禁断の林檎（その２）：

Apple Musicをいろいろ試行しているが、これは美味なる果実か、はたまた禁断の毒林檎か、、、

Eversolo DMP-A6のファームウエアがかなり短いスパンにてV1.3.23へと上がった。内容としてはマイナーなバグ修正のようだがここまでしっかりと機能改善を含めた 対応 をしてくれるのはユーザーとしては非常にありがたいこと。

V1.3.18からビルトインサービス化されてNativeのオペレーションでApple Musicが聴けるようにはなっているのだが、やはり一番のネックは44.1KHzまでのサンプルレートになってしまうことだろうか（推察ではあるがフォーマット的にはAAC256Kかもしれない）。ハイレゾ音源も既に沢山あるせっかくのストリーミングサービスなのでどうしてもそのままハイレゾで聴きたくなってしまい、結局使うのはほとんど従来のスタイルの再生方式。この所謂エミュレータ方式（Apple Music APKを使う方式）であってもiPAD等からのリモコン操作も可能なのだが、この場合は残念ながらレスポンス速度的には今ひとつ。

そのような事情もあって、基本としてはまずApple MusicのプレイリストをPCあるいはiPADの純正ソフトウエアをベースに検索して数種類作成してしまうことにした。こうしておけば、Eversolo Controlからのリモコン操作はプレイリストの選択、トラックの選択だけになるのでレスポンスに係わるストレスは半減されるので、まぁ当面こんなやり方で良いかなと。

なお重要なポイントは「音源そのもの」でもあるので、AmazonやQobuzには無い音源にどうしても注目が行ってしまう。拙ブログの掲示板にてご教授いただいた限定音源（コンセルトヘボウのライブ）はとても素晴らしく、これに類する音源のプレイリストを早速作成しているのだが、以下にお気に入となったものを少々紹介しておく。

Royal Concertgebouwの限定音源は文字だけのカバーアートでちょっとそっけない：（いずれも24/96）
（注）Amazon、Qobuzでもこの音源を探してみたが発見できず（紹介いただいた通りApple限定音源に良いものが、、、）

新しい録音なのかどうかクレジット等はないので判らないが、音の自然さや鮮度を考えると比較的新しいものではないかと思う。ライブ録音のせいか、音が素直（編集や加工が少ない？）で好感が持てるもの。これらのライブ音源をハイレゾ（24bit/96KHz）で堪能できるのはやはりストリーミングならではであろうし、その恩恵を考えればつくづく良い時代になったんだな～と（今更でもあるが）感慨深い。

同様な音源として、ロスアンジェルス交響楽団のライブ音源（特にGustavo Dudamel指揮）もお気に入りであるが、こちらはAmazon等でも聴ける（同様に24/96）ので、あわせて記しておく。

Apple自体は「Apple Classic」というサービスカテゴリを立ち上げており、クラシック系の音源にも相当力を入れているものと思うが、これはまだほとんど把握できてはいないので今後音源探求における期待値大。また、これらの音源を含めてEversoloで楽しめる、というのは実のところかなり美味しいかも。従来はPC（あるいはMac）での再生、iPAD/iPHONEからのAir Playによる再生等々なので、我が家のオーディオ環境では十全とは云えなかったこともあり、この点が解消されることを考えると評価は高い。ネットワークストリーマ―でApple Musicを聴きたい場合には待ち望まれた機能だと思うし、Eversolo DMP-A6はそれに充分応えてくれていると思う。