァルト:レクイエム 二短調 KV.626
ルザンナ・リシチアン(ソプラノ)、カリナ・リシチアン(メゾ・ソプラノ)
ルーベン・リシチアン(テノール)、パーヴェル・リシチアン(バス)
リトアニア合唱団
アルヴィド・ヤンソンス指揮リトアニアRTV交響楽団 
1976年5月5日モスクワ・ラジオ・コンサートホールでの録音
厳しく、美しいレクイエムです。

CDVE04336 \1350
ベートーヴェン:
(1)ピアノ三重奏曲第7番「大公」 変ロ長調 op.97
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
エミール・ギレリス(ピアノ)
1956年スタジオ録音
(2)大フーガ 変ロ長調 op.133
ボロディン弦楽四重奏団 1991年12月12日ライヴ録音
1991年12月12日 ライヴ録音

CDVE04337 4枚組 \2700
チャイコフスキー:
(1)バレエ音楽「白鳥の湖」
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮ソビエトRTV大交響楽団
1969年モスクワでの録音
(2)バレエ音楽「くるみ割り人形」
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮ボリショイ劇場管弦楽団
1960年モスクワでの録音

CDVE04338 \1350
ショスタコーヴィチ:
(1)ピアノ五重奏曲 ト短調 op.57
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ボロディン弦楽四重奏団
1983年12月5,6日 モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
(2)弦楽四重奏曲第8番 ハ長調 op.110
ボロディン弦楽四重奏団 
1991年12月12日 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ録音





<TACET>
TACET S 163(SACD-Hybrid) \2380
ヴィヴァルディ:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 op.8-1~4 「四季」
(2)6つのヴァイオリン協奏曲 op.12から第1番 ト短調 RV.317
(3)ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV.257
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ポーランド室内フィル
ヴォイチェフ・ライスキ指揮 2007年6月録音



<CARUS>
83.196 \2380
シャルパンティエ(Marc-Antoine Charpentier 1645/50頃-1704):
器楽の為のノエル H.531、H.534
マニフィカト H.80
キリスト降誕の歌 H.314 他 全16曲
カイ・ヨハンセン(Kay Johannsen)指揮 アンサンブル94(Ensemble 94)
2007年10月8-11日シュトゥットガルトでの録音

83.235 \2380
(1)ゴットフリート・アウグスト・ホミリウス:
「クリスマス・オラトリオ」
(2)クリスチャン・アウグスト・ヤコビ:
「開かれる天国の門(Der Himmel steht uns wieder offen):クリスマス・カン
タータ」
ヴィルトゥオージ・ザクソニエ、ザクセン・ヴォーカル・アンサンブル
ルートヴィヒ・ギュトラー(Ludwig Guttler)指揮
2007年12月15日ドレスデンにおけるライヴ録音

83.430 \2380
メンデルスゾーン:
「歌の翼に」op.34-2、「ズライカ」op.34-4、「旅の歌」op.34-6、
「新しい恋」op.19-4、「挨拶」op.19-5、
「朝の挨拶」op.47-2、「ゆりかごのそばで」op.47-6
「星が見ている」op.99-2、「小船」op.99-4、
「だれにもわかりっこない」op.99-6、
「ズライカ」op.57-3、「ヴェネツィアの舟歌」op.57-5
、「さすらいの歌」op.57-6、
「夜ごとの夢に」op.86-4、「月」op.86-5、「古いドイツの歌」op.86-6
「私は木の下に横たわる」op.84-1、「狩の歌」op.84-3
「遥かなる人に」op.71-4、「葦の歌」op.71-4、「旅路にて」op.71-5
他 全27曲
ハンス・イェルク・マンメル(Hans Jorg Mammel)テノール
アルテュール・スホーンデルヴィルト(Arthur Schoonderwoerd)ピアノ
2008年6月録音
シューベルトやシューマンの歌曲集アルバムでも高い評価を得、今年の「熱狂
の日」でも来日し、素晴らしい歌声を聞かせてくれたハンス・イェルク・マン
メルが歌う注目のメンデルスゾーン歌曲集です。

<Eloquensce Europe>
PO 4428660 12枚組 \8900
ベルリン・フィル創立125周年記念ボックス
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、大学祝典序曲
シュロモ・ミンツ(Vln)クラウディオ・アバド指揮
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
チャイコフスキー:交響曲第5番、1812年 小澤征爾指揮
リスト:交響詩「前奏曲」、ハンガリー狂詩曲より
ブラームス:ハンガリー舞曲より ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ヘンデル:水上の音楽、王宮の花火の音楽 ラファエル・クーベリック指揮
モーツァルト:交響曲第40番、第41番、魔笛序曲 カール・ベーム指揮
ベートーヴェン:交響曲第5番、第6番 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ブルックナー:交響曲第4番 オイゲン・ヨッフム指揮
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
/シューベルト:交響曲第8番「未完成」/ブラームス:悲劇的序曲
ロリン・マゼール指揮 
R.シュトラウス:
ツァラトゥストラはかく語りき、ドン・ファン、
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯 カール・ベーム指揮
ベートーヴェン:エグモント序曲/
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」/スメタナ:モルダウ
フェレンツ・フリッチャイ指揮 
ワーグナー:
ニュルンベルクのマイスタージンガーより、タンホイザー序曲、
トリスタンとイゾルデより第1幕への前奏曲と「愛の死」、
パルジファルより聖金曜日の音楽、神々の黄昏より葬送行進曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮

PO 4428746 10枚組 \4750
ショパン:ピアノ曲集
アダム・ハラシェヴィチ(pf)
ピアノ協奏曲第1番、第2番、ピアノソナタ第1番-第3番、舟歌、
スケルツォ第1番-第4番、幻想曲、バラード第1番-第4番、
12の練習曲 op.10、op.25、3つの新しい練習曲、ポロネーズ第1番-第19番、
14のワルツ、ノクターン第1番-第21番、24の前奏曲、4つの即興曲、
20のマズルカ、タランテラ 変イ長調、ボレロ、ロンド ハ短調、
マズルカ風ロンド、パガニーニの思い出、子守歌、
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ、他

PO 4429227 4枚組 \3650
チェロ協奏曲集
フルニエ、ハイモヴィッツ、マイスキー、ロストロポーヴィチ、
ハイドン/ボッケリーニ/シューマン/ドヴォルザーク/サンサーンス
/ラロ/エルガーのチェロ協奏曲

PO 4429402 8枚組 \3950
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
グァルネリ四重奏団

PO 4429924 6枚組 \4180
ベートーヴェン:交響曲全集 (録音1975-77年)
エグモント序曲、レオノーレ序曲第3番、フィデリオ序曲、コリオラン序曲、
プロメテウスの創造物序曲、アテネの廃墟序曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

PO 4704712 5枚組 \4050
ベートーヴェン:交響曲全集
クルト・マズア指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

PO 4732322 4枚組 \4050
モーツァルト:交響曲選集
交響曲第29番-第36番、38番-第41番
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団

PO 4768093 4枚組 \4050
モーツァルト:後期ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第20番-第27番
アンドラーシュ・シフ(pf)

PO 4768761 12枚組 \4850
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集、ピアノソナタ全集
フリードリヒ・グルダ(pf)
ホルスト・シュタイン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

PO 4800913 7枚組 \4180
プッチーニ・フェスティバル-オペラハイライト集
マノン・レスコー、ボエーム、トスカ、蝶々夫人、西部の娘、外套、
トゥーランドット

PO 4801218 7枚組 \4450
シューベルト:ピアノ曲集
ピアノソナタ第4番D.537、第9番D.575、第13番D.664-第21番D.960、
3つのピアノ曲D.946、11のエコセーズD.781、ハンガリー風メロディーD.817、
アレグレットD.915、4つの即興曲D.899、D.935、
16のドイツ舞曲と2つのエコセーズD.783、さすらい人幻想曲D.760、
楽興の時D.780、12のドイツ舞曲D.790
アルフレッド・ブレンデル(pf)

PO 4801226 12枚組 \4750
J.S.バッハ:鍵盤楽器のための作品集
アンドラーシュ・シフ(pf)
インヴェンションとシンフォニア、4つのデュエットBWV.802-805、
半音階的幻想曲とフーガ、平均律クラヴィーア曲集第1巻、第2巻、
ゴールドベルク変奏曲、イギリス組曲第1番-第6番、フランス組曲第1-6番、
イタリア協奏曲、他




<WARNER Box>
WARNER 2564 695677 6枚組 \4180
ヘンデル・エディション第7集
ヘンデル:
オラトリオ「サウル」「アポロとダフネ」
オラトリオ「アレグザンダーの饗宴」、聖セシリアの祝日のための頌歌、
歌劇「ジュリアス・シーザー」抜粋
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他

WARNER 2564 695628 ※番号変更2564 695629 4枚組 \2850
ハイドン・エディション第7集
ハイドン:管楽器のためのディヴェルティメント集
コンソルティウム・クラシクム

WARNER 2564 694223 6枚組 \4180
ベルリオーズ:夏の夜、歌曲集
ビゼー:交響曲
マスネ:管弦楽組曲
メサジェ:フォルチュニオ、他
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、リヨン国立歌劇場管弦楽団

WARNER 2564 694150 3枚組 \2450
世界のクリスマス音楽集
ジョエル・コーエン指揮、ボストン・カメラータ

WARNER 5144 297762(DVD-Video) 3枚組 \4580
ロマンティック・バレエ DVD
「ラ・シルフィード」、チャイコフスキー「白鳥の湖」、アダン「ジゼル」
デンマーク・ロイヤル・バレエ/コヴェントガーデン・ロイヤルバレエ/
キーロフ・バレエ




<Berlin Classics>
BC 1617 \2380
ヘンデル:水上の音楽全曲
シンフォニアHWV.339、347
コンチェルト・ケルン
バロック音楽において最も有名で人気の高い一曲を、世界的に評価の高いコ
ンチェルトケルンが素晴らしい録音を行いました。「水上の音楽」全曲集と
して、また演奏機会の少ないシンフォニア2曲も収録しています。

BC 1634 \2380
Souvenirs -クラリネットによるクラシック小品集
マスネ:タイスの瞑想曲、エレジー
クライスラー:
美しきロスマリン、ウィーン小行進曲、愛の悲しみ、シンコペーション
グラナドス:アンダルーサ
ドビュッシー:美しき夕暮れ
エルガー:愛のあいさつ
ハイフェッツ:エストレリータ
ラヴェル:ハバネラ形式による小品
ミヨー:ブラジリア
ブロッホ:祈り
サラサーテ:プレイラ
カサド:親愛の言葉
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出、感傷的なワルツ
ショスタコーヴィチ:前奏曲Op34-17よりラルゴ
フォーレ:夢のあとに
ジャンピエリ:ヴェニスの謝肉祭
シャロン・カム(Cla)




<OPUS ARTE>
OA0998D(DVD-Video) 2枚組 \5480
ジョン・アダムズ:歌劇《ドクター・アトミック》
ネーデルラント・オペラ2007
ロバート・オッペンハイマー:ジェラルド・フィンリー
キティ・オッペンハイマー:ジェシカ・リヴェラ
レズリー・グローヴス准将:エリック・オーウェンズ
エドワード・テラー:リチャード・ポール・フィンク
ジャック・ハバード:ジェームズ・マッダレーナ
ロバート・ウィルソン:トーマス・グレン
ジェームス・ノーラン大佐:ジェイ・ハンター・モリス
パスクァリータ:エレン・ラビナー
ブッシュ副官:リュート・ファン・アイク
指揮:ローレンス・レネス
ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団/ネーデルラント・オペラ合唱団
演出・脚本:ピーター・セラーズ
美術・装置:エイドリアン・ローベル 衣裳:ドゥーニャ・ラミコーヴァ 
照明:ジェームズ・F・インガルス 振付:ルシンダ・チャイルズ  
音響:マーク・グレイ
2007年6月7、25、29日 ネーデルラント・オペラ―アムステルダム音楽劇場に
おけるライヴ収録
収録時間 全プログラム230分(本編170分)
字幕 英・仏・独・西・伊・蘭
[日本語解説書付]
なぜ人類はこんな恐ろしいものを作り出したのか――
作曲家ジョン・アダムズと演出家ピーター・セラーズの“問題作コンビ”によ
る、原子爆弾誕生の物語。“原爆の父”ロバート・オッペンハイマーと仲間た
ちの科学への情熱、そして政治の介入と倫理との葛藤を描く。公開された軍関
係文書や手紙などを中心にセラーズが再構成した台本、アダムズのドラマティ
ックな音楽、核融合を表すバレエが舞台を彩り、2005年のサンフランシスコ・
オペラでの初演は大きなショックを観客に与えた。緊迫のうちに人類最初の核
実験、トリニティ計画は無事に終了。そして静寂のなか、「水ヲクダサイ」と
日本語の朗読が響き渡る、衝撃のオペラ。(解説:鈴木淳史)

OABD7010D(Blu-ray) \5480
プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》
併録:ラフマニノフ作曲 歌劇《けちな騎士》
グラインドボーン音楽祭2004
[ジャンニ・スキッキ]
ジャンニ・スキッキ:アレッサンドロ・コルベッリ
ラウレッタ:サリー・マシューズ
ツィータ:フェリシティ・パーマー
リヌッチョ:マッシモ・ジョルダーノ
ゲラルド:エイドリアン・トンプソン
ネッラ:オリガ・シャラエワ
ベット・ディ・シーニャ:マキシム・ミハイロフ
シモーネ:ルイージ・ローニ
マルコ: リッカルド・ノヴァーロ
チェスカ: マリー・マクラフリン
スピネッロッチョ先生:ヴィアチェスラフ・ヴォイナロフスキー
アマンティオ・ディ・ニコーラオ:リチャード・モーズリー=エヴァンス
ピネッリーノ:ジェイムズ・ガウアー
グッチョ:ロバート・デイヴィス
ブオーソ・ドナーティ:マティルダ・レイザー
[けちな騎士]
男爵(けちな騎士):セルゲイ・レイフェルクス
アルベール:リチャード・バークリー=スティール
召使い:マキシム・ミハイロフ
金貸し:ヴィアチェスラフ・ヴォイナロフスキー
公爵:アルベルト・シャギドゥリン
パントマイム:マティルダ・レイザー
演出:アナベル・アーデン 
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
2004年7月11日 グラインドボーン歌劇場(グラインドボーン音楽祭 イギリス)
におけるライヴ収録
収録時間 全プログラム162分(本編123分)
字幕 本編:英・仏・独・西・伊
[日本語解説書付]
超高画質&高音質によりオーディオ専門誌などで大きな反響をよんでいるオー
パス・アルテのブルーレイシリーズ。最新作は2004年のグラインドボーン音楽
祭において2本立てで上演された、プッチーニの《ジャンニ・スキッキ》とラフ
マニノフの知られざるオペラ《けちな騎士》の2作品をまるごと収録。一見する
と関連性がまるでなさそうですが、実はいずれもお金をめぐる人間の欲望をテ
ーマにしており、それぞれ喜劇と悲劇の好対照な結末へと至る、まさに「同じ
コインの表と裏」といった組み合わせなのです。比較するほどに味わい深くな
る2作品をグラインドボーンの実力派キャスト陣が手がけた意欲的なプログラ
ムをブルーレイのハイスペック映像&高音質でお楽しみください。
※本ディスクはブルーレイ専用プレイヤー以外では再生できません。

OABD7013D(Blu-ray) \5480
ベッリーニ:歌劇《ノルマ》
ネーデルラント・オペラ2005
ノルマ:ハスミク・パピアン
ポリオーネ:ヒュー・スミス
オロヴェーゾ:ジョルジョ・ジュゼッピーニ
アダルジーザ:アイリーニ・ツィラキディス
クロティルデ:アンナ・スタイガー
フラーヴィオ:カルロ・ボージ
指揮:ジュリアン・レイノルズ
ネーデルラント室内管弦楽団/ネーデルラント・オペラ合唱団
演出:ギイ・ヨーステン
衣裳:ホルへ・ハラ  装置:ヨハネス・ライアッカー  
照明:デイヴィー・カニンガム
ドラマトゥルギー:リュク・ヨーステン
2005年3月ネーデルラント・オペラ ― アムステルダム音楽劇場における
ライヴ収録
収録時間 全プログラム188分(本編162分)
字幕 本編:英・仏・独・西・伊・蘭
[日本語解説書付]
超高画質&高音質によりオーディオ専門誌などで大きな反響をよんでいるオー
パス・アルテのブルーレイシリーズ。今回お届けするのは、昨今意欲的な上演
を展開して注目を集めるネーデルラント・オペラの手がけた、ベルカント・オ
ペラの最高傑作《ノルマ》です。ヨーステンの演出は、通常の物語と、それを
上演する舞台裏を同時並行的に進行させることで、登場人物の心理描写をより
重層的に表出させた創意あふれるもの。複雑になりそうな試みを手際よくまと
め、説得力ある舞台に仕上げたその演出手腕はさすがのもの。舞台装置、キャ
ストの衣裳なども実に美しく、まさにブルーレイディスクの高精細映像で鑑賞
するに値する映像と言えるでしょう。
※本ディスクはブルーレイ専用プレイヤー以外では再生できません。

<サウンド&ミュージック・クリエーション(日本)>
SMC-1001 \3000
パガニーニ:24の奇想曲 作品1/別れの奇想曲(遺作)
木野雅之(ヴァイオリン)
録音:2003年4月21日-23日、秩父ミューズ・パーク音楽堂
木野雅之は全てのヴァイオリニストにとっての驚異である。(ルジェーロ・リ
ッチ)。
現代のヴィルトゥオーゾ木野雅之によるパガニーニの名曲「奇想曲(カプリー
ス)」。通常は作品番号1の24曲(1805年-1810年頃)が演奏されておりますが、
このアルバムでは遺作である「別れのカプリッチョ(ピアノ伴奏付)」を収録
した点が特筆されます。この曲は1831年頃作曲され、1833年にマインツで出
版されたもので、無伴奏独奏版がルジェーロ・リッチにより校訂されたもの
です。

SMC-1002 \3000
「サラ=サーテ作品集Vol.1」
「スペイン舞曲集」より(マラゲーニャOp.21-1/ハバネラOp.21-2/アンダル
シアのロマンスOp.22-1/サパテアードOp.23-2/祈りOp.23-1)/
アンダルシアのバラードOp.28/ナイチンゲールの歌Op.29/
ホタ・ナバーラOp.22-2/ツィゴイネルワイゼンOp.20/ボレロOp.30
木野雅之(ヴァイオリン)、小川哲朗(ピアノ)
録音:2007年10月3日-5日、千葉市美浜文化ホール
2008年のサラサーテ(1844-1908年)没後100年を記念して、木野雅之さんと小川
哲朗さんによるサラサーテのアルバムをお贈りする。このアルバムには「ツィ
ゴイネルワイゼン」「スペイン舞曲集」といったひろく親しまれている曲の
他、実演でもCDでもなかなか聴くことのできない小品も収録している。木野
さんと小川さんによる息の合った演奏に耳を傾けつつ、スペインの生んだヴァ
イオリン音楽の大家、サラサーテの人と芸術に思いを馳せたい。
(那須田 務、ライナー・ノートより抜粋)





<ムジカノーバ・レーベル(日本)>
MUSI-0007 \2100
「アヴェ・マリアと癒しの小品集」(全12曲)
淑野裕香子- Violin
バッハ/グノーのアヴェ・マリア
サンサーンスのアヴェ・マリア
モーツァルトの子守歌
主よ人の望みの喜びよ
カッチーニのアヴェ・マリア
マスカーニのアヴェ・マリア
家路
サンサーンスの白鳥
G線上のアリア
シューベルトのアヴェ・マリア
ビバルディ四季より"冬"
アメイジング・グレイス
淑野裕香子のファーストアルバム-サンクトゥスを発表してから4年の月日が
流れました。このサンクトゥスはアメイジング・グレイスとリベラ・メと言
う二つのアルバムに分解してiTunesMusicStoreで発売したところ大変な反響
が有りました。この作品は最初の週でいきなり総合ランキングで50位入りし
て、最高4位まで上りつめる事が出来ました。その後に音楽配信専用で発売し
た3作品も大変な反響を呼びまして、発売から2年以上経過してもランキング
に入り続けています。そのアルバムをCDでも発売して欲しいという要望が予
てより有りましたが、今回発売するに至りました事を喜ぶと同時に、今回のC
Dも皆様に愛されることを心より願う次第です。
2008年9月 プロデューサー 石原眞冶
※生産中止のお知らせ
当ムジカノーバ・レーベルの次の品番は生産中止となっております。
MUSI-0002、MUSI-0003、MUSI-0005、MUSI-0006
生産が再開された場合改めてご案内いたします。よろしくお願いいたします。




<SION RECORDSレーベル(日本)>
SCD-017 \3150
(バーコード無し)
「長沢勝俊:三味線作品集」
(1)「三味線協奏曲」(1967年)
(2)「国東の譜」(1982年)
(3)「二つの三味線と小鼓による三章」(1978年)
(4)「吐玉泉のうた」(1995年)
(5)「春三題」(1977年)
(6)斑鳩へのみち」(1990年)
野澤徹也((1)独奏三味線、(2)(5)地歌三味線、(3)三味線I、(4)(6)三味線)
(1)原郷隆(篠笛)、元永拓(尺八I)、渡辺淳(尺八II)、首藤久美子(琵琶)、
田村法子(箏I)、山田由紀(箏II)、久本桂子(17絃箏)、多田恵子(打楽器)、
盧慶順(打楽器)
(2)首藤久美子(琵琶)、久本桂子(17絃箏)
(3)山本普乃(三味線II)、藤舎花帆(小鼓)
(4)澤田由香(篠笛)、神令(尺八)、桜井亜木子(琵琶)、松村エリナ(21絃箏)
(5)野澤佐保子(箏)
(6)中村仁美(笙・篳篥)、酒井麻椰(竜笛)、山口賢治(尺八)、野澤佐保子(箏)、
盧慶順(打楽器)
現代邦楽の創成期から活躍していた長沢勝俊。長沢勝俊は1964年に日本音楽集
団を同人14人と旗揚げし、28年の長きにわたり日本音楽集団代表をつとめ、
1992年からは名誉代表として関わる。その間、日本音楽集団のための作曲の
他、NHKやレコード会社からの委嘱、宮城合奏団はじめ、多くの合奏曲や個人
・グループなどからの委嘱を受け、100を超える合奏曲、独奏曲など、たくさ
んの財産を残す。スーパー歌舞伎・市川猿之助「ヤマトタケル」の音楽も作
曲、1990年には紫綬褒章を受賞。プロ・アマ問わず邦楽を愛好する人々は一
度は長沢勝俊の曲を演奏している。しかし残念ながら、今年1月10日にご逝去
されました。
もちろん追悼版という意味もあるが、長沢勝俊の三味線楽曲を通して現代邦
楽創成期から今日までの「現代邦楽とは何だったのか?」、「日本楽器の代
表的な楽器の一つである三味線に長沢勝俊は何を想って作曲していたのか?」
ということを様々な楽器編成(小編成-協奏曲まで)からアプローチする。
楽曲は全6曲。その内4曲は世界初録音である。聴いていて楽しく、高い芸術性
を持ちながら心温まる長沢勝俊のいろいろな側面を伺える楽曲を収録。
使用されている楽器も和楽器は当然のこと、雅楽器まで使用し、ほとんど代表
的な日本楽器を網羅。今後、日本楽器の作曲を考えている作曲家にとっても器
楽的な研究も可能。
さらに演奏は邦楽界で注目される実力派を中心に、次世代をになう演奏家を集
め、十年、二十年後に、この世代の演奏記録として重要な意味を持つことにな
るだろう。
長沢作品集を心待ちにしている、日本全国のアマチュア邦楽演奏者はもちろん、
楽曲探ししている邦楽演奏者、今後日本楽器の作曲を考えている作曲家たちに
も聴いて欲しい1枚。



<ARTS>
47729-8(SACD-Hybrid) \2080
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集
協奏曲ニ短調BWV.1052
協奏曲ホ長調BWV.1053
協奏曲ヘ短調BWV.1056
協奏曲ニ長調BWV.1054
フランチェスコ・チェラ(Cemb)
ディエゴ・ファソリス指揮
イ・バロッキスティ
録音:2005/2008年
当レーベルを代表する古楽アンサンブル、ディエゴ・ファソリスとイ・バロッ
キスティの最新録音。ファソリスは合唱指揮者として名を成していたこともあ
ってか当初宗教曲の録音を続けていましたが、バッハの管弦楽組曲やブランデ
ンブルク協奏曲でも見事な棒さばきをみせました。ここでは高音質録音と相ま
ってファソリスの精緻なアプローチがバッハのチェンバロ協奏曲に新たな光を
あてています。

47696-2 \1550
「ショパン:バラード全曲」
ショパン:
4つのバラード、幻想曲ヘ短調Op.49、
舟歌嬰ヘ長調Op.60、4つのマズルカOp.30
アレッサンドラ・アマーラ(Pf)
録音:2007年3月
アレッサンドラ・アマーラは現在30代半ばのイタリア出身の若手。数々のコン
クールに優勝し現在ヨーロッパではかなり知られた存在となっている。レパー
トリーはバッハ、ショパン、シューマンからガーシュイン、シェルシのような
現代音楽までと幅広く、ここに収められたショパンは情熱さと知性がバランス
よくコントロールされた、大変洗練された演奏。CDは他にBrilliantやArktos
にあるがARTSは初登場。来年はファビオ・ルイージ指揮でウィーン響と共演す
る予定。若き日のアルゲリッチを思わせる期待の美貌ピアニスト。




<ALBANY>
TROY1039 \1980
「ソナタとアザー・インターリュード」
ジョン・ケージ:ソナタI/D.スカルラッティ:ソナタK.17/
ジョン・ケージ:ソナタIV/F.リスト:眠れない!質問と回答/
ジョン・ケージ:ソナタII/W.F.バッハ:ハ短調のファンタジア/
ジョン・ケージ:ソナタXIVとXV/シューマン:ノヴェレッテ/
ジョン・ケージ:ソナタIII/R.シュトラウス:セレナード(ゴドフスキー編)/
ジョン・ケージ:ソナタV/F.リスト:調性のないバガテル/
ジョン・ケージ:ソナタXII/
A.ミハロフスキ:ショパンのワルツによるパラフレーズ/
ジョン・ケージ:インターリュードIII/D.スカルラッティ:ソナタK.247
ペドヤ・ムジイェヴィッチ(Pf)
録音:2005年2月ニューヨーク
ケージ初期の傑作プリペアード・ピアノのための「ソナタとインターリュード」
はソナタと間奏曲が交互に組み合わされた曲集だが、これはケージのインター
リュードの代わりにバロックからロマン派の様々なピアノ曲を配した試み。ム
ジジェヴィクはサラエボ出身、渡米後ジュリアードで学んだ若手ピアニスト。

TROY1038 \1980
《レガシー》-アフリカ系アメリカ人の作曲家によるファゴットのための作品集
W.G.スティル(1895-1978):あなたが行くなら、孤独の歌、支流の家/
A.ヘイルストーク(b.1941):バスーン・セット/
エド・ブランド(b.1926):「ワン・オン・ワン」、バスーンのために/
ユリシーズ・ケイ(1917-1995):ソナタ/
ゲイリー・パウエル・ナッシュ(b1964):デフォーメーションV(バッハによる)/
スウェーデン民謡:ウティ・ヴォル・ハーゲ(私たちの牧場に)/
ダニエル・バーナード・ルーメイン(b1970):
レコライオン・ループス(ウティ・ヴォル・ハーゲに基づく)
レコライオン・ワシントン(Fg)
カリーナ・ナイバーグ・ワシントン(Cl,声)
マーク・エンスレー(Pf)
いわゆるクラシック音楽におけるアフリカ系アメリカ人の作曲家の存在はスティ
ルが辛うじて知られているくらいで他はあまり知られていない。これはそうし
た知られざる作曲家たちの足跡を知る事が出来るだけでなく、それがファゴッ
トのための作品集という珍しいアルバム。1895年生まれのスティルはアメリカ
の国民楽派にもたとえられ、最も若い1970年生まれのルーメインは印象主義と
もミニマルともいえる作風。

TROY1030 \1980
レオン・カーシュナー(キルヒナー):
弦楽四重奏曲全集(第1番-第4番)
オリオン弦楽四重奏団:
【ダニエル&トッド・フィリップス(Vn)スティーヴン・テネンボム(Vn)
ティモシー・エディ(Vc)】
レオン・カーシュナー(b.1919)はエルネスト・ブロッホとシェーンベルクに作
曲を師事。特にシェーンベルクの影響を強く受けた。12音技法が基本にあるが、
激しいリズムにバルトークの影響も感じられる。

TROY1015 \1980
「ジョン・ジェイコブ・ナイルズ:歌曲集」
黒は色、野性的な騎手、ちいさな黒い星、鳥のキャロル、賭博者の妻、
スイート・リトル・ジーザス・ボーイ、黒いドレス、歌が歌われたこと、
私が天国に行く時、ほか全18曲
ホープ・ケーラー(歌)
ジェイムズ・ダグラス(Pf)
ジョン・ジェイコブ・ナイルズ(1892-1980)はケンタッキー出身のダルシマー
奏者で作曲家。第一次世界大戦では戦闘機パイロットになったが九死に一生を
える事故の後、パリに留学。生涯に1000曲以上の歌曲と民謡の作編曲を行った。
作風はガーシュインの「サマー・タイム」を思わせる民謡風のものが多い。

TROY1018 \1980
「バーナード・ホッファー:室内楽作品集」
(1)室内協奏曲(2007)
(2)4つの短いエピソード(2004)
(3)もう一組の短いエピソード(2004)
(4)ディヴェルティメント(1988)
ネオテリック:【M.マッケイ(Fg)、J.プレーザー(Hr)、E.レンツ(Vc)】
(1)ハイディ・ルイーズ・ウィリアムズ(Pf)
(4)E.マンダット(Cl)、M.バルタ(Vn)、J.メキス(Vn)、M=C.チ(Va)、
P.ブラウン(Cb)、C.モアハウス指揮
ホッファー(b.1934)はスイス生まれで現在アメリカで活躍する作曲家。映画、
TVの仕事を数多く手掛ける傍ら、シリアスな現代音楽も発表している。作風は
基本的に無調だが、調性的な部分もある。叙情的で静かな部分あり、カーチェ
イスを思わせる動きのある部分ありと、TV畑で培った経験が活かされているよ
うだ。この人の作品集はALBANYではほかに「マグース」(TROY798)がある。

TROY1021 \1980
「ジョン・マグナッセン/リモン・ダンスのための音楽」
(1)ザ・ウィングド/(2)詩篇
デイヴィッド・ブリスキン指揮
ジュリアード音楽院管弦楽団のメンバー
(2)M.レイコック指揮ウェストミンスター・カレッジ合唱団、
S.トンプソン(Br)、インスティテュート祝祭管弦楽団
マグナッセンはダンスや演劇のための音楽を数多く手掛けており、そうした媒
体に適した作風。調性、ミニマル、ポップスのイディオム、ドビュッシー、ス
トラヴィンスキー的な要素と多様なスタイルが折衷されている。一聴した印象
ではマイケル・ナイマン、ギャヴィン・ブライヤーズに近いものを感じる。

TROY1022 \1980
「ニュー・アメリカン・マスターズVol.2」
キャロライン・ニューマン(b.1951):ファンタジー(2006)/
フランク・エズラ・レヴィ(b.1930):トリオ第2番(2006)/
ゲリー・エスコウ(b.1951):《ソナタじゃないよ!》(2005)/
アレン・ショウン(b.1948):3つの夜の風景/
カルロス・フランツェッティ(b.1948):
ヴィルトゥオージのための4つの楽章(2006)
パリサデ・ヴィルトゥオージ:
【マーガレット・スウィンコスキ(Fl)、ドナルド・モクリンスキ(Cl)、
ロン・レヴィ(Pf)】
パリサデ・ヴィルトゥオージはフルート、クラリネット、ピアノの三重奏から
なるアンサンブルでCDはこれが二枚目となる(一枚目はTROY826)。前回より作曲
家の世代は若くなっているが、曲はやはり近代フランス、新古典主義を思わせ
る親しみやすいものばかり。

TROY1023 \1980
「フローレ・アルジェンティーナ/カルロス・ガスタヴィーノの歌曲集」
アルゼンチンの花、揺りかごの6つの歌、アルゼンチンの4つの歌
ほか全31曲
デジレ・ハラク(Ms)
ダルトン・ボールドウィン(Pf)
ガスタヴィーノはヒナステラとほぼ同世代のアルゼンチンの作曲家。器楽曲で
は野心的な試みもしたようだが、歌曲は民謡風の穏健な作風。モンポウやアル
ベニスの歌曲を思わせる。伴奏はなんとスゼーやアメリングなどの名歌手の伴
奏で知られるピアニスト、ボールドウィンが務めている。

TROY1029 \1980
「アメリカン・ビューティ/ラグタイムの花束」
ジョセフ・ラム:ラグタイム・ナイチンゲール、アメリカン・ビューティ/
ゲーリー・スマート:
ララミー・ラグ、2つの花のラグ、クラッカー・ラグ、
ピーナッツ・バター・ラグ、ウィーンの夜、ハーレクイン・ラグ、ベル・ラグ
ジェームズ・スコット:優美/ロバート・ハンプトン:カタラット・ラグ/
スコット・ジョプリン:メキシカン・セレナード、グラジオラス・ラグ/
ほか全14曲
ゲーリー・スマート(Pf)
ゲーリー・スマートの自作7曲を中心とした古き良きアメリカを思わせるノスタ
ルジックなピアノ・ラグタイム集。ゲーリー・スマートはアメリカではよく知
られた作曲家兼ピアニスト。既に当ALBANYレーベルに多くのCDがある。

TROY1031 \1980
「チェイシング・タイム/エレノア・コリー:作品集」
(1)チェイシング・タイム(2002)/(2)会話(2004)/
(3)3つの歌(2001)/(4)鏡(2005)/
(5)弦楽四重奏曲第2番(2000/2004)
(1)-(4)ニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル:
【J.ローゼンフェルド(Fl)、J.スタンバーグ(Cl)、L.クァン(Vn)、C.フィンケ
ル(Vc)、S.ゴスリング(Pf)】
(5)アトランティック弦楽四重奏団
エレノア・コリー(b.1943)はニュージャージー州出身の女性作曲家。ハーヴァ
ード大学、コロンビア大学に学び、作曲はウォーリネンに師事した。セリーを
基本とした新保守主義ともいえる手堅い作風で典型的な東海岸流アカデミズム
の作曲家。

TROY1032 \1980
「コスミック&ドメスティック・マスターズ
-アメリカの新しい歌曲」
(1)クリストファー・バーグ:リンカーンの手紙
(2)ダロン・アリック・ヘイゲン:《親愛なる若者たちよ》より
(3)ルッセル・プラット:
ウォルト・ホイットマン・カンタータ「午後から星月夜へ」
ミラー・ヴィジョンズ・アンサンブル:
【(1)(3)スコット・マーフリー(T)、(2)(3)リチャード・ラリ(Br)、
(2)トーブ・マラウィスタ(S)、(3)ジョディ・シャインバウム(S)、
(1)(2)マーガレット・カンプマイヤー(Pf)、(3)アレン・ダーリング(Pf)】
アメリカの中堅世代以上の作曲家の歌曲を集めた。バーグの「リンカーンの手
紙」は19世紀の曲と言われても信じてしまう。ヘイゲンの「親愛なる若者たち
よ」は無調的語法とコープランド的素朴さが奇妙に合体、プラットの「午後か
ら星月夜へ/ウォルト・ホイットマン・カンタータ」も、ある時は無調、またあ
る時はスティーヴン・フォスターと見紛うほど、飄々と時代を超越(?)したよう
な折衷主義である。

TROY1033 \1980
名手ショーン・オズボーンのモーツァルト
モーツァルト:
クラリネット五重奏曲イ長調K.581
クラリネット四重奏曲ヘ長調K.496
ショーン・オズボーン(Cl)
サイモン・ジェームズ(Vn)
マイケル・ミロポルスキー(Vn)
スコット・リゴツキ(Va)
ウォルター・グレイ(Vc)
クラリネットのショーン・オズボーンはメトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席
を永らくつとめ、またニューヨーク・フィル、ピッツバーグ響、アメリカ交響
楽団の首席客演もつとめた名手。

TROY1034 \1980
「ハロルド・ブルーメンフェルド:作品集」
(1)悪魔の詩-ボードレールの詩による
(1.ウォーター・ジェット 2.時計 3.間奏曲 4.前の生活)
(2)呪いのカルネ-ランボーの詩による
(1.さよなら-地獄の季節より 2.永遠-新しい詩より)
(3)神話-デレック・ウォルコットの詩による
(1.夢 2.ヨーロッパ 3.群島)
(1)(3)ドニー・レイ・アルバート(Br)
(1)(2)クリスティーネ・シェイドバーグ(S)
(1)ジョエル・エリック・スーベン指揮
ポーランド国立放送響
(2)ハロルド・ブルーメンフェルド指揮
セント・ルイス・アンサンブル・オブ・エイト
(3)ポール・フィリップス指揮ダラス・ヴォイセス・オブ・チェンジ
ブルーメンフェルドは声楽への関心が深く、オペラを始め多くの声楽作品を発
表している。作風は無調でシェーンベルク、ベルクに似た緊張した空間を作り
上げる。ALBANYレーベルには、やはりランボーの詩によるオペラ「地獄の季節」
(TROY262)、デレク・ウォルコットによる神話/ジーグフリート・サスーンによ
る戦争挽歌(TROY443)がある。

TROY1035 \1980
「愛と切望の歌/アメリカの新しい歌曲」
スティーヴン・ポーラス:愛と切望の歌/
ヤユダ・ヤネイ:記憶されたエロス/
ヘンリー・モリコーン:5つの愛の歌、3つの単純な歌/
ジョン・ダウニー:包含、私は愛する/
リチャード・フェイス:
水兵の歌、もし私だったら、シレーヌの夕べ、暇乞い、春
ヴァレリー・エランテ(Sop)
ジェフリー・ピーターソン(Pf)
アメリカの様々な世代の作曲家の歌曲を収録。7つのごく短い曲からなるポーラ
スの「愛と切望の歌」は日本の短歌の形式に霊感を受けたという。全体にロマ
ン派、近代の様式で書かれた穏やかな音楽。わが国には日本歌曲という現代音
楽ではないが、さりとてクラシックでもない独自の分野があるが、そうしたカ
テゴライズに従えばこれらはアメリカ歌曲といえるだろう。

TROY1037 \1980
「アウトサイド・ミュージック/エドムンド・キャンピオン作品集」
アウトサイド・ミュージック(2005)、
黄金のダムス(2000)
完全な豊富な時間(1990)、
汝の素敵な数で私を溶かして(2002)
ルージング・タッチ(1994)
サンフランシスコ・コンテンポラリー・ミュージック・プレーヤーズ
エドムンド・キャンピオンは1957年ダラス生まれ。コロンビア大学で学んだ後、
パリ音楽院でスペクトル楽派のジュラール・グリゼーに師事した。またIRCAMで
も研鑽を積み作品を制作している。ミニマル・ミュージック、コンピューター、
ゲーム音楽などポップな軽さとヨーロッパの前衛音楽を融合した作風。「汝の-」
と「ルージング・タッチ」はライブ・エレクトロニクスを使ったアメリカの作
曲家には珍しくシリアスな作品。

TROY1044 \1980
「イアンシング・マクロスキー(b.1964):室内楽作品集」
(1)ワイルド・ベル-ヴィオラとピアノのための
(2)オク-オク-サキソフォン四重奏
(3)ソルサンゲ(太陽の歌)
(4)染色-ピアノ・トリオ
(5)かすり傷-金管五重奏とドラムのための
(1)レティシア・オークス=ストロング(Va)、ティモシー・ダーコビク(Pf)
(2)フロスト・サックス四重奏団
(3)メラニー・ガーモンド(S)、キャロラン・バフ(A)、ウィリアム・ドソン(T)
(4)ジョアンナ・カーコウィッツ(Vn)、アンドルー・テイル(Vc)、
ニナ・フェリーノ(Pf)
(5)アトランティック金管五重奏団、R.シュルツ(ドラム)
マクロスキーは様々な音楽の影響を受けながら独自の世界を築いている。ヴォ
ーカル・アンサンブルのためのソルサンゲ(太陽の歌)は、東方聖歌、ジョスカ
ン・デ・プレに現代的感性をブレンドした秀逸な作品。ピアノ・トリオ「染色」
は激しいリズムと鮮烈な色彩の対比が美しい。豊かな才能を感じさせる作曲家。




<アクースティカ・レーベル(日本)>
PPCA-609 \2800
「2007年ロン・ティボー国際音楽コンクール・ピアノ部門優勝記念CD」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番K.310
フォーレ:主題と変奏Op.73
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調Op.5
田村 響(ピアノ)
録音:2008年4月17日-18日,三重県総合文化会館大ホール
2007年のロン・ティボー・コンクールで優勝し、一躍時の人となった田村 響
の待望の新録音です。田村は1986年愛知県安城市生まれ。愛知県立明和高校音
楽科を卒業後、ザルツブルグ音楽大学に留学。1993年より数々のコンクールに
入賞を果たし、2002年ピティナ・ピアノ・コンペティションで特級グランプリ、
やはり2002年の園田高広賞ピアノ・コンクールで歴代最年少で園田高広賞第1位
を受賞しました。現在国内外でリサイタルやオーケストラとの共演などで活躍
しています。

PPCA-602 \2800
「田村響 デビュー・アルバム」
ハイドン:ピアノ・ソナタト短調Hob.XVI/44
メンデルスゾーン:幻想曲嬰へ短調 「スコットランド・ソナタ」op.28
リスト:B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ S.529
ヤナーチェク:ソナタ「1905年10月1日、街頭から」
J.シュトラウスII世/ゴドウスキー:「こうもり」
田村 響(P)
録音:2003年12月24-25日、三重県総合文化センター大ホール

PPCA-605 \2800
「杉目奈央子 リサイタル・ライヴ」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」Op.27-2
シューマン:謝肉祭Op.9
リスト:「詩的で宗教的な調べ」より第7曲「葬送」
リスト:愛の夢第3番
杉目奈央子(ピアノ)
録音:2005年9月19日大分市iichiko音の泉ホール、ライヴ
杉目奈央子は1969年生まれ、1986年園田高広賞ピアノ・コンクールに於いて園
田高広賞及び園田高広賞奨励賞受賞。1992年桐朋学園大学卒業。玉置義巳、園
田高広氏に師事、同大研究科へ進む。1994年-96年、ミュンヘン国立音楽大学
マスタークラスでミヒャエル・シェーファー氏のもとで研鑽を積み、マイスタ
ーディプロマを取得して卒業。1996年、第48回ブゾーニ国際ピアノ・コンクー
ル第6位入賞。留学帰国後、地元大分においてソロ、室内楽、オーケストラと
の協演など活躍中。

PPCA-606 \2800
トッパン・ホール・シリーズPianists「大橋雅子リサイタル・ライヴ」
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲(H.バウアー編)/シューマン:謝肉祭Op.9
/グラナドス:組曲「ゴイェスカス」より「嘆き、または美女とうぐいす」/
ラヴェル:「鏡」より「悲しい鳥たち」「洋上の小船」「道化師の朝の歌」
/バッハ:ガヴォット(ラフマニノフ編)/ガーシュイン:前奏曲第1番
大橋雅子(ピアノ)
録音:2005年4月シリーズ「ピアニスツ」第1回ライヴ(トッパン・ホール)
大橋雅子は東京に生まれ、3歳からピアノを始める。第8回園田高広賞ピアノ・
コンクールに於いて第2位、大分県知事賞を受賞。フェリス女学院大学音楽学部
首席卒業。ドイツ国立デトモルト音楽大学大学院修了。在学中、DAAD(ドイツ
学術交流会)コンクール第2位。その後、スイス国立チューリヒ音楽大学大学院
修了。現在、チューリヒ音楽大学講師。

PPCA-608 \2800
トッパン・ホール・シリーズPianists
「三木香代のショパン」
ショパン:バラード第1番-第4番、ピアノ・ソナタ第3番
三木香代(ピアノ)
録音:2005年11月19日,シリーズ「ピアニスツ」(トッパン・ホール)
三木香代は兵庫県龍野市生まれ、京都市立芸術大学音楽学部音楽学科ピアノ専
修卒業。1982年第51回日本音楽コンクール・ピアノ部門入選。1985年には第11
回ショパン国際ピアノ・コンクールにて最優秀演奏賞を受賞。その後も国際コ
ンクールで数々の賞を受賞。現在、国立音楽大学准教授。

PPCA-610 \2800
江尻南美が奏でる色とりどりの小品集「Bunte Bl?tter」
R.シュトラウス:「5つの情緒溢れる風景」Op.9より第1曲・第二曲
シューマン:「色とりどりの商品」Op.99より「5つのアルバムの綴り」
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調(遺作)
ゴイェスカス:「ゴイェスカス」より「嘆き。またはマハと夜鳴きうぐいす」
ダ・モッタ:「ポルトガルの風景」Op.9より第3番「ワルツ・カプリチョーザ」
スメタナ:バガテルと即興曲集第6番「おとぎ話」
リスト:巡礼の年第1年「スイス」より第9番「ジュネーヴの鐘-ノクターン」
ブラームス:4つのバラードOp.10より第4曲
江尻南美(ピアノ)
録音:2007年12月26-28日,三重県総合文化会館大ホール
江尻南美は東京生まれ、桐朋学園大学研究科とフランクフルト音楽大学を卒業。
ドイツ在住。

PANU-7002 \2800
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ イ長調D.664、Op.120
ピアノ・ソナタ イ短調D.784、Op.143
遺作のソナタ 変ロ長調D.960
辛島輝治(ピアノ)
録音:2005年7月29-31日

PANU-7003 \2800
シューベルト:ピアノ・ソナタ集II
ピアノ・ソナタ ト長調D.894、Op.78
ピアノ・ソナタ イ短調D.845、Op.42
辛島輝治(ピアノ)
録音:2006年6月6-8日
辛島輝治は1959年に東京藝術大学を卒業。東京藝術大学名誉教授。




<OTAKEN RECORDS>
未通針LPを基にした「SUPER ITAOKOSHI」フルトヴェングラー3タイトル一挙
発売(限定盤)
「Super“ITAOKOSHI”by OTAKEN」
所謂、オリジナルLPレコードが、フルトヴェングラ-の真実に迫るためのオ-ディ
オツ-ルとして、より有効である場合、その板起こしに際し、ノイズ除去や音質
いじりを一切しないことはもちろんですが、当社の擬似ガラスCD方式に耐え得る
盤質であるかどうかが、1番のポイントと言えましょう。幸い今回当社に提供さ
れたレコードは、某コレクターが長年に渡って厳重保管してこられた予備コレ
クションで、今日までついに未通針で来たと言われるミント盤です。アナログ
レコードはCDとは違い、掛ければ掛ける程傷むので、昔の熱心なコレクターは、
これは、というアイテムは二組買い求め、一方を鑑賞用に一方を保管用にした、
とのことです。今回せっかくですから、レコーダーへの入力レベル設定は通常
鑑賞用で厳密に行ない、予備のミント盤で処女通針の一発録りを敢行して、ユ
ーザーさまには初期盤のバージンサウンドを心行くまで堪能していただけるよ
うに致しました。さらに、擬似ガラスCD方式で明らかにされる、レコード盤の
音溝奥深く刻み込まれたフルトヴェングラ-演奏のディティ-ルの隅々までも味
わい尽くして頂けたら幸いです。尚、今回の使用音源レコードは、主にDGがフ
ルトヴェングラ-・メモリアムとしてKLの品番で発売したセットものからで、最
初期盤ではありませんが、この頃のプレス及び盤質は一番安定していると言わ
れており、ノイズ除去なしのストレート復刻で行くなら、時期的にはこのあた
りが限度となるでしょう。但し、もちろんチュ-リップ・レ-ベルであることは、
言うまでもありません。
演目については、シュ-マンの4番、シュ-ベルトのグレ-ト交響曲については、
今更申すまでもない大名演ですが、シュナイダ-ハンとのベートーヴェンの協奏
曲は、今回の復刻でかなり名誉挽回するのではないでしょうか?両端楽章のカ
デンツァはシュナイダ-ハン一世一代の大熱演と言えましょう。又、ハイドン
のV字交響曲も今回の復刻では、特に木管の美しさが、際立っております。
"復帰"3日目の「運命」はこのセットに元々含まれていないため、伊ヘリオドー
ルの初版を使用しました。この盤は「運命」一曲をレコード両面にフルカッティ
ングしており、音響条件の劣悪なティタニア・パラストでの録音から可能な限
りのダイナミックレンジが確保されていす。
オタケンレコード 太田憲志

TKC-315 \2080
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(2)シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(1)シュナイダーハン(Vn)
録音:
(1)1953年5月18日 ティタニア・パラストでのライヴ録音(A)
(2)1953年5月14日 イエス・キリスト教会での商業用録音 (B)
音源:(1)DG KL29、(2)DG KL28A

TKC-316 \2080
(1)ハイドン:交響曲第88番ト長調「V字」
(2)シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944 「ザ・グレート」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:
(1)1951年12月 イエス・キリスト教会での商業用録音
(2)1951年11月-12月 イエス・キリスト教会での商業用録音
音源:DG KL 28B(A)、DG KL 30(B)

TKC-317 \2080
(1)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」
(2)ベートーヴェン:「エグモント」序曲 Op.84
(3)ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
(4)バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:
(1)(2)1947年5月27日 ティタニア・パラストでのライヴ録音
(3)1949年12月19日 ティタニア・パラストでのライヴ録音
(4)1948年10月22日 ダーレム・ゲマインデハウスでの放送用録音
音源:
(1)伊ヘリオドール 88011、(2)独ヘリオドール 88008、
(3)DG 2740260の8面、(4)DG KL27A





<Edition HST>
HST-037 \2500
フローリアン・レオポルド・ガスマン(1729 ?1774);弦楽四重奏曲集
ニ短調 Hill455 (1774)
ヘ長調Hill435 (ca.1770)
ハ長調Hill461 (ca.1770)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2007年10月ライヴ録音
悲運の作曲家、フローリアン・レオポルド・ガスマン。
ボヘミア・ブリュックス生まれ。父親の反対を無視し音楽修行のため家出し、
モーツアルトの師でもあるイタリア・マルティーニに弟子入り。1763年にはグ
ルックの後継者としてヴィーン宮廷バレエ作曲家に、1772年3月からは宮廷歌劇
場監督に就任するも、1774年新作オペライタリア公演準備の移動中、馬車から
転落死去した。
最晩年のフーガを多用したニ短調四重奏曲を含む三曲。

HST-058 \2500
ヴァンハル(1739-1813);後期弦楽四重奏曲集
ハ短調Weinmann Va: c1 ( ca.1780 )
ハ長調op.33-1Weinmann Va: C7 ( ca.1785 )
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ:
【上保 朋子、秀川 みずえ(Vn)、福本 牧(Va)、高橋 義人(VC)】
録音:2008年 8月20日ライヴ録音
1771年イタリア留学後30才代になって、本格的の弦楽四重奏曲の作曲を開始し
たヴァンハル。この曲集op.4は、1779年独フンメル社より出版された。 ヴァ
ンハルの九番目の出版された弦楽四重奏集となる、一つの曲集が6曲セットで
あるから、49 ? 54番となる。(当時の作品番号op.は出版社が勝手に付けた整
理番号であり、強いて言えばフンメル社のヴァンハル作品第四番を意味する)
ヴァンハル自身100曲の弦楽四重奏曲を作曲したと伝記作家へ伝えている中で、
このハ短調四重奏曲はその作風から、1780年前後の作と推定される、ハ長調
はアルタリア社から1785年出版された最後の弦楽四重奏曲の第一番にあたる。




<若林工房レーベル(日本)>
WAKA-4128 \2400
シューマン:
花の曲 作品19
ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 作品14
ラフマニノフ:
練習曲 《音の絵》 作品33より 第7番、第2番、第1番
前奏曲 作品32の11
前奏曲 作品32の5
練習曲 《音の絵》 作品39より 第8番、第9番
ミハイル・リツキー(ピアノ)
録音: 2007年10月11-12日、新川文化ホール(富山県魚津市)
ロシアの若き巨匠ミハイル・リツキーの最新録音は、シューマンとラフマニノ
フという興味深いカップリング。ドイツとロシア、それぞれのロマン派音楽の
濃厚なエッセンスを凝縮したアルバムに仕上がりました。
シューマンのソナタ第3番は、別名「管弦楽のない協奏曲」と呼ばれるように、
巨大な構成と華麗なる技巧性を有した難曲。リツキーは独特の超絶技巧を駆使
して淡々と弾き進んで行きます。透徹で玲瓏たる美音。あくまで自然な息遣い
に包まれたフレージング。凛とした気品。精緻このうえないペダリングは移ろ
い行く色彩を見事に表出し、激情、目眩めく官能、揺れる情念が渾然一体と調
和する絶妙のシューマンを織り上げています。
そして圧巻はラフマニノフ。ロシアの民族的感傷や滴り落ちるようなロマン
ティシズムを感興豊かに歌い上げた見事な演奏です。強靭な打鍵、明晰な輪
郭、決して混濁しない和声推移、吟味された音色、そして甘美な叙情と熱い共
感、それらすべてが破格のスケールをもって悠揚胸に迫ってくる、まさにラフ
マニノフが意図した真の響きが再現されたといえるでしょう。

<Chandos>
CHSA 5067(SACD-Hybrid) \2850
オルフ:カルミナ・ブラーナ
ラウラ・クレイコム(ソプラノ)、バリー・バンクス(テノール)、
クリストファー・マルトマン(バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
ロンドン交響楽団&合唱団、ティフィン少年合唱団
その活躍と驚異的なレパートリーはもはや達人と呼ぶに相応しい現代屈指の
イギリス音楽のスペシャリスト、リチャード・ヒコックス。イギリス音楽だ
けでなく古楽から近現代までの幅広いジャンルでハイ・レベルの演奏を創造
するヒコックスと、ゲルギエフを首席指揮者に迎え飛ぶ鳥を落とす勢いで邁
進するロンドン響のコンビによるオルフの"カルミナ・ブラーナ"がシャンド
スのSACDシリーズから登場!
中世の詩歌集"カルミナ・ブラーナ"を題材としてオルフが作曲を行った世俗
カンタータ"カルミナ・ブラーナ"。ソプラノ、バリトン、テノールのソリス
ト、オーケストラ、混声合唱、児童合唱という声楽を伴う大編成の作品は、
ヒコックスの持ち味が活きる得意分野なだけに白熱のタクト捌きも非常に楽
しみ。

CHAN 10491 \2180
タネーエフ:ヴァイオリンと管弦楽のための《協奏的組曲》
リムスキー=コルサコフ:ロシアの主題による協奏的幻想曲Op.33
リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル交響楽団
名匠レオポルド・アウアーに献呈され、オイストラフの演奏でその存在を知
られるタネーエフの「協奏的組曲」。特にヴァイオリンとオーケストラの見
事なバランスは対位法の権威としての手腕が見事に発揮されたものであり、
交響曲と並ぶタネーエフの代表作の1つとして高い評価を受けている。
また19世紀ロシアで生まれた"ヴァイオリンのための協奏作品"の魅力を伝え
るこの作品集には、叔父であるアレクサンドル・タネーエフの師であり、自
身の理解者でもあったリムスキー=コルサコフの「2つのロシアの主題による
幻想曲」をカップリング。
ここはやはりなんといってもオイストラフを師に持つモルドコヴィチとエス
トニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィの灼熱コンビ。代表作ショスタコーヴィチ
(CHAN 8820)、プロコフィエフ(CHAN 8709)、ハチャトゥリアン(CHAN 9866)を
上回る凄演に期待です。

CHAN 10488 \2180
ミクロス・ローザ(1907-1995):管弦楽作品集Vol.1 ――
3つのハンガリーの風景Op.14/ハンガリーのセレナーデOp.25/シンフォニ
ー・コンサートのための序曲Op.26a/トリパルティータOp.33
ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック
シャンドスの"映画音楽集"やダンディの"管弦楽作品集"などで縦横無尽の活
躍を見せるマエストロ・ラモン・ガンバ。ヤルヴィ、ヒコックス、そしてノ
セダと並ぶシャンドスの中核指揮者として存在感を放つラモン・ガンバがBBC
フィルハーモニックとのコンビでスタートさせる新たなプロジェクトは、映
画音楽の巨匠ミクロス・ローザの管弦楽作品集。
ベン・ハー、エル・シド、白い恐怖などの傑作を生み出しアカデミー賞に3度
輝くなど、ハリウッド全盛期のアメリカで映画音楽の巨匠としての名声を確
立したローザ。これまでは映画音楽の作曲家としての姿が偉大すぎるが故に
その影に隠れてしまっていたローザのクラシック作品だったが、没後10年を
境として急速に注目が集まり始めており今回のシリーズがその勢いを加速さ
せることは間違いないだろう。映画音楽の大家であり祖国ハンガリーの民族
音楽の雰囲気を漂わせるローザの音楽は、映画音楽とクラシックを自由自在
に振り分けるラモン・ガンバにピッタリなレパートリー。
注目必至のシリーズがスタートです!

CHAN 10493 \2180
ダンス ――
ショスタコーヴィチ:3つの幻想的舞曲
ヒナステラ:粋な娘の踊り
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ドヴォルザーク:ドゥムカOp.12
チャイコフスキー:あまり踊りらしくないポルカOp.51-2
シベリウス:悲しいワルツOp.44-1
グァルニェリ:黒人の踊り
アルベニス:タンゴ
フィトキン:オールド・スタイル(世界初録音)
ピアソラ:天使のミロンガ
ヴィラ=ロボス:苦悩のワルツ
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
サティ:ジュ・トゥ・ヴ
ストラヴィンスキー:タンゴ
ショパン:マズルカOp.17-4
キャスリン・ストット(ピアノ)
世界各地でのコンサートやレコーディングをはじめ多岐に渡る活動を繰り広
げてきたイギリスの名女流ピアニスト、キャスリン・ストットの50歳&デビ
ュー30周年を記念したアニヴァーサリー・アルバム"ダンス"がシャンドスか
ら登場!この"ダンス"には、文字通りそれぞれが様々な特徴やスタイルを持
った世界中の"ダンス(舞曲)"を収録曲としてセレクト。
ポーランドやフィンランド、フランス、スペイン、ロシア、ハンガリー、ル
ーマニア、そして南米・・・練りに練られたプログラムで構成されるこの"ダ
ンス"は、1枚のディスクで世界各地の舞曲を楽しめる音楽の旅なのである。
またストットが信頼を寄せるイギリスの人気作曲家フィトキンからバースデ
ー・プレゼントとして贈られた「オールド・スタイル」(世界初録音)がプロ
グラムに加えられており、新たな刺激を忘れないところもストットの魅力。
楽しさと悲しみの両面を持ったユニークなダンス・アルバムがストットの節
目の年に花を添える。

CHAN 10492 \2180
シューマン:歌曲集 ――
ぼくの素敵な星よOp.101-4/メアリー・ステュアート女王の詩Op.135/
レクイエムOp.90-7/リーダークライスOp.39/
歌曲集《女の愛と生涯》Op.42
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)、ユージン・アスティ(ピアノ)
シグナム・クラシックスからリリースされたリサイタルのライヴ録音(SIGCD
072)がタイムズ誌、ガーディアン誌、BBCミュージック・マガジン誌などで絶
賛され大きな反響を呼んだイギリスのメゾ・ソプラノ歌手サラ・コノリー。
以前はザ・シックスティーンのメンバーとしても活動するなど第一線での活
躍を続けるサラ・コノリーがシャンドスから発表するソロ・アルバムはシュ
ーマンの歌曲集。
シューマン自身が"歌の年"と呼ぶなど数多くの名作が生まれた1840年に作曲
された「リーダークライス」、「女の愛と生涯」という2つの傑作を含むこの
歌曲集には、コノリーのシューマンへの深い想いが込められており濃密な内
容は相当のもの。シューマンをはじめドイツ・リートの伴奏者として高名な
名パートナー、ユージン・アスティのサポートも聴き逃せない。

CHAN 0755 \2180
モーツァルト:デュオ・ソナタ集Vol.1 ――
ヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調K.301/同第26番変ホ長調K.302/
同第27番ハ長調K.303
デュオ・アマデ〔キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)、
ジェフリー・ゴヴィアー(フォルテピアノ)〕
イギリスのピリオド楽器によるアンサンブル、"デュオ・アマデ"によるシリ
ーズ「デュオ・ソナタ集」の第1弾は1778年にマンハイムで作曲されたモー
ツァルトのヴァイオリン・ソナタ第25番-第27番の3作品。
"デュオ・アマデ"はシャンドスやハイペリオンでお馴染みのパーセル・クヮ
ルテットの創設メンバーであり、エイジ・オヴ・エンライトメント管の前リ
ーダーとしても知られるキャサリン・マッキントッシュと歴史的な鍵盤楽器
の名奏者ジェフリー・ゴヴィアーによるデュオ。
マッキントッシュが駆使するジョヴァンニ・グランチーノ1703年製のヴァイ
オリンと、ゴヴィアーが弾くアントン・ワルター製のフォルテピアノの響き
がブレンドすることによって円熟のソナタの魅力が更に増すことだろう。





<Etcetera>
KTC 1320 \2300
スヴェーリンク:合唱作品集第3集 ――
主よ、われは御身を愛し奉る/詩篇109番/Tanto tempore vobiscum sum/
詩篇77番/Che giova posseder cittadi e regni/Yeux qui guidez mon ame
/Dolcissimo ben mio/おお 主イエス・キリストよ/詩篇114番/主を畏る
ることは/我が青春はすでに過ぎ去り/Qual vive Salamandra
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)、
オランダ室内合唱団、
ウィレム・ブレマー(コルネット&バス・ダルシアン)、
レネ・ファン・ラーケン(テナー・ショーム&テナー・ダルシアン)、
ハリー・リース(アルト・サックバット)、
ヴィム・ベク(テナー&バス・サックバット)
ピーター・フィリップス、トン・コープマン、ウィリアム・クリスティ、
フィリップ・ヘレヴェッヘなど、古楽界の権威たちが指揮を振り話題を呼ん
だオランダ室内合唱団のスヴェーリンク・シリーズ。
第3集で名門オランダ室内合唱団を指揮しているのは、ベルギーの古楽演奏
団体ウエルガス・アンサンブルの創設者としても高名なパウル・ファン・ネ
ーヴェル。
ネーヴェルの指揮者としてだけでなく、音楽学者としての視点からのアプロ
ーチによってスヴェーリンクの音楽からさらに豊かな響きを生み出されてい
る。サックバットやダルシアン、ショームといった古楽器のサウンドと合唱
のハーモニーの融合も見事。1989年&1990年の録音。

KTC 1364 \2300
ハールレムのミュラー・オルガンのための新しい音楽 ――
ウィム・デ・ルイター(1943-):トリフィド
ピート・ケー(1927-):
オルガン-ピーテル・ヤーンスゾーン・サーンレダムへのオマージュ
ハンス・コックス(1930-):夕闇に鳴くつぐみ
ハンス・アッセルベルフス(1953-2007):-12zeven5-
ロデリック・デ・マン(1941-):クロス・カレンツ(全曲世界初録音)
ヨス・ファン・デル・コーイ(オルガン)
モーツァルトが弾いたとも伝えられているハールレム(オランダ)の聖バー
ヴォ教会のパイプ・オルガン。
このオランダ最大級の規模と長い歴史を持つこのミュラー・オルガンでの演
奏のために、オルガンの世界的名手ピート・ケーや現代オランダの作曲家ハ
ンス・コックスなど5人の音楽家が新たな作品を作曲。
これらの新たな作品の録音を担当したのは、ピート・ケーの下でオルガン演
奏と即興の研鑽を積んだオランダのオルガン奏者ヨス・ファン・デル・コー
イ。歴史的オルガンによる全曲世界初録音の作品集はオルガン愛好家要チェ
ックの1枚!

KTC 1372 \2300
ブリタニア-フルート、弦楽とチェンバロのための室内楽作品集 ――
ラッター:フルート、弦楽とチェンバロのための《古風な組曲》
ブリッジ:アイルランドの旋律
ハワード・ブレイク(1938-):フルート五重奏曲
ジェイコブ:フルート、弦楽とチェンバロのための《4つのファンシーズ》
アラン・ステファンソン(1949-):
ピッコロ、弦楽とチェンバロのためのコンチェルティーノ
ペーター・フェアホイエン(フルート&ピッコロ)、
アルコ・バレーノ・アンサンブル
ピッコロのためのオリジナル作品のみを集めた"ピッコロ・チューン"やヴィ
ヴァルディ、ハイドンのユニークなアルバムをエトセトラ(Etcetera)からリ
リースしているアルコ・バレーノ・アンサンブルの最新作。この"ブリタニ
ア"では、アンサンブルのメンバーであり、ヘレヴェッヘとのコンビでお馴
染みのロイヤル・フランダース・フィルで首席ピッコロ奏者として活躍する
ベルギーの名手ペーター・フェアホイエンが主役。
合唱の神様ラッター、吹奏楽作品で知られるジェイコブなどの珍しいフルー
ト作品を楽しめるイギリス・プログラム。この1枚で近現代イギリスのフル
ート作品の醍醐味が味わえる。




<Pavane>
ADW 7403 \2300
パガニーニ(コードレー編):24のカプリースOp.1(フルート版)
ジュリアン・コードレー(フルート)
ピーター・ロイド、ジェフリー・ギルバート、ペーター・ルーカス・グラー
フの下で研鑽を積み、20世紀イギリスの名作曲家アルン・ホディノットから
は"フルート・ソナタ"を献呈された名手ジュリアン・コードレーが自身の手
でフルート用にアレンジを施したパガニーニの"24のカプリース"。
"24のカプリース"のアレンジはエリオット・フィスクのギター版(NI 2505)
が世界的にも有名だが、このコードレーのフルート版でもフィスクの演奏に
匹敵する超絶テクニックが次々と繰り広げられている。フルート関係者&ア
レンジ・ファン必聴盤!1997年5月15日-16日の録音。

ADW 7326 \2300
スカルラッティ:ソナタ集 ――
ソナタ ト長調K.125/ホ長調K.162/ヘ短調K.466/ニ短調K.1/イ長調K.322
/ホ長調K.531/嬰ハ短調K.247/ト長調K.2/変ホ長調K.193/ロ短調K.27/
ニ長調K.415/変ロ長調K.441/ト短調K.476/ヘ短調K.481/ホ長調K.380
プリスカ・ブノワ(ピアノ)
ソリストとしても1990年のマリア・カラス大賞、1991年のダブリン国際ピア
ノコンクールでの入賞経験を持ち、現在はフランスの名門パリ国立高等音楽
院の教授として後進の指導にもあたっている女流奏者プリスカ・ブノワ。
師であるジャック・ルヴィエ譲りの高いセンスがピアノによるスカルラッティ
を色彩豊かな演奏に仕上げている。丁寧なタッチが生む音色も美しい。
1994年6月の録音。

ADW 7324 \2300
ロシアのポリフォニーとジョスカン・デ・プレ ――
ジョスカン:
汝, 貧しき者の憩いよ、ミサ曲《エリザベト》(ミサ・フザン・ルグレ)
作曲者不詳(17世紀頃):
モノディー、賛歌、Adam's contrition before heaven
マカリエフスキ:天使ケルビムの賛歌
ティトフ:天使ケルビムの賛歌
作曲者不詳(17世紀頃):We sing the praises of you
ミハイロヴィチ:We sing the praises
ペカリツキ:汝の聖なる精神
ティトフ:マイ・ハート・イズ・レディ
イゴール・ユラフレンコ(ディレクター)、
トベリ・フィルハーモニー・マドリガリスト・コラール・アンサンブル
《ルスキ・パルテス》
イギリスの作曲家フライのシャンソンを定旋律に用いたジョスカンの代表作
の1つ"ミサ・フザン・ルグレ"とロシアの知られざるポリフォニーを収録した
宗教合唱作品集。
ミンスク少年青年合唱団のディレクターを務めたロシアの合唱指揮者ユラフ
レンコが率いる「ルスキ・パルテス」のロシアの大地を思わせる男声の分厚
いハーモニーが印象的な演奏。1994年7月の録音。

ADW 7323 \2300
ヴォルフ:メーリケ歌曲集より
ダイナ・ブライアント(ソプラノ)、ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)
1978年のMETナショナル・オーディションで優勝を果たし、オペラの舞台は
もちろんのこと、ベルギー国立管、ルクセンブルク放送響、デトロイト響な
どとの共演やソリストとしても活躍するアトランタ出身のソプラノ歌手ダイ
ナ・ブライアント。
この"メーリケ歌曲集"には全曲の中から"風に寄せる歌"や"別れ"など16曲を
収録。

ADW 7318 \2300
リスト:
コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフ
ーガS.259
ロイプケ:オルガンのためのソナタ ハ短調《詩篇第94番》
カロル・ゴレビオウスキ(オルガン)
ゴレビオウスキは、ニュルンベルク、ブルージュ、ミュンヘン、シュパイヤ
ー、ローマなどの国際コンクールで実績を残したポーランドのオルガニスト。
ストックホルム・カタリナ教会のグランド・オルガンを通じて響くリストと
ロイプケの作品は劇的であり神秘的でもある。1989年11月の録音。





<NBE Live>
NBECD 021 \2300
悲しみのゴンドラ-
リスト:
おお悲しみよ(キューレン編)/尼僧院の僧房(キューレン編)/ゆりかごの
歌(ワーヘマンス編)/暗い雲(シェーンベルガー編)/パレストリーナによる
ミゼレーレ(シェーンベルガー編)/調性のないバガテル(ワーヘマンス編)/
泣き、嘆き、悲しみ、おののき(ワーヘマンス編)/悲しみのゴンドラ第2番
(スミルノフ編)/水の上を歩くパウラの聖フランチェスコ(スミルノフ編)/
おお悲しみよ(キューレン編)
オランダ管楽アンサンブル
モーツァルトの"グラン・パルティータ"といった超名曲の録音や、斬新な発
想から生まれるジャンルの壁を取り払ったコンサートなど変幻自在の活躍で
新たな道を突き進む名門オランダ管楽アンサンブル。リストのコンサートで
は湖上に浮かぶゴンドラの映像をスクリーンに映しながら演奏を行うなど、
新時代のオランダ管楽アンサンブルが持つ無尽蔵のアイディアに圧倒させら
れる。管楽アンサンブルによるリストの演奏も一味違い面白い。
2007年10月28日のライヴ録音。

NBECD 022 \2300
ルイ・アンドリーセン:国家
オランダ管楽アンサンブル
プラトンの「国家」が作品の基盤となっている現代のオランダを代表する作
曲家ルイ・アンドリーセンの大作「国家」。4本のオーボエ、4本のホルン、
4本のトランペット、4本のトロンボーン、4本のヴィオラを中心にエレキ・
ギターやハープ、ピアノ、女声ヴォーカルという独特な編成が刻み続けるリ
ズムにいつの間にか引き込まれてしまうのだから不思議。
ロッテルダム・フィルやオランダ放送フィルの金管奏者たちやバート・シュ
ニーマンを中心としたオランダ管楽アンサンブルの強烈なパワーと柔軟性は
桁外れ。2008年2月のライヴ録音。




<Cavalli>
CCD 297 \2300
ドロテー・エベルハルト(1952-):
クラリネットとピアノのための《パシトス》/ピアノ三重奏曲第3番/フル
ート三重奏とピアノのための《ゼノン・フィ》/六重奏曲
ゾルターン・コヴァーチ(クラリネット)、
アクセル・グレンメルスパヒャー(ピアノ)、
ヴィヨーム・トリオ、マンハイム・フルート・トリオ、
ヴェルサス・ヴォクス・アンサンブル
ピアノ、アコーディオン、クラリネット、サクソフォン、そしてギリシャ哲
学を学んだ1952年メミンゲン出身の女流作曲家、ドロテー・エベルハルトの
室内楽作品集。クラリネットやフルートの作品はドイツを中心に演奏機会が
増えそう。演奏者陣も粒揃い。




<Thorofon>
CTH 2458 \2300
リルケ歌曲集 ――
ヒンデミット:歌曲集《マリアの生涯》Op.27より
レジナ・ヴィッテマイヤー(1956-):歌曲集《私は私のために生きる》
バルバラ・ザウター(ソプラノ)、リヒャルト・ヴィードル(テノール)、
ファビアン・ドーブラー(ピアノ)
20世紀を代表する詩人ライナー・マリア・リルケの詩を題材としたソプラノ
のためのヒンデミットの歌曲、同じくリルケの詩を題材とした現代ドイツの
作曲家ヴィッテマイヤーによるテノールのための歌曲集をカップリング。





<Musiqnes En Wallonie>
MEW 0843 \2300
マグリットのブルース ――
パック:セレナード
バディ:スロウ・フォー・ツー
デマレ:シメール、夢
ラングロワ:愛のワルツ
ビー:スタンディング・オン・ザ・ポーチ
フリングス:アヴュー
デルトゥール:牧歌/他
ジョー・ルメール(ヴォーカル)、マリー=ルース・ディアス(ソプラノ)、
アントニオ・レオネル(テノール)、
エリック・マト(指揮)、チボリ・バンド
20世紀ベルギーを代表する名画家ルネ・マグリットが生きた時代、そしてマ
グリットが公演告知のためにポスターを書いたサロン音楽を集めた作品集。
ベルギーの女性シンガー、ジョー・ルメールの陰影のある歌声やチボリ・バ
ンドの情緒あふれる演奏が当時のサロン・ミュージックを再現している。





<Cybele>
SACD 860.601(SACD-Hybrid) \2850
ジャクリーヌ・フォンティン(1930-):管弦楽作品集 ――
On a landscape by Turner/Au fil des siecles/L'Anneau de Jade/
Quatre Sites(全曲世界初録音)
ダーフィト・ポルスレイン(指揮)、
ヤナーチェク・フィルハーモニック管弦楽団
このレーベルでは珍しいオーケストラ・アルバムは、アントワープ生まれの
ベテラン女流作曲家ジャクリーヌ・フォンティンの管弦楽作品集。
作曲をマルセル・キネ、指揮法をハンス・スワロフスキーに学んだフォン
ティンの管弦楽作品は、コンセルトヘボウ管、ロッテルダム・フィル、ドレ
スデン・フィルなど名門オーケストラによって演奏が行われてきた実績を持
つ。

Cybele 960.104 \2300
機械じかけVol.4 ――
ハンス=ヴェルナー・シュナイダー(1953-):
wenn ich auf einem Instrument spiele
ジョン・マッコーイ(1948-):Manche Lucias und Desdemonas
マックス・E.ケラー:Sie
ディルク・ライチ(1947-):Entwurf eines Programms
電子楽器による演奏
気鋭の作曲家たちによって1970年代に作曲されたエレクトロニック・ミュー
ジック。人の声とエレクトロニック・サウンドのブレンドによる不思議な世
界。

Cybele 960.10 \2300
機械じかけVol.5 ――
ニク・ジェミング(1960-):Angelique, mais sans dieu
トーマス・ネイハウス(1961-):
The Bad Boys Were Prodding the Bear Through the Bars of the Cage
クラウディウス・ブルーゼ(1960-): Kapitel 80
マーカス・レッパー(1987-):FM Suite
ルドガー・ブルンマー(1958-):TroTropf OrT
ディルク・ライチ:nested loops I
ウラディミール・ドシャムバゾフ(1954-):No contact III
電子楽器による演奏
シリーズの第5集は1980年代に作曲された作品7曲を収録。

Cybele 960.106 \2300
機械じかけVol.6 ――
ラルフ・オラーツ(1964-):Pyrocua
フリードヘルム:ハルトマン(1963-):exSamples mechanique
ハネス・ガレット・ザイドル(1977-):re: bounce
ヨン・ジョン・ヤン(1966-):grau & blau
スヴェン=インゴ・コッホ(1974-):saxl
ローマン・プファイファー(1976-):Dem Grau der Nacht enttaucht
ディルク・ライチ:Dialog
電子楽器による演奏
1990年代の作品を集めた第6集。懐かしのファミコンを思い出させるような
サウンドが顔を出す場面も。




<Glossa>
GCD 921204 \2300
J・S・バッハ:
フルート協奏曲ロ短調(世界初録音)/三重協奏曲ニ長調BWV.1050a
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
マルチェロ・ガッティ(トラヴェルソ)、
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン&ディレクター)、
アンサンブル・アウローラ〔ロゼッラ・クローチェ(ヴァイオリン)、
ジョアンナ・フシチャ(ヴィオラ)、
ジュディス=マリア・オロフソン(チェロ)、
リッカルド・コエラティ(ヴィオローネ)、ミケーレ・バルキ(チェンバロ)〕
J・S・バッハの"フルート協奏曲ロ短調"。"協奏曲BWV.1056a"や"協奏曲
BWV.1059a"とは違うこの知られざる"フルート協奏曲ロ短調"の復元演奏に挑
むのは、ストラデッラのオラトリオや若きヴィヴァルディのソナタを発表し
てきたバロック・ヴァイオリンの神様エンリコ・ガッティとトラヴェルソの
名匠にしてエンリコの実弟マルチェロ・ガッティ、そしてガッティ兄弟の盟
友たちが集うアンサンブル・アウローラ!
イタリアの音楽学者フランチェスコ・ジメイが長年の研究成果に基づいて復
元を施した失われし"フルート協奏曲ロ短調"。
ジメイは復元を行うにあたって、カンタータ第207番からのアリア「お前たち
の足どりを鈍らせてはならない」BWV.207/3、カンタータ第209番「悲しみの
いかなるかを知らず」BWV.209、カンタータ「レオポルト殿下)」BWV.173aの
3つの声楽作品がこの"フルート協奏曲"のソースであることを確認。
作品の基盤となるこれらの作品に様々な研究結果を組み合わせ「Allegro -
Andante - Allegro」の3楽章形式を構築することによって、大バッハの知ら
れざる"フルート協奏曲"を復元させることに成功したのである。
またこのフルート(トラヴェルソ)が重要な役割を担うバッハ・アルバムには、
ブランデンブルク協奏曲第5番の初稿版である"三重協奏曲ニ長調BWV.1050a"、
フルート協奏曲の形式を持つライプツィヒ時代の名作"管弦楽組曲第2番”を
収録。「ギャラント様式」で結びつく3つの作品の関連性を探るのもこのアル
バムが持つ魅力の1つ。
驚喜、感動、歴史的発見など数多くの魅力を兼ね備えたガッティ兄弟のバッ
ハ・アルバム。演奏、作品とも話題必至の大注目盤です!2007年11月、サン
・ミケーレ教会(イタリア/モデナ)での録音。




<Gimell>
CDGIM 209 2枚組(1枚分価格) \2180
タリス・スコラーズ-チューダー朝の教会音楽を歌うVol.1 ――
ジョン・ブラウン(d.1505):
めでたし女王, あわれみ深きみ母、キリストの十字架のもとに、
スターバト・マーテル、おお, この世の輝ける女王、
おお, 救い主のみ母なるマリア
ウィリアム・コーニッシュ(d.1523):喜びたまえ、キリストのみ母になる乙女
ジョン・タヴァナー(c.1490-1545):西風のミサ
ウィリアム・コーニッシュ:めでたし女王、めでたしマリア, 神のみ母
クリストファー・タイ(c.1505-c.1573):西風のミサ
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ

CDGIM 210 2枚組(1枚分価格) \2180
タリス・スコラーズ-チューダー朝の教会音楽を歌うVol.2 ――
ジョン・シェパード(c.1515-1558):
生のただ中に、すべての救い主なるキリスト、タルシスの王らは、
この聖なる儀式にあたり、汝が御手にI、同II、同III、言葉は肉となり、
西風のミサ
トマス・タリス(c.1505-1585):
断食し泣きながら、おお, 救いのいけにえよ、おお, 光より生まれし光
ロバート・ホワイト(c.1538-1574):
マニフィカト、汝はわが受く分なり、天の元后、光にして日なるキリストIII、
同IV、 主よ, 汝にこたえたまわんことを、エレミアの哀歌
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ
古楽ファンや合唱ファンのみならず、幅広い層のリスナーから大きな支持を
集めている世界最高のア・カペラ・グループ"タリス・スコラーズ"の大好評
ベスト盤。
ヘンリー8世の戴冠500周年(戴冠は1509年6月24日)を記念して一挙に同時リリ
ースとなるシリーズ第9弾&第10弾のテーマは"チューダー朝の教会音楽"!
ヘンリー7世によって開かれ、ヘンリー8世、エドワード6世、メアリー1世、
エリザベス1世へと受け継がれていったチューダー朝。
イギリス国教会の設立、カトリック、プロテスタントの弾圧、エリザベス1世
の「中道政策」などキリスト教を取り巻く環境が次々と変化したチューダー朝
の時代を生きたタリス、シェパード、ホワイト、ブラウン、コーニッシュ、
タイ、そしてタヴァナーなど音楽史にその名を刻むイギリスの大作曲家たち
が遺した「教会音楽」の名作を2巻4枚のディスクに凝縮。
またシリーズの特色でもある歴史的名画を用いたジャケット・デザインや特
別に設定されたグッド・プライスも大きな魅力!
究極のハーモニーでチューダー朝時代のイギリスにおける教会音楽の変遷を
知ることが出来るというこの上ないクォリティを持ったタリス・スコラーズ
の注目リリースである!
ピーター・フィリップスによって1973年に結成された世界最高のア・カペラ
・グループ「タリス・スコラーズ」は、2007年6月に行われた来日公演で日本
公演通算100回記念&世界公演通算1500回という偉業を達成。
グループ名の由来となった16世紀イギリス音楽の大家トマス・タリスなどの
偉大な作曲家たちの作品を続々と発売し、その確かな理論に裏づけされた歌
唱法と群を抜くハーモニーで世界中のファンに大きな感動を与え続けている。




<Hyperion>
CDA 67624 \2180
アルカン:チェロ・ソナタ ホ長調Op.47
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65
アルバン・ゲルハルト(チェロ)、スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
チェロの貴公子アルバン・ゲルハルトとスコットランドの風雲児スティーヴ
ン・オズボーンの強力タッグによる最新盤は、アルカン&ショパンのチェロ
・ソナタ集という期待度満点のプログラム!
歴史に輝く名作だけでなく、19世紀の知られざるチェロ作品の発掘に並々な
らぬ情熱を注ぎ続けているゲルハルト。
その飽くなき探究心の成果は、2つの「ロマンティック・チェロ・コンチェル
ト・シリーズ」や「レーガー:チェロ作品全集」などで確実に証明されてお
り、ヒューイットやアムランと並び立つハイペリオンの柱としてその双肩に
懸かる期待は大きい。
"ショパン"と"アルカン"。この2人には19世紀の同世代の作曲家という部分だ
けでなく、共にチェロ・ソナタを当時の大チェリストであるオーギュスト・
フランショームのために作曲したという共通点を持っている。
アルカンのチェロ・ソナタもピアノ作品と同じく非常に高度なテクニックを
要求される難曲であるがため演奏機会に恵まれずあまり知られてこなかった
が、その完成度と作品の持つ煌びやかで濃厚な魅力は間違いなく19世紀を代
表するチェロ作品である。
そしてショパンのチェロ・ソナタもアルカンと同様にチェロとピアノの両方
に高度なテクニックが求められる作品であり、その大半がピアノ作品だった
ショパンの作品の中でも一味違った輝きを放っている。
またショパンとアルカンのチェロ・ソナタでは、チェロ以上にピアノが重要
な役割を担う部分が少なくないだけにオズボーンの存在は頼もしい限り。
19世紀の大チェリスト、オーギュスト・フランショームのために書かれた2つ
のチェロ・ソナタに、現代の天才アルバン・ゲルハルトがどのように挑むの
か?楽しみが尽きないゲルハルトのアルカン&ショパンに乞うご期待!

CDA 67701/2 2枚組 \4360
ヘンデル:セレナータ《パルナス山の祭典》HWV.73
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、ルーシー・クロウ(ソプラノ)、
レベッカ・アウトラム(ソプラノ)、ダイアナ・ムーア(メゾ・ソプラノ)、
ルース・クレッグ(アルト)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
マシュー・ホールズ(指揮)、キングズ・コンソート
1980年の創設から音楽監督ロバート・キングとのコンビで数多くの名演、名
盤を生み出してきたヨーロッパ屈指のピリオド・オーケストラ、キングズ・
コンソート。今回、2005年からキングズ・コンソートに副音楽監督として加
わっていたマシュー・ホールズがロバート・キングに代わって音楽監督に就
任!
新音楽監督マシュー・ホールズによるキングズ・コンソート新体制での最初
のリリースは、ヘンデルのセレナータ「パルナス山の祭典」の全曲録音。
「アレグザンダーの饗宴」や「聖チェチーリアの頌歌」と同時期の作品であ
るこのセレナータ「パルナス山の祭典」とは、自らの弟子でもあった第1王女
アンとオラニエ公との結婚の祝賀のために作曲されたヘンデルの知られざる
傑作である。
ソリストにはソプラノのキャロリン・サンプソン、ルーシー・クロウ、バス
のピーター・ハーヴェイといった豪華メンバーが集結。祝賀のために作曲さ
れた「パルナス山の祭典」は、キングズ・コンソートの新たな船出を祝うと
いう意味でも相応しい選曲である。マシュー・ホールズとキングズ・コンソ
ートの新コンビに期待したい!

CDA 67677 \2180
ブゾーニ:ピアノ作品集 ――
リスト(ブゾーニ編):
コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガ
モーツァルト(ブゾーニ編):
アンダンティーノ(ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271の第2楽章)
ブゾーニ:対位法的幻想曲
ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
独創的なプログラムやコンセプトを持った作品集を世に送り出してきたメト
ネルの世界的権威でありイギリスのベテラン・ピアニスト、ヘイミッシュ・
ミルンの最新作はブゾーニのピアノ作品集。ピアニスト、作曲家、理論家と
しても優れた実力を持っていたブゾーニだが、最も有名なのはやはり"トラン
スクリプション"だろう。
ミルンは今回の作品集を録音するにあたって、ブゾーニが特別な存在として
意識し敬意を表していたJ・S・バッハ、モーツァルト、リストの3人に着目。
そしてリストとモーツァルトそれぞれの作品からのトランスクリプション、
バッハの「フーガの技法」の未完成フーガに基づいた難曲「対位法的幻想曲」
の3作品を収めたヘイミッシュ・ミルン流のブゾーニ・アルバムが完成となっ
たのである。ブゾーニの弟子であるグィド・アゴスティを師に持ち、ブゾー
ニの孫弟子としてその系譜を受け継ぐミルンの新たな録音。"メトネル"に続
き"ブゾーニ"の権威としての称号が加わることになるだろう。

CDS 44331/42 12枚組 \14650
ブラームス:室内楽作品全集 ――
DISC-1 ―
弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18、
同第2番ト長調Op.36
〔ラファエル・アンサンブル〕
DISC-2 ―
弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88、
同第2番ト長調Op.111
〔ラファエル・アンサンブル〕
DISC-3 ―
弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1、
同第2番イ短調Op.51-2
〔ニュー・ブダペスト弦楽四重奏団〕
DISC-4 ―
弦楽四重奏曲第3番変ロ長調Op.67
〔ニュー・ブダペスト弦楽四重奏団〕、
ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
〔ピアーズ・レーン(ピアノ)、ニュー・ブダペスト弦楽四重奏団〕
DISC-5 ―
ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25、
同第3番ハ短調Op.60
〔マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)、
レオポルド弦楽三重奏団〕
DISC-6 ―
ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.26
〔マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)、レオポルド弦楽三重奏団〕
DISC-7 ―
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
〔フロレスタン・トリオ〕、
ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
〔スティーヴン・スターリング(ホルン)、アンソニー・マーウッド(ヴァイオ
リン)、スーザン・トリオ(ピアノ)〕
DISC-8 ―
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87、同第3番ハ短調Op.101
〔フロレスタン・トリオ〕、
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
〔スーザン・トリオ(ピアノ)、リチャード・ホスフォード(クラリネット)、
リチャード・レスター(チェロ)〕
DISC-9 ―
クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
〔シア・キング(クラリネット)、ガブリエリ弦楽四重奏団〕、
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
〔シア・キング(クラリネット)、クリフォード・ベンソン(ピアノ)〕
DISC-10 ―
チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38、同第2番ヘ長調Op.99
〔スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、ピーター・エヴァンス(ピアノ)〕、
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
〔シア・キング(クラリネット)、クリフォード・ベンソン(ピアノ)〕
DISC-11 ―
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78、同第2番イ長調Op.100、
同第3番ニ短調Op.108
〔クリシア・オソストヴィッツ(ヴァイオリン)、スーザン・トムズ(ピアノ)〕
スケルツォ ハ短調WoO.2
〔クリシア・オソストヴィッツ(ヴァイオリン)、サイモン・クロフォード=
フィリップス(ピアノ)〕
DISC-12 ―
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1、同第2番変ホ長調Op.120-2
〔ローレンス・パワー(ヴィオラ)、サイモン・クロフォード=フィリップス
(ピアノ)〕、ヴィオラ三重奏曲イ短調Op.114〔ローレンス・パワー(ヴィオラ)
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)、ティム・ヒュー(チェロ)〕
初期の名盤や最近リリースされた強力タイトルなどハイペリオンの豊富なカ
タログの中から選りすぐられた"ブラームス"の室内楽作品がボックス・セット
で登場!
アムランとレオポルド弦楽三重奏団のコンビによる「ピアノ四重奏曲集」、
フロレスタン・トリオの「ピアノ三重奏曲集」、俊英ローレンス・パワーの
「ヴィオラ・ソナタ集」、名手シア・キングの「クラリネット・ソナタ集」
などなど充実度は抜群!
そして廃盤となった現在でも名盤の誉れが高いイッサーリス1度目の「チェロ
・ソナタ集」が聴けるのはこのブラームス・ボックスのみ。ブラームス・ファ
ン、ハイペリオン・ファン必携!

CDA 67657 \2180
シューベルト:
歌曲集《白鳥の歌》D.957/鳩の便りD.965a/秋D.945/冬の夕べD.938
ロベルト・ホル(バス・バリトン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
オランダ生まれの現代を代表するリート歌手、ロベルト・ホルがハイペリオ
ンに初登場!偉大なるリートの巨星が歌曲王国ハイペリオンでの最初のプロ
グラムとして選んだのは、シューベルト最後の歌曲集「白鳥の歌」。
シューベルトの死後ウィーンの楽譜出版者ハスリンガーによって、ハイネと
レルシュタープの詩による歌曲13曲とザイドルの詩による「鳩の便り」が1つ
にまとめられ出版が行われた「白鳥の歌」だが、ロベルト・ホルはここに2つ
の歌曲を加えた形で1つの"歌曲集"を形成。
1890年代まで手稿譜が発見されず、レルシュターブの詩を題材とした歌曲で
ありながらも「白鳥の歌」には加えられなかった「秋」。そしてシューベル
トの死の年である1828年に作曲された「冬の夕べ」を一連の歌曲の最後に据
えるというアイディアはリートの巨匠と呼ばれるロベルト・ホルならでは!

CDA 67573 \2180
タネーエフ:弦楽三重奏曲集 ――
弦楽三重奏曲変ホ長調Op.31/同ロ短調/同ニ長調
レオポルド弦楽三重奏団〔イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)、
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、ケイト・グールド(チェロ)〕
シャンドスからリリースされた2枚の交響曲集(CHAN 9998/CHAN 10391)の録音
などの登場によって一気に知名度を高めたロシアの音楽家タネーエフ。
当時のロシアでは珍しい編成でもあった「弦楽三重奏」のために書かれた作
品は洗練されたフォルムの音楽内容だけでなく、師であるチャイコフスキー
からも絶賛された対位法の大家としてのタネーエフの実力を示すという重要
な役割も備えている。
このタネーエフの弦楽三重奏曲集を演奏するのは、英国の有望株ローレンス
・パワーを擁するレオポルド弦楽三重奏団。2005年のロイヤル・フィルハー
モニック協会賞受賞に代表されるように、その成熟されたスタイルと演奏は
国際的にも高い評価を得ている。ロシア音楽ファン要チェック。

CDA 67669 \2180
ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629):マニフィカトとモテット集 ――
第4旋法のマニフィカト/おお、善きイエスよ/太陽の昇る地平から/ベネ
ディクティオ・メンサ/ガウデーテ・オムネス/第2旋法のマニフィカト/
おお、汝らみな/ラウダーテ・ドミヌム/イエスは彼女が泣き/主の祈り/
第5旋法のマニフィカト
アンドルー・カーウッド(指揮)、カージナルズ・ミュージック
タリスの宗教作品集(CDA 67568)が2007年グラモフォン賞の古楽部門賞に輝い
た実績を持つアンドルー・カーウッド率いるカージナルズ・ミュージックに
とって約1年振りとなる新録音は、プレトリウスの宗教合唱作品集。
ルネサンス時代の音楽家でハンブルクの聖ヤコビ教会でオルガン奏者を務め
たヒエロニムス・プレトリウス(テレプシコーレ舞曲集の作曲者ミヒャエル・
プレトリウスとは別人)。
プレトリウスの宗教合唱作品は、当時の北ドイツにヴェネツィア楽派の手法
を取り入れた画期的な作品としても名高い。カージナル・ミュージックの極
上のハーモニーが、傑作"第5旋法のマニフィカト"や初めて録音されるプレト
リウスの作品が持つ魅力と価値を知らせてくれる。また音楽史の資料として
も価値ある作品集である。

CDA 67679 \2180
ランドル・トンプソン(1899-1984):
平和な王国/アレルヤ/最後の祈り/精霊のミサ/フェア・ウェル
ジェームズ・バートン(指揮)、オックスフォード・スコラ・カントルム
合唱作品でその名を知られる20世紀アメリカの作曲家ランドル・トンプソン。
あのエマ・カークビーを輩出した1960年創設のイギリスの混声合唱団オック
スフォード・スコラ・カントルムによる新録音は、旧約聖書の1つイザヤ書
のテキストを題材として作曲された「平和な王国」がメイン・プログラム。
またクーセヴィツキーからの依頼によって作曲され1940年7月に初演が行わ
れた「アレルヤ」は、ここ日本でもランドル・トンプソンの代表作品として
アマチュアからプロの合唱団で広く歌われている。ちなみに解説(英文)は、
アメリカの人気作曲家モートン・ラウリッドソン(ローリゼン)によるもの。

CDA 67716 \2180
ウェストミンスター寺院のクリスマス・キャロル ――
伝承曲(ピアソール編):甘き喜びに
プーランク:クリスマスの4つのモテット
レイトン:クリスマス・キャロル
ウォルトン:今の時期にはいつも
ラヴィーノ:イエスの降誕
ラッター:おやすみなさい、イエスよ
チルコット:羊飼いのキャロル
ドーヴ:3人の王/伝承曲(クレオバリー編):7つの喜び
グルーバー(ボーワーズ=ブロードベント編):きよしこの夜
伝承曲(オドンネル編):3隻の船
ヘッド:ベツレヘムへの小径
マサイアス:アヴェ・レクス
ロバート・クウィニー(オルガン)、
ジェームズ・オドンネル(指揮)、 ウェストミンスター寺院聖歌隊
カトリックの聖堂である「ウェストミンスター大聖堂」の聖歌隊による素晴
らしい演奏を発表してきたハイペリオン。現在ハイペリオンが継続的にリリ
ースを行っているイギリス国教会の「ウェストミンスター寺院」聖歌隊によ
る7枚目と8枚目の録音が同時リリース。
ウェストミンスター寺院聖歌隊のクリスマス・アルバムには、「甘き喜びに」
や「きよしこの夜」といった長く親しまれる定番作品から、大御所ラッター、
チルコットやレイトン、ドーヴといったイギリスの人気作曲家たちによるク
リスマス・キャロルを収録。楽しく、ユニーク、そして厳かなクリスマス・
アルバムに仕上がっている。今年のクリスマスにオススメ!

CDA 67704 \2180
ウェストミンスター寺院のメアリー女王とエリザベス女王 ――
タイ:全ての者よ、手を叩き
マンディー:天なる父の声
タリス:ヴィデーテ・ミラクルム
シェパード:リベラ・ノス・サルヴァ、セカンド・サーヴィス
バード:
おお神よ我に教え給え、主よ怒りたもうな、おお主よ御身のしもべエリザベ
スが
ホワイト: 主は汝の声を聞き
ジェームズ・オドンネル(指揮)、 ウェストミンスター寺院聖歌隊
クリスマス・アルバムと同時リリースとなるもう1枚のウェストミンスター寺
院聖歌隊の最新盤は、メアリー1世とエリザベス1世の時代における宗教や政
治の混乱の中で生まれた音楽がテーマ。
カトリックを擁護しプロテスタントを弾圧したメアリー1世の統治下で生み
出された音楽と、その跡を継ぎ中道政策を打ち出したエリザベス1世の時代
での音楽を英国屈指の聖歌隊の歌声で聴き比べることが出来る。

CDD 22067 2枚組(1枚価格) \2180
ベルリオーズ:オラトリオ《キリストの幼児》Op.25,H.130
ジェーン・リグビー(メゾ・ソプラノ)、アラステア・マイルズ(バス)、
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、ジョン・エイラー(テノール)、
グウィン・ハウエル(バス)、ピーター・エヴァンス(テノール)、
ロバート・プールトン(バリトン)、
マシュー・ベスト(指揮)、コリドン・シンガーズ&オーケストラ
新約聖書に記されている王位を奪われることを恐れたヘロデ王の幼児大虐殺
と、その手から逃れるためにエジプトへ向ったキリストの物語を題材とした
三部構成のベルリオーズの大作「キリストの幼児」。
ベルリオーズが自らの名を伏せて作品を発表するなど、いわく付きのオラト
リオをマシュー・ベスト&コリドン・シンガーズ、そしてフィンリーやエ
ヴァンスなど一流歌手たちの演奏で。
1994年10月2日-5日の録音。CDA 66991/2からの移行再発売。





<Helios>
CDH 55350 \1280
ホルスト:管弦楽のための組曲《惑星》H.125
マシューズ:冥王星―再生をもたらす神
ホルスト:
ヴィオラと小オーケストラのための叙情的断章、海王星-神秘の神(スコア通
りの演奏)
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団&女声合唱団
H「冥王星」付きの世界初録音として全世界から注目を集め大ブームを巻き起
こしたエルダー&ハレ管の「惑星」がヘリオスから新装登場!
2006年に惑星から準惑星へと位置づけが変わってしまった「冥王星」だが、
コリン・マシューズによって作曲された音楽の「冥王星」は不変。委嘱&初
演団体の演奏によるこの"冥王星付き惑星"こそが本家本元の大本命盤!
2001年3月27日-28日の録音。CDA 67270からの移行再発売。

CDH 55325 \1280
羊飼い達が野宿で夜番をしながら-イギリスのクリスマス音楽 ――
ビーズリー:羊飼い達が野宿で夜番をしながら
作曲者不詳(ダベントリー編):レット・アン・アンセム・オヴ・プライズ
スミス:羊飼い達が野宿で夜番をしながら
へレンダール:牧歌
作曲者不詳:(バッツ編):
Hark! how all the welkin rings、Hush! my dear, lie still and slumber
キー:羊飼いたちは見た
アーノルド:あめにはさかえ
クラーク:羊飼い達が野宿で夜番をしながら
ヘンデル:あめにはさかえ
ジャーマン:羊飼い達が野宿で夜番をしながら
ウェスリー:《世の人忘るな》によるロンド
マシューズ:み空をはせゆくみ使いたちよ
ヘンデル:Hymning seraphs wake the morning
フォスター:羊飼い達が野宿で夜番をしながら
ピーター・ホルマン(指揮)、
プサルモディ、パーリー・オヴ・ インストゥルメンツ
ヘリオス(Helios)からのクリスマス・アルバムは、1940年から1830年にかけ
て教区教会や礼拝堂で歌われた音楽をテーマとするイギリスのクリスマス音
楽集。
「羊飼いらが(While shepherds watched)」を題材とした様々な作曲家たちの
クリスマス・キャロルが、この録音ために結成されたプサルモディのハーモ
ニーで響く。1996年7月18日-20日の録音。CDA 66924からの移行再発売。




<PentaTone>
PTC 5186 341(SACD-Hybrid) \2850
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11/同第2番へ短調Op.21
サ・チェン(ピアノ)、
ローレンス・フォスター(指揮)、グルベンキアン管弦楽団
ユンディ・リ、ラン・ランと並び現在の中国ピアノ界における『トップ3』の
1人と称される可憐なる新星サ・チェンが"ペンタトーン"に仲間入り!
中国の河南省生まれのサ・チェンは、ユンディ・リの師匠としてもその名を知
られる名教師ダン・ジャオイ(但 昭義)にピアノを師事。
その後のサ・チェンの活躍は目覚しく、1996年のリーズ国際ピアノ・コンクー
ルで第4位入賞、2000年の第14回ショパン国際ピアノコンクールで第4位入賞に
加えポロネーズ賞受賞、そして2005年の第12回ヴァン・クライバーン国際ピア
ノ・コンクールでは第3位に輝くなど、国際コンクールでの実績も抜群!
また去る8月には、韓国の女流指揮者シヨン・ソンが指揮するロサンゼルス・
フィルハーモニックとの共演でハリウッド・ボウルにデビューを果たし、今後
のスケジュールではトゥガン・ソキエフ指揮のトゥールーズ・キャピトル国立
管、エド・デ・ワールト指揮のミルウォーキー響との共演が予定されるなど、
世界のトップ・ピアニストへの道を邁進し続けている大型アーティストである。
サ・チェンの"ペンタートン"からのリリース第1弾は、音楽監督ローレンス・
フォスターが率いるポルトガルのオーケストラ、グルベンキアン管とのコンビ
によるショパンの協奏曲集。ショパンのピアノ作品はサ・チェンが最も得意と
して弾き続けてきたレパートリーなだけに、あのユリア・フィッシャーを名実
ともに世界一流のヴァイオリニストへと育て上げた実績を持つ"ペンタトーン"
からのコンチェルト・アルバムに懸かる期待は非常に大きい。
2008年7月、カルースト・グルベンキアン財団大講堂(リスボン)での録音。

PTC 5186 329(SACD-Hybrid) \2850
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959/楽興の時D.780,Op.94
マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)
ペンタトーン・デビュー・アルバムとなったモーツァルト「ピアノ協奏曲第24
番&第13番」(PTC 5186 305)では、ユリア・フィッシャーと並ぶレーベルの大
黒柱として期待に違わぬ見事な演奏を聴かせてくれたドイツの若き天才ピアニ
スト、マーティン・ヘルムヘン。
NHK交響楽団との共演、ソロ・リサイタル、デュオ・リサイタルなど来日公演の
大成功によって日本での知名度を一気に押し上げたヘルムヘンのペンタトーン
第2弾は、同レーベルからリリースされる最初のソロ・アルバムとなるシューベ
ルトのピアノ・ソナタ第20番!
ヘルムヘンのソロ・コンサートやユリア・フィッシャーとのデュオによるシュ
ーベルト(レコーディングの予定あり!)は聴衆から数多くの称賛の声が寄せら
れるなど絶大な支持を得ており、シューベルト最晩年の作品集でのさらなる凄
演は間違いないだろう。
ヘルムヘンは2001年には難関として知られる「クララ・ハスキル・コンクール」
で弱冠19歳という若さで歴戦の猛者たちを抑えてグランプリを獲得。
2006年にはルツェルン音楽祭でゲルギエフ&ウィーン・フィルとシューマンで
共演を果たすなど既に実績は十分。ドイツ・ピアニズムの系譜を継ぐ大型アー
ティストである。

PTC 5186 310(SACD-Hybrid) \2850
R・シュトラウス:交響詩集 ――
交響詩《ドン・ファン》Op.20/交響詩《死と浄化》Op.24
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》Op.28
歌劇《インテルメッツォ》Op.72より 炉端の夢想
マルク・アルブレヒト(指揮)、
ストラスブール・フィルハーモニック管弦楽団
フランスとドイツの国境近くに位置するストラスブール。1855年にストラスブ
ールを本拠地として創設され、ヨーロッパでも有数の歴史を持つフランスの古
豪ストラスブール・フィルが音楽監督マルク・アルブレヒトとのコンビでペン
タトーン初登場!
R・シュトラウスの作品の演奏と解釈に定評のある1964年ドイツ生まれのマエス
トロ、マルク・アルブレヒトと、地理的な関係からフランスとドイツ両国の文
化の影響を受けてきたストラスブール・フィルによるR・シュトラウスの交響詩
集は、指揮者、オーケストラの特色を最大限に発揮することの出来る最適な選
曲と言えるだろう!

PTC 5186 309(SACD-Hybrid) \2850
ブラームス:
交響曲第4番ホ短調Op.98
ハンガリー舞曲第1番ト短調(ブラームス編)/同第3番ヘ長調(ブラームス編)
/同第10番ヘ長調(ブラームス編)/同第17番嬰ヘ短調(ドヴォルザーク編)/
同第18番ニ長調(ドヴォルザーク編)/同第19番ロ短調(ドヴォルザーク編)/
同第20番ホ短調(ドヴォルザーク編)/同第21番ホ短調(ドヴォルザーク編)
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ピッツバーク交響楽団
「交響曲第1番」(PTC 5186 307)、「交響曲第2番&第3番」(PTC 5186 308)と続
いたペンタートンの大型プロジェクト、ヤノフスキ&ピッツバーク交響楽団の
ブラームス・チクルスが今回の「交響曲第4番」でいよいよ完結!この9月から
マンフレッド・ホーネックを新音楽監督に迎え新たなスタートを切ったピッツ
バーク響。
2005年から続いたアンドルー・デイヴィス、ヤン=パスカル・トルトゥリエと
のトロイカ体制の集大成という点でもヤノフスキのブラームス・チクルスが持
つ価値は高い。
これまでにリリースされたヤノフスキのブラームスは2タイトルとも大きな成功
を収めており、交響曲第4番とハンガリー舞曲集を収めたチクルス完結盤での熱
演に期待したい。
2007年11月、ハインツ・ホール(ピッツバーク)でのライヴ録音。

PTC 5186 175(SACD-Hybrid) \2850
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1《ラズモフスキー第1番》
同第6番変ロ長調Op.18-6
イタリア四重奏団〔パオロ・ボルチャーニ(ヴァイオリン)、エリサ・ペグレッ
フィ(ヴァイオリン)、ピエロ・ファルッリ(ヴィオラ)、フランコ・ロッシ
(チェロ)〕
SACD Hybridによる高音質の復刻盤として活発なリリースを続けるクァドラフォ
ニック(RQR/4チャンネル録音)シリーズの最新作はイタリア四重奏団。
イタリア四重奏団が1967年から1975年にかけて全集を完成させたベートーヴェ
ンの中から第6番&第7番(ラズモフスキー第1番)の2曲がマルチチャンネルで新
たに復活!

PTC 5186 322(Normal-CD) \1450
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
今は亡きオランダの名匠ハンス・フォンクのセント・ルイス響時代に録音され
た遺産とも言うべきライヴ音源のリリースを行う「ハンス・フォンク・レガシ
ー」の続編4タイトルがペンタトーンより登場!第1回目のリリースとなった4タ
イトル(PTC 5186 318-321)は、オランダのグラミー賞との呼ばれる権威あるエ
ディソン賞に選出されるなど母国オランダを含む世界各国で称賛の声を集めて
いる。
スラットキンの後任として1996年にセントルイス響の音楽監督に着任したハン
ス・フォンクは、数多くのレコーディングやコンサートを精力的にこなしてい
たが、度重なる病の影響で1996年から務めていたセント・ルイス交響楽団の音
楽監督を2002年に辞任。
その後、筋萎縮性側索硬化症との闘病の末、2004年8月29日に63歳で志半ばにし
てこの世を去ってしまったハンス・フォンクだが、セントルイス響と歩んだ軌
跡は、今回のリリースで計8タイトルとなる「ハンス・フォンク・レガシー」の
中にしっかりと刻み込まれている。
パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音。

PTC 5186 323(Normal-CD) \1450
マーラー:交響曲第4番ト長調
エスター・ハイデマン(ソプラノ)、
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
"ハンス・フォンク・レガシー"のリリース第6弾。ハンス・フォンクはハーグ・
レジデンティ管の首席指揮者時代など数々のオーケストラとの共演でマーラー
の名演を生み出しており、マーラー指揮者として特に欧米を中心とした海外で
の評価はすこぶる高い。パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音。

PTC 5186 324(Normal-CD) \1450
フォーレ:組曲《ペレアスとメリザンド》Op.80
シェーンベルク:交響詩《ペレアスとメリザンド》Op.5
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
"ハンス・フォンク・レガシー"のリリース第7弾はフォーレとシェーンベルクの
「ペレアスとメリザンド」のカップリングというユニークなプログラム。ハン
ス・フォンクのレパートリーの広さ、セントルイス響を完全に掌握していた手
腕の証しである。パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音。

PTC 5186 325(Normal-CD) \1450
チャイコフスキー:
幻想序曲《ロメオとジュリエット》/交響曲第4番へ短調Op.36
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
8枚目のリリースで初登場となるロシアン・レパートリーはチャイコフスキー!
ハンス・フォンクはドレスデン時代でもチャイコフスキーを積極的に取り上げ
ており、アメリカのオーケストラとのコンビによるチャイコフスキー、しかも
交響曲第4番という選曲には大きく期待させられる。
パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音。



<Avie>
821936-0019-2(SACD-Hybrid) \3380
マーラー:大地の歌
トーマス・ハンプソン(バリトン)、スチュアート・スケルトン(テノール)、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
これまでに「交響曲第6番《悲劇的》」(821936-0001-1)、「交響曲第3番」
(821936-0003-2)そして「交響曲第7番《夜の歌》」(821936-0009-2)の3作品が
グラミー賞の"ベスト・クラシカル・アルバム"や"ベスト・オーケストラル・パ
フォーマンス"の栄誉に輝くなど、オーケストラの驚異的なパフォーマンスと超
優秀録音の両面が全世界で認められ絶賛を博し続けているマイケル・ティルソ
ン=トーマス&サンフランシスコ響(SFS)のマーラー・チクルス。
この「大地の歌」でMTT&SFSは、偶数楽章の独唱に通常用いられることの多い
アルトではなくバリトンを設定。
マーラー自身によって偶数楽章の独唱は「アルト、もしくはバリトン独唱」と
指定されていもののアルトの独唱に比べてバリトン独唱による演奏や録音は少
ないだけに、MTT&SFSの「大地の歌」はこの作品の新たな名盤としてはもちろ
んのこと、テノール&バリトンが独唱を担当する「大地の歌」の新録音として
も大きな話題を呼ぶことは間違いない。
ソリストには、現代を代表する世界最高峰のバリトン歌手トーマス・ハンプソ
ン、巨匠マッケラスからの信頼も厚く世界各地のオペラハウスから引く手あま
たのテノール、スチュアート・スケルトンが迎えられるなど豪華陣容が実現。
また、MTT&SFSのマーラー・チクルスのほとんどでレコーディングを担当して
きたアンドレアス・ノイブロンナー&ピーター・ランガーの名コンビは「大地
の歌」でも健在!圧倒的なサウンド・クォリティもこのマーラー・チクルスが
持つ大きな魅力と言えるだろう!
2007年9月28日-10月2日、サンフランシスコ・デイヴィス・シンフォニー・ホ
ールでのライヴ録音。




<Glossa>
GCD 921524 \2300
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.4 ――
カンタータ《アミンタとフィリデ(歩みを止めて)》HWV.83
カンタータ《クローリ、私の美しいクローリ》HWV.92
マリア・グラツィア・スキアヴォ(ソプラノ)、ヌリア・リアル(ソプラノ)、
ファビオ・ボニッツォーニ(指揮&チェンバロ)、
アンサンブル・リゾナンサ
イタリア滞在時代(1706年-1710年)にヘンデルが作曲を行った100曲のカンター
タの中から、器楽伴奏が付いた約30曲のレコーディングを行う「イタリアン・
カンタータ集」最新作となる第4集では、2人のソプラノ歌手マリア・グラツィ
ア・スキアヴォとヌリア・リアルが初登場!
この第4集にはオットボーニ枢機卿やパンフィーリ枢機卿と同じくイタリア時代
のヘンデルを支えた有力なパトロンの1人であるフランチェスコ・ルスポーリ侯
爵のために作曲が行われた「アミンタとフィリデ」など重要な2つのカンタータ
が収録されている。
シリーズ初登場となるナポリ生まれのマリア・グラツィア・スキアヴォは、古
楽界の名匠たちからの信頼も厚いイタリア期待のソプラノ歌手。パーセルの
「ディドとエネアス」、「妖精の女王」で大成功を収め、アンサンブル・リゾ
ナンサやコンチェルト・イタリアーノ、エウロパ・ガランテなどイタリアを代
表する世界屈指のアンサンブルからもソリストとして熱心な招聘を受けている
実力派アーティストである。
同じくシリーズ初登場となるヌリア・リアルは、ヨーロッパを中心に注目を浴
びているバルセロナ出身の実力派古楽系ソプラノ歌手。ヌリア・リアルが録音
に参加した名手ホセ・ミゲル・モレーノとのコンビによる「スペインのギター
音楽第3集」(GCD C80205)は、グロッサの名盤の1つとして絶賛を博してきただ
けに今回のヘンデルでの歌声も非常に楽しみ。
2007年6月、サン・ミッシェル・アン・ティエラシュ修道院(フランス)での録音。

GCD P31905 \2300
ステラ・デル・ノストロ・マー
-聖母マリアからインスピレーションを受けた過去と現在の音楽 ――
ペトルス・フラテル:アヴェ・マリア
ジャン・ムトン(c.1459-1522):アヴェ・フイト・プリマ・サルース
作曲者不詳:めでたし元后
フランシスコ・デ・ペニャローサ(c.1470-1528):
聖母マリアよ、どうかお願いします
ハインリヒ・イザーク(c.1450-1517):うるわしき救い主の母
カルロ・ガランテ(1959-):ステラ・デル・ノストロ・マー
ルートヴィヒ・センフル(ca.1486-1542/43):いと聡明なる乙女
アドリアン・ヴィラールト(c.1490-1552):めでたしマリア、恩寵に満ちた方
作曲者不詳:めでたし天の女王
ハインリヒ・イザーク:われら御身の保護のもとに
ジョスカン・デ・プレ(c.1450/55-1521):喜べ乙女、キリストの御母
ジャン・ムトン:おお、聖母マリアよ
ハインリヒ・イザーク:おお、最も素晴らしい
ヤコフ・グバノフ(1954-):ベネディクタとヴェネラビリス
カンティカ・シンフォニア〔ラウラ・ファブリス(ソプラノ)、ジュゼッペ・マ
レット(テノール)、ファビオ・フルナリ(テノール)、マルコ・スカヴァッツァ
(バリトン)
モテット集「クアドリヴィウム」(GCD P31902)、「シャンソン集」(GCD P31903)、
そしてモテット集の第2巻となる「人にとって最もよきもの」(GCD P31904)を発
表し、圧倒的な完成度を持つ「デュファイ三部作」を完結させたイタリアのア
ンサンブル、カンティカ・シンフォニア。
次なる大型プロジェクトに着手する前にマレット&カンティカ・シンフォニア
が手懸けたのは、4声のア・カペラ・アンサンブルというシンプルな編成による
「聖母マリア」にまつわる宗教作品集。
この作品集ではムトン、イザーク、センフル、そしてジョスカンなど14世紀-15
世紀の作曲家たちによる作品に加えて現代イタリアの作曲家カルロ・ガランテ、
ウクライナの作曲家ヤコフ・グバノフの作品を織り交ぜることにより、「聖母
マリア」からインスピレーションを受けて作曲されたモテットと賛歌の"過去"
と"現在"を1つの線で繋いでいる。
作品に秘められた究極の美と神秘性を追求することにより、デュファイの音楽
を伝える代弁者としての名声を確立したカンティカ・シンフォニア。アンサン
ブルの核となる4人の歌い手たちが絶妙にブレンドされたハーモニーを響かせる。
2007年8月&2008年4月、コレット教会(イタリア)での録音。




<Timpani>
1C 1135 \2300
フィリップ・ゴーベール(1879-1941):
交響曲(世界初録音)/海の歌/協奏曲(世界初録音)
マルク・スーストロ(指揮)、ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
絶好調ティンパニ(Timpani)が2008年後半最大の目玉として強力にプッシュする
注目の最新作は、両大戦下のフランスで同国を代表するフルート奏者、指揮者、
そして作曲者として活躍したフィリップ・ゴーベールの管弦楽作品集!
3曲のフルート・ソナタを含むフルートのための名作、通称"タファネル・ゴー
ベール"と呼ばれる世界的に有名なフルート奏者のためのエチュード、モイーズ
を育て自身はパリ音楽院管の首席奏者を務めるなどフランス・フルート界の巨
匠として君臨したゴーベール。
指揮者としても高名だったゴーベールは他の作曲家の作品の録音は比較的数多
く行ったものの、自身の管弦楽作品の録音についてはSPレコード時代を含めて
も極僅かな数だっただけに、今回のリリースはその作品、しかも大作「交響曲」
の全容を知ることを可能にした快挙と言っても過言ではないだろう。
オリエンタルな情景が浮かぶ「海の歌」、管楽器の巧みな使い方が実に見事な
「協奏曲」、そして印象派の作曲家たちに通じる作風を感じさせる「交響曲」
(第4楽章冒頭で鳴り響くホルンとトランペットは絶品!)は、どれも20世紀フラ
ンスの知られざる傑作である。
"クセナキス"のシリーズなどでお馴染みの高性能オーケストラ、ルクセンブル
ク・フィルを振るのはマルク・スーストロ。
堅実なタクト捌きによってオーケストラをコントロールするスーストロと、そ
れに答えるルクセンブルク・フィルがゴーベールの管弦楽作品をじっくりと聴
かせてくれる。大注目!




<Onyx>
ONYX 4030 \2180
フランス歌曲の百年 ――
ビゼー:4月の歌/フランク:夜想曲/ラロ:ギター/グノー:夜うぐいすに/サン
=サーンス:死の舞踏/シャブリエ:蝉/パラディール:プシュケ/ショーソン:
蝶々Op.2-3/バシュレ:愛しの夜/デュパルク:戦のある国へ/ラヴェル:孔雀
/カプレ:カラスとキツネ/ルーセル:賢い妻の答えOp.35-2/メシアン:失われ
た婚約者/ドビュッシー:感傷的な対話/フォーレ:ヴォカリーズ・エチュード
/アーン:クロリスに/サティ:帽子屋/オネゲル:アンデルセンの《小さな人
魚》の3つの歌/カントルーブ:子守歌/ローゼンタール:イギリスのねずみ/
プーランク:モンテ・カルロの女
スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
オニックスからリリースされるグラハムにとって久しぶりのソロ・アルバム
「フランス歌曲の百年」はプログラミングが非常にユニーク。
1人の作曲家の作品や数人の作曲家の歌曲集単位でのプログラムではなく、ビゼ
ーからプーランクまで22人の作曲家の作品が1曲ずつ選りすぐられており、
アルバムのタイトルにもある「フランス歌曲の百年間」がグラハムの抜群の歌
唱力によって具現化されたものである!
アーンの「クロリスに」やカントルーブの「子守歌」などグラハムお気に入り
の歌が聴けるという魅力だけでなく、パラディールの「プシュケ」やバシュレの
「愛しの夜」といった多くの新たな発見をもたらしてくれるという意味でもこの
「フランス歌曲の百年間」が持つ存在感は計り知れない。
また、2007/2008シーズンのアメリカ、ヨーロッパ・ツアーでもコンビを組んだ
名手マルコム・マルティヌーはグラハムの歌声が持つ魅力の引き出し方を心得
ており、その伴奏は実に絶妙。
最近ではラトル&ベルリン・フィルとの共演によるベルリオーズ「クレオパト
ラの死」での絶唱が記憶に新たしいグラハムにとってフランス歌曲は十八番中
の十八番。
名コンビと称されるバーバラ・ボニーの「マイ・ネーム・イズ・バーバラ
」(ONYX 4003)と共に、オニックスの歌曲シーンの双璧をなす素晴らしいアルバ
ムの登場である。

ONYX 4039 \2180
ハンガリアン・ダンス ――
ドホナーニ:アンダンテ・ルバート・アッラ・ツィンガレスカ
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第2番ニ短調
フバイ:おいでよカティOp.32-4
リスト:
忘れられたロマンスS.132、メフィスト・ワルツ第1番S.514(ミルシテイン編)
ヴェチェイ:悲しいワルツ
ブラームス:ハンガリー舞曲第6番変ロ長調(ヨアヒム編)
バルトーク:ルーマニア民族組曲Sz.56(セーケイ編)
スカルラテスク:バガテル
ブラームス:ハンガリー舞曲第7番イ長調(ヨアヒム編)
モンティ:チャルダッシュ
ブラームス:偉大なるヨアヒムを称える賛歌*
バルトーク:
44の二重奏曲Sz.98より+ 第26番、第28番、第32番、第35番、第42番、第43番
ブラームス:ハンガリー舞曲第9番ホ短調(ヨアヒム編)
クライスラー:ウィーン小行進曲
ドビュッシー:レントよりおそく(ロック編)
アルトマン:火花のワルツ
ハイペリオン(Hyperion)やアヴィー(Avie)にエルガーの「ヴァイオリン協奏曲」
初稿版(世界初録音)、「レア・フレンチ・ワークス」など、フランス&イギリ
スの様々な貴重なレパートリーを精力的にレコーディングしてきたフランスの
天才ヴァイオリン奏者フィリップ・グラファンがオニックスに初見参。
16歳という若さでパリ音楽院を首席で卒業してしまったという底知れぬ才能の
持ち主であるグラファンのオニックス第1弾は、アルバム・タイトルだけで思わ
ず踊りたくなってしまう「ハンガリアン・ダンス」!
バルトークやモンティ、ブラームスの王道作品、ドホナーニ、フバイ、ヴェチェ
イ、スカルラテスクなどのレア・レパートリーを弾くグラファンの火を噴くよ
うな熱きヴァイオリンが聴き手を熱狂の渦に巻き込んでくれることだろう!
この「ハンガリアン・ダンス」でグラファンとタッグを組む女流ピアニスト、
クレール・デゼールも14歳でパリ音楽院に入学を果たしたというフランスの才
女。ここでのデゼールは通常のピアノだけでなくツィンバロンの音色を模倣し
たピアノ・リュテアルを用いており、ジプシー・スタイルの作品に対する準備
は万全。

ONYX 4037 \2180
弦楽オーケストラのための名曲集 ――
グリーグ:組曲《ホルベアの時代から》Op.40
モーツァルト:
セレナード第13番ト長調K.525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調Op.48
ユーリ・バシュメット(指揮)、
モスクワ・ソロイスツ合奏団
オニックスの看板アーティストとして活発なリリースを続けているユーリ・バ
シュメット&モスクワ・ソロイスツの第4弾は、意外(?)にもグリーグ、モー
ツァルト、チャイコフスキーの超有名作品を集めた「弦楽オーケストラのため
の名曲集」!
グラミー賞受賞やノミネートに輝いたロシアン・プログラム(ONYX 4007/ONYX
4017)、タン・ドゥンや武満徹、林光の作品を取り上げたアジアン・プログラム
(ONYX 4027)など、他の追随を許さぬ独自のレパートリーとスタイルを貫いて
きたバシュメット&モスクワ・ソロイスツの演奏なだけに、聴きなれた"弦楽
セレナード"や"アイネ・クライネ・ナハトムジーク”といった名作が新鮮で
刺激的に聴こえてくる可能性は高い。

ONYX 4033 2枚組 \3250
ブラームス:ヴィオラのための作品集 ――
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78《雨の歌》(クレンゲル&リザノフ編)
ヴィオラ、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲変ホ長調Op.40
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
ヴィオラ、チェロとピアノのための三重奏曲イ短調Op.114
マキシム・リザノフ(ヴィオラ)、カーチャ・アペキシェワ(ピアノ)、
ボリス・ブロフツィン(ヴァイオリン)、ヤコフ・カツネルソン(ピアノ)、
クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)
世界的名手ユーリ・バシュメットが「遂に私のライバルが現れた ―― 。」と、
その才能と存在を認めた同郷の大器マキシム・リザノフのオニックス第2弾はな
んとブラームス。
前作(ONYX 4023)ではカンチェリの「ステュクス」やタヴナーの「ミルラを捧げ
る人」などバシュメットのために作曲された作品に挑み、本家顔負けの壮絶な
演奏を繰り広げたリザノフ。
今回リリースとなるブラームスもバシュメットが得意としている重要レパート
リーなだけに、リザノフがバシュメット越えを虎視眈々と狙っているのは間違
いないだろう。
ロンドン・フィルの首席奏者に就任したブラウマネなど同世代の若き才能がリ
ザノフの下に集うのは、その実力の高さが認められているからこそ。偉大なる
先人を追うリザノフの好演に期待したい。

ONYX 4031 \2180
ロシアのロマンス ――
チャイコフスキー:
子守歌Op.16-1、もしも私が知っていたならOp.47-1、もう忘れられて、騒がし
い舞踏会でOp.38-3、私は野の草ではなかったかOp.47-7
グリンカ:
血には憧れが燃えさかり、シターンに寄せて、わけもなくぼくを誘わないで、
教えてなぜ?
リムスキー=コルサコフ:
ばらと夜うぐいすOp.2-2、静かな夜に夢見たことOp.40-3、それは早春のこと
だったOp.43-4
キュイ:私は花に触りましたOp.49-1
ダルゴムイシスキー:少年と少女、私はまだ彼を愛している
ヴラソフ:バフチサラーイの泉
ラフマニノフ:
歌うな美しい女よ私の前でOp.4-4、リラの花Op.21-5、私は悲しみのために恋
をしたOp.8-4、夜の庭でOp.38-1、ひなぎくOp.38-3、私はあなたを待っている
Op.14-1
エレナ・ケレッシーディ(ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
世界各国の歌劇場を舞台として、感動的かつ情熱的な歌声で現代のギリシャを
代表するアーティストとして脚光を浴びる注目のソプラノ歌手、エレナ・ケレ
ッシーディがオニックスから登場!
ボニー、ストーティン、ルークロフト、そしてグラハムに続きオニックスへ加
わったケレッシーディのソロ・アルバムは、ダルゴムイシスキーやキュイの歌
曲なども取り上げたユニークなロシア歌曲集。
1996年にヴェルディの「椿姫」のヴィオレッタ役でコヴェント・ガーデンにデ
ビューを果たし大成功を収めるとケレッシーディへの注目度が一気に加速。
現在はコヴェント・ガーデンを中心にパリ、MET、ベルリン、ウィーンなどの主
要なオペラハウスで目覚しい活躍を見せている。世界の歌劇場を感動で包み込ん
だケレッシーディの歌声がベールを脱ぐ。




<Timpani>
1C 1151 \2300
ジャン・クラ(1879-1932):室内楽作品集 ――
チェロ・ソナタ(世界初録音)/ヴァイオリン、チェロとピアノのための《三重
奏曲》/チェロとピアノのための《ラルゴ》(世界初録音)
フィリップ・コッホ(ヴァイオリン)、アレクサンドル・フラムチン(チェロ)、
アラン・ジャコン(ピアノ)
海軍少将としての軍人の姿が本業でありながらも独学で作曲を学び、デュパル
クとの出会いによってフランス印象派の作風を身に付けるなど音楽に大きな情
熱を注ぎ続けたジャン・クラ。
若かりし頃のクラの作品を集めたこの室内楽作品集ではどことなくシューマン
やブラームスの面影を感じさせる「チェロ・ソナタ」など、後年のクラの作品
とはまた違う側面を知ることができる。
"クセナキス"のシリーズでお馴染みのスーパー・オーケストラ、ルクセンブル
ク・フィルのコンサートマスターとして活躍するコッホ、首席チェロ奏者のフ
ラムチン、ティンパニでもお馴染みの近現代フランス室内楽作品の名手ジャコ
ンなどアーティスト陣も万全。





<Centaur>
CRC 2921 \2080
ブラームス(ユン=チャオ・ウェイ編):チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
何占豪/陳鋼(ユン=チャオ・ウェイ編):ヴァイオリン協奏曲《梁山伯と祝英台》
ユン=シャオ・ウェイ(コントラバス)、
チャオ=イ・チョウ(ピアノ)
ブラームスの名作「チェロ・ソナタ第1番」と中国のクラシック音楽で最も親し
まれている作品の1つに数えられる「梁山伯と祝英台」をカップリングし、しか
もコントラバスで演奏&録音したというユニークで独創的なコントラバス作品
集。台湾出身のユン=シャオ・ウェイはボストンのイーストマン音楽院で研鑽
を積み、来日経験も持つ女流コントラバス奏者。カーネギー・ホールでソロ・
リサイタルを行うなど、活動の拠点としているアメリカでも熱い視線を集める
注目のアーティストである。

CRC 2944 \2080
ホルン、フルートとピアノのための室内楽作品集 ――
エワイゼン:バラード、牧歌と舞曲/テレマン:協奏曲ヘ長調/ドップラー:リギ
の思い出Op.34/ミュラー:セレナーデOp.15/バック:フルートとホルンのため
の《2-ビット・コントラプションズ》/バルボトゥー:ホルン、フルートとピア
ノのための《エスキス》
ブルース・ボンネル(ホルン)、ヴィエリ・ボタツィーニ(フルート)、
ピーター・グリーン(ピアノ)
室内楽作品のスペシャリストであり、オーケストラプレーヤーとしては香港フィ
ルの2番奏者、マレーシア・フィルの首席奏者を務めるなどアジアのオーケスト
ラを渡り歩いたアメリカのホルニスト、ブルース・ボンネル。
マーレシア・フィル、トルコのアクバンク室内管、イスタンブール国立響など
で活躍してきたイタリアのフルーティスト、ヴィエリ・ボタツィーニといった
興味深い経歴を持つ2人の管楽器奏者にカナダのピアニスト、ピーター・グリー
ンが加わった室内楽作品集。
トロンボーンやトランペットの関係者にはお馴染みのエワイゼン、ホルン奏者
にとって欠かせないバルボトゥーの作品など、プログラムも多彩。

CRC 2916 \2080
友情に ――
野田瞭:舞/デザンクロ:前奏曲、カデンツァと終曲/ボノー:ワルツ形式のカ
プリース/ムツィンスキ:サクソフォン・ソナタ/シュトックハウゼン:友情に
/デニゾフ:サクソフォン・ソナタ
ジェイムス・ロメイン(サクソフォン)、ケヴィン・クラス(ピアノ)
ハイ・レベルのウィンド・シンフォニー(吹奏楽団)を持つアメリカのドレイク
大学でサクソフォンとジャズ演奏法の指導を行っているサクソフォン奏者、ジェ
イムス・ロメインのソロ・アルバム。
デザンクロやボノー、デニゾフなどの定番レパートリーから、日本の野田瞭、
アメリカのムツィンスキ、そしてアルバム・タイトルとなっているシュトック
ハウゼンの「友情に」などの難曲を安定感抜群の演奏で聴かせてくれる。伸び
やかなサウンドもGood!

CRC 2908 \2080
ロージー・メイ=クイ・リー:ピアノ作品集 ――
3楽章のソナタ/二十四節気
ローレン・シャック・クラーク(ピアノ)
日本で学んだ伝統音楽を自らの作品に取り入れているロージー・メイ=クイ・
リーは、ボストンのバークリー音楽大学で准教授を務める台湾生まれの女流作
曲家。
2006年のインディアナポリス国際ダブル・リード・コンヴェンションにゲスト
・コンポーザとして招かれ、「オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏
曲」で大成功を収めている。
"和"の心と旋律が感じられる「3楽章のソナタ」、演奏時間61分という大作「二
十四節気」はいずれも完成度の高い作品。ピアノ作品のレア・レパートリー・
ファンにもオススメ。

CRC 2935 \2080
フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):ギターのための独奏作品集 ――
陽気なムードで/古い伝説/ザパティアート/ロンド・フェスティーヴァ/郷
愁/ナナ/キエン・テ・プソ・ペテネラ/小さな歌/ホタ・レヴァンティーナ
/夜想曲第2番/マーチャ・デル・コホ/舞曲第1番/タコネオ・クラシコ/コ
ントラダンツァ/ヴェルベネラ/プンテアド/ソナタ・ファンタジア/トリプ
ティコ
マイケル・ボイド(ギター)
スペイン国民楽派の伝統を守り、サルスエラの発展と新しいギター音楽の開拓
に生涯を通じて尽力した20世紀スペインの作曲家、指揮者であるフェデリコ・
モレーノ・トローバの"スペイン・ギター音楽の作曲家"としての姿をクローズ
アップした作品集。
情熱的でありながらもどこか哀愁を漂わせる旋律、これぞスペインというリズ
ムなど、トローバのギター作品は、脈々と続く"スペインのギター音楽"の系譜
を受け継いだ傑作である。

CRC 2915 \2080
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
キャロル・リーバーマン(ディレクター)、
ホーリー・クロス・チェンバー・プレーヤーズ
生誕100年を迎えたメシアンの室内楽作品を代表する「世の終わりのための四重
奏曲」を演奏するのは、ボストンを拠点に活動するアーティストたちによって
1985年に結成された室内楽団「ホーリー・クロス・チェンバー・プレーヤーズ」。
ディレクターのリーバーマンは、ヘンデル&ハイドン・ソサイエティやボスト
ン・ポップス、CBC祝祭管での活動、またバロック・ヴァイオリンの名手として
も名高いアメリカの女流アーティスト。リーバーマンのヴァイオリンのリード
によってメシアン特有の神秘的な雰囲気が創造されている。

CRC 2918 \2080
アメリカン・ファンタジー-シェーンベルクとアメリカの音楽 ――
シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための《幻想曲》
ケージ:ヴァイオリンと鍵盤楽器のための《6つのメロディ》
ギュンター・シュラー:レチタティーヴォとロンド
ドナルド・ハリス:ヴァイオリンとピアノのための《幻想曲》
レオン・キルヒナー:
無伴奏ヴァイオリンのための(世界初録音)、二重奏曲第2番
ジェーン・クルサード:デイ・ドリーム(世界初録音)
ハッセ・ボルップ(ヴァイオリン)、
メアリー・キャスリーン・エルンスト(ピアノ)
12音技法の創始者シェーンベルクと、その亡命先アメリカの作曲家たちによる
作品をテーマとしたヴァイオリンとピアノのための作品集。
シェーンベルクから音楽を学んだケージやクルサード、またはその作品から大
きな影響を受けたアメリカの作曲家たちによる才気にあふれた作品でアメリカ
のデュオが大健闘。鬼気迫る表現が作品の持つ難解なメッセージを紐解く。

CRC 2922 \2080
ハウエルズ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ長調Op.18
ブリテン:ヴァイオリンとピアノのための組曲Op.6
ヴォーン=ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ジョン・ギルバート(ヴァイオリン)、スーザン・ワズ(ピアノ)
ソリスト、室内楽奏者としての演奏活動に加え、管弦打楽器のレベルの高さに
定評のあるテキサス工科大学音楽学校でヴァイオリン科の教授として教鞭を執
るアメリカのヴァイオリニスト、ジョン・ギルバートによるイギリス・プログ
ラム。ブリテン、ヴォーン=ウィリアムズはもちろんのこと、抒情性豊かなハ
ウエルズのヴァイオリン・ソナタ第1番はもっと陽の目を見るべき近現代イギリ
スの室内楽の傑作の1つと言えるだろう。

CRC 2923 \2080
リップスティック ――
ヤコブ・T・フェルトハウス:
フルートとサウンドトラックのための《リップスティック》
パウル・ハイデン:フルートとサクソフォンのための《ヤヌス》
ロバート・ディック:
フルート、キーボードとドラムのための《テクノ・ヤマン》
ジェニファー・ヒグドン:無伴奏フルートのための《ラピッド・ファイアー》
アン・ラ・ベルジュ:無伴奏フルートのための《リヴァンパー》
ハーヴェイ・ソルベルガー:無伴奏フルートのための《クオドリベチュード》
イアン・クラーク:無伴奏フルートのための《ズーム・チューブ》
カスリーン・ ケムラー(フルート)、グリフィン・キャンプベル(サクソフォン)
シャンドスからリリースされた「パラディソ」など独自の路線を突き進むオラ
ンダの作曲家フェルトハウスの作品「リップスティック」をアルバムのタイト
ルとしたフルートのための作品集。
アメリカやイギリス、ポーランド、イタリアなどを舞台として活躍するカスリ
ーン・ ケムラーはルイジアナ州立大学の教授を務める女流フルーティスト。
現代の作曲家たちが書いたグレードの高いフルート作品でのケムラーによる
堂々たる演奏は聴き応えアリ。

CRC 2927 \2080
J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988
ベス・レヴィン(ピアノ)
12歳でフィラデルフィア管との共演でデビューを果たし、ルドルフ・ゼルキン
の下で研鑽を積んだベス・レヴィンはアメリカの女流ピアニスト。
ベス・レヴィンは、フィラデルフィア管、ボストン・ポップス、ボストン・シ
ヴィック響、シアトル響などからソリストとして招聘を受けるなどソリストと
してアメリカを中心に幅広い活動を展開中。この「ゴルトベルク変奏曲」は
2007年4月28日にニューヨークのスタインウェイ・ホールでのライヴ録音。
ストレートなアプローチが作品の魅力をしっかりと引き出している。

CRC 2931/2932 2枚組 \4160
モンテヴェルディ:歌劇《オルフェオ》
ダニエル・ステプナー(音楽監督)、
ミュージック・フロム・アストン・マグナ
ミュージック・フロム・アストン・マグナは、アメリカのアストン・マグナ財
団が主催し今年で36年目を迎える夏の音楽祭の1つであるアストン・マグナ音楽
祭やアストン・マグナ・アカデミーで活躍するピリオド楽器によるピリオド演
奏のアンサンブル。
これまでにセンター(Centaur)・レーベルからは、18世紀オーケストラの首席奏
者ホープリッチをソリストに迎えてのモーツァルト(CRC 2561)、ヘンデルの
「時と悟りの勝利」(CRC 2421/2422)、バッハのカンタータ集(CRC 2690)などが
リリースされるなど着実に評価を高めている演奏団体である。





<Musiques Suisses>
MGBCTS-M 112 \2300
ハインツ・ホリガー(1939-):木管五重奏のための《h》
ローランド・モーザー(1943-):11の変奏
ユルク・ヴィッテンバッハ(1935-):セレナーデ
シャンドール・ヴェレシュ(1907-1992):ディプティク
チューリッヒ木管五重奏団
ハンガリーで生まれスイスに亡命した20世紀の作曲家シャンドール・ヴェレシュ
と、ヴェレシュがスイスで育てた弟子たちによる木管五重奏のための作品集。
チューリッヒ木管五重奏団は、スイスの名門チューリッヒ歌劇場やスイス・イタ
リア語放送管、ベルン響、チューリッヒ室内管など第一線で活躍する一流のプ
レーヤーたちによって1994年に結成されたアンサンブル。初期ロマン派から近
現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、新作の初演も数多い。

MGBCTS-M 110 \2300
アンサンブル・フェニックス・バーゼル ――
ジム・グリム(1928-2006):室内協奏曲
ベアト・フラー(1954-):スティル
ファウスト・ロミテッリ(1963-2004):クピオ・ディッソルヴィ
ホルヘ・サンチェス(1969-):ベネノ
アレックス・ブエス(1954-):分裂症の幽霊
ユルク・ヘネベルガー(指揮)、アンアサンブル・フェニックス・バーゼル
アンサンブル・フェニックス・バーゼルは、1998年にユルク・ヘネベルガー、
クリストフ・ボッシュ、ダニエル・ブエスらを中心として結成され25人の演奏
家たちで構成されるコンテンポラリー・ミュージックのスペシャリスト集団。
バーゼル歌劇場からはコンテンポラリー・ミュージックやダンス・シアター・
プロダクションのために定期的に招聘されるなど、その現代作品の演奏能力に
は大きな信頼が寄せられている。




<Linn>
CKD 315(SACD-Hybrid) \2580
ラヴェル:ピアノ作品全集Vol.2 ――
前奏曲/ハイドンの名によるメヌエット/ソナチネ/古風なメヌエット/
高貴で感傷的なワルツ/ボロディン風に/シャブリエ風に/亡き王女のための
パヴァーヌ/組曲《クープランの墓》
アルトゥール・ピツァーロ(ピアノ)
リスボン生まれのワールド・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト、アルトゥール・
ピツァーロによるラヴェルのピアノ独奏作品全集に第2弾が登場!
「夜のガスパール」や「鏡」、「ラ・ヴァルス」などを収録した第1巻の成功に
よって新たなスタンダードとして一気に躍り出たピツァーロの"ラヴェル"。
この第2巻ではピツァーロの持ち味である卓越したテクニックが存分に求められ
る「クープランの墓」や、豊かな表現力や繊細なタッチが余すことなく発揮さ
れるであろう「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、ピツァーロに打って付け
のラヴェルの名作が前作以上に所狭しと並んでいる。
ピツァーロは2006年にロンドン、リスボン、オーフスでラヴェルとドビュッシ
ーのピアノ独奏作品全曲の演奏を行ってきており、レコーディングへの準備は
万端。

CKD 321 2枚組 特別価格 \2180
パラディアン・アンサンブル-ヴェニス・コレクション ――
あふれるよろこび(DISC-1) -
マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):ベルガマスカにもとづくアリア、
二コラ・マッティス(fl.1670):ヴァイオリンのためのエア集(2曲)
マシュー・ロック(1621/2-1677):ブロークン・コンソート ニ長調
クリストファー・シンプソン(c.1605-1669):
《ジョン、来て、キスして》によるディヴィジョン
ジョン・ブロウ(1649-1708):ソナタ イ長調、
ビアージョ・マリーニ(c.1587-1663):ソナタ、
作曲者不詳(c.1660):シャコンヌ、
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):スコットランドのエア、
二コラ・マッティス:ヴァイオリンのためのエア集(4曲)、
ヘンリー・パーセル(1659-1695):ツー・イン・アポン・ア・グラウンド、
二コラ・マッティス:スコットランドのユーモアによるグラウンド/
有翼のライオン(DISC-2) -
ダリオ・カステッロ(fl.1620):12度のソナタ、
ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリ(1632-1692):シャコンヌOp.7-3、
マルコ・ウッチェリーニ:4声のソナタOp.5、
アントニオ・ヴィヴァルディ(1676-1741):協奏曲ヘ長調RV.100、
ジョヴァンニ・バティスタ・ブオナメンテ(d.1642):組曲、
フランチェスコ:カヴァッリ(1607-1676):カンツォン、
サンティアゴ・デ・ムルシア(fl.1700):エル・アモール, ラ・ホタ、
フランチェスコ・トゥリーニ(1589-1656):3声のソナタ、
アントニオ・ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調RV.84、
マルコ・ウッチェリーニ:アリア第11番, アリア第14番, アリア第15番
パラディアン・アンサンブル〔パメラ・トービー(リコーダー)、
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、ジョアンナ・レヴァイン(チェロ)、
ウィリアム・カーター(ギター&アーチリュート&テオルボ)〕
1991年にパメラ・トービー、レイチェル・ポッジャー、ジョアンナ・レヴァイ
ン、ウィリアム・カーターといった世界屈指のピリオド奏者たちによって結成
された「パラディアン・アンサンブル」。
この17世紀イタリアの作曲家たちの作品に同世代のイギリスの作曲家たちの作
品を織り交ぜた「ヴェニス・コレクション」は、パラディアン・アンサンブル
最初期の録音である「あふれるよろこび」(CKD 010)、「有翼のライオン」
(CKD 015)がセット化されたもの。
ポッジャー在籍時代のオリジナル・メンバーによる演奏は、録音から十数年が
経過した今もなお全く色褪せることのない芸術品である。1992年11月&1993年
11月の録音。

CKD 322 2枚組 特別価格 \2180
パラディアン・アンサンブル-ライプツィヒ・コレクション ――
J・S・バッハ:トリオ・ソナタ集(DISC-1) ――
トリオ・ソナタ第6番ハ長調BWV.530(原曲ト長調)、
デュエット第1番ホ短調BWV.802、デュエット第2番ヘ長調BWV.803、
トリオ・ソナタ第1番ト長調BWV.525(原曲ホ長調)、
トリオ・ソナタ第3番ト短調BWV.527(原二短調)、
デュエット第3番ト長調BWV.804、デュエット第4番イ短調BWV.805、
トリオ・ソナタ第5番ヘ長調BWV.529(原曲ハ短調)、14のカノンBWV.1087/
J・S・バッハ:ソナタとコラール集(DISC-2) ――
トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039、
コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》BWV.645、
トリオ・ソナタ第4番ト短調BWV.528(原曲ホ短調)、
コラール《イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて》BWV.650、
ヴァイオリン・ソナタ ト長調BWV.1021、
トリオ《いと高きところにまします神にのみ栄光あれ》BWV.664、
コラール《古き年は過ぎ去りぬ》BWV.614/
トリオ《主イエス・キリストよ、われらをかえりみたまえ》BWV.632、
トリオ・ソナタ第2番ホ短調BWV.526(原曲ト短調)
パラディアン・アンサンブル〔パメラ・トービー(リコーダー)、レイチェル
・ポッジャー(ヴァイオリン/DISC-1)、ロドルフォ・リヒター(ヴァイオリン
/DISC-2)、スザンネ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ&7弦バス・ヴィオ
ール)、ウィリアム・カーター(ギター&アーチリュート&テオルボ)〕
パラディアン・アンサンブルの「ライプツィヒ・コレクション」のプログラム
はもちろん大バッハ!
「J・S・バッハ:トリオ・ソナタ集」(CKD 036)と「J・S・バッハ:ソナタとコラ
ール集」(CKD 275)が1つとなった「ライプツィヒ・コレクション」では、6つの
トリオ・ソナタBWV.525-530の全曲が揃うだけでなく、オルガンのためのライプ
ツィヒ・コラールからのアレンジやデュエットなどが収められるなど充実度は
満点!
トービーとポッジャーの素晴らしすぎるコンビネーションや、ポッジャーとリ
ヒターという新旧のヴァイオリニストの聴き比べなど楽しみは尽きない。
1994年11月&2005年10月の録音。DISC-2はHDCD仕様。

CKD 323 2枚組 特別価格 \2180
パラディアン・アンサンブル-ヴェルサイユ・コレクション ――
太陽王の楽園(DISC-1) ――
ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):様々な性格の舞曲集、
エティエンヌ・ムリニエ(17世紀):プレリュード, シャコンヌ、
マラン・マレ(1656-1728):サント・コロンブ氏へのトンボー, 組曲ニ長調、
フランソワ・クープラン(1668-1733):
えりぬきのミュゼット&居酒屋のミュゼット、マラン・マレ:組曲ニ長調/
四大元素(DISC-2) ――
ジャン=フェリ・ルベル:四大元素(四重奏版)、
マラン・マレ:組曲イ短調, 組曲ト長調, スペインのフォリア
パラディアン・アンサンブル〔パメラ・トービー(リコーダー)、レイチェル・
ポッジャー(ヴァイオリン/DISC-1)、ロドルフォ・リヒター(ヴァイオリン/
DISC-2)、スザンネ・ハインリヒ(7弦バス・ヴィオール )、ウィリアム・カー
ター(ギター&テオルボ)〕
パラディアン・アンサンブルがバロックの枠にとらわれない発想力と驚異的な
パフォーマンスでルベル、マレ、クープラン、ムリニエなど、栄華を極めたフ
ランス・バロック時代の巨星たちの音楽を現代に呼び覚ました話題作。
「太陽王の楽園」(CKD 100)と「四大元素」(CKD 221)が聴ける「ヴェルサイユ
・コレクション」。特にルベルの「四大元素」の室内楽編成による演奏は非常
に珍しく、冒頭の迫り来る音圧はまるでトーンクラスターではないかと思える
ほど!またアルバムの最後に「スペインのフォリア」を置いたアイディアもユ
ニーク。
ヴェルサイユ時代の音楽から醸し出される抜群の一体感はもちろんのこと、歯
切れの良い熱演はさすがパラディアン・アンサンブルと言わずにいられない!
1998年11月&2003年5月の録音。DISC-1、DISC-2ともにHDCD仕様。

CKD 324 2枚組 特別価格 \2180
パラディアン・アンサンブル-ロンドン・コレクション ――
チョイス・コレクション(DISC-1) ――
マシュー・ロック(1621/22-1677):ブロークン・コンソート ニ長調、
二コラ・マッティス(fl.1670):エア集ヘ長調(5曲)、
トマス・バルツァー(c.1630-1663):「ジョン、来て、キスして」、
ジョン・ウェルドン(1676-1736):エア集ニ長調(5曲)、
作曲者不詳(1706):王様のサイモンじいさん、
ジョン・ブロウ(1649-1708):グラウンド ト短調、
ヘンリー・バトラー(d.1652-):カリーノ・カストゥラーメによる変奏曲、
二コラ・マッティス:エア集ホ長調(2曲)、
マシュー・ロック:ブロークン・コンソート ハ長調/
ヘルド・バイ・イヤーズ(DISC-2) ――
二コラ・マッティス:エア集(6曲)、
作曲者不詳(17世紀):
ストラロッホのリュート曲集&ロワランのリュート曲集より、
伝承曲(パラディアン・アンサンブル編曲):4つのスコットランド民謡、
ニコラ・マッティス:エア集ニ長調(5曲)、
作曲者不詳(17世紀):
ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックの手稿譜より-ト長調のグラウンド
によるディヴィジョン、
ニコラ・マッティス:エア集ニ短調(4曲)、
作曲者不詳(1684):
ディヴィジョン・ヴァイオリンより ロジャー・オヴ・カヴァリー・ディヴィ
ジョン ニ短調、
ニコラ・マッティス:
エア集ト短調(4曲), ギターのためのエア集(5曲), アリア、
伝承曲(パラディアン・アンサンブル編曲):新しい調べ
パラディアン・アンサンブル〔パメラ・トービー(リコーダー)、レイチェル・
ポッジャー(ヴァイオリン)、スザンネ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ&
バス・ヴィオール )、ウィリアム・カーター(リュート&テオルボ&ギター)〕
パーセルの没後300年に発表されたものの、敢えてパーセルの作品を取り上げず
に同世代のイギリスの作曲家たちによる作品でプログラムを固めるなどパラディ
アン・アンサンブルの本領が発揮された仰天の「チョイス・コレクション」
(CKD 041)。
この「チョイス・コレクション」とイタリアのナポリで生まれイギリスで活躍
した二コラ・マッティスの民謡に基づくエアや、パラディアン・アンサンブル
によるアレンジなどをふんだんに収めたエンターテイメント・アルバム「ヘル
ド・バイ・イヤーズ」(CKD 161)をセットにしたのが「ロンドン・コレクショ
ン」!
カーターとハインリヒの奏でる美しくも時おり強い主張を見せる低音の上で華
麗に、そして自由自在に舞うポッジャーとトービー。まさに鳥肌モノです。
1995年3月&2000年2月の録音。DISC-2はHDCD仕様。




<Chaconne>
CHAN 0752 2枚組(1枚価格) \2180
J・S・バッハ:初期カンタータ集Vol.3 ――
カンタータ第172番《響きわたれ、汝ら歌よ》BWV.172/カンタータ第182番
《天の王よ、ようこそ来ませ》BWV.182/カンタータ第21番《わが心には患い
多かりき》BWV.21
エマ・カークビー(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンターテナー)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
パーセル・クヮルテット
シャコンヌ(Chaconne)の中核アーティスト、パーセル・クヮルテットとエマ・
カークビーをはじめとした世界屈指の歌い手たちによる充実の演奏で絶賛を博
している大バッハの『初期カンタータ集』の第3巻は第2巻(CHAN 0742)に引き続
きワイマール時代のカンタータを収録。
1714年にワイマール宮廷楽師長に就任したバッハ。この第3巻に収録されている
3作品はワイマール時代の最初期に書かれたカンタータと伝えられており、ワイ
マール時代のカンタータの中でも最高傑作の呼び声が高く後世の教会カンター
タに大きな影響を与えた「BWV.21」など3曲ともバッハのカンタータの重要作と
して位置づけられている。
第1巻&第2巻に引き続きパーセル・クヮルテットと4人のソリスト、カークビ
ー、チャンス、ダニエルズ、ハーヴェイは今回も健在!シャコンヌ・シリーズ
を代表する名盤に加わる可能性はとてつもなく高い。

CHAN 0754X \1780
クリスマスのための協奏曲とカンタータ集 ――
マンフレディーニ:合奏協奏曲ハ長調Op.3-12
A・スカルラッティ:カンタータ・パストラーレ
ヴィヴァルディ:協奏曲ホ長調《安らぎ》RV.270
テレマン:もろびと声あげ
コレッリ:合奏協奏曲ト短調Op.6-8
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
サイモン・スタンデイジ(指揮)、コレギウム・ムジクム90
ドメニコの父、アレッサンドロ・スカルラッティと同世代の作曲家たちによる
バロック時代のクリスマス作品集。「クリスマス協奏曲」とも呼ばれるコレッ
リの有名な合奏協奏曲からA・スカルラッティのカンタータ・パストラーレなど
選曲へのこだわりも本格的。瞬く間に到来するクリスマス・シーズンのアイテ
ムとして、またはバロック音楽に親しむためなど、楽しみかたは色々!
1998年5月11日-13日の録音。
24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売盤。


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セール価格締切日:9月8日

CHAN 0742
J・S・バッハ:初期カンタータ集Vol.2-ワイマール時代のカンタータ ――
カンタータ第12番《泣き、嘆き、憂い、おそれ》BWV.12/第18番《天より雨く
だりて雪おちて》BWV.18/第61 番《いざ来たれ、異邦人の救い主よ》BWV.61
/第161番《来たれ、甘き死の時よ》BWV.161
エマ・カークビー(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンターテナー)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
パーセル・クヮルテット
豪華ソリスト陣による抜群の演奏で話題を呼んだバッハの初期カンタータ集
Vol.2ではワイマール時代の作品に突入。大バッハが1709年から1717年の9年間
を過ごした「ワイマール時代」に書かれたカンタータの中から、1713年-
1715年に作曲された4曲を収録している。

CHAN 0715
J・S・バッハ:初期カンタータ集Vol.1 ――
カンタータ第4番《キリストは死の絆につきたまえり》BWV.4/第106番《神の
時は最上の時なり》BWV.106/第131番《深き淵より、主よ、われ汝を呼ぶ》
BWV.131/第196番《主はわれらを御心にとめ給えり》BWV.196
エマ・カークビー(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンターテナー)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
パーセル・クヮルテット
初期カンタータ集Vol.1に収録されている4曲はいずれも1707年-1708年(22歳-
23歳)の間に作曲された作品。作曲当時のバッハはミュールハウゼンの聖プラ
ージウス教会のオルガニストとして活躍したミュールハウゼン時代からワイ
マール次代へと移り変わる最中であった。

CHAN 0723
ブクステフーデ:宗教的カンタータ集Vol.2 ――
新たに生まれ給う御子BuxWV.13/鹿の谷川を慕いあえぐがごとくBuxWV.92/何
ものも私たちと神の愛を引き離すことはできないBuxWV.77/主はわが主に仰せ
られるBuxWV.17/神の子にあらずやBuxWV.6/わが魂よ、主をほめまつれBux
WV.71/イエス、我が慰めと笑いよ来れBuxWV.58/主よ、汝今こそこの僕を
BuxWV.37/イエスの甘き思い出BuxWV.57
エマ・カークビー(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンター・テナー)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
パーセル・クヮルテット、クレア・サラマン(ヴァイオリン)、
レイチェル・バート(ヴィオラ)、ジェ―ン・ロジャース(ヴィオラ)、
市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ウィリアム・ハント(ヴィオローネ)
バロック時代を代表する音楽家として名を馳せているブクステフーデはバッハ
以前のドイツにおける大作曲家、オルガン奏者として活躍。このVol.2ではカ
ンタータの貴重な録音も含まれている。

CHAN 0691
ブクステフーデ:宗教的カンタータ集Vol.1 ――
私はこの世を去ってBuxWV.47/めでたし、イエスよ、神の独り子BuxWV.94/
イエスの甘き思い出BuxWV.56/わが心は整えりBuxWV.73(*)/フーガ ハ長調
BuxWV.174/主に向かいて歌えBuxWV.12/わたしはこう思うBuxWV.48(#)/主よ、
あなたさえこの世にあればBuxWV.38/エスはわが喜びBuxWV.60
エマ・カークビー(ソプラノ)、スージー・ルブラン(ソプラノ)#、
ピーター・ハーヴェイ(バス)、パーセル・クヮルテット、
クレア・サラマン(ヴァイオリン)*

CHAN 0724
フンメル:ミサ曲集Vol.3 ――
ミサ曲ニ短調(s67/woo13)/《めでたし、天の女王》変ロ長調(s79/woo18)
(全曲世界初録音/スティーブン・ホッジャーによる校訂)
スーザン・グリットン(ソプラノ)、レイチェル・ニコルス(ソプラノ)、
パメラ・ヘレン・スティーブン(メゾ・ソプラノ)、
マーク・パドモア(テノール)、スティーブン・ヴァーコー(バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90
ヒコックスのフンメル第3弾!第3集に収録されている2作品は何れも世界初録
音という貴重な音源。ちなみに2作品の校訂を行ったのはChandosで度々作品の
校訂者として名前を拝見するスティーブン・ホッジャーである。

CHAN 0712
フンメル:ミサ曲集Vol.2 ――
テ・デウム/Quod in orbe Op.88/ミサ曲第2番Op.80
スーザン・グリットン(ソプラノ)、アン・マレー(メゾソプラノ)、
ジェームズ・ギルグリスト(テナー)、スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90

CHAN 0681
フンメル:ミサ曲集Vol.1 ――
ミサ曲 ニ長調Op.111/オッフェルトリウム 恵み深き乙女/
ミサ曲 変ロ長調Op.77
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90
ヒコックス&コレギウム・ムジクム90のフンメル・シリーズ第1弾。
2003年グラモフォン・アウォード合唱作品部門賞を受賞。

CHAN 0718
アルマン=ルイ・クープラン(1725-1789):チェンバロ作品集 ――
勝利/アルマンド/クロワシーのクーラント/おしゃべり/軽快なグレゴワー
ル/ロンドー:勇ましい人/第1メヌエット&第2メヌエット/ロンドー:道化ま
たはアダム/ブランシェ/ド・ボワジルー/フォウケ/セミラントまたはジョ
リー/ターピン/第1ガヴォット&第2ガヴォット/第1メヌエット&第2メヌエ
ット/雑木林/ケロン/悲しむ人/楽しみ/柔らかな感傷/優雅なロンドー
ソフィー・イェーツ(チェンバロ)
アルマン=ルイ・クープランはフランソワ・クープランの孫にあたり18世紀パ
リで活躍した作曲家。
アルマン=ルイ・クープランのまとまった作品集はそれ程多く存在していない
ため今回のChaconneからのリリースは大クープランの孫の音楽を知ることので
きる非常に貴重な機会である。
演奏のソフィー・イェーツはChaconneシリーズを代表するチェンバロ奏者。こ
れまでにリリースされているラモー作品集やフランス、スペインのチェンバロ
作品集なども高い評価を受けており、このアルバムはアルマン=ルイ・クープ
ランの決定盤!

CHAN 0708
ラモー:新しいクラヴサン曲集より 組曲イ長調/同組曲ト長調/コンセールに
よるクラヴサン曲集からのチェンバロ編曲 第1組曲-リヴ/同第2組曲-わずらわ
しいもの/同第3組曲-内気(第1ロンドー)/同第3組曲-内気(第2ロンドー)/同
第4組曲-軽はずみなおしゃべり/フランス皇太子妃
ソフィー・イェーツ(チェンバロ)

CHAN 0698
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44/ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
ミケランジェロ・ピアノ四重奏団[フランチェスカ・ヴィカーリ(ヴァイオリ
ン)、ルカ・サンツォ(ヴィオラ)、ルイジ・ピオヴァーノ(チェロ)、エレナ・
マテウッチ(ピアノ)]、アントニオ・デ・セコンディ(ヴァイオリン)

CHAN 0726
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.9-1、同ハ長調p.9-8、同ニ長調Op.9-3、
同イ短調Op.9-5 /フランソワ・クープラン(1668-1733):尊厳、またはフォル
クレ/アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745):ルクレール/ジャック・デュ
フリ(1715-1789):フォルクレ
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)、ニコラス・パール(ハープシコード)
これまでにもシャンドスにルクレールのヴァイオリン協奏曲の録音を行ってき
た名手、スタンデイジによる久しぶりのソロ・アルバム。ルクレールの作品は
18世紀フランスに活躍しながらその作品は典型的なイタリアの様式から成って
いる。スタンデイジのヴァイオリンに加えてニコラス・パールの演奏による小
品がカップリングされているのもポイント。

CHAN 0722
トマス・アーン(1710-1778):序曲集 ――
序曲第1番ホ短調/序曲第2番イ短調/序曲第3番ト長調/序曲第4番へ長調/序
曲第5番ニ長調/序曲第6番変ロ長調/序曲第7番ニ長調/序曲第8番ト短調/ア
ルフレッドへの序曲変ホ長調/トマスとサリーへの序曲ニ長調
サイモン・スタンデイジ(指揮)、コレギウム・ムジクム90
トマス・アーンは18 世紀中期イギリスにおける劇場音楽の第1人者としての地
位を築き、多数の作品を残した作曲家である。過去にもアーンのトリオ・ソナ
タ全集(CHAN 0666)を録音しているスタンデイジ&コレギウム・ムジクム90 が
今回取り上げてきたのは1751年に出版が行われた8声の8つの序曲と劇作品の序
曲である。
スタンデイジやヒコックスとの演奏で様々な名演を生み出してきたコレギウム
・ムジクム90によるレア・レパートリーの録音はピリオド・ファン注目の1枚

CHAN 0732
パレストリーナ:年間のオッフェルトリウム集より
リチャード・マーロウ(指揮)、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
デュリュフレ、メンデルスゾーンに続くマーロウ&ケンブリッジ・トリニティ
・カレッジ合唱団のシャンドス移籍第3弾はシャンコンヌからのパレストリーナ。
1593年に出版が行われた「年間のオッフェルトリウム集」は1年間分68曲に及ぶ
オッフェルトリウムを収めた壮大な典礼作品である。ニュートンの出身校とし
ても知られ、1332年からの長き歴史と伝統を持つトリニティ・カレッジが誇る
名門合唱団。

CHAN 0533/4 2枚組
J・S・バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)、キャサリン・デンリー(アルト)、
マーク・タッカー(テノール)、スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90

CHAN 0522/3 2枚組
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》HMV.56
ジョーン・ロジャーズ(ソプラノ)、デラ・ジョーンズ(メゾソプラノ)、
クリストファー・ロブソン(カウンターテナー)、
フィリップ・ラングリッジ(テノール)、ブリン・ターフェル(バス=バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90

CHAN 0513
タリス:教会音楽集 ――
御身より他に我は/日の光の消える前に/おお、光よ/エレミアの哀歌/おお、
聖なる宴よ/イエス、この世の救い主よ/世の救い主よ、我らを救いたまえ/
さまざまな国の言葉で/喜べ、栄光ある神の御母
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ザ・シックスティ-ン

CHAN 0707
ワイス: リュート協奏曲集 ――
コンチェルト・グロッソ変ロ長調SC.57/5声のコンチェルト ハ長調SC.90/
コンチェルト ニ短調SC.58/コンチェルト ヘ長調SC.53/リュートとフルート
のためのコンチェルト 変ロ長調/リュートとフルートのためのコンチェルト
ヘ長調SC.9(全曲世界初録音)
リチャード・ストーン(リュート)、テンペスタ・ディ・マーレ
生前「鍵盤ならライプツィヒのバッハ、リュートならドレスデンのワイス」と
まで言われて称賛され、リュート音楽の最高峰の名をほしいままにしたシルヴィ
ウス・レオポルド・ワイスの「コンチェルト」集! リュートの独奏曲なら、
(ギター編曲も含めて)それこそ山のようにCDが出ているワイスだが、リュート
協奏曲形態の曲があることなんて、専門家ならともかく、一般的な古楽ファン
はほとんど知らないのではないだろうか。三省堂の音楽作品名辞典を見ても、
協奏曲はひとつも掲載されていない。当然これがすべて世界初録音。

CHAN 0689 2枚組
ヴィヴァルディ:協奏曲集《調和の霊感》Op.3
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン)、
クリストファ-・ホグウッド(チェンバロ&指揮)、ラルテ・デラルコ

CHAN 0748
ビーバー:食卓の音楽
ヴァイオリン、ヴィオローネとチェンバロのためのソナタ イ長調
パーセル・クヮルテット、ジェーン・ロジャース(ヴィオラ)
1644年にボヘミアのヴァルテンベルクで生を受け、17世紀を代表するヴァイオ
リン奏者、作曲家として現在までその名を語り継がれるビーバー。代表作「ロ
ザリオのソナタ」などヴァイオリン作品以外の録音は意外と少なく、この室内
楽作品集も重要な録音として重宝されるだろう。1680年に作曲された6つのパル
ティータから成る「食卓の音楽」は、ビーバーの才能を認めていたザルツブル
ク大司教マックス・ガンドルフに捧げられた作品である。

CHAN 0729
クープラン:諸国の人々Vol.2 ――
組曲集《諸国の人々》より 第3組曲《神聖ローマ帝国の人々》、
第4組曲《ピエモンテの人々》/コンセール第13番ト長調(新しいコンセール
第9番)/《クラヴサン奏法》より 序曲第2番、同第3番
パーセル・クヮルテット、レベッカ・ルッソ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
1726年に出版が行われたクープランの重要作品「諸国の人々」を、イギリス屈
指のバロック室内楽グループであるパーセル・クヮルテットが再び取り上げた
第2 弾集!「諸国の人々」は既存の作品を改題したものや、新たに作曲を行っ
た作品が収録されたクープランのトリオ・ソナタを知るうえで重要な役割を果
たす作品集である。

CHAN 0703
ベートーヴェン:
ミサ曲ハ短調Op.86/悲歌Op.118/静かな海と楽しい航海Op.112
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)、
パメラ・ヘレン・スティーヴン(メゾソプラノ)、
マーク・パドモア(テノール)、スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90

CHAN 0716
トレッリ:
《降臨祭のパストラーレ付きコンチェルト・グロッソ集Op.8》より第2番/同
第4番/同第5番/同第6番/同第8番/同第9番/同第11番/シンフォニア
ニ長調G8/2本のトランペットと弦楽合奏、通奏低音のための協奏曲ニ長調/
2本のトランペットと弦楽合奏、通奏低音のためのシンフォニア ニ長調G23
キャサリン・ヴァイス(ヴァイオリン)、
クリスピアン・スティール=パーキンス(トランペット)、
デイヴィッド・ブラックアダー(トランペット)、
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン、指揮)、コレギウム・ムジクム90
トレッリは17世紀イタリアの作曲家。ヴァイオリニストでもあったトレッリは
器楽のための協奏曲、弦楽器やトランペットのための作品を中心に作曲を行い、
レパートリーの拡大を行うと同時に自らの室内楽曲を通じてコンチェルト様式
を確立し後世に大きな影響を残した作曲家として知られている。

CHAN 0702
サンマルコ寺院のためのミサ ――
ガルッピ:4声の協奏曲 ニ長調
ベルトーニ:4声のキリエ
ガルッピ:グローリア、4声の協奏曲 ト短調、クレド
フィリッポ・マリア・ブレッサン(指揮)、
アカデーミア・ディ・リ・ムジチ、アテスティス合唱団

CHAN 0719 3枚組
ヘンデル:歌劇《パルテノーペ》HWV27
ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ)、クルト・ストレイト(テノール)、
スティーヴン・ウォーレス(カウンターテナー)、
アンドリュー・フォスター=ウィリアムス(バス、バリトン)、
ヒラリー・サマーズ(コントラルト)、
ローレンス・ザッツォ(カウンターテナー)、
クリスティアン・カーニン(指揮)、アーリー・オペラ・カンパニー
ヘンデルの歌劇《パルテノーペ》はナポリ初代の女王と言われているパルテノ
ーペを題材としたオペラでありヘンデルが風刺喜劇への転換を試みた難しい時
期に作曲された作品である。今回の録音では1730年に行われた初演時のオリジ
ナル・ヴァージョンを再現して演奏されているという点も興味深い。
クリスティアン・カーニン率いるアーリー・オペラ・カンパニーは若手演奏家
で結成されたプロフェッショナル・アンサンブル。ニューヨークでのデビュー
以来、イギリスバロック様式オペラの演奏団体として評価を上げている。

CHAN 0662
ハイドン:交響曲第101番「時計」/第94番「驚愕」/第102番
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90

CHAN 0655
ハイドン:交響曲第104番/交響曲第103番/交響曲第95番
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90

CHAN 0659
ラモー:
クラヴサン曲集第1巻(1706)から 組曲イ短調/
クラヴサン曲集(1724、1731改訂)から 組曲ホ短調、組曲 ニ短調
ソフィー・イェーツ(チェンバロ)

CHAN 0598
ラ・ソフィー-18世紀のチェンバロ名曲集 ――
J・S・バッハ(1685-1750:イタリア協奏曲BWV971
デュフリ:ラ・ポトゥアン(ロンド)
クープラン:神秘的なマスク(神秘の障壁)
ラモー:キュクロプス(片目の巨人)
ヘンデル:組曲《調子の良い鍛冶屋》ホ長調
クープラン:目覚まし時計
ダカン:かっこう(ロンド)
クープラン:ラ・ソフィー
スカルラッティ:ソナタ ハ長調K.513、ソナタ イ長調K.24
ラモー:めんどり、ガヴォットと変奏
ソフィー・イェーツ(チェンバロ)

CHAN 0669
ヘンデル:チェンバロ作品集 Vol.2-「組曲」集 ――
第1番イ長調 HWV426/第2番ヘ長調 HWV427/第3番ニ短調 HWV428/
第4番ホ短調 HWV429/第5番ホ長調 HWV430
ソフィー・イェーツ(チェンバロ)

CHAN 0578
アーリー・バード-声楽、ヴィオール、ヴァージナルのための初期作品集Vol.1
バード:
支配者らよ、汝らの門を上げよ(6声のモテット)/喜ばしき歌もて勝利を祝え
/おお主よ、何と空しきことか(5声のコンソート・ソング)/園はみな緑(ヴァ
ージナル)/主よ、わが行いに従いて(モテット)/真理は初めは(声楽)(世界初
録音)/恋をしたいと思っている誰が(声楽)/ウォルシーの荒野(ヴァージナル)
/われを苦しみより助け出したまえ(モテット)/さらば、偽りの愛(声楽)/
おお、愛しき君よ(鍵盤)/主よ、われを憐れみたまえ(モテット)/私の心は私
にとっては王国(声楽)(世界初録音)/ヴォルタ舞曲(ラ・ヴォルタ)(ヴァージ
ナル)/われが苦悩したる時、主に(8声のモテット)
ソフィー・イェーツ(ヴァージナル)、
ロバート・ホリングワース(指揮)、イ・ファジオリーニ、フレットワーク

CHAN 0545
フレンチ・バロック・ハープシコード ――
ダングルベール:組曲第2番(クラヴサン曲集より)
ラモー:エンハーモニック(新クラヴサン曲集第5組曲より)
クープラン:前奏曲第2番(クラヴサン奏法より)、クラヴサン第2組曲より
フォルクレ:クラヴサン第5組曲より
ダングルベール:シャンボニエール氏のトンボー
ソフィー・イェーツ(チェンバロ)

CHAN 0745 3枚組(2枚価格)
ヘンデル:オラトリオ《セメレ》HWV.58
ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ)、
ヒラリー・サマーズ(メゾソプラノ)、
リチャード・クロフト(テノール)、
スティーヴン・ウォーレス(カウンターテナー)、ブ
リンドリー・シェラット(バス)、ゲイル・ピアソン(ソプラノ)、
クリスティアン・カーニン(指揮)、アーリー・オペラ・カンパニー
The カーニン&アーリー・オペラ・カンパニーの「セメレ」が、オリジナル楽
器による初演版完全録音という偉業、そしてそれを可能とした高度な技術と深
い解釈が高く評価され、スタンリー・サディー・ヘンデル・プライズ2008を受
賞しました! これは以前は「国際ヘンデル録音賞」として知られていた賞で、
前年に発売されたヘンデルの新録音のなかから、特にヘンデルに知識と関心の
ある学者やジャーナリストたちによって選ばれる誉れ高き賞であります。

<Paradizo>
PA 0005 \2280
★ボーナスDVD付
デュアルディスク仕様(片面PAL、片面NTSC)です。
ラモー(1683-1764):作品集
(1)チェンバロのための作品-異名同音(1728)、メヌエット(1728)、
ドーフィン(1747)
(2)コンセール用作品(2台チェンバロのための)-クリカン、リヴリ、
「優雅なインドの国々」
(3)クラヴサン-プレリュード(1706)、アルマンド(1728)、クーラント(1728)、
 サラバンド(1728)、トリオンファント(1728)
(4)チェンバロのための作品-ミューズの会談、キュクロプス
(5)コンセール用作品(2台チェンバロのための)-フォルクレ、クピ、
パントマイム
スキップ・センペ(チェンバロ)、オリヴィエ・フォーティン(チェンバロ)
ラモーの過激にして濃厚な音世界。1台によるソロ作品でも相当ゴージャスな
世界がたのしめますが、2台チェンバロになればその豊かさは3倍にも4倍にも
なって薫り立ちます。あまりにもゴージャスなので快感すらおぼえる名演奏で
す。映像も演奏風景満載で、センペの指運びの見事さを耳でも目でも楽しめ
ます。




<AMBROISIE>
AM 154 2枚組 \4760
F.クープラン:作品集
クラヴサン曲集第1巻より第2、第4組曲(1713)
クラヴサン曲集第2巻より第9、第11組曲(1716-1717)
ヴィオレーヌ・コチャール(チェンバロ)
クリストフ・ルセの下で研鑽を積んだ実力派、ヴィオレーヌ・コチャールに
よるクープラン作品集。時に激しく、時に穏やかに、様々な表情を見せるク
ープラン作品を、実に巧みな語り口で見事に聴かせます。AMBROISIEレーベル
ならではの豊かなサウンドも魅力。





<Disc Auvers>
DAS 006 2枚組 \2980
ブラームス:
[CD1]
(1)ピアノ・ソナタ第2番 嬰へ短調Op.2
(2)ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調Op.1
[CD2]
(1)スケルツォ 変ホ短調Op.4
(2)ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調Op.3
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(Pf)
録音:2007年7月
期待の新星、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのブラームス作品集。ス
ケルツォはブラームスが18歳の頃の作品で、いぶし銀のようながら、バリっ
とした聴きごたえのあるものです。ソナタの3曲はどれも、分厚い音の大規模
な作品。若くしてすでに大家のオーラを発するジャン=フレデリックの才覚
が光ります。11月の「ル・ジュルナル・ド・ショパン」ではショパンの様々
な作品を披露してくれます。ますます楽しみです。




<ARTE VERUM>
ARV 005 \2280
バーバラ・sings・ブルース
1.Lady Sings the Blues(Holiday / Nichols)
2.Tell Me More and More(And Then Some)(Holiday)
3.Trouble in Mind(Jones)
4.Don’t Explain(Holiday, Herzog)
5.My Man(Willemetz, Charles / Yvain)
6.You’ve Been a Good Old Wagon(Henry)
7.God Bless the Child(Herzog, Holiday)
8.What a Little Moonlight Can Do―instr.(Woods)
9.Billie’s Blues ? I Love my Man(Holiday)
10.Mood Indigo(Ellington, Mills, Bigard)
11.Downhearted Blues(Austin / Hunter)
12.Allhelgonablues―instr.(Algotsson)
13.Strange Fruit(Allan)
バーバラ・ヘンドリックス(Ms)
マグヌス・リンドグレン・クヮルテット
ヘンドリックスが幼い頃に初めて口ずさんだのは、父に連れられて通った教
会で歌った黒人霊歌だったといいます。黒人霊歌は、もともとはアメリカ南
部で過酷な労働を強いられた黒人奴隷が自分たちの苦しみや悲しみを表現す
るものでした。この秘められた苦しみや悲しみの精神は、ゴスペル、ジャズ、
そしてブルースへも受け継がれています。ヘンドリックスは、芳醇なワイン
を思わせる豊かで深い大人の女性の声で、苦しみや悲しみ、様々な感情を胸
に秘めつつ、抑えの効いたブルースを展開しています。マグヌス・リンドグ
レン・クヮルテットのメンバーも、皆北欧を中心にジャズの世界で活発に活
動している名人ばかり。この上なく成熟したブルースです。




<naive>
V 5148 \2280
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第4番Op.58 ト長調
(2)五重奏曲 変ホ長調 Op.16
フランソワ=フレデリク・ギィ(Pf)
フィリップ・ジョルダン(指)
ラジオ・フランス管弦楽団
(2)エレーヌ・デュヴィユンヌ(Ob)、ジェローム・ヴォアザン(ClI)、
アントワーヌ・ドレイファス(Hrn)、ジャン=フランソワ・デュケスノワ(Fg)
ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」(V 5084)が好評だったギィ&ジョル
ダンによるベートーヴェンの第2弾は、名曲第4番。ギィのピアノの音色は一
切クセがなく、澄み切ったもの。指揮者アルミン・ジョルダンの息子にして
若手有望株、フィリップ・ジョルダンによるオーケストラの伴奏も、見通し
のよいストレートな演奏。ピアノとオケが見事に融けあって、美しい模様を
織り成しているような名演奏です。若き世代によるフレッシュかつ感動的な
ベートーヴェン。目が離せません。




<ORFEO>
-ORFEO D'OR!
ORFEOR 581083(SACD-Hybrid) 3枚組 \5940
R.シュトラウス:「バラの騎士」
クレア・ワトソン(S 元帥夫人) 
カール・リッダーブッシュ(Bs オックス男爵)
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms オクターヴィアン) 
ルチア・ポップ(S ゾフィー)
ベンノ・クッシェ(Br ファーニナル) 
ゲルハルト・ウンガー(T テノール歌手) ほか
カルロス・クライバー(指)
バイエルン国立管弦楽団,バイエルン国立歌劇場合唱団
録音:1973年7月13日,ミュンヘン
ORFEOがやってくれました!1973年にカルロス・クライバーがミュンヘンで上
演した「バラの騎士」をCD化。当時43歳のクライバーは、エネルギーたっぷ
りの鮮やかな音楽で、ただ最高の一言。しかも歌手は、ファスベンダー、ポッ
プ、リッダーブッシュとミュンヘンの「バラの騎士」の極めつけ3人に加え、
クレンペラーとショルティから重用された美声ソプラノ、クレア・ワトソン
の元帥夫人と、この上なく強力。ステレオの蔵出し音源を、SACDで発売。こ
の秋、クライバーのゾクゾク感を再び!




<BIS>
初回プレス限定!たった1回限りの生産です。
BIS 9020/2 10枚組 \7080
J.S.バッハ:6大宗教曲BOX
(1)マタイ受難曲 BWV244
(2)ヨハネ受難曲 BWV245(1749年版)
(3)ミサ曲ロ短調 BWV232
(4)クリスマス・オラトリオ BWV248
(5)復活祭オラトリオ BWV249
(6)昇天祭オラトリオ BWV11
レイチェル・ニコルズ、キャロリン・サンプソン、モニカ・フリムマー、
野々下由香里、緋田芳江、イングリット・シュミットヒューゼン、
ナンシー・アージェンタ(Sop)、
ロビン・ブレイズ、米良美一、 パトリック・ファン・フートヘム(CT)、
ゲルト・テュルク、ヤン・コボウ、櫻田亮(Ten)、
ペーター・コーイ、浦野智行(Bs)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
BISの看板シリーズ、BCJのバッハ・カンタータ全集録音が40巻(全体の3分の2)
まで進んだことを記念して、彼らによるバッハの宗教的大作を6篇集め、CD10
枚組にしました。これが何と3枚価格というありえない驚異的廉価でのご提供
となります。独唱陣にも米良美一やナンシー・アージェンタなど企画初期に
参加していたなつかしい名が見られます。いずれもレコ芸特選やレコード・
アカデミー賞に輝いた超名演ばかり。まさに日本が世界に誇るシリーズと申
せましょう。初回プレス限定、一度の注文しかお受けできません。



<STUDIO FROHLA>
B 2811 \2500
Song of Romi-ろみの歌
(1)J.スペンサー:ピンク・イライサ・スプリング-ろみコロ ミックス
(2)田中紫織:犬の組曲
(3)グリーンスリーヴス
(4)A.ヨーク:フェアー
(5)A.ヨーク:サンデーモーニングオーヴァーキャスト
(6)ガンダーラバリエーション(タケカワユキヒデ/田中紫織)
(7)アルヴェーン:森の眠り
(8)ジュリアーニ:ロッシニアーナV
田中紫織(マリンバ) 田中宏史(トロンボーン) コロ助(歌)
(2)の犬の組曲は、犬をなでているようなホコホコしたかわいらしい作品。
ゴダイゴの大ヒット曲、「ガンダーラ」をさまざまにアレンジした作品も収
められており、たのしめる1枚です。田中紫織は武蔵野音楽大学卒業後、アメ
リカの大学に学びました。安倍圭子、N.ゼルツマンの各氏に師事しています。
なお、ジャケットの愛らしい絵は山下達朗氏のお嬢様によるもの。

FICD 5001 \2500
宮本妥子/マリンバソロアルバム
(1)後藤由里子:ディア
(2)マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
(3)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ」
(4)G.P.テレマン:無伴奏マリンバによる12のファンタジーより第7番変ホ長調
(5)山田耕筰:この道
(6)本居長世:七つの子
(7)草川信:夕焼け小焼け
(8)後藤由里子:はじまりは・・・
(9)アレン:虹の彼方に
(10)作曲者不詳:アメイジング・グレイス
(11)マンシーニ:ムーンリバー
(12)ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ
宮本妥子(マリンバ) 中路友恵(マリンバ) 河本清子(ピアノ)
美しきマリンバ奏者による美しきメロディーの数々。



<TAHRA>
TAH 646 \2300
マーラー:
(1)亡き子をしのぶ歌
(2)さすらう若人の歌
(3)さすらう若人の歌
フィッシャー=ディースカウ(Br)
(1)シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツ放響(1955年6月6日 ハンブルク)
(2)オットー・アッカーマン(指)
ケルン放響(1954年11月9日 ケルン)
(3)カール・シューリヒト(指)
フランス国立管(1957年9月9日 ブザンソン音楽祭)
フィッシャー=ディースカウお得意のマーラー。「さすらう若人の歌」の聴き
比べが興味津々。そのキャリアの初期、1951年8月19日、ザルツブルク音楽祭
でフルトヴェングラー指揮ウィーンフィルとこの曲を歌って以来28年間で12種
類の録音が残されています。なかでもフルトヴェングラーとの初共演盤
(ORFEOR336931)とこのシューリヒトとの共演は聴き逃せません。




<CAVI MUSIC>
シュパヌンゲン音楽祭2007-2タイトル同時発売
ケルン近郊の丘陵地帯にあるハイムバッハで開催される、ラルス・フォークト
の主宰する室内楽音楽祭、シュパヌンゲン音楽祭。体系的に室内楽が体験でき
ることで毎年話題を呼ぶこの音楽祭でこれまでに、クリスティアン・テツラフ、
トルルス・モルク、ターニャ・テツラフ、ハインリヒ・シフ、ザビーネ・マイ
ヤー、ユリア・フィッシャー、ダニエル・ホープ、キム・カシュカシアン、
ダニエル・ハーディングをはじめ、多数のアーティストが出演しています。
今回発売される2タイトルは昨年の音楽祭からの演奏。

4260085 531288 \2450
(1)ヒンデミット:クラリネット四重奏曲
(2)ドビュッシー:クラリネットとピアノのためのラプソディー第1番
(3)マンフレート・トロヤーン:クラリネットとピアノのための舞曲
(4)プーランク:2本のクラリネットのためのソナタ
(5)プーランク:クラリネットとピアノのためのソナタ
(1)(2)(3)(4)(5)シャロン・カム(Cl)(1)(2)(5)ラルス・フォークト(P)
(1)アンティエ・ヴァイトハース(Vn) グスタフ・ リヴィニウス(Vc)
(3)ポール・リヴィニウス(P) (4)ディームト・シュナイダー(Cl)
録音:2007年 シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ)

4260085 531271 \2450
(1)シューマン:ピアノ五重奏曲 Op.44
(2)エルガー:ピアノ五重奏曲 Op.84
(1)(2)ラルス・フォークト(P) ラドスラフ・シュルツ(Vn) 
タチアナ・マスレンコ(Va)
(1)クリスチャン・テツラフ(Vn) グスタフ・ リヴィニウス(Vc)
(2)アンティエ・ヴァイトハース(Vn) クラウディオ・ボホルケス
録音:2007年 シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ)

4260085 531233 \2450
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.75
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
アンティエ・ヴァイトハース(Vn) ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2007年 ケルン
シューベルト(4260085530052)、ブラームス(4260085530595)のソナタ・アルバ
ムで、その実力を披露したアンティエ・ヴァイトハース。ジャン=ギアン・ケ
ラス率いる実力派カルテット、アルカント四重奏団のメンバーでもあり、現代
ドイツを代表する女流ヴァイオリスニトの一人。今回はフランス・ヴァイオリ
ン・ソナタ集と題し、世界のヴァイオリニスト達が愛好するサン=サーンス、
ラヴェル、フォーレを取り上げます。堂々たる姿勢と充実した音楽性で聴かせ
る秀演です。




<doremi>
DHR 7846/8 3枚組 \5940
「レーヴェングート四重奏団 第1集 / モーツァルト&ハイドン」
モーツァルト:
(1)弦楽四重奏曲第14番ト長調KV.387
(2)弦楽四重奏曲第16番変ホ長調KV.428
(3)弦楽四重奏曲第17番変ロ長調KV.458「狩り」
(4)弦楽四重奏曲第19番ハ長調KV.465「不協和音」
(5)弦楽四重奏曲第19番ハ長調KV.465「不協和音」
(6)クラリネット五重奏曲イ長調KV.581
ハイドン:
(7)弦楽四重奏曲第67番ニ長調Op.64-5「ひばり」
(8)弦楽四重奏曲第76番ニ短調Op.76-2「五度」
(9)弦楽四重奏曲第74番ト短調Op.74-3「騎士」
ジョルジーナ・ドブレー(Cl)(6)
レーヴェングート四重奏団
録音:(1)(2)1951年頃(3)1950年(4)1945年頃(スタジオ)(5)(6)1972年(ライヴ)
(7)1950年(8)(9)1958年頃
使用ソース:(1)(2)Allegro AL 26 (3)(7)DG 18 315
(8)(9)Ariola MG 20065(& other numbers)or fono-ring FGLP 77 626 or
Opera 197
(5)(6)Private label of the Loewenguth family DQL 501
(4)78 rpm disques: HMV(VSM)- Gramophone DB 11120/1/2(6 sides)
往年の名アンサンブル、レーヴェングート四重奏団が残した録音の数々が
DOREMIより復刻されます。1929年にフランスのヴァイオリニスト、アルフレッ
ド・レーヴェングート(1911-1983)によって結成されたこの団体は、フランス
国内のみならず、1945年以降は世界へと活動の場を広げ、かれの死とともにそ
の歴史に終止符を打ちました。
その間、1930年代後半から1940年代にかけてHMVにモーツァルトやベートー
ヴェンを、1949年から1950年代にかけてドイチュ・グラモフォンに録音を行
い、以後も大小さまざまなレーベルに積極的に録音活動を展開しましたが、
これらはいまでも初期盤市場では最低でも数万円という高額で取引きされて
いるというもので、このたびの復刻は価値あるところです。すべて貴重な
CD化ですが、1972年のライヴによるクラリネット五重奏と「不協和音」の別
録音とはプライヴェート盤からのものでさらにレア。このセットはSP、アナ
ログ以来のファンはもとより、これからレーヴェングートを知ろうという方
にも広く歓迎されることでしょう。




<RCO Live>
RCO 08007(SACD-Hybrid) \2280
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:2007年10月18 & 21日、2008年1月16 & 17日
アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)
ことし2008年11月、第6代首席指揮者として就任5年目に突入したヤンソンスと
ともに、RCOは楽団創立120周年の節目を迎えます。これを飾るRCO Live最新
アルバムはマーラーの第5番。マーラーこそは第2代首席指揮者メンゲルベル
クの時代より受け継がれてきた当オケの看板であり、アニヴァーサリーにあ
たりこれをおいてほかにないプログラムといえるでしょう。
ますます絶好調にあるヤンソンス初のマーラー第5。トランペット・ソロが高
らかに鳴り渡ったあと、葬送行進曲はいたずらにドロドロと重く引きずるで
もなく、未だ比較的淡々と進みます。けれども第2楽章になると全体が大きな
うねりを形作り、つづくスケルツォや、さらにロンド・フィナーレでは、動
と静、テンポが終始交替する内容がこの指揮者の本能を呼び覚ますのでしょ
うか、まぶしいくらいの躍動感が特徴的。
それでもやはり白眉はアダージェット。開始はじんわりと染み出すように、
やがて豊潤に押し寄せる、マーラー畢生というべき妖艶なる美の表現が閉じ
込められた音楽では、ディナーミクにアゴーギク、そして弦のポルタメント
が絶妙なバランス。大詰めではぐっとテンポを落としてきて、幾重にもビロ
ードの弦が織り重なり、爛熟の美を咲かせます。どことなく、かつてその指
揮ぶりで作曲者をも唸らせ、信頼も厚かったメンゲルベルクによる世界初録
音を彷彿とさせるようでもあり、もはや、どこまでも溺れてみたいという衝
動をおさえきれません。
いまあらためて、マーラーを取り上げるときにRCOが奏でる音色のこのうえな
い適性といったらどうでしょう。その証しとして、これまでにハイティンク、
シャイーと、歴代の首席指揮者たちとそれぞれ完成させてきた全集録音、ヤ
ンソンスでは第6番(RCO.6001)、第1番(RCO.7001)が最高の評価を獲得してき
ました。ヤンソンスによる新たな第5番もまた、RCOの誇る輝かしいマーラー
演奏の系譜がこれからもけっして揺るぎないことを物語る破格の出来栄えと
なっています。




<BBC LEGENDS>
BBCL 4248 \2180
ステレオ
(1)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
(2)マーラー:交響曲第4番ト長調
フェリシティ・ロット(S)
クルト・ザンデルリング(指)
BBCノーザン交響楽団
録音:1978年4月17日マンチェスター、BBCスタジオ
第9番(BBCL.4232)のカタログ復活につづいて、なんとザンデルリングによる
マーラー第4番がBBC LEGENDSに登場。音源そのものも完全初出、しかもザン
デルリング初のレパートリーとくれば、これは絶対見逃すことの出来ない内
容といえるでしょう。ザンデルリングのマーラーといえば、9番や10番が巨大
なアプローチでとりわけ人気を集めていますが、初期の作品であるこの4番で
も巨匠スタイルによる構えの大きさが際立っています。また、フィナーレを
彩るのは女王ロットというのも魅力。さらに、デモーニッシュな表現が凄み
をきかせる「ドン・ジョヴァンニ」も貴重なカップリング。いずれも音質良
好です。

BBCL 4244 \2180
ステレオ
モノラル(3)のみ
(1)エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
(2)プリオー・レーニエ:チェロ協奏曲(1964)
(3)ラッブラ:チェロ・ソナタ ト短調Op.60
ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
イリス・デュ・プレ(P)
(1)サー・マルコム・サージェント(指)BBC交響楽団
(2)ノーマン・デル・マー(指)BBC交響楽団
録音:(1)(2)1964年9月3日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
(3)1962年7月6日チェルトナム音楽祭(ライヴ)
エルガーとレーニエがBBCアーカイヴよりの復刻。デュ・プレにとってのエル
ガーとは、彼女の代名詞といえる魂の一曲。生涯を共にした銘器ダヴィドフ
より紡がれる嘆き節が胸を締め付けるプロムスでのライヴ。この曲の決定盤
に数えられるバルビローリとのスタジオ盤(1965年)より半年前にあたります。
ほかにカップリングも重要。南アフリカ出身の英国の作曲家レーニエ
(1903-1986)のコンチェルトは演奏時間20分ほど、デュ・プレ唯一の録音でこ
れが世界初演時のドキュメント。ただし、一説には彼女は技術的に困難なこ
の作品を嫌悪していたとも伝えられています。ラッブラのソナタはデュ・プ
レの師、ウィリアム・プリースに献呈されたもの。これはデュ・プレを愛す
るすべてのかたにとって宝物となることでしょう。

BBCL 4247 \2180
ステレオ
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第16番ニ長調KV.451
(2)同:ピアノ協奏曲第17番ト長調KV.453
(3)バルトーク:ピアノ協奏曲第2番Sz.95
ゲザ・アンダ(P)
(1)(2)ゲザ・アンダ(指)イギリス室内管弦楽団
(3)ピエール・ブーレーズ(指)BBC交響楽団
録音:(1)1968年11月28日BBCスタジオ
(2)1975年4月9日
(3)1973年12月5日以上ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
(ライヴ)
完全初出。ヴィルトォーゾ、アンダのきわめつけというべきモーツァルトと
バルトークの協奏曲ライヴが聴ける注目のアルバム。ハンガリー出身のアン
ダには音楽語法にも精通し、また同時代の音楽として身近であったバルトー
クですが、ここでの指揮はなんと若き日の鬼才ブーレーズ。この顔合わせに
興奮を覚えない方はいないでしょう。また、モーツァルテウム管との全集が
あまりにも有名な“弾き振りによるモーツァルト”は、いずれもそのスタジ
オ録音以降におこなわれたもの。もはや説明不要、ちょっとしたニュアンス
といい、この美しさはほかでは得がたいものです。

BBCL 4246 \2180
ステレオ
ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45
イレアナ・コトルバス(S) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
エジンバラ国際音楽祭合唱団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年8月26日エジンバラ、アッシャー・ホール(ライヴ)
ジュリーニのドイツ・レクイエムといえば、現状ではこれより9年後のウィー
ン・フィルとのライヴ盤を残すのみ。このたび重要性を鑑みてBBC LEGENDSが
リリースに踏み切りました。
1987年のライヴが73分を越えるのに対して、ここではおよそ68分と演奏時間
に5分もの違いがありますが、それでも遅めのテンポによる馥郁たる美はま
ぎれもなくジュリーニならではのもの。ソリストにはクレンペラー盤での歌
唱が知られるフィッシャー=ディースカウに、当時絶頂を迎えていたコトル
バス。さらには、こうした機会にジュリーニの起用も多かったエジンバラ音
楽祭合唱団が、ジョン・カーリーのもとベストを尽くしています。

BBCL 4245 \2180
モノラル
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ第49(44)番変ホ長調Hob.XVI-49
(2)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番ニ短調Op.14
(3)同:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84「戦争ソナタ」
(4)同:束の間の幻影Op.22より第3、4、5、6、8、9、11、14、15 & 18番
(5)同:10の小品Op.12より第6曲「伝説」
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1961年7月8日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
1961年、前年に念願のアメリカ・デビューを果たしたリヒテルは、前半は国内
に留まりモスクワでの活動が中心でしたが、7月に入るとロンドンで集中的に
リサイタルをおこなっています。ちなみに、このライヴから数日後、10日に
ショパンとドビュッシー(BBCL.4021)や、コンドラシンとの共演で16日にショ
パンのアンダンテ・スピアナートと大ポロネーズを、18日にはリストの協奏曲
2曲(いずれもBBCL.4031)を演奏、これらの模様はすでにBBC LEGENDSよりCD化
されています。
この時期、リヒテルは英国でもまだまだ謎のヴェイルに包まれていた存在であ
り、リサイタルそのものが特別の事件でした。メインのプロコフィエフを目の
当たりにした当時の聴衆の衝撃たるや想像に難くありません。束の間の幻影を
のぞいて、すべて初出となります。




<PRAGA DIGITAL>
PRDDSD 250255(SACD-Hybrid) \2780
W.A.モーツァルト:フルート四重奏曲集&協奏曲
(1)ニ長調K.285(1777) (2)イ長調K.298(1787) 
(3)ハ長調KV. App.171/ 285b 
(4)ト長調K.285a(1778) (5)フルート協奏曲ト長調K.313(285c)(1778)
大嶋義実(Fl)
(1)-(4)コチアン弦楽四重奏団 
(5)パヴェル・フーラ(指)プラハ・カメラータ
録音:2007年10月&2008年2月
大嶋義実はプラハに生まれ、現在は京都市立芸術大学で教鞭をとる、フルート
界の重鎮。今回、大嶋によるモーツァルトの四重奏曲と名曲ト長調協奏曲がリ
リースされます。かっちりとした音楽作りながら、モーツァルトの瑞々しさを
あますところ堪能できる、会心の出来。音符のひとつひとつがピチピチと喜び
に溢れているような録音です。さすがベテラン、安心してモーツァルトの世界
に浸ることができます。(レコード芸術の海外盤試聴記ですでに紹介され、高
い評価を得ています)

PRDDSD 250243(SACD-Hybrid) \2780
フンメル(1778-1837):作品集
(1)序奏(アダージョ)、主題と変奏Op.102(オーボエ&オーケストラ)
(2)七重奏曲Op.74(1816)
(3)ファゴット協奏曲 ヘ長調
ヴラディスラフ・ボロフカ(Ob)、イヴァン・クランスキー(Pf)、
パヴェル・ラングパウル(Fg)
パヴェル・フーラ(指)チェコ・ノネット、プラハ・カメラータ
フンメルは、幼少の頃モーツァルトにも音楽の指導を受けた人物で、ヴァイオ
リンや鍵盤楽器に大変な才能を発揮した人物でした。交響曲を除くほとんどの
ジャンルに作品を残しており、初期ロマン派への道筋を作った人物ともいわれ
ます。そんな彼による七重奏曲は、ピアノを中心に、それぞれの楽器が大活躍
する作品。ファゴット協奏曲は、うるわしの管弦楽の序奏に続き、ファゴット
と管弦楽との美しいかけあい、そしてところどころに散りばめられた技巧が光
る名曲です。

PRD 350044 \2080
シュニトケ:(1)無伴奏合唱のためのコンツェルト (2)レクイエム
ヤロスラフ・ブリフ(指)
プラハ・フィルハーモニック合唱団
無伴奏合唱のためのコンツェルトは、雪に覆われた極寒のロシアを思わせる
分厚く、どこか荒涼とした響きが印象的な作品です。レクイエムは、静かに
始まりますが、曲ごとに、効果的な不協和音、トーンクラスターのような効
果などがみられます。また、「怒りの日」では、打楽器やオルガンがかき鳴
らされるなど、変化にとんだ作品となっています。





<PREISER>
PRCD 91126 \2080
カール・ミヒャエル・ツィーラー:クリスマス作品集
(1)Herreinspaziert!(op.518) (2)空に (3)公園ポルカ(op.78)
(4)いきな亡霊、序曲 (5)100000 Eljen!(op.396)
(6)ダンス-ポエジー(op.383) (7)Sei wieder guad(op.396)
(8)おおはしゃぎの家政婦(op.69) (9)古きウィーン(op.544)
(10)まさにウィーン的なもの(op.381) (11)コリブリ(op.199)
(12)若者のいたずら(op.461) (13)これこそ私に流れるウィーン人の血(op.367)
(14)ウィーンの空気(op.439)
カール・グレル、ハンス・シャーデナウアー(指)
レナート・グレル、ウィーン・ガルデムジーク弦楽オーケストラ、
ウィーン・ガルデムジーク弦楽四重奏団
ツィーラーによる器楽作品集。




<naive>
OP 30457 \2280
ヴィヴァルディ:チェロのための協奏曲集vol.2
(1)チェロ協奏曲ヘ長調RV 411
(2)チェロ協奏曲ハ短調RV 401
(3)チェロ協奏曲変ロ長調RV 408
(4)チェロ協奏曲ト短調RV 417
(5)チェロ協奏曲ハ長調RV 399
(6)チェロ協奏曲ニ長調RV 403
(7)チェロ協奏曲イ短調RV 422
クリストフ・コワン(Vc)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)、
エンリコ・オノーフリ(コンサートマスター)
毎度毎度鮮烈なジャケットでおなじみのヴィヴァルディ・エディション、チェ
ロ協奏曲集の第2弾がついに登場します。ソリストのコワンはもとより、オケ、
指揮者も同じメンバーとくれば、期待しないわけにはいきません。ディスクの
冒頭から、ヴィヴァルディのオペラを思わせる、華やかで軽快、さっそうとし
た作品が耳に飛び込んできます。特に印象的なのが、3曲目のRV 408。
ヴィヴァルディお得意の変ホ長調でかかれており、シンプルな旋律でありなが
ら、実に洗練された伴奏がつけられています。ますますその芸に磨きがかかり
脂の乗ったコワン、また、瑞々しい音でアンサンブルを展開するイル・ジャル
ディーノ・アルモニコの面々に脱帽の、胸のすくような爽快な1枚です。




<TAHRA>
TAH 661 2枚組(1枚分価格) \2300
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
オイゲン・ヨッフム(指)アムステルダム・コンセルトヘボウ管
録音:1986年12月4日Live
その生涯に93回(因みにフルトヴェングラー 23回、カラヤン 28回)この曲を
指揮したヨッフムの最晩年(この3ヶ月後になくなりました)、アムステルダム
での最後の演奏会の貴重な記録。非常に優秀なステレオ録音。10年前にTAH247
という番号で発売され、絶賛されていましたが永らく廃盤でネットオークショ
ン等で高値で取引されていた名盤の待望の復活です。この1986年という年には
ヨッフムはコンセルトヘボウ管と来日しブルックナー7番の名演を残しました
(9月17日、人見記念 ALT17で発売中)。また10月にはチェリビダッケがミュ
ンヘンフィルと来日し5番の名演を残しています(10月22日サントリー ALT138
で発売中)。大物指揮者のブルックナーの当たり年だったようです。





<世界文化社>
「フィガロの結婚」
SBKI 4(2DVD+解説BOOK) \4800
DVD決定盤 オペラ名作鑑賞シリーズ4 
モーツァルト:「フィガロの結婚」
[Disc 1]ベルリン国立歌劇場 (191分) 
[Disc 2]コンピエーニュ帝国劇場 (180分)
[解説書]オペラの知識を深めるの鑑賞マニュアル。(64ページ) 
[Disc 1]ルネ・パーペ(フィガロ) ドロテア・レシュマン(スザンナ)
ロマン・トレケル(アルマヴィーヴァ伯爵) エミリー・マギー(伯爵夫人)
パトリシア・リスレイ(ケルビーノ) ペーター・シュライアー(ドン・バジリオ)
ダニエル・バレンボイム(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
演出:トーマス・ラングホフ
[Disc 2]ニコラ・カヴァリエ(フィガロ) 
アンネ=ゾフィ-・シュミット(スザンナ)
フィリップ・ル・シュヴァリエ(アルマヴィーヴァ伯爵) 
ソフィ-・フルニエ(伯爵夫人)
ジェローム・ピルマン(指)
ファイローニ・ハンガリー国立歌劇場室内管弦楽団
ミッレ・エ・トレ合唱団
演出: ピエール・ジュルダン
収録:1997年 コンピエーニュ帝国劇場公演
[解説書]永竹由幸 監修・著
名門ベルリン国立歌劇場盤のドラマ展開と音楽の調和。コンピエーニュ盤の楽
しく艶っぽい演出。モーツァルトの大傑作オペラを、ドイツ系とフランス系、
二大劇場ライヴで観比べ聴き比べる、オペラの醍醐味!




<Profil>
PH 07063 \2180
E.T.A.ホフマン:室内楽曲集
(1)ハープ五重奏曲ハ短調AV 24
(2)フォルテピアノ・ソナタ イ長調AV 22
(3)同 ヘ短調AV 27
(4)グラン・トリオ ホ長調AV 52
(1)長澤真澄(Hp;シングル・アクション・ペダル)
(2)(3)(4)荒木紅(フォルテピアノ)
(1)ホフマイスター四重奏団(ピリオド楽器使用)
(4)トリオ・マルゴー(ピリオド楽器使用)
録音:(1)-(3)2007年11月(4)2006年2月ベルリン、グリューネヴァルト新教教会
E.T.A.ホフマンの室内楽作品を収めた注目のアルバム。ハープが幻想的な美し
さを醸す五重奏に、モーツァルティアンとしての顔をのぞかせるソナタなど、
基本的には古典派のソナタ形式に拠りながらときにハッとさせられるような独
自の美を聴かせて惹かれます。インマゼールに師事した荒木紅ら、ピリオド勢
の演奏もみごとなもの。録音も楽器の繊細な表情をあますところなく伝えてい
ます。





<HUNGAROTON>
HCD 16886 \2080
「サヴォイの舞踏会-アブラハム・パール:オペレッタのハイライト集」
サヴォイの舞踏会、ヴィクトーリア、ハワイの花ほかより
全14ナンバー
エルジェーベト・ハーツィ、マリカ・ネーメト、アンナ・ゼンタイ、
ジェルジ・メリシュ、ラースロー・メンシャーロシュ、
ラートニ・ローベルト
タマーシュ・ブロディ(指)
ハンガリー放送交響楽団ほか
ハンガリーのオペレッタ作家アブラハム・パール(1892-1960)の代表作より、選
りすぐりのナンバーを収めています。あまく薫るムードがどれも共通していて、
お好きなかたにはたまらない内容です。




<AUDITE>
AU 92569(SACD-Hybrid) \2580
チャイコフスキー:四季 Op.37b(全曲)
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲Op42
原田英代(P)
録音:2008年5月19-21日 イエス・キリスト教会(ベルリン)
日本人女流ピアニストとしては、圧倒的なスケールと存在を放つ原田英代。
昨年発売されたグリーグ:「抒情小曲集」(AU 92555)は、日本はもちろん海外を
中心に大絶賛されました。今年5月に録音されたこのアルバムは、彼女の得意と
するラフマニノフ、チャイコフスキーの作品。力強さと豊かな表現が魅力の彼
女の演奏にピタリとはまった1枚です。
=原田英代プロフィール=
東京芸大、同大学院で松浦豊明氏に師事した後、渡欧。モスクワ音楽院の名教
師ヴィクトール・メルジャーノフ教授の愛弟子として研鑽を積む。
84年ジュネーブ国際音楽コンクール最高位、91年シューベルト国際ピアノコン
クール第1位、ウィーン現代音楽コンクール第2位。そして93年モスクワにおけ
る第1回ラフマニノフ国際ピアノコンクールで旧西側参加者の中で唯一入賞を果
たす。
これまでに日本の主なオーケストラ、海外の有名オーケストラとも共演。また
講習会、公演なども開催し多方面で活躍中。
原田英代シューベルト・チクルス(全10回)と題して演奏会を開催。
2008年11月19日シューベルトの命日に最晩年のピアノ曲を演奏予定。




<Tahra>
TAH 657 2枚組 \4600
マーラー:(1)交響曲第1番「巨人」(2)交響曲「大地の歌」
ハンス・ロスバウト(指)
(1)ベルリン・フィル(1954年11月8日)
(2)ケルン放響、グレース・ホフマン(Ms),
エルンスト・ヘフリガー(Tn)(1955年4月18日)
指揮者としてのブーレーズに大きな影響を与えたロスバウトのマーラー、初期
と晩年の2枚組。作品に自己を投影することを一貫して避けようと努めたロスバ
ウトのマーラーは明快、簡潔、客観的で実に刺激的です。




<クリエイティヴ・コア>
CCAD 026 \2450
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集
変ロ長調 K.502/ホ長調 K.542/ハ短調 K.548
スタンリー・ホッホランド(フォルテピアノ)
若松夏美(Vn) 鈴木秀美(Vc)
録音:2007年5月24-26日 秩父ミューズパーク音楽堂
音声収録編集:櫻井卓
先日発売され高い評価を得たモーツァルト:ピアノ作品集(CCAD 027)と同時期録
音。世界に誇るオリジナル楽器の名手、鈴木秀美と若松夏美がフォルテピアノ
の名匠ホッホランドを迎え、古雅な華やぎと、心に沁みる愉悦に彩られたモー
ツァルト円熟の小宇宙を、余すことなく奏でる至福の楽興の時。



<Ondine>
ODE 1130 \2080
カイヤ・サーリアホ(1952-):
ノーツ・オン・ライト-チェロと管弦楽のための 2006(世界初録音)、
オリオン-管弦楽のための 2002、蜃気楼-
チェロ、ソプラノと管弦楽のための 2007(世界初録音)
クリストフ・エッシェンバッハ(指)パリ管弦楽団
アンシ・カルットゥネン(Vc) カリタ・マッティラ(S)
録音:2008年3月12日-13日 パリ、サル・プレイエル(ライヴ)
[制作:アラン・デュシュマン、録音:ラッフィ・ケヴォルキアン]
2008年春、フランス各地をネットワークして<100%フィンランド・フェスティ
ヴァル>が開催されました。フィンランドの革新的な文化活動が幅広く紹介さ
れました。クラシカル音楽で焦点の当てられたのはパリ在住のカイヤ・サーリ
アホ。今日のフィンランド音楽を代表する作曲家のひとり。新しいディスクは、
このフェスティヴァルのオープニング・コンサートのライヴ録音です。フィン
ランドのソプラノ、カリタ・マッティラのソロ、アンシ・カルットゥネンのチェ
ロがエッシェンバッハ&パリ管と共演します。
ボストン交響楽団125周年記念の委嘱作、「ノーツ・オン・ライト」(光につい
ての備忘録)。「楽器固有の音には異なる光度がある」。サーリアホはチェロに
【光源】を求め、「Translucent、secret(半透明、秘密の)「On fire(燃えて)」
「Awakening(目覚め)」「Eclipse(蝕)」「Heart of Light(光の中心)」の5楽章
の音楽を作曲しました。これが初録音です。ギリシア神話に登場する狩人、オ
ーリオーンを曲名とする「オリオン」。サーリアホは、狂乱と平衡をともに、
ひとつの作品のうちに表現することに挑みます。クリーヴランド管弦楽団の委
嘱作です。メキシコのシャーマン、マリア・サビーナの呪文の言葉からテクス
トが採られている「蜃気楼」。パリ管弦楽団、BBC交響楽団、ベルリン・ドイツ
交響楽団が共同委嘱。

ODE 1126 \2080
イソコスキ、オペラ・アリアを歌う
チャイコフスキー:オペラ「エフゲニー・オネーギン」-
タチヤーナの手紙の場面「私は破滅してもいい」
ビゼー:オペラ「カルメン」-
ミカエラのアリア「何を恐れることがありましょう
グノー:オペラ「ファウスト」-
マルグリートの場面「あの若者が誰なのか/宝石の歌「なんと美しいこの姿 」
プッチーニ:オペラ「ラ・ボエーム」-
私の名はミミ、オペラ「トゥーランドット」-「氷のような姫君の心も」
ヴェルディ:オペラ「シモン・ボッカネグラ」-「
夕やみに星と海はほほえみ」、
オペラ「オテロ」-
柳の歌とアヴェ・マリア「泣きぬれてさびしい野にただ一人歌う
ソイレ・イソコスキ(S) 
ミッコ・フランク(指)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2008年2月11日-12日、15日-16日 フィンランディアホール(ヘルシンキ)
[制作:セッポ・シーララ  録音:エンノ・マエメツ]
「けっしてオペラ歌手にはならないでしょう」。1987年ラッペーンランタのコ
ンペティションで優勝した後、そう語ったイソコスキ。歌曲と教会音楽のコン
サートと録音から経験を積んだ彼女は20年経った今日、欧米の主要なオペラハ
ウスで新しい歓びとともにオペラを歌っています。最初オペラは1989年フィン
ランド国立オペラの「ラ・ボエーム」。ミミを歌いました。1993年、「魔笛」
のパミーナ役でウィーン国立オペラ、2002年、「フィガロの結婚」の伯爵夫人
役でメトロポリタンオペラにそれぞれデビューしています。「ばらの騎士」の
元帥夫人に代表されるシュトラウスのオペラ、「ファルスタッフ」のフォード
夫人をはじめとするヴェルディの作品、イソコスキは、さまざまな性格の役を
レパートリーに加えてきました。モーツァルト(ODE1043/ODE698)につづくアリ
ア集。タチヤーナ、ミカエラ、マルグリート、リュー、アメーリア、デズデー
モナのアリアを歌っています。いずれもイソコスキのレパートリー。ヘルシン
キ・フィルハーモニックを指揮するミッコ・フランクは現在、フィンランド国
立オペラの芸術監督と音楽総監督を務めています。ひとつのアリア、ひとつの
場面にドラマが凝縮しています。




<MEDICI ARTS>
~idealeaudience
=classic archive=
30 85238(DVD-Video) \2180
モノクロ(1)(2)
カラー(3)(4)(5)
字幕:英・独・仏・西
(1)ドビュッシー:夜想曲より祭り
(2)同:バレエ「遊戯」
(3)同:管弦楽のための映像
(4)シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽Op.34
(5)ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
ピエール・ブーレーズ(指)
(1)(2)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
(3)(4)(5)BBC交響楽団
放映[BBC]:(1)(2)1968年10月20日ロンドン(放送用スタジオセッション)
(3)(4)1974年8月4日ロンドン、プロムス(ライヴ)
(5)1997年1月31日ロンドン(ライヴ)
作曲家として、また指揮者として今日の楽壇に大きな影響を与え続ける巨人ピ
エール・ブーレーズ。この映像作品では、ゆかりの作曲家のプログラムを通じ
てほぼ30年間に渡るかれの指揮者としての変遷をたどることができます。1997
年の「春の祭典」では現在の巨匠指揮者の顔がうかがえるいっぽうで、なかで
も1968年のドビュッシー。モノクロ映像が時代を感じさせるなか、サングラス
をかけて指揮棒を持たずに振る姿は必見。当時のブーレーズは帯状疱疹を患い、
スタジオの照明に過敏であったため、やむを得ずサングラスをかけて収録に臨
んだとの記述があります。ほかにも「シェーンベルクは死んだ」という発言で
物議を醸したことを思い起こさせるように、その作品が組み込まれていたりと、
いろんな意味でたいへん興味の尽きないつくりとなっています。

30 85278(DVD-Video) \2180
リニアPCMモノラル
字幕:英・独・仏・西
(1)R=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」Op.36
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1
(3)ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
ヴィクトリア・ポストニコワ(P)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)BBC交響楽団
放映[BBC]:(1)(2)1979年8月31日ロンドン(プロムス・ライヴ)
(3)1978年9月9日ロンドン(プロムス・ライヴ)
1970年代におけるロジェヴェン絶頂期の指揮ぶりと、華麗にしてスキのない音
楽をたっぷりと楽しめる注目の映像作品。まず、一見してロジェヴェンの若い
こと!鳴りっぷりのよいR=コルサコフ、夫人ポストニコワを迎えた改訂版に
よるラフマニノフも見ごたえがありますが、やはり目玉はショスタコーヴィチ
の第4交響曲。作曲以来長らく封印され、ロジェヴェン自ら1962年9月に西側初
演(BBCL.4220)を果たしたこの作品は、アヴァンギャルドな作風と演奏至難な
内容で知られますが、当時トップクラスのバトン・テクニックによりあざやか
にオケを統率するさまはまさに圧巻というほかありません。



<audite>
AU 95596 \2280
モノラル
モーツァルト:
(1)交響曲第29番イ長調KV.201
(2)交響曲第39番変ホ長調KV.543
(3)交響曲第40番ト短調KV.550
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS交響楽団
録音:(1)1955年5月31日ベルリン、ベルリン高等音楽院(ライヴ)
(2)1950年5月3日ベルリン-ダーレム、イエス・キリスト教会
(スタジオ・セッション)
(3)1952年3月17日ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第7集。ベルリンRIAS収録によるドイ
チュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻ですべて完全初出。モ
ーツァルトはフリッチャイにとっていくつものすぐれたオペラ録音でも知られ
るように、きわめて重要な作曲家。高い評価を裏付けるように、亡くなる1963
年にはその功績を讃えてザルツブルク・モーツァルテウムよりメダルを授与さ
れています。ここに聴く3曲でも正確なリズムと音程の確かさ、そして造型美と、
モーツァルトに必要なものが申し分なく揃っています。フリッチャイはまた、
これら3曲についてスタジオ録音をそれぞれ一度ずつしか残していないため、
たいへん貴重といえます。なお、第29番の開始前に拍手が入ります。

AU 23413 2枚組 \2700
モノラル
モーツァルト:「後宮からの逃走」KV.384(全曲)
シャーリ・バラバーシュ(S・コンスタンツェ)*エヴァ・バルログ
リタ・シュトライヒ(S・ブロントヒェン)
アントン・デルモータ(T・ベルモンテ)*ハンス・ゲオルグ・ラウベンタール
ヘルムート・クレプス(T・ペドリルロ)*ディーター・フラウボエス
ヨゼフ・グラインドル(Bs・オスミン)
エルンスト・デルンブルク(語り・セリム・パシャ)
ハインツ・ティーティエン(セリフ演出)
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS交響楽団&RIAS室内合唱団
*はセリフ役者
録音:1949年12月19-21日ベルリン-ダーレム、イエス・キリスト教会
(スタジオ・セッション)
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第8集。ベルリンRIAS収録によるドイ
チュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。モーツァルトのスペ
シャリスト、フリッチャイによる「後宮」には2種の録音が存在します。ひとつ
はコンスタンツェをシュターダーが歌う有名な1954年盤、そしてもうひとつが
1949年に収録されたこのスタジオ録音。同年RIAS響の音楽監督に就任したフリッ
チャイにとって、これが初めてとなるモーツァルトのオペラ全曲録音でした。
フリッチャイのスタイルは、室内オケのサイズ以上にならないように編成を刈
り込み、合唱も通常の3分の1にあたる32人にするなど、当時の慣習とはかけ離
れていて斬新なもの。放送用のみの収録にもかかわらず、異例にも3日間もかけ
て細かいパッチワークが施されました。再録同様に、こちらもセリフ・パート
に役者を立てる気合の入りよう。このたびようやく初CD化となります。



<harmonia mundi>
-毎年恒例カタログ付CD-
今回は画期的、CD-ROMカタログつき。充実の検索システムで堂々の登場
HMX 2901578 \2280
(2CD+CD-ROMカタログ+CDサイズカタログ本付)
J.S.バッハ:管弦楽組曲(全4曲)
[CD1]
(1)組曲第1番ハ長調BWV 1066
(2)組曲第2番ロ短調BWV 1067
(3)組曲第4番ニ長調BWV 1069
[CD2] 組曲第3番ニ長調BWV 1068+ CD-ROMカタログ
ベルリン古楽アカデミー
録音:1995年9月
ハルモニアムンディ毎年恒例のカタログつきCD。今回は、CD-ROMにデータが一
気に集約されての登場。2枚目のディスクは、通常のプレイヤーに入れると通常
の音楽CDとして再生されますが、パソコンに入れると、充実のカタログ・デー
タが起動。このカタログには、50年の歴史をもつムンディのカタログが網羅さ
れています。作曲家、演奏者、時代、ジャンル、楽器での検索が可能なのはも
ちろん、シリーズ別など様々な区分で検索可能。さらに、画期的試みとして、
各タイトルの試聴も可能(試聴いただくにあたっては、インターネットに接続し
たパソコンで、オンラインメンバーとして登録していただくことが必要になり
ます)。もちろん、従来通り、CDサイズのカタログ本(フルカラー)も付いていま
す。
収録楽曲のJ.S.バッハの管弦楽組曲は不朽の名盤として名高いベルリン古楽ア
カデミーのもの。1セットで実に様々にたのしめる充実のカタログつきCDの登場
です。
2枚目discは、プレイヤーで再生可能な楽曲CD+パソコンに入れると起動するカ
タログCD-ROMです
カタログCD-ROMのための推奨環境:
Windows XP, Vista/Macintosh OsX.4 *インターネットに接続されているパ
ソコンだと、試聴機能もご利用いただけます



<SDG>
SDG 147 2枚組 \3950
J.S.バッハ:カンタータ集
[CD1]
三位一体後第8日曜日のためのカンタータ
(1)主なる神われらの側にいまさずしてBWV 178
(2)神よ、願わくばわれを探りてBWV 136
(3)人よ、汝はさきに告げられたり、善きことの何なるかBWV 45
[CD2]
三位一体後第10日曜日のためのカンタータ
(1)考え見よ、われを襲いしこの痛みにBWV 46
(2)われらより取り去りたまえ、主よBWV 101
(3)主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずやBWV 102
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団
ジョアンヌ・ルン(ソプラノ)/ロビン・タイソン、
ダニエル・テイラー(アルト)/
クリストフ・ゲンツ(テノール)/ブラインドリー・シェッラート、
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス)
録音:(1)2000年8月13日(2)2000年8月27日
ガーディナー・カンタータシリーズの最新盤。ガーディナーも「非常に素晴ら
しいカンタータ」と愛してやまない、ドラマティックな178番が収録されている
のが魅力。合唱が活躍するカンタータのため、モンテヴェルディ合唱団のうま
さを改めて認識することができます。また、通奏低音奏者は録音の際に「マタ
イ受難曲よりも、集中と高度な音楽性を要求される」と語っているほど、アリ
アも合唱も凝った内容となっています。他にも、美しいアリアが魅力の45番、
また、リコーダーの活躍する46番など、聴き所満載の2枚組となっています。




<クリエイティヴ・コア>
CCMA 003/4 2枚組 \2980
ベートーヴェン:
(1)ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 Op.97 「大公」
(2)ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
(3)ピアノと弦楽のための四重奏曲 変ホ長調 Op.16
トッパンホール アンサンブル
(1)(3)久保田 巧(Vn) (1)(3)林 峰男(Vc) (1)(2)(3)清水和音(P)
(2)吉井瑞穂(Ob) 四戸世紀(Cl) 西條貴人(Hrn) ギヨーム・サンタナ(Fg) 
(3)鈴木 学(Va)
録音:(1)(3)2007年5月20日、(2)2008年3月5日 トッパンホール(ライヴ)
国内外の選りすぐりのアーティストたちが集結し、室内楽の精髄を余すところ
なく披露する<トッパンホール アンサンブル>。その珠玉の演奏会から、ベー
トーヴェンの名室内楽作品をお届けします。日本音楽界の中核を担う久保田巧
・林峰男・清水和音のトリオが見事なアンサンブルを展開するピアノ・トリオ
「大公」。Disc2は、マーラー室内管で大活躍の吉井瑞穂や、読響の首席、
四戸世紀など管の名手たちが一堂に会した「五重奏曲」と、同曲をベートー
ヴェン自身が弦楽とピアノのために編曲した「四重奏曲」を収めるという、
まさに創意に満ちた選曲です。

CCMA 005 \2500
(1)モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370(368b)
(2)ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
トッパンホール アンサンブル
ライナー・クスマウル(Vn) 小林秀子(Va) ティボル・ベーニ(Vc)
(1)渡辺克也(Ob) (2)四戸世紀(Cl) 田島高宏(Vn)
録音:2007年10月23日 トッパンホール(ライヴ)
名人芸が炸裂するトッパンホール アンサンブル。その珠玉の演奏会を収めた
ライヴ・シリーズの第4集は、アバド時代のベルリン・フィルでコンサート・
マスターとして活躍したライナー・クスマウルが登場。室内楽でも抜きんでた
実力と経験を有する名ヴァイオリン奏者のリードを得て、理想的なアンサンブ
ルが実現しました。ベルリン・ドイツ・オペラ管の首席、渡辺克也や読響の
首席である四戸世紀が、最上のサポートを得ながら紡ぎだす、モーツァルト&
ブラームスの不滅の室内楽盤の登場です。




<ELOQUENTIA>
EL 0815 2枚組(1枚分価格) \2380
ヴィヴァルディ:初期ヴァイオリン協奏曲集(12曲)
[CD1]協奏曲
(1)ニ短調RV Anh. 10 (2)変ロ長調RV381 (3)ニ長調RV 220 (4)ヘ長調RV 291
(5)ハ長調RV 175(Anh. 104)(6)イ短調RV 355(Anh. 107)
[CD2]協奏曲
(1)イ長調RV 388(Anh.65)(2)ホ短調RV 274(Anh. 106)(3)ハ長調RV 176
(4)ホ短調RV 275 (5)変ロ長調V 377(未出版) (6)ヘ長調RV Anh. 130(未出版)
フロリアン・ドイター(独奏ヴァイオリン)
アルモニー・ウニヴェルセル〔フロリアン・ドイター&モニカ・ヴァイスマン、
音楽監督〕
ヴィヴァルディは、ソロの楽器と管弦楽のための「協奏曲」というジャンルを
確立させ、発展させたことで知られています。しかし、彼の若いころの「協奏
曲」ジャンルは未だ多くの謎に包まれたままです。ここに収められているのは、
未出版の資料に含まれる、初期の協奏曲のほぼ全てがここに網羅されています。
今まで全く存在すら知られていなかったもの、また、世界初録音のものも多く
含まれています。
まず驚かされるのが滴るように美しい弦の音色。たとえばマン・レイの写真な
どを観るとき、私たちはその美しさに思わずはっと息をのみますが、まさにそ
んな感じの美しさ。もちろん音色だけでなく、音楽も極めて美しい。「ヴィ
ヴァルディはどれも同じような感じの曲ばかりで」という方に是非聴いてみて
いただきたい充実した作品ばかりです。




<AMBRONAY>
AMY 008 \2500
リスト(1811-1886)&ワーグナー(1813-1883):ソナタ&メタモルフォーゼ
リスト:
(1)リヒャルト・ワーグナーの墓に (2)ソナタ ロ短調 
(3)悲しみのゴンドラ第1番 
ワーグナー/リスト:(4)イゾルデの愛の死 
リスト:(5)悲しみのゴンドラ第2番
ワーグナー:(6)M.W.夫人のアルバムのためのソナタ 
リスト:(7)R.W.(リヒャルト・ワーグナー)-ヴェネツィア
(8)ソナタ ロ短調(初期稿の終結)
【(2)のソナタ(トラック2-9)のうち、2-7のあとにこのトラックを続けてプロ
グラミングすると、初期稿の姿でおたのしみいただけます)】
トーマス・ヒッツルベルガー(ピアノ/Steingraeber'Liszt'Piano)
録音:2006年4月
リストとその義理の息子にあたるワーグナー、二人に捧げるCD。リストのロ短
調ソナタといえば、音楽史上燦然と輝き続けている大規模なピアノ曲にして大
変な難曲。その終結は、冒頭の不気味な下降音型が静かに少しだけ形をかえて
再現・繰り返される中静かに幕を閉じる形をとっています。しかし、もともと
は異なる終結が構想されていました(リスト自身がこれをやめたのです)。その
古いバージョンの終結部分が収録されているのも興味深いところ。現行のバー
ジョンでは、静かに天から降り注ぐ一筋の光に救いを感じる終わり方ですが、
古いバージョンは、力で運命に打ち克つような感じの終わり方になっており、
聴き比べてみると大変に興味深いです。ピアノもリストが晩年(死の1ヶ月前)
使っていたという大変に歴史あるもので、音楽史上様々に名を残す偉大な二人
への最上のオマージュとなっています。




<Altus>
ALT 156/7 2枚組 \2980
ステレオ
日本語解説
歌詞対訳付
ヴェルディ:「レクイエム」
イングリット・ビョーナー(Sp) ヘルタ・テッパー(Ms)
ヴァルデマール・クメント(Tn) ゴットリープ・フリック(Bs)
ミュンヘン・バッハ合唱団
カール・リヒター(指)ミュンヘン・フィル
録音:1969年2月28日
ミュンヘンドイツ博物館コングレスザールライヴ
驚きの音源の登場で、提供はリヒターの子息でラインドイツ・オペラ総監督の
トビアス・リヒター氏。録音はラジオ等の公共放送のためのものでなくミュン
ヘンバッハ合唱団によって録音され、リヒター家に長く眠っていたもの。一度
もリリースされたことがなく「特別の価値を持つソース」(ジャーナリスト城所
孝吉氏談)と言えましょう。
絶頂期のリヒターならではの崇高さと緊張感のある演奏で、当時「南ドイツ新
聞」でカール・シューマン教授は「リヒターは正しくヴェルディの暗い神秘主
義の面の導きだし、恣意的な表現とは無縁の荘厳さを湛えている」と絶賛して
おりました。





<PRAGA DIGITAL>
PRDDSD 350045(SACD-Hybrid) \2780
「プラジャーク・カルテット・イン・コンサート /国際エヴィアン賞受賞より
30年」
(1)ハイドン:弦楽四重奏曲ニ長調Op.50-6「蛙」
(2)マルチヌー:弦楽四重奏曲第3番H 26
(3)フェルト:サクソフォーン五重奏曲J 194
(4)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135
ラーフ・ヘッケマ(sax)、プラジャーク四重奏団
録音:(1)(2)(4)2008年3月14日アムステルダム、コンセルトへボウ・小ホール
(ライヴ) (3)2006年11月27日リヨン・オペラ座(ライヴ)
どの曲も終演後に拍手が入ります。

PRDDSD 250231(SACD-Hybrid) \2780
エルネー・ドホナーニ:
(1)童謡の主題による変奏曲Op.25(1914)
(2)チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調Op.12(1904-05)
(3)ピアノ協奏曲第2番ロ短調Op.42(1946)
(1)(3)エルネー・ドホナーニ(P)
サー・エイドリアン・ボールト(指)ロイヤル・フィルハーモニック
(2)ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
ワルター・ジュスキント(指)フィルハーモニア管弦楽団
録音:1956年9月ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
リマスタリング:2008年
貴重な音源がSACDハイブリッドになって再登場。




<CALLIOPE>
※お買い得再発シリーズ、続々発売
CAL 5614 \1550
(1)シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ 
(2)シューマン:アダージョとアレグロ/民謡風の5つの小品 
(3)ドヴォルザーク:ロンド ト短調/森の静けさ/ユモレスク
アンドレ・ナヴァラ(Vc) (1)(2)アニー・ダルコ(P) (3)エリカ・キルチャー
カリオペが誇るチェリスト、ナヴァラによる名録音がまたまた発売されます。
ナヴァラはもともとボクサーとしても活躍したため、大変にスポーティで力強
い演奏が魅力となっており、人々を今も魅了しつづけています。

CAL 5332 \1550
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番&第2番
フィビヒ:弦楽四重奏曲第1番
ターリヒ弦楽四重奏団
いつ聴いても安定したアンサンブルが見事なターリヒの面々による名録音。

CAL 5719 \1550
J.S.バッハ:フーガの技法
アンドレ・イゾワール(Org)
音楽学的思考と人間味の絶妙なマッチングが魅力のイゾワールによるフーガの
技法。

CAL 5711 \1550
J.S.バッハ:オルガン小曲集BWV 599-644
アンドレ・イゾワール(Org)
イゾワールによる、バッハのオルガン作品集。神を感じ、同時にイゾワールや
バッハの人間味も感じる内容です。




<GRAND SLAM>
=フルトヴェングラー・シリーズ第21弾=
GS 2031 \2250
モノラル
(1)ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
(2)シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
(1)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
(2)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:
(1)1948年3月22、23、25日ロンドン、キングズウェイ・ホール
(2)1950年1月19-21日ウィーン、ムジークフェラインザール
使用音源:(1)Decca(U.K.)AK1875/9
(AR12079-2/12080-2/12081-1/12082-3/12083-2/12084-1/12085-1/12086-2/
12087-3/120881-)
(2)HMV(U.K.)DB21131/3(2VH7190-1A/7191-1A/7192-1A/7193-1A/7194-1A/
7194-1A/7195-1A)
制作:平林 直哉
*おことわり:このCDはSP(78回転)盤より復刻しており、SP特有のノイズが混入
します。
■制作者より
1948年3月、フルトヴェングラーが戦後初めて単身で訪英した際、英デッカに
よってロンドン・フィルとのブラームスの交響曲第2番が収録されました。こ
のセッションでは、フルトヴェングラーが視界に入る複数のマイクロフォンを
撤去するように要求したため、英デッカとしては決して満足のゆく結果を得ら
れなかったと言われています。そうした経緯があったからでしょうか、1952年
に英デッカによって制作されたLP復刻盤は音像が甘いだけではなく、SP盤の面
と面とのつなぎもうまくいっていないという、何とも愛情に欠けたものでした。
以来、この不十分な原盤は世界中に流布し、演奏の評価を不当に低くしていま
した。しかし、状態の良い英デッカ盤SPで聴くと、印象は大きく異なります。
この復刻盤を制作するにあたり4組のSPを用意し、その中でも最もノイズの少
ない1組を選択、素晴らしい結果を得ました。録音以来60年以上も経過し、よ
うやく理想的な復刻盤が誕生したと言っても過言ではありません。
一方の「未完成」はHMVのSP盤からの復刻です。このHMV盤はカートリッジで再
生すると高域にきついノイズが生じますが、幸運なことに用意したSP盤は例外
的にノイズが少ないものでした。また、復刻にあたってはドイツ、フランスの
初期LP復刻盤(この曲のイギリス初期LPの復刻盤はありません)も比較試聴しま
した。しかし、これらの初期LP復刻盤もその当時SPから転写されたものなので、
情報量の点では元のSP盤には及びません。この「未完成」もブラームスと同様、
従来の復刻盤とは音質はまったく異なり、演奏の印象も大きく変わっています。
(平林 直哉)
■解説書の内容
前に触れたように、このディスクのブラームスの交響曲第2番はフルトヴェング
ラーの戦後初の訪英時に収録されましたが、その直前のフルトヴェングラーの
ロンドン公演をレポートした『Musical America』誌の記事の翻訳を掲載しま
す。フルトヴェングラーのロンドン復帰を熱烈に歓迎した当時のイギリス音楽
界の空気が伝わってきます。




<MIRARE>
MIR 059 \2500
メトネル:作品集
3つのロマンス Op.3-第2曲 のぞみの日々も流れ去り(プーシキン)*/
4つのおとぎ話 Op.34-第2曲 ホ短調/プーシキンの7つの詩 Op.29-第4曲 馬*
/3つのおとぎ話 Op.42-第1曲 ヘ短調/8つの詩 Op.24-なぜ水の上に柳は垂れる
(チュッチェフ)♯/プーシキンの詩による7つの歌 Op.52-第2曲 カラス♯/
フェート、ブリューソフ、チュッチェフによる7つの詩 Op.28-第5曲 春の静
けさ(ウーラント/チュッチェフ)*/2つのおとぎ話 Op.14-ヘ短調「オフィーリ
アの歌」、ホ短調「騎士の行進」/4つのおとぎ話 Op.35-第4曲 ニ短調/2つの
おとぎ話 Op.48-第2曲 ト短調(妖精のおとぎ話)/ゲーテの詩による9つの歌
Op.6-第3曲 妖精の歌♯/ハイネの3つの詩 Op.12-第1曲 いとしい恋人、君の
手を*/ゲーテの詩による9つの歌 Op.6-第5曲 可愛い子供よ*/8つの詩 Op.24-
第1曲 昼と夜(チュッチェフ)♯/3つのロマンス Op.3-第1曲 聖なる僧院の門
の傍らに(レールモントフ)*/8つの詩 Op.24-第4曲 夕暮(チュッチェフ)♯/
8つの詩 Op.24-第7曲 ささやき、微かな吐息(フェート)*/プーシキンの6つの
詩 Op.36-第2曲 花♯/チュッチェフとフェートによる5つの詩 Op.37-第4曲 
ヘ短調♯/4つのおとぎ話 Op.26-第2曲 変ホ長調/チュッチェフとフェートに
よる5つの詩 Op.37-第1曲 眠れずに(チュッチェフ)♯/プーシキンの7つの詩
Op.29-第7曲 呪文*/2つの詩 Op.13-第1曲 冬の夕べ(プーシキン)*/2つのおと
ぎ話 Op.20-第2曲 ロ短調「鐘」
ボリス・ベレゾフスキー(P)イヤナ・イヴァニロヴァ(S)♯ 
ヴァシリー・サヴェンコ(B)*
録音:2007年12月
ベレゾフスキー自身も度々コンサートなどで取り上げているメトネルの作品を
ピアノと歌曲を交え録音したアルバム。バリトンのヴァシリー・サヴェンコは
コンサートでもしばしばベレゾフスキーと共演しています。ここ数年録音が急
増したメトネルですが、超絶技巧ファンにも、哀愁の色濃いロシア音楽好きも
満足できる1枚。
20世紀前半を中心に活躍したロシアの作曲家・ピアニスト、ニコライ・メトネ
ルは1880年ドイツ系ロシア人の両親のもと、モスクワ生まれる。モスクワ音楽
院でスクリャービンの師であるサフォ-ノフ教授に理論をアレンスキーとタネ
ーエフに師事。ロシアで演奏活動、教授活動を続けますが、その後パリに亡命
48歳の時にロンドンの王立音楽アカデミーの名誉会員に選出され、56歳で渡英。
以後71歳で亡くなるまでロンドンで暮らしました。メトネルが晩年暮らしたイ
ギリスを中心に彼の音楽は再評価されつつあります。演奏機会の増えたピアノ
音楽は、友人ラフマニノフ同様に技巧的で抒情的な美しい曲が多く近年人気が
高まっています。まだまだ珍しい歌曲はロマンティックでこれもまた美しい作
品ばかり。彼のピアノ作品は歌のない歌曲に喩えられるほど豊かな詩情を湛え
ていますが、実際の歌曲はよりダイレクトにメトネルの感性が伝わってきます。

MIR 072 \2500
フォーレ:ピアノ作品全集 Vol.1
バラード Op.19、マズルカ Op.32、ヴァルス・カプリス(全4曲)、
前奏曲Op.103
クロード・ペネティエ(P)
録音2008年1月
フォーレ弾きジャン=クロード・ペネティエによるピアノ曲全集がスタートし
ます。ショパンと比較されることの多いフォーレのピアノ作品ですが、フォー
レの不思議な美しさを表現するのは難しく、フォーレ国際コンクールで優勝経
験のあるペネティエはフォーレの自由な和声感を自在に操り思わず聴き惚れて
しまう演奏です。あのリストが「指が足りない」と言った難曲バラード。声部
を縫うような美しい旋律線、緩急が付けられた楽想を見事に捉えた秀演です。
ヴァルス・カプリスは軽妙なサロン風音楽ですが、明るい調性、華やかな音楽、
すり抜けるような掴みきれないリズムと共にフォーレ独特の雰囲気を持った作
品。色っぽさと魅惑的メロディーに満ち溢れた4曲を大人の余裕で弾きこなして
いるペネティエに心酔。

MIR 062 \2500
メンデルスゾーン:
無言歌集 第1巻より ホ長調「甘い思い出」Op.19-1、第6巻より 嬰ヘ短調「失
われた幻影」Op.67-2/変ホ長調「瞑想」Op.67-1/ハ長調「紡ぎ歌」Op.67-4、
第7巻より ニ長調「悲歌」Op.85-4、第8巻より ホ短調「寄る辺なく」Op.102-1
/ト短調「そよぐ風」Op.102-4/イ長調「楽しき農夫」Op.102-5/舟歌
Op.102-7(遺作)
厳格な変奏Op.54、ピアノ三重奏曲第1番Op.49、幻想曲 嬰ヘ短調「スコット
ランド・ソナタ」Op.28
シャニ・ディリュカ(P)
グリーグ:ピアノ協奏曲(MIR 026)でMIRAREデビューしたシャニ・ディリュカ。
スリランカ国籍の両親のもとモナコで生まれ育ち、幼少の頃からピアノの才能
を開花させ、晩年のグレース王妃に見いだされて世界各国で英才教育を受けた
逸材。透明感のある音色、ロマンティックでチャーミングなシャニ・ディリュ
カの音楽は、この美しい描写音楽を表現するのにふさわしい演奏です。

MIR 060 2枚組 \4180
CD1:
J.S.バッハ:イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV.807
ショパン:バラード第2番 Op.38、ノクターン ヘ長調 Op.15-1
ラヴェル:ラ・ヴァルス
CD2:
リスト:ロ短調ソナタ
ラヴェル:古風なメヌエット
ストラヴィンスキー:練習曲 ヘ長調 Op.7-4
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ:バガテル
J.S.バッハ-S.フェインベルグ:オルガンのためのソナタ第5番より「ラルゴ」
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)
録音:2007年11月17日 サントリーホール
演奏家、音楽家、作曲家として類まれな才能を持つ世界が注目するジャン=フ
レデリック・ヌーブルジェ。昨年秋、サントリーホールでセンセーショナルな
デビューを飾ったリサイタルのCDが発売。未来の大演奏家になりうる可能性を
持ったピアニストによる、記念すべき日本本格デビュー・リサイタルは、22歳
という若さで多数のレパートリーを持ち、自身も作曲をするなど多彩な才能を
持つジャン=フレデリックの魅力を充分に発揮したプログラムです。

MIR 078 \1980
(1)ラフマニノフ:
2台のピアノのための組曲第1番Op.5「幻想的絵画」よりバルカローレ
(2)メンデルスゾーン:無言歌 第6巻より 嬰ヘ短調「失われた幻影」Op.67-2
(3)J.S.バッハ:前奏曲第3番ハ長調BWV872
(4)フォーレ:前奏曲第7番イ長調 Op.103
(5)スクリャービン:2つの詩曲Op.32 ハ長調よりアンダンテ・カンタービレ
(6)ショパン:ノクターン ヘ長調 Op.15-1
(7)ショパン:バラード第2番
(8)メンデルスゾーン:無言歌 第1巻より ホ長調「甘い思い出」 Op.19-1
(9)ヘンデル:
組曲ト短調 HWV432よりパッサカリアの主題と3つの変奏より第1変奏
(10)リスト=シューベルト歌曲トランスクリプション:セレナーデ
(11)リスト:巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」-舟歌
(12)スクリャービン:詩曲「炎に向かって」Op.72
(13)メトネル:4つのおとぎ話 Op.34-第2曲 ホ短調
(14)チャイコフスキー:組曲「眠れる森の美女」(4手版=ラフマニノフ編)
(15)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 Op.46 ソウセツカ
(16)メトネル:2つのおとぎ話Op.20-第2曲 ロ短調「鐘」
(1)(10)(14)ブリジット・エンゲラー 
(1)(13)(14)(16)ボリス・ベレゾフスキー (2)(8)シャニ・ディリュカ
(3)シャオ・メイ・シュ (4)ジャン=クロード・ペネティエ 
(5)(12)アンドレイ・コロベイニコフ
(6)(7)ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ (9)アンヌ・ケフェレック 
(11)ニコラ・アンゲリッシュ
(15)クレール・デセール&エマユエル・シュトロッセ
フランスのプロヴァンス地方で毎年開催されるフェスティヴァル、ラ・ロック
・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル。「熱狂の日」でお馴染みのルネ・
マルタン氏が創設した若手からベテランまで幅広いピアニストが出演するピア
ノ界には欠かせないイベントです。フェスティヴァルのいいとこ取りの公式ア
ルバムを聴けば、この音楽祭の楽しみ方がわかるでしょう。




<ROYAL OPERA HAUSE>
ROHS 012 4枚組 \6200
ステレオ
ワーグナー:「パルジファル」
ジョン・ヴィッカーズ(T パルジファル)
エイミー・シュアード(S クンドリー)
ルイス・ヘンドリックス(Bs グルネマンツ)
ノーマン・ベイリー(Br アンフォルタス)
ドナルド・マッキンタイア(Bs クリングゾル)
マイケル・ラングドン(Bs ティトゥレル)
キリ・テ・カナワ(S 第一の花の乙女)
レジナルド・グッドオール(指)コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1971年5月8日(ライヴ)
英国の偉大なワーグナー指揮者レジナルド・グッドオールは、コヴェントガー
デン歌劇場の指揮者だったにも関わらず、裏方ばかりで出番が全くないという
不遇をかこっていました。この「パルジファル」は彼が久々にコヴェントガー
デンでオペラの指揮をした時のライヴ。当時全盛期だったヴィッカーズのパル
ジファルが圧倒的な名唱。グッドオールと仲の良かったヴィッカーズが、彼の
復帰を強く励ましているかのようです。

ROHS 011 2枚組 \3100
MONO
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
ギネス・ジョーンズ(S レオノーラ)
ジュリエッタ・シミオナート(Ms アズチェーナ)
ブルーノ・プレヴェディ(T マンリーコ)
ピーター・グロソップ(Br ルーナ伯爵)
ジョゼフ・ルルー(Bs フェランド)
ほか
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1964年11月26日(ライヴ)
ジュリーニの「トロヴァトーレ」、ライヴが登場です! 1958年にコヴェント
ガーデン歌劇場で大成功を収めた「ドン・カルロ」と同様、ジュリーニの指揮
とヴィスコンティの演出で舞台にかけられたこの「トロヴァトーレ」は、批評
家ハロルド・ローゼンタルも「近年コヴェントガーデンで聞いたイタリアオペ
ラの中でも屈指のもの」と絶賛しています。また、1960年代に大活躍しながら、
録音が多くない名テノール、ブルーノ・プレヴェディの本領を発揮した録音と
しても貴重でしょう。イタリアの偉大なメッツォ、ジュリエッタ・シミオナー
ト、当時まだ28歳になったばかりだったギネス・ジョーンズや、メキメキ頭角
を現しているところだったピーター・グロソップ(2008年9月7日に亡くなり、
図らずも追悼盤になってしまいました)など、キャストも優れています。後年
の録音とは異なった、血の気の多いジュリーニの指揮も聞きものです!





<AMBROISIE>
AM 134 \2500
(1)ハイドン(1732-1809):変奏曲ヘ短調Hob.XVII: 6
(2)ラフマニノフ(1873 -1943):コレッリの主題による変奏曲op.42
(3)ベリオ(1925-2003):5つの変奏曲
(4)ラモー(1683-1764):ガヴォットと6つの変奏
(5)ブラームス(1833-1897):シューマンの主題による変奏曲op.9
ヴァネッサ・ワーグナー(ピアノ)
1973年フランスの古都レンヌに生まれた美貌のピアニスト、ヴァネッサ・ワー
グナー。一つ一つの曲に込められた様々なエッセンスを浮きあがらせる鋭い感
性とセンス、そして確かなタッチで、様々な時代の音楽を自分の言葉で表現で
きる彼女は、ヨーロッパを中心に、ラ・ロック・ダンテロン音楽祭などで活躍
しています。今回のテーマは「変奏曲」。様々な時代の作曲家による作品も、
「変奏曲」というくくりで見れば、演奏者の創造性やオリジナリティが問われ
るのはすべて同じ。彼女は、作曲者の創造性を借りながら、自らをも変幻自在
に姿を変え、ミステリアスに私たちを魅了します。最後のブラームスは、ブラ
ームス、シューマン、そしてクララ・シューマンの3人のそれぞれの思いがひ
しひしと感じられる、思わず涙の名演です。




<ELOQUENTIA>
EL 0711 \2380
ルクレール(1697-1764):2つのヴァイオリンのための6つのソナタ(op.3)
アルモニー・ウニベルセル
[フロリアン・ドイター(VnI) モニカ・ヴァイスマン(VnII)]
ルクレールの作品は、SP時代の往年のヴァイオリンの巨匠たちが好んでとりあ
げた時期もありましたが、その後の古楽復興運動ではなぜかあまり注目されま
せんでした。ルクレールの素晴らしさをあらためて広く知っていただきたい、
という強い思いから、この録音が誕生致しました。刺激的なパッセージ、重音
の連続、丁々発止のアンサンブルが展開されています。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33593(DVD-Video) \3780
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
リスト:巡礼の年第2年「イタリア」-ダンテを読んで,婚礼,
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
リスト:巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」
シューベルト(リスト編):アヴェ・マリア
ラフマニノフ:楽興の時第4番 ホ短調 Op.16-4
ラザール・ベルマン(PF)
収録:1988年1月14日,東京文化会館
ラザール・ベルマンが1988年に来日し、東京文化会館で行ったリサイタルを
NHKが収録、それをDYNAMIC社がライセンスを得てDVD化しました!もちろん映
像商品としては初発売です。ベルマン独特の、人間離れした強靭な迫力と、
絶妙な繊細な語り口を兼ね備えた音楽は、映像で見ると一層豊かなものに感じ
られます。貴重な映像の登場、大歓迎です。

DYNDVD 33577(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ラウル・エルナンデス(T ネモリーノ)
シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(S アディーナ)
ダミアーノ・サレルノ(Br ベルコーレ)
アレックス・エスポージト(Bs ドゥルカマーラ)
エレナ・ボリン(S ジャンネッタ)ほか
アレッサンドロ・デ・マルキ(指)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ音楽祭管弦楽団,合唱団
演出:アレッシオ・ピッツェック
舞台:マッシモ・ケッケット
衣装:クリスティーナ・アチェーティ
収録:2007年10月12-14日,ベルガモ
ドニゼッティの故郷ベルガモでは、シーズン・オープニングの公演をガエター
ノ・ドニゼッティ音楽祭と位置付け、毎年ドニゼッティのオペラを上演してい
ます。2007/08シーズンの開幕は「愛の妙薬」。ネモリーノを歌うラウル・エ
ルナンデスは、メキシコ出身のテノール。ドニゼッティからヴェルディの初期
のオペラを得意とするリリカルなテノールです。2002年5月に、ボローニャ歌
劇場来日公演の「清教徒」びわこ公演では、グルベローヴァを相手にアルトゥ
ーロを歌っていました。シルヴィア・ダッラ・ベネッタは、ここ数年活躍が著
しいソプラノ。アディーナは当たり役です。アレックス・エスポージトは、ご
当地ベルガモの出身。現在非常に人気の高い若手イタリア人バリトンで、ペー
ザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでも活躍。2008年4月に、ザル
ツブルク音楽祭制作「フィガロの結婚」日本公演でフィガロを歌ったのはまだ
記憶に新しいでしょう。指揮はイタリア古楽界の鬼才、アレッサンドロ・デ・
マルキ。切れのよいドニゼッティを作り上げています。演出のアレッシオ・
ピッツェックは、2008年6月のスポレート歌劇場来日公演でのロッシーニ「チェ
ネレントラ」で演出を担当した人。ここでも明るい色彩の素敵な舞台を仕立て
ています。

CDS 595 \1980
プッチーニ:
「ヴィッリ」
「エドガール」
「マノン・レスコー」
「ボエーム」
「トスカ」
「蝶々夫人」
「西部の娘」
「つばめ」
「外套」
「修道女アンジェリカ」
「ジャンニ・スキッキ」
「トゥーランドット」からのアリア
アマリッリ・ニッツァ(S)
ジャンルカ・マルティネンギ(指)
オストラヴァ・ドヴォルザーク劇場管弦楽団
録音:2007年9月11-16日,オストラヴァ
※「三部作」の3作のみ
ジュリアン・レイノルズ(指)
パルマ・アルトゥーロ・トスカニーニ財団管弦楽団
録音:2007年2月9日,パルマ(ライヴ)
プッチーニのヒロインのアリア集はありますが、全て一人のソプラノが歌った
ものはまず他にないでしょう。アマリッリ・ニッツァはミラノ生まれのソプラ
ノ。この10年ほど、イタリアを中心に大活躍しています。日本にも、2002年に
は新国立劇場に、プッチーニ「トスカ」とヴェルディ「トロヴァトーレ」に、
2007年にはパレルモ・マッシモ劇場来日公演でヴェルディ「シチリア島の晩鐘」
に出演しています。正統派イタリア・ソプラノとして、ヴェルディとプッチー
ニを得意とするニッツァ、ここではプッチーニの全オペラのヒロインを歌って
います。しかも「ボエーム」ではミミとムゼッタを、「トゥーランドット」で
はトゥーランドットとリューを共に歌っています。いかに彼女が優れたソプラ
ノか、わかることでしょう。




<IDIS>
IDIS 6554 \1650
ブラームス:
(1)交響曲第1番 ハ短調 Op.68
(2)ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 Op.102
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
(1)アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(2)ウィリ・ボスコフスキ(Vn) エマヌエル・ブラベッツ(Vc) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1950年7月13日,アムステルダム (2)1952年1月27日,ウィーン
どちらも良く知られている音源。カップリングして1CDギリギリに収録のお徳
盤です。

IDIS 6552 2枚組 \3300
MONO
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」
レイラ・ゲンジェル(S アメーリア)
ティト・ゴッビ(Br シモン・ボッカネグラ)
フェルッチョ・マッツォーリ(Bs ヤコポ・フィエスコ)
ミルト・ピッキ(T ガブリエーレ・アドルノ)ほか
マリオ・ロッシ(指)ナポリ・サン・カルロ歌劇場管弦楽団
録音:1958年12月26日,ナポリ
ナポリでのライヴ。ティト・ゴッビのタイトルロール、今年5月に亡くなった
レイラ・ゲンジェルのアメーリア、そして指揮はマリオ・ロッシと、かなり豪
華です。

IDIS 6555 \1650
STEREO
ショパン:
バラード 変イ長調 Op.47
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22
幻想曲 ヘ短調 Op.49
ポロネーズ 変イ長調 Op.61「幻想」
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
即興曲 変イ長調 Op.29
スケルツォ 嬰ハ短調 Op.39
子守歌 変ニ長調 Op.57
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
録音:1958年3月
DECCA録音。一部はCDで復活していますが、現在聞けない音源もあるので貴重
です。



<naive>
※ナイーブの名盤が、美麗ボックスでお買い得になって登場
E 8923 5枚組 \5600
E 8801, 8802, 8803のボックス化
[CD1&2]ハイドン:太陽四重奏曲Op.20(全曲)
弦楽四重奏曲第31番変ホ長調Op.20-1、同第32番ハ長調Op.20-2、
同第33番ト短調Op.20-3、同第34番ニ長調「ヴェネツィアの競漕」Op.20-4、
同第35番へ短調Op.20-5、同第36番イ長調Op.20-6
[CD3&4]ハイドン:ロシア四重奏曲Op.33(全曲)
弦楽四重奏曲第37番ロ短調Op.33-1、同第38番変ホ長調「ジョーク」Op.33-2、
同第39番ハ長調「鳥」Op.33-3、同第40番変ロ長調Op.33-4、
同第41番ト長調「ごきげんいかが」Op.33-5、同第42番ニ長調Op.33-6
[CD5]ハイドン:弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」Op.51
モザイク弦楽四重奏団
ピリオド楽器を用いた弦楽四重奏団としてヨーロッパのみならず日本でも大人
気のモザイク弦楽四重奏団によるハイドン作品集のボックス化。十字架上のキ
リストの最後の7つの言葉など、滴るような美音と、胸に突き刺さる「間」に
あらためて感動します。

E 8924 5枚組 \5600
E 8886, 8875, 8665, 8800のボックス化
[CD1]ハイドン:
弦楽四重奏曲集op.64-第1番変ホ長調、第3番変ロ長調、第6番ハ長調
[CD2]ハイドン:
弦楽四重奏曲集op.64-第2番ロ短調、第4番ト長調、第5番「ひばり」ニ長調
[CD3&4]ハイドン:
エルデーディ四重奏曲Op.76(全曲)-ト長調Op.76-1、ニ短調「5度」Op.76-2、
「皇帝」ハ長調Op.76-3、「日の出」変ロ長調Op.76-4、
「ラルゴ」ニ長調Op.76-5、変ホ長調Op.76-6
[CD5] ハイドン:
ロプコヴィツ四重奏曲Op.77(全曲)-Op.77-1ト長調、
「雲がゆくまで待とう」ヘ長調Op.77-2、Op.77-3変ロ長調/
弦楽四重奏曲第83番変ロ長調/ニ短調Op.103)
モザイク弦楽四重奏団
モザイク弦楽四重奏団によるハイドン。

V 5155 4枚組(1枚価格) \2280
AM 9917 OP30281 E 8821 OP30181のボックス化
「宗教音楽ボックス」
[CD1]J.S.バッハ:モテット集
〔主に向かって新しい歌を歌えBWV225/聖霊はわれらの弱気を助けたもう、
わが喜びなるイエスBWV227/恐れるなかれ、われ汝とともにありBWV228/
来れ、イエスよ、来れBWV229/主をたたえよ、すべての異教徒よBWV230
[CD2]ベートーヴェン:オラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」Op.85
[CD3]M.A.シャルパンティエ:3つの歴史的聖歌
(1)劇的モテット(オラトリオ)「サウルとヨナタンの死、もしくは、戦いのた
めに集められたとき」H403 (2)「アブラハムのいけにえ、もしくは、アブラハ
ムが100歳のとき」H402 (3)「主の割礼の祝日に:天使と羊飼いたちの対話、も
しくは、贈り物だ、贈り物だ、羊飼いたちよ」H406
[CD4]ヴィヴァルディ:協奏曲とカンタータ集
協奏曲ハ長調「フランス風」R117、カンタータ「愛よ、お前の勝ちだ」R683、
チェロ協奏曲イ短調R422、協奏曲(シンフォニア)ホ短調R134、カンタータ「や
めてくれ、もうやめてくれ」R684、ヴァイオリン協奏曲ニ短調R249(ヴァイオ
リン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.4より第8曲)、協奏曲ト長調「田
園風」R151
[CD1]ピエール・カオ(指)アルシス,レ・バス・レユニ
[CD2]クリストフ・シュペリング(指)、ノイエ・オルケスター、
コルス・ムジクス、
ジモーネ・ケルメス(S;天使セラフィム)、
シュテーフェ・ダフィスリム(T;イエス・キリスト)、
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Bs;ペテロ)
[CD3]ジェラール・レーヌ(指,C-T)イル・セミナリオ・ムジカーレ
[CD4]リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb,指)、サラ・ミンガルド(C-A)、
コンチェルト・イタリアーノ
宗教音楽集。劇的な表現の名演がずらりとそろいました。見事。廃盤のものも
あるので貴重なボックスセットと申せましょう。




<naive>
V 5132 \2280
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
(2)シューマン:コンチェルトシュトゥック
ホルン/デイヴィッド・グリアー、アントワーヌ・ドレイファス、
エマニュエル・パデュ、ベルナール・シラー
エマニュエル・クリヴィヌ(指)ラ・シャンブル・フィルハーモニク
録音:2008年1月0822186 051320
ピリオド楽器による「新世界」の登場。さすが、管楽器の咆哮がとても刺激的
に響きます。「こんな旋律を吹いていたのか」と思う瞬間もあるほど。ディナ
ーミクも楽譜に忠実に施されており、何度も聴いたことのある名曲ですが、楽
器の音色のおかげもあって、実に新鮮に響きます。また、スラー記号も細かく
遵守、それぞれのフレーズが生き生きしています。まったく飽きることがあり
ません。コンチェルトシュトゥックに、1984年生まれの新進気鋭にしてフラン
ス国立管の首席ホルン奏者を務めるグリアーが参加しているのも注目に値する
ところです。




<Bel Air>
BAC 038(DVD-Video) \4950
NTSC方式
北京京劇の子どもたち
「10年のトレーニングが、舞台上での1分の基となる」。厳しい師匠のもと、
京劇の修練に励む若者たちのドキュメンタリー。中国の伝統芸能の層の暑さ、
歴史の深さを垣間見ることができる内容です。京劇の一つ一つの動きが武術の
もとになっているため、男子・女子問わず、剣舞を学ぶ姿。そして、女性の美
しい歩き方を得るために繰り返される、中腰で頭を上下させずに早足で歩くき
わめて過酷なトレーニング。スカウトされて、小学生低学年くらいの児童が
修行に励む姿には心打たれます。また、家庭の事情で修行を断念して帰る者
もあるなど、舞台からは感じられない様々な声を聞くことができます。どの
シーンもとても興味深いものがあります。




<BIS>
BIS SA 1619(SACD-Hybrid) \2500
シューマン:
(1)交響曲第3番変ホ長調「ライン」 Op.97
(2)同第4番ニ短調Op.120(現行版)
(3)「マンフレッド」序曲 Op.115
(4)序曲「ヘルマンとドロテア」Op.136
トーマス・ダウスゴー(指)スウェーデン室内管弦楽団
ダウスゴーとスウェーデン室内管による超新鮮なシューマンの交響曲シリーズ
の完成です。シューマンの原作に忠実ながら、オケを小さく刈り込むことで
「灰色のオーケストレーション」を見事に払拭、新しい彼の交響曲像を創りあ
げています。交響曲第4番は原典版が既出(BIS SA 1519)ですが、今回は現行
(改訂)版。「ライン」ともども充実度満点と申せましょう。

BIS 1515 \2380
20世紀のチューバ協奏曲
(1)ヴォーン・ウィリアムズ:チューバ協奏曲(1954)
(2)アルチュニアン:チューバ協奏曲(1992)
(3)トルビヨーン・イヴァン・ルンドクヴィスト:風景(1978)
(4)ジョン・ウィリアムズ:チューバ協奏曲(1985)
オイスタイン・ボーズヴィーク(チューバ)
アンネ・マンソン(指)シンガポール響
ノルウェーのチューバの怪人ボーズヴィーク。恐るべきテクニックと深い音楽
性、聴衆を釘付けにするエンターテナー性も兼ね備えた、この楽器の新しいヒ
ーローです。待望の新録音は、チューバのためのオリジナル協奏曲集。チュー
バを学ぶ人なら必ず手掛けるヴォーン・ウィリアムズの名作から、トランペッ
ト協奏曲で知られるアルチュニアン、さらには「ハリー・ポッター」や「スタ
ーウォーズ」の音楽で人気の大御所ジョン・ウィリアムズまで多彩。超人的技
巧に唖然とさせられますが、豊かな歌心も誰にも真似できません。

BIS 1492 \2380
C.P.E.バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.18
(1)ソナタ 変ロ長調 Wq65/44(H211) 
(2)ロマンスと変奏ト長調 Wq118/6(H226) 
(3)幻想曲ト短調 Wq117/13(H225) 
(4)メヌエット ハ長調 Wq116/5(H216) 
(5)ポロネーズ風に Wq116/8(H219) 
(6)ソナタ イ長調Wq65/43(H192) 
(7)メヌエット ヘ長調 Wq116/7(H218) 
(8)ソナタ ホ長調Wq65/46(H213)
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェント・ピアノ)
静かな人気を保っている同シリーズの第18巻。今回は1766年の作品で、メヌエ
ットやポロネーズなどの舞曲が目を引きます。疾風怒濤時代の音楽をたっぷり
味わえます。

BIS 1915/7 5枚組 \7140
シベリウス完全全集 その6 ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ヴァイオリンソナタ イ短調 JS177(1884)/アンダンテ・グラツィオーソ
JS35(1884/5)/ソナタ断章ニ短調(1885)/プレスト JS7(1886)/メヌエット
ニ短調(1886)/メヌエット ホ長調 JS67(1886/7)/アンダンティーノ JS8
(1886/7)/アレグレット ト長調 JS86(改訂稿)/テンポ・ディ・ヴァルス
ロ短調JS89(ヤーッコ・クーシスト完成)/マズルカ イ長調 JS4/アンダンテ
・モルト JS49/朝の歌 JS3/スケルツィーノ JS78/アンダンテ・エレジア
ーコ(1887)/アンダンテ・カンタービレ JS33/ソナタ・アレグロの提示部
JS90/組曲ニ短調 JS187/モデラート 変ホ長調 JS132/間奏とマエストーソ
(1887/8)/レント 変ホ長調 JS76/アレグレット 変ホ長調 JS22/アレグレッ
ト ハ長調 JS19/テンポ・ディ・ヴァルス イ長調(1888)/組曲ホ長調 JS188
/アレグロ イ短調 JS26/ラルゲット(断片)(1889)/ヴァイオリンソナタ
ヘ長調 JS178/ラルガメンテ(断片)(1889/91)/アダージョ ニ短調(1890)/
グラーヴェ(断片)(1891/4)/2つの小品Op.2(1911年の改訂版)/ヴァイオリン
協奏曲ニ短調 Op.47(オリジナル版。作曲者自身によるヴァイオリンとピアノ
版。第1楽章のピアノ・パートはカレヴィ・アホの補筆による)/ヴァイオリ
ン協奏曲ニ短調 Op.47(現行版。作曲者自身によるヴァイオリンとピアノ版)
/愛の情景-スカラムーシュ Op.71より(1925編曲)/2つの荘重な旋律 Op.77
/4つの小品 Op.78/6つの小品 Op.79/アンダンテ・ソステヌート(1915)/
ソナチネ ホ長調 Op.80/5つの小品 Op.81/ノヴェレッテ Op.102/5つの田
園舞曲 Op.106/4つの小品 Op.115/3つの小品 Op.116
無伴奏作品:マズルカ ハ長調(1883)/即興曲ト短調(1884)/練習曲ニ長調
JS55/アレグレット(1889)/めでたき楽師 JS70/アレグレット ト長調(初稿)
/2つの小品 Op.2(初版)/ロマンス Op.78の2(初版)/これら作品のossia
(別項)もすべて収録
ヤーッコ・クーシスト、ニルス=エリク・スパルフ、佐藤まどか(Vn)、
フォルケ・グラスベック、ベングト・フォシュベルイ(Pf)
大好評のシベリウス完全全集、第6巻の登場です。今回は無伴奏ヴァイオリン
およびピアノ伴奏付きヴァイオリン曲を網羅している驚愕のBOX。既発の同
ジャンル作品はもちろんすべて収録されていますが、加えてヴァイオリン協
奏曲のオリジナル版と現行版の作曲者自身によるヴァイオリンとピアノ版も
新録音して収録しているのも超注目。演奏は同曲オリジナル版を本邦初演、
ピアノ伴奏版を世界初演し、2つの版についての論文で東京藝術大学にて博士
号を得た佐藤まどか。超期待です。ほかにも「アレグレット」「ロマンス」ほ
かのオリジナル版、断片や曲途中の「ossia」(別項)まで含めた徹底ぶり。こ
れがたったCD3枚価格とは信じ難い喜びです。



<N.Y.A.Sounds>
NYA 0801 \2800
やすらぎの歌
(1)グリーンスリーヴズ 
(2)茶色い岩 
(3)谷間にて 
(4)リバプールよ、さよなら(リュート・ソロ)
(5)バーバラ・アレン 
(6)トリ貝にムール貝だよ! 
(7)ダウランド:「ユーイング・リュート・ブック」-小品(リュート・ソロ)、
(8)流れ出よ、水晶の涙よ、
(9)私のバーバラ(リュート・ソロ)
(10)恋人よ 
(11)おやすみ 
(12)サリーガーデンズ 
(13)三羽のからす 
(14)ガルテンマザーの子守歌 
(15)ロンドンデリーの歌 
名倉 亜矢子(Sp),金子 浩(Lute)
録音:2007年8月 三鷹市芸術文化センター「風のホール」
なぜか懐かしい名倉亜矢子の透明なソプラノの歌声、やさしく響く金子 浩の
リュートによるやすらぎの世界。
名倉はニューイングランド音楽院(ボストン)を演奏優等賞を得て卒業。2000年
古楽コンクール第3位。バロック作品のソリストをつとめるほか、アカペラや
古楽器とのアンサンブルに力を入れ、また中世・ルネッサンス音楽にも多く携
わっている。「バッハ・コレギウム・ジャパン」をはじめ、内外の古楽団体の
演奏会や録音に参加している。「モーツァルト・アカデミー・トウキョウ」メ
ンバー。北とぴあでは、バロック・オペラやモーツァルト作品など、多くの企
画に参加している。澄んだ美声と、自在な歌い回しが人気のソプラノである。
金子 浩は桐朋学園大学古楽器科卒業。オランダのデン・ハーグ王立音楽院を
ソリストディプロマを得て卒業。ブルージュ国際古楽コンクールに入選。留学
中より各地の演奏会、レコーディングに参加。帰国後は「バッハ・コレギウム
・ジャパン」をはじめ、多くの団体に通奏低音奏者として参加。キングレコー
ドよりソロ・アルバム「ハートランド」をリリース。大活躍中の、旬のリュー
ト弾きだ。



<harmonia mundi>
HMC 901989 \2450
バッハに捧ぐ-R.シューマン:ピアノ作品集
(1)子供のためのアルバム 作品68より
第4番「コラール」第14番「小練習曲」第27番「カノン風な歌」
第28番「追憶」第23番「曲馬」第30番「無題」第34番「テーマ」
第42番「装飾されたコラール」
(2)スケルツォ、ジーグ、ロマンツェとフゲッタ 作品32
(3)フゲッタ形式の7つのピアノ小品 作品126より第4、5、6、7番
(4)森の情景 作品82(全9曲)
(5)子どもの情景 作品15(全13曲)
アンドレアス・シュタイアー(P)
使用楽器:1837年エラール社製ピアノ
録音:2007年8月
シュタイアー待望のソロ新譜はシューマン作品集。シュタイアーが尊敬してや
まないバッハのことを、シューマンもまた大いに尊敬していました。このアル
バムは、シュタイアーがバッハへ敬意を表するために編まれました。
「子どもの情景」は第1曲目から意外なテンポの速さに驚き。しかしこれは、
メトロノーム記号に準じているから。有名な「トロイメライ」も思いのほか速
く感じられます。聴き手が消えゆく和音の余韻を味わい、夢のような甘い世界
に浸ることを阻止するかのようです。「夢」というもののはかなさ、夢は所詮
夢さ、とでも言うような、ちょっと大人の哀愁すら感じてしまう「トロイメラ
イ」です。いつも曲にあった楽器を選ぶシュタイアー、ここでもエラール社製
のピアノのあたたかく美しく響く音色が印象的です。音と音との天才的な
「間」に、シュタイアーの鬼才ぶりを実感します。




<LSO Live>
LSO 0660(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
マーラー:交響曲第3番ニ短調
アンナ・ラーション(A)
ロンドン交響合唱団女声合唱、ティフィン少年合唱団
ワレリー・ゲルギエフ(指)ロンドン交響楽団
録音:2007年9月24日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
第1弾「悲劇的」(LSO.0661)以来、つねに快哉とブーイングとが入り乱れて異
例なヒートをみせるゲルギエフ&LSOによるマーラー・シリーズ。早くも中盤
を迎え、第4弾に合唱つきの大作、第3番が登場します。
2007年9月、波乱含みのシリーズ幕開けとなった第3番ライヴ。当夜の模様につ
いてはプロジェクトに期待をつなぐ好意的なレビューが並ぶなか、インディペ
ンデント紙やフィナンシャル・タイムズ紙のように痛烈な批評も散見されると
いうところがいかにも当シリーズを象徴するかのようです。そもそもゲルギエ
フによるマーラーのシリーズはこれまで一貫して、息をもつかせぬように一気
に聴かせるスタイルがその特徴でした。マーラーの全交響曲中最長を誇る第3番
でも、たとえば、「この流れで、第1、第3楽章の“ダッシュ-フォー-ザ-フィ
ニッシュ”・コーダは、どこからともなく来るように容赦ない力を与えられた」
(デイリー・テレグラフ紙)と伝えられるように、急速なテンポ設定は、これま
で同様にその片鱗を感じさせます。
そのいっぽうで、この作品ではそれぞれ性格の異なる中間楽章が配置されてい
ることもあり、いままでのシリーズにはみられなかったゲルギエフの一面を垣
間見ることができます。
「ゲルギエフはそのフォルティッシモで知られているけれども、不気味にささ
やく弦、木管の病的な明滅、リーダー、カーマイン・ラウリのきらりと光る、
踊るような独奏ヴァイオリン、ティンパニのセンセーショナルな仕事とトロン
ボーン首席ダドリー・ブライトの物憂いソロとともに、ゲルギエフのピアニッ
シモは等しくショッキングでした。」(英インディペンデント・オン・サンデ
ー紙)
このほか、聴かせどころの第3楽章におけるクリストファー・ディーコンのポ
ストホルン・ソロなど、いつもながらLSOの名技も特筆すべきものとして挙げ
られます。さらに、静謐で瞑想的な第4楽章で独唱を受け持つのはスウェーデ
ンの名花ラーション。同じ年の8月に行われたルツェルン祝祭管とのライヴ映
像(20.56338)をはじめ、アバドとの度重なる録音でも存在感が際立っていまし
た。
「輝かしい、聖歌のような最終楽章においてさえ、ゲルギエフは隠された嵐と
ストレスを見出して(つかんで)いた」(英タイムズ紙)
「最高に、ナマのエネルギーと白熱のクライマックスのパフォーマンスでした。
巨大な第1楽章、時おりハリウッドばりの恍惚を伴い、それでもあらゆる攻撃
性と神経質な緊張を与えながらも、それ自体、完全な仕事に思われた。…ゲル
ギエフのマーラーはそれだけですでに興奮させます。けれども、このチクルス
が誰もが望むようなイベントになるには、さらに熱心に真髄に触れる必要があ
るでしょう。」(英ガーディアン紙)
荒削りなアプローチで度肝を抜いてきたゲルギエフのマーラー。この第3番も
異形ともいえる“ゲルギエフらしさ”全開の個性的演奏に仕上がっています。

<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72247 \2300
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):作品全集 VIII
オルガン作品集 Vol.3
前奏曲ト短調 BuxWV149/わが愛する神に BuxWV179
カンツォネッタ イ短調 BuxWV225/前奏曲ニ短調 BuxWV140
主よ、御身の御言葉のもとにわれらをとどまらせたまえ BuxWV185
シャコンヌ ハ短調 BuxWV159/前奏曲ト短調 BuxWV148
愚かなる者の口は語る BuxWV187/フーガ変ロ長調 BuxWV176
前奏曲ヘ長調 BuxWV145
アダムの堕落によりすべては朽ちぬ BuxWV183
いざ、わが魂よ、主をほめよ BuxWV214/215/213
前奏曲ハ長調 BuxWV137
主イエス・キリストよ、われはよく知る BuxWV193
来たれ、聖霊、主なる神よ BuxWV200
トン・コープマン(オルガン)
録音:2007年10月、ドイツ、ハンブルク、聖ヤコビ教会
使用楽器:1693年、アルプ・シュニットガー製(1993年復元)

CC 72195 \2300
Stylems トレチェントのイタリア音楽
不詳(14世紀):Che Ti Zovar Nasconder
エジディウス・ダ・フランチア(14世紀後半):Alta Serena Luce
不詳:Aquila Altera
バルトリーノ・ダ・パドヴァ(1365頃-1405):Per Un Verde Boschetto
ドナート・ダ・フィレンツェ(14世紀後半):
Senti Tu D'amor / Faccia Chi De' Se'l Po'
Benche Partito Da Te / Amor, Tu Solo 'L Sai
不詳:Quando l'Oselli Canta
ドン・パオロ・ダ・フィレンツェ(1355頃-1436頃):Che L-aggi'i' Fatto
ギラルデッロ・ダ・フィレンツェ(1320-25頃-1362/1363):
La Bella e La Veccosa Carbiola
不詳:Pescando In Aqua Dolce
バルトリーノ・ダ・パドヴァ:Qual Lege Move
エジディウス・ダ・フランチア:Mille Mercede Amor
ドン・パオロ・ダ・フィレンツェ:Chi Vuol Veder
不詳:O Crudel Donna / Che Ti Zova Nasconder
アレクサンドル・ダニレフスキ(指揮)
アンサンブル・シンタグマ
入澤真美(ソプラノ) 太刀川昭(カウンターテナー)
ベルンハルト・シュティルツ(リコーダー) ブノワ・スタシャスチク(打楽器)
ソフィア・ダニレフスキ(トロンバ・マリーナ)
アレクサンドル・ダニレフスキ(中世リュート、colichon、フィドル、
チェッカー[クラヴィコード]、ポルタティーフ・オルガン)
録音:2007年7月5-7日、フランス、ビッチュ、聖オーギュスタン礼拝堂
トレチェントとは「1300年代」すなわち14世紀のこと。アルバム・タイトルの
「Stylems(Styleme)」はビザンチン絵画史の用語で、芸術作品におけるスタイ
ルの借用を意味するようです。シンタグマはフランスのメス[Metz]に本拠を
置くアンサンブルですが、今回はヴォーカリストが二人とも日本人である点に
ご注目を。




<STRADIVARIUS>
STR 33812 \2180
ヴィヴァルディ(1678-1741):
喜ばしき聖母よ、昇天したまえ[Ascende laeta]
(「主は言われた」への序唱)RV635
主は言われた[Dixit Dominus]RV595
草原にて歌え[Canta in prato, ride in fonte]
(「主は言われた」への序唱)RV636
主は言われた[Dixit Dominus]RV807
モニク・ザネッティ、エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)
スザンナ・モンカヨ・フォン・カーゼ(アルト)
イアン・ハニーマン、マリオ・チェッケッティ(テノール)
フリオ・ザナージ(バス)
フランチェスコ・ファンナ(指揮)
アンサンブル・ピアン&フォルテ
アンサンブル・ヴォカーレ・イル・カント・デ・オルフェオ

STR 33817 \2180
ビーダーマイヤー時代 フルートとピアノのための音楽
カール・チェルニー(1791-1857):協奏的ニ重奏曲 Op.129
フリデリク・ショパン(1810-1849):
ロッシーニの「チェレネントーラ(シンデレラ)」の主題による変奏曲ホ長調
ヨハン・ペーター・ピクシス(1788-1874):ポプリ(*)
フリードリヒ・カルクブレンナー(1785-1849):大二重奏曲 Op.63(*)
ルイーザ・セッロ(フルート)
ヨハネス・イェス・クロプフィッチュ(ピアノ)
ビーダーマイヤーとは、市民革命後の王政復古により市民たちに広まった、大
きな理想よりも小市民的な日常に目を向けようとした文化風潮。当アルバムに
は、当時市民によって彼らの家庭内で日常的に演奏され楽しまれていた作品が
収められています。ピクシスはマンハイムに生まれたドイツの作曲家。(*)は
世界初録音。

STR 33820 4枚組 \5400
リヒテル・プレイズ・バッハ
ソナタ ハ長調 BWV966/同ニ長調 BWV963/同 BWV964
カプリッチョ ホ短調「ヨハン・クリストフ・バッハをたたえて」BWV993
4つのデュエット BWV802-805
イギリス組曲第1番 BWV806/同第3番 BWV808/同第4番 BWV809
同第6番 BWV811
フランス組曲第2番 BWV813/同第4番 BWV815
トッカータ ニ短調 BWV913/幻想曲ハ短調 BWV906
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1991年
既発売盤のセット化。リヒテル(1915-1997)がその晩年に至高のバッハを聴か
せたライヴ&スタジオ録音を、4枚組で2枚半分の価格でご提供いたします。

STR 33821 \2180
ジョヴァンニ・スペッツァフェッリ(1888-1963):ピアノ作品集
見知らぬ者への手紙 Op.57(1931)
3つの幻想的小品 Op.75(1940)/楽興の時 Op.55(1929)
5つの易しい小品 Op.11(1908)/無言歌 Op.2(1906)
シメオーネ・ポッツィーニ(ピアノ)



<CRD>
CRD 3524 \1780
スクリャービン(1872-1915):後期ピアノ作品集
4つの小品 Op.51(1906)/3つの小品 Op.52(1907)/2つの小品 Op.57(1908)
アルバムの綴り Op.58(1910)/2つの小品 Op.59(1910)
詩曲・夜想曲 Op.61(1911-1912)/2つの詩曲 Op.63(1911-1912)
2つの前奏曲 Op.67(1912-1913)/2つの詩曲 Op.69(1912-1913)
2つの詩曲 Op.71(1914)/詩曲「炎に向かって」Op.74(1914)
2つの舞曲 Op.73(1914)/5つの前奏曲 Op.74(1914)
ポール・クロスリー(ピアノ)
録音:英国、サフォーク、ウェスルトン、ポットン・ホール
録音時期は不明ですが新録音です。

CRD 3507 \1780
【旧譜・再発売】
英国の大聖堂の古典
クリストファー・タイ(1505頃-1572頃):
ミサ「西風」から サンクトゥス,ベネディクトス
ジョン・タヴァナー(1490頃-1545):ミサ「西風」から グローリア
トマス・タリス(1505頃-1585):安息日が過ぎて[Dum tranisisset Sabbatum]
ウィリアム・バード(1542-1623):
おお、光よ、祝福されし三位一体よ[O lux beata trinitas]
トマス・トムキンズ(1573-1656):歓呼せよ[Jubilate](第3サーヴィス から)
オーランド・ギボンズ(1583-1625):
おお、ともに手を打ち鳴らせ[O clap your hands together]
ウィリアム・クロフト(1678-1727):
朗らかなる楽の音とともに神は昇りたまえり
[God is gone up with a merry noise]
ウィリアム・ボイス(1710-1779):主は王なり[The Lord is King]
モーリス・グリーン(1694-1755):神は地上を訪れたもう
[Thou visitest the earth]
サミュエル・セバスティアン・ウェスリー(1810-1846):
父なる神に祝福あれ[Blessed be the God and Father]
チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード(1852-1924):
主はわが羊飼いなり[The Lord is my Shepherd]
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊




<GRIFFIN>
GCCD 4063 \1500
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):賛歌集
For All the Saints(Tune: Sine Nomine)
Come Down O Love Divine(Down Ampney)
At the Name of Jesus Every Knee Shall Bow(Kings Weston)
The King of Love My Shepherd is(St Columba)
Welcome, Day of the Lord(Salve Festa Dies)
Saviour Again, to Thy Dear Name We Raise(Magda)
Teach Me, My God and King(Sandys)
Rest of the Weary(Fortunatus)
Fierce Raged the Tempest Over the Deep(White Gates)
He Who Would Valiant Be(Monks Gate)
Into the Wood the Master Went(Mantegna)
Firmly I Believe and Truly(Shipston)
God be With You Till We Meet Again(Randolph)
I Vow to Thee My Country(Abinger)
England Arise the Long Long Night is Over(Guildford)
It is A Thing Most Wonderful(Herongate)
The Night is Come Like to the Day(Oakley)
Servants of the Great Adventure(Marathon)
All Creatures of Our God and King(St Francis)
Servants of God, or Sons(Cumnor)
Let Us Now Praise Famous Men(Famous Men)
Jesus Christ is Risen Today(Easter Hymns)
オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指揮)
カーディフ・フェスティヴァル合唱団
ロバート・コート(オルガン)
録音:1995年6月、カーディフ大学




<SOMM>
SOMMCD 074 \2180
ジョン・アイアランド(1879-1962):ピアノ作品集 Vol.1
ソナタ(1918-1920)/飾り付け(1912-1913)/ロンドン小品集(1917-1920)
バラード(1929)/ソナティナ(1926-1927)
マーク・ベビントン(ピアノ)
録音:2007年8月8-9日、バーミンガム、シンフォニー・ホール
「英国の印象派」に位置づけられる作曲家アイアランドの、抒情的で性格的な
ピアノ音楽。ベビントンの個性にぴったり合っています。

SOMMCD 079 \2180
フィリス・セリックに捧ぐ
F・クープラン(1668-1733):Le Pavolet Flotant
ドビュッシー(1862-1918):水に映る影(「映像 第1集」から)
イベール(1890-1962):小さな白ロバ/ガヴォットとミュゼット
プーランク(1899-1963):パストラール
ラモー(1683-1764):優しい訴え
ラヴェル(1875-1937):「クープランの墓」から 前奏曲
マイケル・ティペット(1905-1998):ピアノ・ソナタ第1番
フィリス・セリック(ピアノ)
録音:未詳
昨年95歳の天寿を全うした英国の女性ピアニスト、フィリス・セリック
(1911-2007)の追悼盤。ロンドンのロイヤル・カレッジとパリ音楽院で学んだ
セリックは英国とフランスの流儀を併せ持つピアニストとして作曲家たちの
厚い信頼を受け、ヴォーン・ウィリアムズやウォルトンから作品を献呈され
ました。ティペットのソナタは彼女の最も有名な録音です。

SOMMCD 080 \2180
コンスタント・ランバート、バレエ音楽を振る
ウィリアム・ボイス(1711-1779)/
コンスタント・ランバート(1905-1951)編曲:「われわれの展望」
マイアベーア(1791-1864)/
コンスタント・ランバート編曲:「スケートをする人々」(*)
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「ウィリアム・テル」から バレエ音楽
チャイコフスキー(1840-1893):「眠れる森の美女」組曲 Op.66a(*)
コンスタント・ランバート編曲(指揮)
サドラーズ・ウェルズ管弦楽団
録音:1939-1940年




<ARS PRODUKTION>
ARS 38484 \2180
ロマンティック・バラード
ブラームス(1833-1897):4つのバラード Op.10
ミハイル・コロンタイ(1952-):7つのロマンティック・バラード Op.2bis(*)
エレーナ・クシュネロワ(ピアノ)
録音:モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール
(*)はロシアの作曲家コロンタイがドイツ、バーデンバーデンのブラームスハ
ウスで在外研究員を務めていた時(1999年)に書き始めた作品。

ARS 38705 \1980
歌唱の伝説 Vol.5 ペーター・アンダース オペラ・アリア集
モーツァルト(1756-1791):
「後宮からの逃走」、「魔笛」、「ドン・ジョヴァンニ」、
プッチーニ(1858-1924):「トゥーランドット」、「トスカ」、「西部の娘」、
グノー(1818-1893):「マルガレーテ」、
レオンカヴァッロ(1857-1919):「道化師」、
ウェーバー(1786-1826):「魔弾の射手」、
ワーグナー(1813-1883):「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、
ドニゼッティ(1797-1848):「愛の妙薬」 から
ペーター・アンダース(テノール)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット、ヴィルヘルム・フランツ・ロイス、
ヨハネス・シュラー、ヴァルター・ルッツェ、アルトゥール・ローター、
フェルディナント・ライトナー(指揮)
ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団、ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ヴュルテンブルク国立管弦楽団
録音:1933-1953年
歴史的声楽録音をCD化する「歌唱の伝説」シリーズ。




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 172 \2180
ドヴォルジャーク(1841-1904):
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキ」Op.90(ピアノ四手連弾版)
エルネ・ドホナーニ(1877-1960)/ヤン・ブランツ・バイス編曲:
ピアノ五重奏曲第1番ハ短調 Op.1(ピアノ四手連弾版)
パルマス・ピアノ・デュオ
クリスティーナ・パルマス、ルカ・パルマス(ピアノ)
録音:2007年8月27-29日、イタリア、ヴィチェンツァ県ロニーゴ、聖アポッリ
ナーレ教会

DISCANTICA 174 \2180
スイス、アイローロ、聖ナザロ&チェルソ教区教会のジュゼッペ・ヴェダー
ニ製オルガン
モーツァルト(1756-1791):自動オルガンのための幻想曲 K.608
ベルガモのダヴィデ神父(1791-1863):聖体奉挙 変ロ長調
シューマン(1810-1856):ペダルピアノのための6つの練習曲 Op.56
ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):
オルガン・ソナタ第4番イ短調 Op.98「トーヌス・ペレグリヌス」
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):主題と変奏曲 Op.115
エンリコ・ヴィッカルディ(オルガン)
録音:2007年10月2-3日、スイス、アイローロ、聖ナザロ&チェルソ教区教会
使用楽器:1892年、ジュゼッペ・ヴェダーニ製(1997年、デッロルト&ランツィ
ーニ復元)

DISCANTICA 177 \2180
台のピアノのための珍品集
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):ソナタ ト長調
アルフォンソ・レンダーノ(1853-1931):アレグロ イ短調
ショパン(1810-1849):ロンド ハ長調 Op.73
フランク(1822-1890):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856-1909):変奏曲変ホ長調
ボッラット=ペッリーノ・ピアノ・デュオ
エレーナ・ボッラット、フォルコ・ペッリーノ(ピアノ)
録音:2007年7月2-4日、イタリア、イヴレア、SMC、バロック・ホール




<OPERS TRES>
CD 1044 \2450
マリア・ルイサ・アニード(1907-1996):北の歌 ギター作品集
アルゼンチンの印象[Impresiones Argentinas]
ミサチーコ[Misachico],サンティアゲーニャ[Santiague&ntilde;a],
平原の歌[Canto a la llanura],田舎の変奏曲[Variaciones camperas],
悲しい 第1番[Triste no.1],パンパ前奏曲[Preludio pampeano],
カタマルケーニャ[Catamarque&ntilde;a],
原住民のスケッチ[Boceto ind&iacute;gena],
クレオール前奏曲[Preludio criollo]
郷愁の前奏曲集[Preludios Nostalgicos]
遥か彼方[Lejan&iacute;a],灰色と海[Gris y mar]
子守歌[Canci&oacute;n de cuna]/悲しき恋歌[Aire de Vidalita]
わが故郷より[De mi tierra]/田舎の前奏曲[Preludio campero]
ユカタンの歌[Canci&oacute;n de Yucatan]/舟歌[Barcarola]
北の歌[Aire norte&ntilde;o]
カルメン・ベセーラ(ギター)
録音:スペイン、ナバーラ県アリョス=ラカール、聖マリア・デ・エギアルテ
教会
マリア・ルイサ・アニード(1907-1996)はミゲル・リョベート(1878-1938)に師
事したアルゼンチンのギタリスト・作曲家・教育者。カルメン・ベセーラは
1976年スペイン、タラゴナ生まれのギタリスト。少女時代よりアニードに師事
し、70歳近い年齢差を超えて交友を深めました。

<LA MA DE GUIDO>
LMG 4006 \2180
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
同声合唱によるポリフォニー教会音楽
おお、聖なる宴よ
[O Sacrum convivium - Mens impletur gratia](モテット)
二人のセラフィムが[Duo seraphim - Tres sunt](モテット)
マニフィカト第7旋法第2番[Magnificat Septimi toni no.2]
われは信じたり[Credidi](詩篇115)
われ主に感謝せん[Confitebor](詩篇110)
主をたたえよ、僕らよ[Laudate pueri](詩篇112)
主をおそれる者は幸いなり[Beatus vir](詩篇111)
めでたし、殉教者たちの花よ
[Salvete flores martyrum - De innocentibus](賛歌)
極悪なる商人ユダは[Judas mercator pessimus](レスポンソリウム)
暗くなりて[Tenebrae factae sunt](レスポンソリウム)
不敬の者はイエスを引き渡し[Jesum tradidit impius](レスポンソリウム)
おお、道行くすべての者よ[O vos omnes](レスポンソリウム)
マニフィカト第6旋法第2番[Magnificat Sexti toni no.2]
主よ、われは値せず[Domine non sum dignus - Miserere mei](モテット)
おお、天の王を[O Regem caeli - Natus est nobis](モテット)
ホセ・ルイス・ビセンテ(指揮)
リュイス・ヴィク・ヴォカーリス
ペドロ・カストロ、イグナシ・デ・レケリカ、
ヘスス・ルイス・デ・センサーノ、
ビセンテ・アブリル、サンティアゴ・アブリル、
リカルド・サンフアン(テノール)
マルク・ソラーノ、ホセ・ルイス・ビセンテ、アントニオ・サブーコ、
ルイス・ビセンテ、シモ・マルティ、イグナシ・マルティ(バス)
録音:2005年5月7-9日、スペイン、バレンシア大学サピエンシア礼拝堂
テノールとバスのみの男声合唱による演奏。地中海地域の教会で行われてきた、
童声や男性ファルセットを用いない演奏習慣に則っています。

<MEMORIES>
MR2077/78 2枚組 \3380
モノラル
ヴェルディ:レクイエム
フリッツ・ライナー指揮
シカゴ・リリックオペラ管、合唱団、
レオニー・リザネク(S)、レジーナ・レズニク(Ms),
ダヴィッド・ロイド(T),ジョルジオ・トッツィ(Bs)
1958年4月3日シカゴ・リリック・オペラにおけるライヴ
巨匠ライナーは、デッカにウィーンフィルとこの曲を晩年にスタジオ録音し
ておりますが、異形とも言える遅いテンポで荘重に鳴らしきった怪演として
定評があります。当ライヴは、それよりも5年ほど前シカゴ響音楽監督在任中
に同地の名門オペラハウス、シカゴ・リリック・オペラに客演した珍しいラ
イヴです。遅いテンポは相変わらずで、物々しさもそのままです。オペラ・
ハウスでのコンサートゆえに独特の音響に特徴があります。リザネクの名唱
が聴き物です。トッツィはデッカ盤でも歌っており、ライナーの厚い信用が
窺い知れます。

MR2079/80 2枚組 \3380
モノラル
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(セル指揮NYP,1955年12月4日)、
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(ワルター指揮NYP、1941年2月2日)、
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(ミトロプーロス指揮NYP、1945年12月11日)、
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲(タクセン指揮デンマーク放送響、1956年10月4日)
ヨゼフ・シゲティ(VN)
求道ヴァイオリニスト、シゲティによる究極の名協奏曲ライヴ。共演者も豪
華そのものです。セルが律儀できりっとした伴奏で支えるモーツァルトも謹
厳そのもの。ワルターとはセンチメンタリズムすれすれの絶唱。ベルクは深
刻でかつここまで美しい演奏は他にないのでは?もちろんミトロプーロスの
狂ったようなオーケストラ・ドライヴも凄いの一言。そして、ベートーヴェ
ンも儀式のような厳かさが光ります。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0052 \2415
チャイコフスキー:交響曲第4番
(Jan,Feb,1951 rec/英EMI ALP-1025)
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ-ワルツ
(2,Feb,1950 rec/伊EMI QALP-10250)
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ-終曲
(2,Feb,1950 rec/伊EMI QALP-10250)
フルトヴェングラー
ウィーン・フィル
フルトヴェングラーが残したチャイコフスキーの録音は少なく、交響曲第4番
と第5番(DCCA-0047)が1種類、交響曲第6番「悲愴」が2種類、そして今回カッ
プリングに用いた弦楽セレナーデよりワルツと終曲が1種類と極めて少ないの
が残念です。今回収録した交響曲第4番は、EMIがスタジオ録音(録音場所はム
ジークフェライン)として取り組んだもので、収録日が複数日採られている事
から、この録音に対する完璧な姿勢がうかがえます。それだけに演奏には無駄
がなく、演奏そのものにもフルトヴェングラーの意思が大きく反映されている
と思われ、テンポを自由に動かしセッションと言えどもライヴに近い感覚の非
常にスケールが大きく仕上がっています。また、当時のウィーン・フィルの力
量は素晴らしくやはりフルトヴェングラーとの相性が良かった事が演奏から伝
わってきます。交響曲4番も素晴らしい出来ですが、弦楽セレナーデも素晴ら
しいで出来です。
録音日は一般的に知られている日を明記しております。ご了承下さい。

modoru