特集:君の窓から地球は見えるか

“地球の上を小さな区画に切りとって、そのまた小さな区割りのひとこまに僕たちは生きている。食べ、眠り、そして泣き、笑い、恋をして、嘆き、別 れる。メラメラと単調につらなった、そのひとこまの中で飽満し死んでゆく。こんなみあきた今日におサラバしよう。〜中略〜 窓を開けることから1日が始まるように、ビックリハウスも、まず窓について考えることから出発しようと思う。毎日見ている都会の灰色の風景を、イマジネーションによって変革するんだ。”テナコトが口上として書かれている。おサラバしようは懐かしい言葉だ。ここでは、ガウディやグロピウスなどの変わったかたちの窓写 真を掲載。粟津さんの家の窓ってのもあるが、初めての読者にはわからんだろが。
 次のページではTHROW MY OUT WINDOW・・と題して映画の窓、シンキングバルーン、びっくり博士の言語学的窓などがある。シンキングバルーンは吹き出し窓のことで、ボブ・ディランやポール・マッカートニー、オノ・ヨーコなどに歌詞やセリフを語らせている。 
  最後のページは「ごく短いマドメルヘン」。世界のおとぎ話のショートコラージュを、お月さまに語らせている。また、窓に伴う犯罪について警視庁防犯部の警部さんにインタビューしている。でも、ライターでガラスを熱し冷たい雑巾をあてると簡単に穴があくって、教えてくれている。
 

扉が目次になっていた。創刊号、タウンライフ・グローバリズム。また、表紙もそうだが、ビックリハウスのロゴが今と違う。

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