ビックラゲーション(1978/7) | ビックラゲーション(1978/8) | |
<最優秀賞> <優秀賞> ○今度新しく1年生になったばかりだと思われる小学生の男の子が、学校の目の前の横断歩道まで見送りにきていた母親に「しっかり渡んなさいんなさいョ!」とどやしつけられ、緊張のあまりか横断歩道を渡った後も手を上げて歩いていた 北野真由美(東京都) ○ヨーカ堂で215円のノートを買い220円を出したら「おしらべください」といっておつりを5円くれた 大川昌宏(東京都)18歳 <佳作> △日本航空のツルのマークが誰よりも早く「ナーンチャッテ」をやっていた △うちのおばあちゃんは、みんながいると死にそうな顔して「もうだめだ」と言い、ぼく一人になると急に元気になる 岡本幹哉(石川県)15歳 <通常取り扱い作品> ▲心臓手術が終わって胸を見たらハリガネが2本出ていて、どうするのかと医者に尋ねたら「もし心臓が止まったら乾電池でパチパチッとやるの」と言われた 小林タコ(東京都)30歳 ▲大学のエレベーターが故障し、中に閉じこめられたので非常用の電話を使ったが誰もでてくれなかった ▲VANのトレーナーを着て歩いていたら、トラックの運ちゃんがマイクで「おーい、そこのVANのシャツ着ているヤツ、会社つぶれたぞー」と言った ▲4つの男の子に胸にしがみつかれて、若い男の子にしがみつけられているような錯覚にとらわれ陶酔した ▲友達が世良公則のまねして歌をうたってて、筋違いを起こした 近江俊正(宮城県)19歳 ▲おばあちゃんが持病のダッチョが出て寝ていたら3歳の孫が「ウチのおばあちゃんね、ラッキョが出て寝ているんだよ」とオトナリのおばちゃんに話していました ▲幼稚園に入園したイトコは用をたしたあとお尻を母に見せるが、その母親は「もう幼稚園だから自信をもちなさい」と励ましていた ▲うちの大学の校章の裏を見たら「恥を知れ」と書いてあった J・P(東京都)18歳 ▲朝、マラソンをしていたら中学生がいたが、母親が一緒につきそって走っていた ▲僕が行っている風呂屋の湯舟の温度計は80度まであり、そこまで行った形跡がある ▲中年のおっさんがパッソルに乗っていきがっていたら通りかかった警官に呼び止められて「このバイクは足をそろえて乗るんだ」とおこられていた ▲僕の母の友達の夫が死んで、埋葬の時、そこの家の人達が家にお骨を忘れてきて、親戚一同お墓の前で大笑いした 古宮志孝(千葉県)18歳 ▲満員電車に乗った時、僕の横で本を読んでいた人は降りるまで約40分間、一度もその本のページをめくらなかった 蛭川雅充(愛知県)16歳 ▲私の部屋からすぐの所にハシゴがいっぱいかかっているのを見て「お前は嫁入り前に襲われる」と母が言った |
<最優秀賞> <優秀賞> ○鈴木あつ子さんは、小鳥に逆毛をたてたらさぞ可愛いだろうと思い、掃除機吸い込み口を小鳥の頭にあててその鳥を吸い込んでしまった ○アホで有名な千景は朝のラッシュの中、電車が急停車したのでよろめいて、近くに座っていた男子学生の片足に前向きで馬乗りになって腰かけてしまった 福田浩子(東京都) <佳作> △近くの石屋で、先着50名に限り墓石の割引をやっていた 河村裕子(秋田県) △親友のやっちゃんは、議員会に出席した時アコガレの中野くんが委員長をしていく時に「わたしは」と言おうとしてアセって「わしゃあ!」と言ってしまって、みんな笑わなかったので余計みじめだった 若原靖恵(愛知県) △三菱銀行のキャッシュカードで間違えて500万円とおしたら、機械がうなって係員が飛んできた △ネズミの解剖実習で、終わったらビニールに入れて口を輪ゴムでしばって持ってくるように言ったら、ネズミの口に輪ゴムをかけて持ってきたアホな子がいた 高橋理恵子(埼玉県) <通常取り扱い作品> ▲友人の浅野君代さんは自分で教科書の表紙に「君代さんへ さだまさし」とサインを書いて自己満足にふけっている 宮本俊子(愛知県) ▲ブリーフ姿で長い間便所で頑張っていた兄貴のお尻の下の方には洋式便所の丸い跡がしっかりついていた ▲いとこがマクドナルドへバースデーサービスのカードを持って行ったら「マクドナルドのお友達がいらっしゃいました」といって拍手で迎えられたそうです ▲お父さんが晩ごはんのあと、おはしを持って背中をかいていたからお母さんが「まあ、あなた、きたない」というと、お父さんは「いや、ふいた」と言った ▲地下鉄の四谷3丁目の駅で、改札のおにいさんに両替をたのもうと思って500円札をだしたらしっかりパンチを入れられた 毛利雅弘(東京都)18歳 ▲姉あてに送り主不明で山口百恵のコンサートの券がきたので、僕が代わりに行くと、隣に座った男の人が「ガビーン」とつぶやいた ▲財布を落としたので交番へ行ったら、調書をとられたあと「今、少し暇ある?」と聞かれたので素直に「ハイ」と答えると、姓名判断と手相を見てくれた ▲20歳の誕生日の前日の夜中、何もすることがなくてなわとびをしてしまった 染木節子(東京都) ▲おままごとで、いつもお母さん役をやらせてもらえないメイっ子が「今日、お母さんは死んじゃったことにしよう」と言っていた ▲英語のS先生が戦争の話をして「私があの時。南米へ行っていたら今の私はなかった」と言った時、一瞬生徒会長の口から「おしい…」という言葉がもれた |