紅白川柳合戦

1976年10月号から1978年4月号まで続いたコーナー。
毎月季語ならぬ奇語を決め 、それについて面白くひねった川柳を作るというもの。
男女を紅組、白組と分けて対戦させ、多く載った組が勝つ仕組み。
勝ったからどうだというものでもなかったが、雅号が毎回作品にそったものをつけられていてその妙がおかしかった。担当は日下部Mだった。

 

この月の奇語=つゆ

紅組 白組
最優秀賞 鼻つゆは垂れさだまりて静なり
古藤小夜子(神奈川県)
野放ズ ひと露をこらえきれずに父となる
脳天気三宅(大阪府)
変人
つゆになり私はそばになりました
野口祐子(千葉県)
回文士 梅雨時は酒飲みの今朝吐きど憂鬱
中山明彦(東京都
傍観者 熱弁やつゆ飛ぶさまもいとおかし
蠍佳 (和歌山県)
達人 かけそばのおつゆにうつるおかめな 
宮原憲一(東京都)
痴女 よく濡れて夜つゆも今夜もありがとう
はりさかちえこ(宮城県)
  その他省略

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